【VOGUE】ヴォーグダンスってなに？オカマっぽい不思議なダンス動画まとめ

かなり特徴的で不思議な雰囲気を持つVogue（ヴォーグ）。
そのルーツに迫ります！

出典: https://www.vogue.co.jp

Vogue（ヴォーグ）、またはVogueing（ヴォーギング）は1960年代に「ボール・ルーム」と言われるラテン系のゲイカルチャーから生まれたクラブダンス、ストリートダンスです。
手や足の角度やキレのあるポーズ、そして身体と一体化したようなポージングが特徴的です。

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非常に様式的なダンスとして有名なVogueing（ヴォーギング）ですが、その名前がついた理由は、世界的に有名なファッション誌「Vogue」のポーズに非常に似たポージングを取ることが由来です。
いわゆる「ジョジョ立ち」も非常にVogueを参考にしていると言われていますが、ジョジョ立ちみたいなポーズににていると言った方がイメージしやすいかもしれません。

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ゲイカルチャーからVogueing（ヴォーギング）が生まれたということは先ほども書きましたが、元々黒人系ドラッグクイーンによって生み出されました。
Vogue誌などの少し気取った白人女性を真似てダンスに取り入れたものが「Vogue（ヴォーグ）/ Vogueing（ヴォーギング）」です。
「オカマっぽい」という印象を受けるのも、そういった部分が影響するのでしょう。

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非常に繊細な部分を持つ話題ですが、わかりやすさを重視してザックリと説明したいと思います。
ものすごく雑に言うと、ドラッグクーインとは「オカマ」です！
オカマというと、ピーターさんやマツコデラックスさんなど様々な人を思い浮かべると思いますが、ドラッグクーインはただのオカマではありません。
オカマというと、つまり見た目や心が女性の男性を指しますが、ドラッグクーインと言った場合のオカマは過度に派手な女性感を前に出したオカマを指します。

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そんな、過剰に女性感表現するドラッグクーインがVogue誌に掲載されているような女性モデルをイメージしたVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）というダンスを生み出したのはごく自然なことだったのかもしれません。

Vogue（ヴォーグ）/ Vogueing（ヴォーギング）を世界的に一躍有名した楽曲があるので、まずはその楽曲から観てましょう。

Vogue（ヴォーグ）/ Vogueing（ヴォーギング）を世界で一躍有名にした楽曲があります。
その楽曲とは、1990年にマドンナが発表した「Vogue」です。
曲名からもVogue（ヴォーグ）/ Vogueing（ヴォーギング）に焦点を当てていることがわかるのですが、この楽曲のミュージックビデオは当然ヴォーグダンスが踊られています。

ダンサーとともに特徴的な手のポーズなどを撮っていますが、これがまさにVogue（ヴォーグ）です！
ジョジョ立ちっぽいこのポーズがVouge誌のモデルをモチーフにした動きなのです。

マドンナの「Vogue」が発表される前年にはセックス・ピストルズの仕掛け人として知られるマルコム・マクラーレンもVogu（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）を題材にした楽曲を発表しています。

この楽曲のミュージックビデオでもVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）のダンスが採用されています。
マルコム・マクラーレンが発表したこの曲はビルボード1位を獲得するなど、ポップミュージックでVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）は知られていきました。

ここまで紹介したミュージックビデオのダンスは割とキレイなダンスでしたが、本場のVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）は結構激しいです。
ダンスバトル形式もたくさんあるので、まずはバトル中心に紹介してみましょう。

セーラームーンの格好をした女性（？）とミニスカートの男性によるバトル動画です。
観ていただくとわかるのですが、激しい動きに加え、ものすごい勢いで倒れこんだりしています。
対戦相手と接触もして白熱している様子が動画から伝わってきます。
生で観たらかなりの迫力があることは間違い無いでしょう！
ちなみに、この倒れこむ動きは現在のVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）の特徴の一つです。

先ほどの動画と同様、かなり激しく倒れこんだり、キレッキレのポージングでかなり派手です。
それ以上に、出場しているダンサーの距離の近さがすごい…！
相手の上に倒れこんだり、足が顔にあたりそうになったり、あたりそうになった足を持ったりとやりたい放題です。
ダンスバトルの中でもかなり戦闘的な部類なのではないでしょうか？

こちらもVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）のバトル動画です。
この動画を見ると、衣装がかなりファッショナブルなことが伺えます。
踊りの激しさだけでなく、衣装も重要なポイントです。
Vogue誌が由来ということもあり、かなりスタイリッシュな衣装も楽しめるのがVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）だと言えるでしょう。

ここまで、バトルのVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）を紹介しました。
バトルはかなり激しく戦闘的なことが特徴的でしたが、今度はショーケースのVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）を紹介したいと思います。

ショーケースのVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）はバトルに比べてかなりスタイリッシュです。
倒れこむような動作はありませんが、こちらの動画では手を使ったポージングが印象的なダンスとなっています。

こちらの動画では女性が踊っていますが、手足や腰の動きが非常にセクシーで女性的です。また、Vogue誌のポーズ（ジョジョ立ち）をイメージさせます。
Vogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）の特徴的な動きの一つである倒れこむ振りも入っていますが、バトルに比べて激しさよりもセクシーさを前面に出している印象です。
ドラッグクイーンは過剰に女性的な部分を出しているカルチャーですが、そういった部分がダンスにも受け継がれているのでしょう。

アメリカのポップミュージックとともに世界的に有名になったVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）ですが、もちろん日本にも上陸しています！

こちらの動画はVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）のワークショップの光景ですが、ものすごくキレッキレな動きです。
参加している生徒の人数からもわかりますが、ヴォーグダンスは日本でも注目され、多くのダンサーが取り入れています。

ある意味日本らしいと言える変わり種の動画も紹介します。
大人気ゲーム「艦隊これくしょん」に登場するキャラクター「ビスマルク」と「プリンツ・オイゲン」を3DアニメーションにしてVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）を踊らせているMAD動画と言われるファンアニメーションです。
オタク文化にも入り込んでいるVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）の影響力は絶大と言えるでしょう。

世界的に有名なAyaBambiという日本人女性ユニットをご存知でしょうか？
かなりカッコイイダンスユニットなので紹介したいと思います！

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AyaBambiは、振り付け師兼ダンサーのAya Sato（アヤ・サトウ）とダンサーのBambi Naka（バンビ・ナカ）によって構成される日本を代表する女性ダンスユニットです。
また、彼女たちはレズビアンカップルでもあります。

出典: https://www.pinterest.jp

2014年の紅白歌合戦では、椎名林檎と共にVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）をふんだんに取り入れたダンスを披露し「あのダンサーは誰！？」と大きな話題を呼びました。

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余談ですが、マドンナのMVにも出演を果たし、振り付けなどもしています。

実は、先ほど紹介したワークショップの動画の講師をしているのがAyaBambiです。
ここでは、AyaBambiのダンスをさらにフィーチャーしたいと思います。
こちらの動画はSnakehipsのForever (Pt. II) ft. Kaleem Taylorのミュージックビデオです。
この動画はなんと630万再生という驚異の数字です。
AyaBambiが世界的に有名な理由もよくわかります。

こちらの動画はAyaBambiの様々なダンス動画をMIXしています。
一気に見れるのでわかりやすいかと思います。
キレのある動きと手や姿勢など細やかの動きの組み合わせで、非常にレベル高いですね！

ここまででVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）について紹介してきました。
最初は「妙なダンス」という印象だったかもしれませんが、かなりカッコイイダンスとして見えたら幸いです。
ここには紹介していないVogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）の動画もありますし、Vogue（ヴォーグ）/Vogueing（ヴォーギング）のイベントも日本で開催されています。
興味を持った方はぜひ生で観てみてください！