ケツ毛バーガー事件の概要・関連人物と行動・悲しすぎる真実

2006年に2ちゃんねるやmixiを巻き込んでひと騒動が起きた「ケツ毛バーガー事件」を覚えておられるでしょうか?この事件により、1人の女性の人生が壊されたと言ってよいでしょう。ケツ毛バーガー事件というのがどういう事件だったのか、その詳細をご紹介しましょう。

ケツ毛バーガー事件の概要・関連人物と行動・悲しすぎる真実のイメージ

目次

  1. 1ケツ毛バーガー事件の概要とは
  2. 2「share」の恐ろしさ
  3. 3ケツ毛バーガー事件の関連人物
  4. 4mixiの実態が判明する
  5. 5漫画化されているケツ毛バーガー事件
  6. 6ケツ毛バーガー事件の後日談
  7. 7「ケツ毛バーガー事件」の再来?
  8. 8亞問がついに逮捕されたと思われる事件
  9. 9ネットの怖さを知るべきということ

ケツ毛バーガー事件の概要とは

「ケツ毛バーガー事件」とは、今から11年前の2006年10月にインターネット上で騒がれ、夕刊でもそれなりに大きく報道をされた事件です。その内容は、一般人である被害者の女性の卑猥な画像が交際相手であった男性のパソコンがウイルスに感染し、インターネット上に流出してしまったことがキッカケで2ちゃんねるを中心に当時騒がれた事件です。

では、そのケツ毛バーガー事件という事件が、どのような事件だったのかをその詳細などをご紹介しましょう。

ケツ毛バーガー事件の詳細

今から11年前の2006年10月、三洋電機に勤めていた男性社員が、ファイル共有ソフト「share(シェア)」の暴露ウイルスによって所有していたパソコンが感染し、徳島県警少年課に勤めていた交際相手の女性の卑猥な画像と互いの本名などの個人情報がインターネット上で流出してしまった事件です。更に、三洋電機の内部資料までも流出してしまいました。

加えてmixiで彼らが実名登録されていたことが判明し、身元まで知れ渡ることになってしまいました。「ケツ毛バーガー事件」の由来というのは、流出してしまった問題画像からそう名付けられました。これに関連して、被害を受けた女性は社会的に大きくダメージを受けてしまったのです。

「share」の恐ろしさ

画像を所有していた交際相手の男性が使用していたファイル共有ソフト「share(シェア)」は、「ウィニー」という悪名高いファイル共有ソフトに次ぐほどの悪質なソフトでした。これはとても危険なものであったのにも関わらず、男性は常用していたそうです。そして、被害を受けた女性の卑猥な写真をパソコンに取り込んだことにより、流出してしまいました。

このshareは、ネットと通して様々なデータを全く知らない人と共有できるというシステムです。簡単に言うと、大勢の人間と一本の映画のビデオをまわして観るということです。それはつまり違法なのです。
なぜなら、shareで出回ってしまう映画やアニメなどを当然買うということをしなくなるからです。そして、このshareは著作権違反だとしてかなり黒に近いグレーゾーンです。しかしこれだけでは「ケツ毛バーガー事件」は起きません。このソフトを利用してウイルスを忍ばせたのが原因です。

そのウイルスソフトは数年前、とあるハッカーがファイル共有ソフトを使うユーザーを懲らしめるために開発したものです。そのウイルスは、共有ソフトを通して感染します。そうすると個人的な情報までも世界に流出させてしまう悪質なウイルスなのです。
最近の話では、このウイルスによって自衛隊の機密情報や企業の顧客情報などが流出したことが大きな問題となっています。しかし、このウイルスのせいだとはあまり周知されていないのです。

ですが、これだけでは卑猥な画像が世界に流出するだけですが、流出だけでなく悪い人が個人情報まで調べて拡散したので、結果的にケツバーガー事件が起きてしまったわけです。このように、共有ソフトを使うのは違法なので仮に使うにしても何かあったら自己責任なのです。

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ケツ毛バーガー事件の関連人物


続いて、「ケツ毛バーガー事件」の発端となった問題画像の女性、そしてその女性と交際をしていて画像を保存していた男性、更にはその写真を流出させた人の事に関してご紹介していきます。

被害者の村岡万由子さん

村岡万由子さんは、ケツ毛バーガー事件の被害を受けた女性になります。彼女は、大阪府堺市で生まれ、事件のときは徳島県警の少年課補導員として働いておりました。

写真は、交際相手の男性の趣味で撮影されたものという風に言われており、真相は分かりませんが、写真だけじゃなく動画などのキワドイものまで流出してしまったようです。相手が交際していた男性ということなので、恐らく本人の同意の元で撮影されたと思われます。

村岡万由子さんの経歴

1982年1月10日大阪府堺市にて生まれる。
1988年4月堺市立登美丘南小学校入学
1994年3月同小学校卒業
1997年3月堺市登美丘中学校入学
1997年3月同中学校卒業
1997年4月大阪府立三国丘高等学校入学
2000年3月同高等学校卒業
2000年4月大阪市立大学心理学部入学(人間行動学科心理学教室)
2004年3月同大学卒業
2004年4月鳴門教育大学大学院入学(学校教育専攻教育臨床コース)
2006年3月同大学院修了
2006年4月徳島県警察本部就職(鳴門警察署)

問題画像を所有していた交際相手、白鯛素久

ケツ毛バーガー事件の被害女性であった村岡万由子さんと交際していた男性の白鯛素久は、三洋電機に勤める社員でした。三洋電機によると、業務情報などを自宅で使用する場合は許可を取ることが義務付けられていたそうです。しかし、白鯛素久はその許可を取らずに自宅に情報を持ち帰っていました。これにより、社員名簿や集合写真といった個人情報が流出したのです。それだけじゃなく、三洋電機の社内情報なども流出しました。
更に、この白鯛素久は匿名の安全性をかなり過信して、インターネット上で過激な発言を連投していました。その内容を本当に発言して投稿していたかは定かではありませんが、少なくともキワドイ発言していたことは間違いありません。そしてケツ毛バーガー事件後に三洋電機では、彼は厳正な処分を受けたとされています。

ケツ毛バーガー事件に関係する亞問


この亞問という人物は、被害女性である村岡万由子さんがmixi内で参加されていた出身高校のコミュニティに、「亞問」という名で名乗り流出したと書き込んだ人物のハンドルネームです。これが2006年10月に夕刊紙を騒がせて、話題になりました。

2ちゃんねるでは、このケツ毛バーガー事件の話題でお祭り騒ぎとなり、亞問がコミュニティを立ち上げて暴走して、加えてmixiの運営も暴走しました。亞問をサイトから強制的に削除か自主的に退会させたかはハッキリしていません。しかし、問題となる画像をサイト上で貼り続けていた亞問は、強制的に削除されました。

このとき亞問のmixi上での友達(通称マイミク)が全て消え失せ、逆切れしたということです。
その後の亞問は、2ちゃんねるにてmixiを潰すことを宣言しました。再度mixiのアカウントを作り、コミュを作ると発言したのです。この作戦のようなものに命名されていますが、「オーバードライヴ」と言います。

アンチ亞問のコミュニティ


亞問がmixiにて再びコミュを作ろうとする前に、既に亞問を非難するアンチコミュが出来ていました。更にはアンチ亞問のホームページまで出来上がっていたそうです。

mixiの実態が判明する

ケツ毛バーガー事件がキッカケで、2ちゃんねるの工作員がmixiの実態を調査しました。それはmixiが犯罪自慢をする場所であったり、マルチ商法や援助交際などの温床だったのです。

一方で、亞問は結局現れませんでした。新情報もないまま、mixiが荒らされるということが勃発します。これによりmixiの運営側は亞問だけではなく怪しいと感じたアカウントを一斉削除することに動き出しました。削除する際、健全なユーザーのアカウントまで削除され、関係ない一般人まで巻き込まれてしまうほどの事になってしまいました。当時、このケツ毛バーガー事件に関連してmixiで起きた削除騒動は、livedoorニュースでも取り上げられました。

ケツ毛バーガー事件に関するlivedoor記事

ケツ毛バーガー事件が与えたmixiへの影響力


ケツ毛バーガー事件が起きて、mixiの株は大きく大暴落しました。当初mixiが推奨していた「実名登録」がこのケツ毛バーガー事件により問題視されました。実名登録を推奨しているというのに、情報管理の仕方に問題があって不十分だったということです。ケツ毛バーガ―事件の騒動の翌日であった10月5日は株価が大きく暴落しました。その後の10月12日には、株は190万を割れたそうです。しかいし13日には反動で株価が少し戻っていたということも分かっています。

漫画化されているケツ毛バーガー事件


ケツ毛バーガー事件の内容が漫画化されたものが、インターネット上で検索すると出てきます。本当にケツ毛バーガー事件が漫画のような内容だったかは定かではありませんが、著しく近いものだったのではないでしょうか。詳しいケツ毛バーガー事件の漫画の内容は、下記のサイトからご覧ください。

『ケツ毛バーガー』事件の悲しすぎる真実

ケツ毛バーガー事件の後日談


ケツ毛バーガー事件で自身の卑猥な写真が流出したことにより、致命的ともいえるような社会的に大きくダメージを受けた村岡万由子さん。ケツ毛バーガー事件で被害を受けた彼女は、一時マスコミなどが彼女がケツ毛バーガー事件後に自殺をしたという風に報道したこともあったそうです。しかし、その真相は確証がなく分からないままでした。しかし、実は村岡万由子さんは生きているのではないかという噂もあるようです。

事件のその後の村岡万由子さんの消息

ケツ毛バーガー事件の被害者となった村岡万由子さんは、事件後徳島県警の少年課補導員を辞めて、2009年には大阪にあるどこかの小学校のスクールカウンセラーをやっているということが発覚しています。その後の彼女の消息はハッキリしていませんが、介護職員として働いている噂も出てきており、村岡万由子さんはケツ毛バーガー事件によって自殺などはせずに前向きに生きている可能性が出てきました。

また、苗字を変えるためにケツ毛バーガー事件のその後は、村岡万由子さんが結婚などして苗字も変わっている可能性も出てきております。

交際相手の白鯛素久のその後

ケツ毛バーガー事件の元となった問題画像を所有していた、村岡万由子さんの交際相手の白鯛素久のその後というのはハッキリとしていませんが、その後苗字を変えて結婚したという噂があります。「白鯛」という珍しい苗字のため、苗字を変える必要はあったのかもしれません。一説によれば、婿養子になったという噂もあります。

そのほかにも、流出させてしまってケツ毛バーガー事件となってしまった責任を取って結婚を村岡万由子さんに申し込んだという噂もあります。そしてそのプロポーズを村岡さんは拒んだということです。これに関しては定かではありません。噂というのは、どんどん尾ひれがつくものなので、あくまで噂に過ぎないものでしょう。

でも画像が残っているという事実


今現在でも、無修正な状態であったりモザイク掛けられている状態であったりなど、ケツ毛バーガー事件での被害者である村岡万由子さんの卑猥な画像や普通の顔がハッキリと分かる画像はインターネット上で晒されてしまっています。削除依頼出したとしても、誰かがケツ毛バーガー事件の画像の保存をしてしまっていたら拡散されてもおかしくはないし、意味ないということです。

「ケツ毛バーガー事件」の再来?

インターネット上や夕刊等を騒がせ、1人の女性の人生が台無しとなってしまったと言っても過言ではない「ケツ毛バーガー事件」ですが、それに似たようなことが数年後に起きてしまいました。再びインターネット上で卑猥な画像が流出してしまったのです。それに伴い、「ケツ毛バーガー事件」の再来とまで言われてしまっています。

では「ケツ毛バーガー事件」の再来とまで言われた写真流出事件に関する内容をご紹介しましょう。

ケツ毛バーガーの再来とも言われた流出事件

「ケツ毛バーガー事件」は、写真共有サイトが暴露ウイルスに感染して写真が流出してしまったという事件です。この「ケツ毛バーガー事件」の再来とも言われた事件も、同じように流出しました。今回の事件の発端は、ある男性が使用していた「写真袋」というサイトの合言葉を特定されてしまったことがキッカケです。

男性の写真袋には、約660枚もの大量の画像が保存されていました。その男性の交際相手の女性を撮影したとされる卑猥な写真が数多く含まれていました。
交際相手の女性の水着やコスプレをしている写真、全裸だけではなく少々ふざけた面白半分の写真までたくさんの写真があり、更には二人の性的に交わるところを撮影した画像などキワドイものの画像がたくさん流出しました。

当時、その画像などを閲覧できるようなサイトがありましたが現在は見つかりません。恐らく削除されたと思われます。

漏れてしまった個人情報


現在、交際相手の女性のTwitterやfacebookといったSNSは削除されています。その当時は、氏名や経歴、通学先である大学など様々な個人情報が洩れました。保存していた男性のTwitterのツイート内容からは、同じく氏名や大学などの個人情報が特定されています。

この事件のその後


この「ケツ毛バーガー事件」と類似している写真流出事件ですが、事件のその後は、二人とも精神的に参っているという話があります。とあるサイトでは、モザイクなしでの写真が掲載されていたため、画像を所有していた男性の父親を名乗る男性から連絡を受けて、そのサイトでの写真掲載を削除したということです。

亞問がついに逮捕されたと思われる事件


亞問というのは、先述したように「ケツ毛バーガー事件」でmixiや2ちゃんねるを騒がせた張本人です。事件のその後は特に進展がなかったようですが、なんと2012年にその亞問が京都にてついに逮捕されたという事件がありました。ではその事件についてご紹介しましょう。

亞問が逮捕されたという事件のニュース

2012年3月10日、ファイル共有ソフトの「ウィニー」から流出してしまった卑猥な画像を集めたインターネットサイト「弐萬ちゃんねる」を運営していたとして、京都府警は9日にわいせつ電磁的記録媒体陳列容疑で逮捕状を取っていた通信販売会社「東洋商事」(横浜市大葉区)社長の織茂由弦(ゆずる)容疑者35歳=横浜市都筑区北山田=と元従業員の男一人を逮捕しました。彼らはいずれの容疑も認めています。

逮捕容疑は、昨年10月にウィニー利用者のパソコンから流出したわいせつ動画3点をサイトに掲載して公開し、不特定多数が閲覧できるようにしていたということです。
府警によると、サイトでは平成21年3月以降に役350人の氏名などの個人情報や卑猥な画像と動画の約3万点を公開しています。更にはアダルトなグッズも販売し、約7700万という大金を売り上げていたということです。

そして、この一連の事件で逮捕された織茂由弦という人物が、「ケツ毛バーガー事件」の主犯格だということです。当時は、亞問というハンドルネームでした。

これらのニュースは下記のサイトから引用させていただきました。

事件が蒸し返されたことも

昨年の2016年、ヤフーニュースにて「ケツ毛バーガー事件」が一つの例として挙げられました。そのニュースは、「NHK「貧困女子高生」報道炎上~ネット右翼と融合する政治家~」という題材となって掲載されました。その記事の中に、ケツ毛バーガー事件の名前が出ました。それにより、2ちゃんねるなどのインターネット上では、ケツ毛バーガー事件がヤフーニュースによって蒸し返されたという意見があります。

下記のは、問題の部分をヤフーニュースから引用したものになります。この記事を書いたと人物は、テレビなどでよく見かける文筆家でありNPO法人江映理事長の古谷経ひろさんです。

・「本人特定」はネットのお家芸  こうした、疑惑の市井の人物に関しての「本人特定」は、なにも今回が初めてではない。ファイル共有ソフトに感染したパソコンから私的な画像がネットに流失したことで、大手メーカーに勤める写真の所有者が特定される騒動(いわゆる「ケツ毛バーガー事件」2006年)、札幌市の衣料品量販店の店員を強制的に土下座させ、その模様をツイッターにアップロードしていた女を特定する騒動(「しまむら店員土下座強要事件」2013年、女は逮捕された)、大手コンビニ店に勤務するアルバイトの男性が同店舗内に設置されたアイス用冷蔵庫に闖入している模様をSNSでアップロードしたところ、本人の特定に至り店舗が休業になった騒動(いわゆる「ローソン店員アイス事件」2013年)など、枚挙に暇がない。  今回の「貧困女子高生」に対する個人のSNS特定も、決して褒められたものではないが、ある種のネットユーザーの歪んだ義侠心ゆえの追求の一例として、ある種ネットユーザーの「お家芸」の延長であり、特段驚くにはあたらないといえる。

ネットの怖さを知るべきということ

ケツ毛バーガー事件にしても、数年後に起きたケツ毛バーガー事件に似た写真流出事件にしても、一番被害が大きいのは女性です。ケツ毛バーガー事件のように、ただ顔の写真だけではなく全裸の写真が全世界に流出してしまった以上、被害者である女性の心に負った傷は相当なものになります。

しかし、自分の身を守るのは自分しかいないのです。インターネットのように全世界に発信できてしまうようなものにむやみに個人情報を載せたり、後々恥をかいてしまうようなものを撮影するのは辞めましょう。一時のノリで人生を壊さないためにも、インターネットの怖さを良く知り、自分を守れるように努めていきましょう。

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