アメリカ同時多発テロ事件の概要・なぜ起こったのか・陰謀説

2001年9月11日に起きた事件をみなさんは覚えているでしょうか?アメリカ同時多発テロ事件。アメリカでは人々が就業してまもなく悲劇が始まりました。まもなく16年経つ現在も、アメリカ同時多発テロ事件には陰謀論が根強く語られています。

アメリカ同時多発テロ事件の概要・なぜ起こったのか・陰謀説のイメージ

目次

  1. 1アメリカ同時多発テロ事件の概要
  2. 2アメリカ同時多発テロ事件の陰謀説
  3. 3アメリカ同時多発テロ事件の日本人被害者
  4. 4アメリカ同時多発テロ事件はなぜ起きたのか
  5. 5平和な世界を

アメリカ同時多発テロ事件の概要

風切り裂くもの|ぱくたそフリー写真素材


アメリカ同時多発テロ事件とは、2001年9月11日火曜日午前8時46分~10時28分の間に起きた、アルカイダというテロ組織による主に航空機を使った4つのテロ事件のことです。まもなく今年で16年目を迎えようとしていています。今回はこの事件について詳しく執筆していきます。

9.11


9.11とはアメリカ同時多発テロ事件の起きた日にちからとって9.11(きゅう.いちいち)と呼んでいます。しかし、2005年にロンドンで同時爆破テロがあったため、最近では『アメリカ同時多発テロ』や『9.11テロ』と呼ぶことが多くなってきています。歴史上最大規模のテロであっただけ、911という並びには多くの人がアメリカ同時多発テロ事件の事を思い出すことでしょう。

アルカイダ


アメリカ同時多発テロ事件を起こしたとされるテロ組織・アルカイダですが、1988年に組織され1989年にサウジアラビア人でイスラム教徒のウサマ・ビン・ラディンが1代目リーダーとして指揮をとっていました。1990年以降にアメリカを主としたテロを行っていて、2001年のアメリカ同時多発テロ事件はアルカイダ幹部であるハリド・シェイク・モハメドが計画したとされています。実行犯は、モハメド・アタを筆頭とする5人です。

ユダヤ人


ナチスのユダヤ人大虐殺で有名なユダヤ人。実は、およそ11世紀~20世紀の9世紀もの長い間迫害を受けてきたのはご存知でしょうか。長い間、迫害を受けた理由が以下になります。

①国を持たない
現代でこそ、イスラエルという国にユダヤ人が集まっているが、もともとユダヤ人は国に従属するという考え方をしない。2000年以上にわたって国家から迫害される側に生きてきたのであり、それに耐えられるように考え方や生活様式を発展させてきたのだから当然である。
②知識を蓄積し続ける
勉強し続ける人と、勉強を途中でやめる人の格差は自ずと広がり続ける。怠け者は、勤勉な者に勉強してほしくないと考えてしまうかもしれない。そして、生きていれば自ずと、「もうがんばらなくていいだろう」という誘惑にさらされ続けることになるだろう。
だが、宗教によって、それが必要だという発想が植えつけられ、日々の生活習慣の中に組み込まれていたならば、おそらく生涯知識の吸収を止めない。そして、人生に関わる同一の民族全員が同じ発想を持っていたら・・・?
③金銭感覚を保つ
健全な金銭感覚を保つことができない人と、できる人がいる時、資本主義社会ではその格差は無制限に拡大する。
⑤相手が主張するすべてに、保証や裏付けを要求する。そうすれば、彼自身が保証されるからである。彼らが直観を信じないのも、それが、問答無用なものであり、従って、人間をはなればなれにするにいたるからである。

出典: https://matome.naver.jp/odai/2137950327511744801?&page=3 |


国を持たないが故に、ユダヤ人の考えが孤立してしまい迫害の標的になってしまったということです。ですが、実際の現在の商業にユダヤ人の業績はとても多く繁栄されているのも事実です。時代が違えばとてもリスペクトすべき国になっていたでしょう。

そんなユダヤ人はイスラエル国を建国し、そこで暮らす人が多くなっています。そしてユダヤ教を主に信仰していますが、イスラエル国内でユダヤ教を信仰しない人は、イスラエル人と区別されています。そんなイスラエル人の一部の人たちが今度は、他の国の人々を脅かす存在となってしまっています。

アメリカ同時多発テロ事件1機目


アメリカ同時多発テロ事件の1機目とされる航空機はアメリカン航空11便という旅客機です(日本ではAA)。ボストンにあるローガン国際空港を出発。午前8時14分頃にハイジャックされ、コックピットを乗っ取られました。

午前8時23分に進路を急に南向きに変え、午前8時46分にニューヨーク世界貿易センターの超高層ビルであるツインタワー北棟に乗客81名・乗員11名を乗せた旅客機は、およそ750km/hとい速度で突入し爆発炎上しました。85-90階のフロアは全てアメリカの大手保険会社マーシュ・アンド・マクレナンのテナントでした。およそ1600人が亡くなりました。

アメリカ同時多発テロ事件2機目


アメリカ同時多発テロ事件2機目とされる旅客機は、ユナイッテド航空175便です。こちらも1機目と同じく、ローガン空港を出発後、午前8時43分頃までにハイジャックされ、コックピットを乗っ取られました。すぐにニューヨークへ進路を変え、午前9時3分に世界貿易センタービルのツインタワー南棟に突入し爆発炎上しました。

アメリカン航空11便とは違って強引な左旋回中に衝突したため、多くの階を巻き込み、死亡・負傷者が出ました。またその衝撃の強さなどから、先に衝突した北棟よりも早く南棟が崩壊しています。さらに1機目の後にビルに追突したため、多くの人が注目していて、多くの写真や映像が残っています。乗客56名・乗員9名を乗せた旅客機でした。

アメリカ同時多発テロ3,4機目


アメリカ同時多発テロ事件3機目はワシントンD.Cにあるダレス国際空港を出発したアメリカン航空77便は乗客58名・乗員6名を乗せたまま、9時38分ペンタゴン(アメリカ国防総省本庁舎)に衝突して爆発炎上しました。追突の際、機体は地面を水平に滑走していたそうです。

4機目はニュージャージー州にあるニューアーク空港を出発した、ユナイテッド航空93便は、アメリカ同時多発テロで唯一、乗客が奪還を試みたため、ハイジャックされた旅客機で突入に失敗した機体です。10時3分におよそ907km/hでペンシルベニア州郊外に墜落しました。

計画がうまくいっていたら、ワシントンD.Cのアメリカ合衆国議会議事堂かアメリカ合衆国大統領官邸ホワイトハウスに突入していたという説があります。ユナイテッド航空についてはアメリカ同時多発テロ事件愛国者エピソードとして有名になっています。

飛び降り


旅客機で追突されたツインタワーから、ものの10分程度で次々と多くの方が飛び降りたという話ですが、なぜ人々は続けて飛び降りてしまったのでしょうか。いくつかの説がありました。

①追突爆発で燃えるビルの中で焼け死ぬより、飛び降りたほうが楽に死ねると思い飛んでしまった。
②パニック状態の中で火災の煙により、地面が近く見えて助かると思い飛び降りてしまう。
③煙によって窓際に追い詰められた人により、押し出されて転落してしまった。

以上の3つが有力な説になっています。ヘリコプターで屋上からの救助もできたのでは?と言う意見もありますが、当時ツインタワーの屋上の鍵は特例で、施錠されており開けることができなかったそうです。

遺体


アメリカ同時多発テロ事件で亡くなった方を合計すると3000人超とされています。内訳は44機の旅客機の乗員・乗客が246人、アメリカ国防省で125人、世界貿易センタービルで2602人とされています。ただし、この人数は、遺体が確認された数であり誤差はあります。

このうち世界貿易センタービル内では、ニューヨーク市消防局の消防士343人、ニューヨーク市警察本部の警察官23人、ニューヨーク港湾管理委員会の職員37人が発見されたそうです。世界貿易センタービルでは24人の行方不明者がいます。

ビルの残骸に含まれていたとおよそ1100人の遺体は最後まで発見できませんでした。遺体は粉々に破壊されて散乱していて、追突の衝撃で飛ばされてしまった遺体や飛び降りた人々の遺体やその破片が近隣のビルの屋上で発見されました。

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アメリカ同時多発テロ事件の陰謀説

風になびくアメリカの国旗|ぱくたそフリー写真素材


アメリカ同時多発テロ事件は、陰謀説がいくつか存在しています。今回は2つ紹介していきます。

WTC第7ビル崩壊


アメリカ同時多発テロ事件で一番の謎となっている、ワールドトレードセンター第7ビルの崩壊。こちらのビルには、飛行機の追突も何も無い中、ツインタワーが崩壊したおよそ8時間後に突如、崩壊をしました。

公式には、ツインタワーの瓦礫による損傷と火災が崩壊原因とされています。ですが、ツインタワーからは一番離れた場所にある第7ビルは、第3~6ビルに比べて、瓦礫被害が少なく崩壊に至るほどではなかったと言います。

また、ビルの崩れ方は一般的なビルの爆破解体ととてもよく似ているのも陰謀論説の原因となっています。さらに、テロの状況を報道していたニュース番組のキャスター同士のやり取りで、第7ビル崩壊23分前になぜか、「崩壊した第7ビルの状況は?」と質問があったのも陰謀論説を強めています。

ペンタゴンに旅客機は追突していない


3機目の旅客機がペンタゴンに突撃した、と公式に発表されていますが、実際には違うと言う話も出ています。

1つは、「衝突部分とされる穴の大きさが旅客機より明らかに小さいこと」旅客機が追突したのであれば、羽が当たった部分も破損していているはずなのですが、どうやら胴体部分のみの大きさしか痕跡がないのだそうです。

2つめは、「追突時の高度や速度があまりにも低いこと」です。ペンタゴン周辺の監視カメラやリポーターの目撃情報を聞いても、形や大きさから巡航ミサイルのようだったと言われるほど。

3つめは、9.11公式委員会の委員の一人がなぜか、旅客機のことをミサイルといい間違えてしまうシーンがあるということです。ほかの現場でもミサイルは登場していないのに、なぜミサイルという言葉がでてきたのか不思議ですね。他にもニュースの映像に、突撃した旅客機の映像が出てこないなど様々な疑問が陰謀論を強める結果となっています。

アメリカ同時多発テロ事件の日本人被害者

https://www.flickr.com


アメリカ同時多発テロ事件の被害ビルとなったタワーのワンフロアに、日本の旧富士銀行が入っていました。そのため、日本人死者はビルにいた23名。旅客機に乗っていた1名の計24名となってしまいました。2004年にプレミアムドラマで、稲垣吾郎さんが被害者役として出ていました。稲垣吾郎さんが演じた被害者は親指しか見つからなかったそうです。

アメリカ同時多発テロ事件はなぜ起きたのか

宗教


パレスチナ問題(ユダヤ人対アラブ人の土地の奪い合い)で、アラブ人の国と、ユダヤ人の国(イスラエル)ができたのですが、その他にユダヤ教徒VSイスラム教徒の宗教的な対立も存在していました。そこでパレスチナは抗議運動を起こしました。

実はアメリカはイスラエルを経済支援していた為、アラブからしてみればアメリカは敵を援護する仲間にしか見えませんでした。そこからアメリカに対しても敵意が起こっており、イスラム教徒であるパレスチナ人はイスラエルに対して支援を行っているアメリカにもテロ攻撃を仕掛けたということです。

イスラム国


イスラム国というと、過激派組織として日本人も拉致被害にあっています。イスラム国にはジハード(聖なる戦)といい信徒の義務があります。アメリカ同時多発テロ事件の犯人たちもこのジハードの教えで、命を惜しまず自爆テロへと行動を移しました。また、イスラムの女性は前線で戦えないが、自爆攻撃は許されている。 また、戦闘員と性的関係を持つことも「性のジハード(聖戦)」として推奨されています。

イラク戦争


アメリカ同時多発テロ事件がキッカケでアメリカが報復として2003年3月20日に開戦したと言われています。2011年12月14日に終戦しました。アメリカ兵は4,400人が亡くなり、後遺症が残る負傷者は3万人にもおよびました。イラク自体にも、多くの傷を残し、なにも残らない戦争となってしまいました。戦争の公式理由はいかの通りです。

イラクは大量破壊兵器の保有を過去公言し、かつ現在もその保有の可能性が世界の安保環境を脅かしている
独裁者サッダーム・フセインが国内でクルド人を弾圧するなど多くの圧政を行っている
度重なる国連査察の妨害により、大量破壊兵器の廃棄確認が困難である
度重なる査察妨害によって、湾岸戦争の停戦決議である国連安保理決議687が破られている
国際連合安全保障理事会決議1154で「いかなる侵害も、イラクにとって最も重大な結果をもたらすであろう」という、湾岸戦争停戦協定破棄条件の決議、つまり最終警告がされていた。
決議1441では『最後の機会』が与えられたにもかかわらず、イラク側は査察に積極的な協力をしていない。
フセインとアルカーイダが協力関係にある可能性がある

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF... |


陰謀説で説明したように、アメリカ同時多発テロ事件では説明のつかない不明確なことが多く残っています。旅客機を使い、世界貿易センターに追突をするという大規模なテロだというのに大統領の対応の遅さや、ツインタワーは旅客機追突爆破・火災だけでは崩壊しない構造であったはず。など、アメリカ同時多発テロ事件には様々な事が隠されています。

平和な世界を

手すりに置かれた花束|ぱくたそフリー写真素材


ここまで、詳しくアメリカ同時多発テロ事件について執筆してきました。歴史的にも大きな自爆テロ事件として今も多くの人の記憶に残っていることでしょう。テロに至る原因はなんにせよ、こんな悪夢に巻き込まれてしまった旅客機の搭乗者や被害建物ないにいた被害者にご冥福をお祈りします。

現在、世界貿易センター(ツインタワー)の跡地には、新たな建造物が建設されています。また、陰謀論がもし事実だとしたら、正しいことを公開して欲しいですね。また、公開されても暴動が起きないような少しでも平和な世界になっていてほしいです。

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