Y・E・Aナンバーには超注意!? その意味と米軍車両

あなたはナンバープレートにY・E・Aと書かれた車を見たことがありますか? 米軍基地周辺、特に沖縄でよく見かけられるこのY・E・Aナンバーの車ですが、知らない人は気を付けた方が良いです。 そこでこの記事では、Y・E・Aナンバーとは何なのかご紹介していきます。

Y・E・Aナンバーには超注意!? その意味と米軍車両のイメージ

目次

  1. 1沖縄ではY・E・Aナンバーの車両に要注意?
  2. 2Y・E・Aが書かれたナンバープレートを付けた車とは?
  3. 3Y・E・Aナンバーの由来
  4. 4実はY・E・Aナンバー以外にも多くの種類が存在する?
  5. 5Y・E・Aナンバーの車両と事故を起こすと面倒?
  6. 6危険なのはY・E・Aナンバーだけではない?
  7. 7Y・E・Aナンバーは色々と免除される?
  8. 8Y・E・Aナンバーは軍公用車ではない
  9. 9実際のY・E・Aナンバーとの事故事例
  10. 10終わりに

沖縄ではY・E・Aナンバーの車両に要注意?

出典: http://okinawan-dream.blog.jp

この画像の車のように、「Y・E・A」のどれかの文字が書かれたナンバープレートを目にしたことはありますか?
沖縄や横須賀、三沢などでよく見られます。
知らなかった方はこのナンバープレートを付けた車には注意をしましょう。
この記事ではこのY・E・Aのナンバープレートを付けた車についてご紹介します。

Y・E・Aが書かれたナンバープレートを付けた車とは?

出典: https://twitter.com

実は、これらY・E・Aのナンバープレートを付けた車は駐留米軍車両です。
ただし駐留米軍車両とは言え、Yナンバー等はあくまでも米軍関係者の私用車です。
そのためYナンバー等は米軍基地が多い沖縄や横須賀、三沢などでよくみられるナンバーですね。
その中でもYと書かれたナンバープレートの車は、日本国内で調達された駐留米軍車両です。
Y・E・Aナンバーの中でもYナンバーは最も車両数の割合が多いです。

出典: http://www.rimpeace.or.jp

こちらはAナンバーの駐留米軍車両です。
Yナンバーの車両数と比較するとかなり少ないです。
このナンバープレートは軽自動車および125㏄超の自動二輪車に装着されます。
(125ccではなく251cc以上、つまり250cc超の車両に装着されるとの記述もあり)

出典: https://ameblo.jp

こちらも同じくAナンバーの駐留米軍車両です。
こちらは軽自動車ではなく自動二輪車のAナンバーです。
ちなみに125cc以下の自動二輪車にはBナンバーが装着されるそうです。

出典: https://ameblo.jp

こちらはEナンバーの駐留米軍車両です。
Eナンバーは日本国外から持ち込みまたは輸入された駐留米軍車両につけられます。
さらに非課税車両でもあるようです。
わざわざ国外から持ち込むのは時間もお金もかかると予想されるので、比較的階級の高い人が乗っている可能性が高いです。
そのこともあってか、Yナンバーと比べて車両数は結構少ないです。

Y・E・Aナンバーの由来

出典: http://chottomukashi.ti-da.net

駐留米軍車両に装着されるこれらY・E・Aナンバーの由来ですが、諸説あるようです。

・Yナンバーの由来
「Y」の由来ですが、「ワイナンバー制度が横浜の税務署で始まったからYナンバーになった」という説が個人的に最も有力と思われます。
「よ」ナンバーも同様の由来とされています。
その他にもヤンキーが由来だとか、米軍車両についてたイエローナンバーが由来とする説もあります。

・Aナンバーの由来
「A」の由来は、アメリカンのAとする説があります。
アメリカの民間車両のナンバーは軽自動車のように黄色のナンバーを付けているので、このように考えられていると思われます。

・Eナンバーの由来
「E」の由来はExport(輸出)のEであるとするのが最も有力のようです。
非課税であることからExemptのEではないかという記述も多く見られます。

出典: http://www.imgrum.org

実はY・E・Aナンバー以外にも多くの種類が存在する?

出典: https://blogs.yahoo.co.jp

実はY・E・Aナンバー以外にも似たようなナンバーが存在します。
Y・E・Aを含めた駐留軍人軍属使用車両等には「H」「K」「M」「T」「よ」などがあります。

ちなみに、自動車登録規則第13条第3号においてこれらYナンバーなどについて記述があり、「日本国籍を有しないものが所有する自家用自動車で、法令の規定により関税又は物品税が免除されているもの及び別に運輸大臣が指定するもの」と書かれています。
また、自動車登録規則第13条第3号には「A」「B」についての記述がありません。

出典: http://blog.livedoor.jp

この画像のように、沖縄にはYナンバーどころか、そもそもナンバープレートを付けていない軍用車両も存在します。
車間距離を長めにとることをおすすめします。
そもそもナンバーがついていない車両って、公道を走っても良いのでしょうか?

Y・E・Aナンバーの車両と事故を起こすと面倒?

出典: http://www.irasutoya.com

沖縄県民の方にYナンバーの話をすると「Yナンバーには気を付けろ」と口をそろえて言うそうです。
沖縄ではYナンバーの車両を運転する米軍関係者が多少乱暴な運転をする傾向にあるというのもありますが、Yナンバーの車両と事故を起こすととても面倒くさいことになります。
この場合、日本の警察の他に米軍の警察のような人達も駆けつけてきます。
ワイナンバー制度では、Yナンバーを取得するには任意保険に必ず加入しなければいけないのですが、なぜかYナンバーの車の運転手が加害者だとしても相手側から保険が下りない可能性があるのです。
Yナンバーの車が公務中だった場合は治外法権となり、そのまま身柄が米軍に引き渡されてしまいます。
この治外法権のせいで、Yナンバー相手では保険が下りないのかもしれません。
沖縄でY・E・Aナンバーを見かけたら近づかないように気を付けましょう。

出典: http://minuma-2doro.jugem.jp

危険なのはY・E・Aナンバーだけではない?

出典: http://kchan.ti-da.net

さて、ここまでY・E・Aナンバー、ワイナンバー制度についてご紹介しましたが、実は沖縄で注意すべき車両はY・E・Aナンバーだけではありません。
実は沖縄県民の車も危険なのです。
具体的にどういうことかというと、沖縄県民の方で任意保険に加入しているのはほぼ50%で都道府県別で見るとワースト1位なのです。
つまり沖縄では、2台に1台は事故に巻き込まれても保険が下りません。
ワイナンバー制度のためにY・E・Aナンバーに注意するべきというよりは、沖縄での車の運転には注意するべきということでしょう。
沖縄へ行く際にはYナンバー、沖縄県民が運転する車の両方に十分気を付けてください。

Y・E・Aナンバーは色々と免除される?

出典: http://jidoushabanchou.seesaa.net

このワイナンバー制度、税金面でとにかく優遇されています。
これらのYナンバーやAナンバーは自動車税が国民の2割、ガソリン代に含まれる税も免除となっています。

・具体的な自動車税の額
3ナンバー、8ナンバーは19,000円
小型自動車は7,500円
軽自動車は3,000円
125cc以上の自動二輪車は1,000円
125cc以下の自動二輪車は500円

ちなみに日本の自家用車に対する自動車税は他の国と比べてかなり高額に設定されています。
おそらくこの高額な税金が理由でYナンバーは税金面で優遇されることになったのではないでしょうか?
日本人から見たらかなりの優遇ですが、Yナンバーくらいの額がアメリカにとっては普通なのかもしれません。

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Y・E・Aナンバーは軍公用車ではない

出典: http://www.pictame.com

ワイナンバー制度が適用されたY・E・Aナンバーの車両は、あくまでも米軍関係者の私用車です。
米軍の公用車の場合は専用のナンバーがついています。

出典: http://afosi.exblog.jp

こちらはUS NAVY、つまりアメリカ海軍の公用車です。
このようにナンバーの上に「US NAVY」と明記されています。

出典: http://blog.goo.ne.jp

こちらは「US AIR FORCE」、アメリカ空軍の公用車ですね。

実際のY・E・Aナンバーとの事故事例

出典: http://illustrain.com

それでは実際のYナンバーの車との事故事例を見てみましょう。
ここでご紹介する沖縄でのYナンバーとの事故事例は2009年と少し古いです。
とはいえ状況は現在でも大きく変わっていないと考えられるので参考になるかと思います。

私の息子も、Yナンバーの車に追突され、相手のアメリカーは任意保険に入って無く、息子達のツーリンググループに囲まれ、知り合いを呼び出し、知り合いから30万を借り、「今日の処はこれで勘弁してくれ。残りは後日払うから」と言い、知り合いの連絡先を渡したそうです。しばらくしても連絡が無いので、連絡先に行くと、その知り合いもカンカンに怒っていて「本人は、使用不能になった自分の車を放置してアメリカ本国に逃げ帰っている!」「自分が貸したお金も返していない!」との事でした。結局、修理代が40万程かかりましたので、残りは、私が出しましたよ。私がこの事を知ったのは、5ヶ月後の事で、私が、この事情を早く知っていれば何らかの手立てがあったのでは?と思いますが、警察は、民事不介入が前提だし、弁護士を立ててどうのこうのでは、すごくお金がかかりそうなので、主観として、Yナンバーとの事故で被害者になった場合、「泣き寝入り」になる可能性が大きいのではないでしょうか?アガーアガーさんが言われている通り、沖縄県は特に植民地状態だと私も思います。後日、ひょんなことから、アメリカーの知り合いの方と会い、そのアメリカーは、本国で刑務所に入っていることを知りました。

出典: http://illustrain.com

1つ目の沖縄での事故事例ですが、これはYナンバー側に過失がありますね。
しかもワイナンバー制度では任意保険に加入しないとYナンバーは取得できないはずなのに任意保険に入ってないと言ってますね。
嘘をついたのか本当に任意保険に加入していなかったのかはわかりませんが、このようなアメリカ人もいるようです。

1年程前ですが、私も米軍人車輌に信号待ち中に後ろから追突された事があります。(被害は、6万ほどのカスリ傷程度でしたが) 私が加入している保険会社と米軍人加入の保険会社との直接交渉ではらちが明かずだいぶかかり3ヶ月以上たった頃に全額支払われました。 相手側保険会社への相手からの事故受付がされていない為に支払う事ができないとの理由からでした。 結局解決の為に私側の保険会社(英語万能の方)から直接本人に事故内容確認と保険会社への受付をしない為に私が凄く困っているが、このままだとあなたの所属する部隊(上司への)報告をする事になるがどうすれば良い?的な交渉をしたとたん本人が事故受付をしてくれたのでそれからはスムーズでした。 いろんなケースがあると思いますが、私加入の保険会社はこれまでもいざというときに何度となく家族が助けられていますので保険料が安くても他者へは、移れません。

出典: http://publicdomainq.net

2つ目の沖縄での事故事例もYナンバー側の過失ですね。
1つ目の事故事例のYナンバーほどたちが悪いわけではありませんが、米軍人が事故受け付けをしなかったために保障を受けるまでに3ヵ月以上もかかっています。
なぜ米軍人側は事故受け付けをしなかったのでしょうね?

私の姉も以前、信号待ちで止まっている時に後ろからスピードを出し過ぎて止まることのできなかった米兵に追突されたことがありました。その時は姉にケガなどはなく、車の後ろの辺りが破損しているくらいですみました。 私が英語が話せるので姉は私と警察をすぐに呼んだので、私も到着してすぐにその米兵と直接話しましたが、その時も米兵は「私は任意保険に加入しているからあなたのお姉さんの車の修理代もちゃんと保険会社が払ってくれるから安心して」と言ってたので、後で車の修理屋で見積もりを取って保険会社にFAXで送信することになりました。  しかしその後、修理屋から米兵の加入している保険会社に見積もりの件で連絡したところ、保険会社いわく本人が自分には過失がまったくないので払いたくないと言っているのでこちらも本人の了承なしには支払うわけにはいきませんと言われました。 その後米兵とも連絡がとれず、結局は私の姉も自分で修理代を全部払うことになりました。 それから約半年後に今度は私の友人も米兵との車の事故にあったのですが、その軍人も任意保険に加入していたのでちゃんと修理代を出すと言っていたみたいですが、後で保険会社に連絡すると私の姉の時とまったく同じようなことを言われ、その友達も全部自分で負担することになりました。 私が友達にその軍人の加入している保険会社の名前を聞いたら、私の姉と事故を起こした米兵と同じ保険会社でした。 私がそれを聞いて思ったのが、いくらアメリカ兵とはいえ中には本当に親切なアメリカ人の人もいるのに、保険会社が毎回同じ対応(本人が嫌と言っているので支払えません)になるのはおかしいんじゃないか?と思いました。 保険会社にはあまり詳しくないですが、私の姉の場合は停車している時に後ろから追突されたのでほぼ10対0で米兵が悪かったにもかかわらず、「事故を起こした米兵が過失を認めていないから払えない」ということだけで終わってしまう保険会社の対応もちょっとひど過ぎると思います。 これが日本人同士なら、相手がたとえ任意保険に加入していなくても住所が分かれば直接こちらから当人と交渉することも訴えることもができますが、基地内に住んでいる米兵だとこちらからは直接交渉することが難しいし、米国へ逃げられたら治療費や修理費の回収がほぼ不可能になってしまうのが現状です。 沖縄の大学に米軍のヘリコプターが墜落しても日本の警察の立ち入りが拒否されたぐらいですから、米軍関係者との事故とかがあった場合に日本の警察もそこまでは頼りにならないので県民の人が不利な状況にあるのはあきらかです。 一日でも早く日米地位協定が見直されるのを願っています。

出典: http://www.nikkori-sinkyuseikotsu.com

3つ目の沖縄でのYナンバーとの事故事例は2つ目とほぼ同様の事例です。
必ずしも全てのYナンバーがこのような対応をするわけではありませんが、可能性は高いと見ていいのではないでしょうか?
沖縄を訪れた際はYナンバーに十分注意しましょう。

終わりに

出典: https://blogs.yahoo.co.jp

いかがでしたか?
今回はワイナンバー制度、Y・E・Aナンバーについてご紹介しました。
沖縄へ行く際は十分にお気を付けください。
もちろんY・E・Aナンバーだけでなく沖縄県民が運転する車にも。
仮に事故に巻き込まれてしまったとしても、今回ご紹介した事故事例を参考にして切り抜けましょう。

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