2021年08月19日公開
2021年08月19日更新
タイフーン級とは?世界最大の原子力潜水艦の凄さ
タイフーン級って何?あまりにも大きな原子力潜水艦に対してNATOがつけたコードネームがタイフーン級と呼ばれる原子力潜水艦なのですが、その大きさが半端じゃないのです!!あまりにも大きすぎて維持しきれなかったほどの原子力潜水艦をまとめました!!
目次
タイフーン級は世界最大クラスの原子力潜水艦にもついたコードネーム!
出典: http://englishrussia.com
原潜のイメージといえばこの飛び出たところ。
ここのサイズだけでもこんなに大きいのです。
タイフーン級原子力潜水艦とは、旧ソ連時代につくられた世界最大級の潜水艦のこと。
その潜水艦に北大西洋条約機構(NATO)がつけたコードネームが「タイフーン型原子力潜水艦」でした。
このタイフーンの由来は、ソビエト連邦軍参謀総長ニコライ・オガルコフソ連邦元帥が「新型原潜"タイフーン"が就航した」と発表したため。
しかし、設計段階では「アクーラ」という名であり、タイフーンではなかった。
実はタイフーンは搭載されたミサイルの名称だったそうで、ニコライ元帥が言い間違えたのか、何かミスがあってタイフーンと呼ばれるようになってしまったそうです。
出典: http://englishrussia.com
タイフーン級原潜の甲板を歩くネコ。
広すぎて、まさか動く機械だとは思いませんよね。
タイフーン級原潜の大きさは、なんと全長172.8m!!
端と端に人が立ったら会話が成立しないレベルです・・・!!
また、横幅も驚きの23.3m!!
そして水中排水量は水中排水量48,000t!!
象何匹分?って思いますよね。(笑)
水深は500mまで潜れて、160名まで乗れたのだそうです。
500mまで潜ったら、こんなに大きな潜水艦でも絶対見えませんよね!
タイフーン級の原潜の装備・攻撃力が半端じゃなかった!
出典: http://russia.iroirobest.com
建造中のタイフーン級原潜画像。大きすぎて人が小さく見えます。
タイフーン級原潜は当時のロシア、旧ソ連の最高技術が集まった至宝の兵器。
ミサイル発射管を20本も並べることができ、魚雷発射管は6門、対空ミサイルも搭載していました。
出典: http://russia.iroirobest.com
なんとこのタイフーン級原潜には9000kmも飛ばせる長距離弾道ミサイルを搭載していました。9000kmとは、東京からカナダまでが10000kmくらいですので、とんでもないところまで飛ばせることが分かりますよね。
元々このタイフーン級原潜は長距離弾道ミサイルを搭載させるのが目的だったそうです。
その飛距離、なんと9000km。
どこまでも飛ぶといって過言ではないほどの飛距離を搭載したタイフーン級原潜は、かなりの脅威だったでしょうね。
タイフーン級の原潜にはプールまでついていた
出典: http://japanese.china.org.cn
タイフーン級原潜内にはプールやフィットネスマシンまで完備。生みの中にいるというのはかなり精神的にも辛いことでしょうし、こういった設備は必要だったのでしょうね。
タイフーン級原潜の中にはプールやフィットネスマシンまで設置されていました。
原潜の中というのは密閉間があり、気がおかしくなりえます。
そんな原潜の中にプールやフィットネスマシンを置くことで気が和らぐのでしょうね。
海の深くでプールに入るということが、なんだか面白く感じます。
タイフーン級の原潜を維持しきれなかったロシア
出典: http://japanese.china.org.cn
タイフーン級の原潜を維持するのには膨大なコストがかかるらしく、ロシアはアメリカの援助を受けて何隻も解体しました。
タイフーン級原潜は6隻作られましたが、とんでもなく維持費がかかる上に、搭載していたミサイルの交換が出来なくなってしまったことで5隻が解体されることになりました。
内3隻はもう解体され、2隻は解体待ち。
1隻だけ現在も現役で動いているそうです!
出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
解体が決まったタイフーン級原潜は一般開放され、見ることが出来るようになりました。
タイフーン級原潜のプラモデル
出典: http://www.ms-plus.com
ファンにはたまらない。タイフーン級原潜のプラモデルパッケージ。
アマゾンでも販売しているタイフーン級の原子力潜水艦プラモデル。
350分の1スケールのもので5000円くらいみたいですね!
出典: http://blog.goo.ne.jp
完成したプラモデルがこちら。きっと完成の瞬間はテンションが上がったでしょうね!
実際に作ってみるとこのような感じに!
プラモデルとはいえ、重厚感を感じますね!
まとめ~タイフーン級原潜はもう作られない~
出典: http://russia.iroirobest.com
ロシアがタイフーン級原潜を一から作ることはもうしばらくないでしょう。莫大な建造費と維持費がかかってしまいます。
今回のタイフーン級原子力潜水艦まとめはいかがでしたでしょうか!
タイフーン級というネーミングはどこか大きくでちゃった感ありますが、実物は想像以上で、タイフーンの名にふさわしいものでしたね。
今一般開放されているとのことでしたが、いずれ解体されてしまうということで、見れた人はラッキーです!!
とんでもない大きさのタイフーン級原子力潜水艦。一度見てみたいですね!!