2021年07月14日公開
2021年07月14日更新
昭和の痛チャリ『デコチャリ』が眩しすぎる!
昭和の時代って何だかとっても懐かしい感じがしますよね。そんな昭和時代に流行っていたものは、現代と全く違ったものであったりします。「デコチャリ」も昭和時代を代表とする流行でした。今回はそんな昭和の痛チャリと呼ばれたデコチャリについてご紹介していきます!
目次
昭和の時代が懐かしい…
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時はもう既に2017年。
何だか昭和時代がすごく懐かしく感じる時代になってきましたよね。
ましてや最近の子は大正時代も知らない子がいるというほどです。
今や平成も終わる時代
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そしてついに平成時代も終わりを迎えてきています。
新しい時代を迎えようとしているなかで、昭和時代というのはどんどん遠い存在になってきています。
昭和と言えば”デコレーション”時代
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昭和は現在の平成に比べて、デコレーションがすごく流行っていたい時代。
様々なものがデコレーションされていて、光輝いているものが多かったと思います。
様々なモノをデコレーションしていた時代
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そんな昭和のデコレーション文化を受け継いで、平成の頭では携帯などをデコレーションするのが流行っていました。
しかし今ではデコレーションと言えば、どちらかというとやりすぎない感じが求められています。
昭和時代は、逆にデコレーションの”やりすぎ感”に人々は魅了されていました。
昭和のデコチャリがなつかしい!
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そんな昭和の代表格とも言えるのが「デコチャリ」
かなりキラキラした自転車のイメージがありますが、実際デコチャリってあまり聞いたことがないという人も多いと思います。そんなデコチャリについてあまり知らない人に、デコチャリがどのような自転車なのか紹介していきます!
でもデコチャリってどんなもの?
デコレーションチャリンコ=デコレーションを施した自転車
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デコチャリはデコレーションチャリンコ、つまりデコレーションを施した自転車のことを表し、画像のように自転車を改造しているものを言います。
デコトラ(デコレーショントラック)をお手本にしたもので、デコチャリも自転車ではありますが、見た目をダンプトラックのようにしている人も多いです。
デコチャリ=痛チャリとも呼ばれた
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更にデコチャリは、当時「痛チャリ」と呼ばれることも多かったのです。
デコトラがものすごいデコレーションを施していた通り、デコチャリもやりすぎている程のデコレーションを施していました。それ故に「見ていて痛い、ダサい」と思う人も多く、デコチャリと呼ばれる反面、痛チャリとしても有名になってきました。
昭和時代では、デコチャリ・痛チャリはものすごい人気を誇り、多くの若者の心を鷲掴みしました。
デコチャリ・痛チャリを乗っていた人の多くがヤンキーと言われた人で、やんちゃをしていた人が多かったと言います。
現代ではほとんどみないデコチャリ
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そんなデコチャリ・痛チャリですが、平成の現代ではほとんどと言っていいほど見ないですよね。
たまに、オリジナリティが溢れているデコレーションの自転車は見かけますが、当時のデコチャリのような自転車とは程遠く、シンプルな自転車にすこしカラフルさが加わった程度です。
見なくなったデコチャリだからこそ、どんな自転車だったか色々見たくなっちゃいますよね!
昭和のデコチャリを見たい!
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でも実際、平成でもデコチャリをこよなく愛してる人はたくさんいるんです!
数が少ないので気付きませんが、今でもデコチャリを支えている人々は存在するんです。
そんな人たちのデコチャリを画像でのぞいていきましょう!
昭和のデコチャリ画像一覧
光輝いたこのデコチャリ・痛チャリ。
まるで見た目はデコトラのようなトラック感がありますよね!
自転車なのに、トラックのようなデコチャリが当時かなり流行り、このデコチャリは今でもその感じを忘れずにいるデコチャリになっています。
なかなかこんなに派手な自転車が歩道を走っていたら、びっくりしちゃいますよね。
一瞬小さいトラックにも見えちゃいます…。
でもとってもかっこいいのがわかります!
次のデコチャリはこちら。
このデコチャリも、デコレーションのやりすぎ感を大事にしています。
初めてこの自転車を見たら、かなりびっくりしますよね。
それくらいデコチャリ・痛チャリのインパクトはすごいものなんです!
でもこれが歩道に走ってたら、何でトラックなのに車道にいないんだろうと焦っちゃいますよね…。
次のデコチャリはこちら。
全てのデコチャリがすごく派手で個性的ですが、ひとつひとつかなり意味も違うし、中身も違います。
メッセージ性が込められているデコチャリ・痛チャリも多く、乗っているだけで誇りに思うという人も多いのです。
そんなデコチャリだからこそ、今でも愛されている存在なのでしょうね!
意味があるというのはかっこいいです!
次のデコチャリはこちら。
まるで見た目はロボットのよう!
トラックにも見えなくないし、正面から見たら自転車ということを忘れさせてしまいますね。
でもれっきとしてデコチャリ・痛チャリの一種で、色合いのバランスもとっても可愛いです!
このデコチャリを製作するにもかなりの時間を有しそうですよね…。
画像集最後のデコチャリはこちら。
どのデコチャリもトラック感やデコトラ感など、元であるトラックを基調にしているものばかりです。
そのため、見た目がとても自転車には見えない、初見だとデコトラというデコチャリが多いのです。
そこまで思わせるデコチャリの強いデコトラへのリスペクト感もかっこいいですよね!
デコチャリにもグループがある!
様々なデコチャリを紹介してきましたが、実はそんな今のデコチャリを支えている人々のグループだったり、著名人物が存在するんです!
デコチャリを知らないとわからないような世界ですが、どんなグループなのかのぞいていきましょう!
デコチャリグループ紹介
全国デコチャリ青年団
まずは「全国デコチャリ青年団」
この青年団は、静岡を拠点とし、全国のデコチャリグループを支えている団体という役割をしています。
青年団に幹部が3人いて、初代会長が、青年団の要であるデコチャリ「荒鷲丸」を支え、ブログに日々の行動を綴っています。
デコチャリの有志グループは全国に存在し、青年団はそんなグループを紹介したり、デコチャリの活動を広めたいという意志の元、成り立っています。
青年団のブログでは、特にデコチャリ界を盛り上げているVIPのような存在も紹介しています。青年団に自分のデコチャリを紹介してもらいたいという少年・少女も多く、青年団はデコチャリ界でかなり憧れの的となっているみたいです。
そして青年団のブログのなかで、特に注目を浴び、世間でも知られる存在になったのが「デコチャリ少年 一番星ブルース」
メディアにも登場するようになり、青年団におすすめされている一番星ブルースですが、一体どんなデコチャリなのか見ていきましょう!
デコチャリ少年 一番星ブルース
夜中に自転車整備。サドルバッグに入れたUSBバッテリーまでヘッドライトの配線をはわせてたら、、、、なんか、こっちの方向に向かっている様な気がしてきた。
— Pon@Chompy&UberEats配達員 (@PonUber) October 21, 2017
デコチャリ少年! 一番星ブルース https://t.co/i3kFaPdCpl pic.twitter.com/2vrfG65I0H
SNSを通して評判が上がってきた人物というのが「デコチャリ少年 一番星ブルース」
青年団もかなり推している存在であり、平成のデコチャリ界を支えている存在であると言われています!
元々、一番星ブルースって、昭和時代に流行ったデコトラの一種で、その一番星をモデルにしたデコトラの映画も存在します。一番星ブルースをモデルにしたのは、「トラック野郎」というシリーズ映画で、当時のデコトラファンに愛された映画なんです!
その一番星ブルースをデコチャリで復活させた少年がいると話題になり、デコチャリ少年 一番星ブルースはたちまち有名になったんです!
一番星ブルースは今でもSNSでかなりの評判になっているので、是非デコチャリ少年 一番星ブルースを調べてみてください。
門司の輝く一等星 丸尾君
【過去記事のご紹介】 門司の輝く1等星☆丸尾君のデコチャリ https://t.co/O6NoSdigjd #ハイエナ過去ログ pic.twitter.com/uKbxhxukLp
— ハイエナズクラブ (@hyenasclubs) May 20, 2016
青年団が一目を置いているのはデコチャリ少年 一番星ブルースの他に、北九州の門司の輝く一等星を所有する丸尾くんというスーパー高校生がいます。
北九州のデコチャリ界を代表していると言っても過言ではない丸尾くんは、テレビでも取り上げられたことがあり、デコチャリ界の最先端を走っている少年なんです!
実際に、デコチャリ高校生という立ち位置でインタビューを受けた丸尾くんがこちら。
青年団が注目を置いているということもあり、かなり人気のデコチャリ高校生なんです!
デコチャリ製作方法
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そんなデコチャリですが、やはり作り方が気になりますよね。
ここではデコチャリの製作方法を紹介しちゃいます!
オリジナルのデコチャリを作ってみてはいかがでしょうか?
デコチャリ製作でまず大切なのが、自転車の重量を軽くしなくてはいけないということ。
見た目からは想像できませんが、実はデコチャリってかなり軽くなるように工夫されているんです。
その製作方法というのが
製作1.かごの位置や荷台、フロントタイヤやリアタイヤに箱を準備し、デコトラのような見た目を作っていきます。トラックのようにバンパー部分も作ります。
製作2.パーツとなる箱はアルミで製作します。そのアルミの箱が荷物入れやバッテリーボックスとなります。
製作3.箱を出来る限り光らせるため、デッキを塗ったり、めっきシールなどをつけます。
製作4.箱ができたら、電飾や導線を巻き付け、更にキラキラ度を増します。泥除けを塗ったり、外部からの汚れがつかないような工夫をしました。
ここまでがデコチャリの見た目として必要な製作方法です。
次にデコチャリ製作で必要なのは「マフラー」と呼ばれるデコチャリの音をならす方法です!
痛チャリに必要なのは見た目と音と言われています。
そのため、デコチャリで音は必須なんです!
そのデコチャリの音を作り出すのが「マニ割り」というやり方。
トラックのヤンキーホーンをモチーフに作っているんです!
是非作り方を見てやってみてください。
デコチャリの元でもあるデコトラックはどんなやつ?
では、デコチャリの元となったデコトラは一体どんなトラックだったのか、と気になりますよね。
昭和のデコトラの紹介をまずします!
名前:デコレーショントラック
通称:デコトラ
デコトラは、電飾塗装やめっき塗装を施し、外装をデコレーションしたトラックのこと。デコトラという名前は、プラモデルの会社で有名な青島文化教材社が作った造語だろ言われている。トラックも、小さい軽トラックからダンプカークラスの大型トラックまで様々なトラックが使用された。トラックは運送業界で活躍している車ではあるが、デコトラは実用的に使われることはなく、イベントや個人的な部分で製作する人がほとんど。
元々、デコトラの元となった出来事は、トラックの車体がサビて、寿命がとても短かったことから、ステンレスの鋼板を貼付けるようになったとこからきたと言われている。1970年代に第一期デコトラブームというのが置き、様々な地域でデコトラグループが作られた。当時はテレビ番組などでデコトラについての番組が多く放送された。現代のデコトラは、よりアート性を求めたトラックが増えているという。
デコトラック画像集
デコチャリと同様、デコトラも様々なデザインが施されています。
そんなデコトラの画像集も見ていきましょう!
最初のデコトラはこちらの画像。
目がチカチカしちゃうほどの輝きを放っていますよね。
でも目立てば目立つ程デコトラの良さが出てくるのです!
こんなデコトラが高速道路にいたら、目が離せませんよね…
次のデコトラはこちら。こちらのデコトラもかなりの存在感を放っています。
デコトラも様々なものがあり、いくら全部派手なトラックと言っても、それぞれがかなり個性を持っているんです!
持ち主のカラーが出たり、個性が出るので見ているだけでとっても楽しいデコトラになっています。
このデコトラはもう少し現代的なデコトラになっています!
装飾というよりは、アートを施しているのがこのタイプ。
荷台に和風な絵画を載せています。
かなりのインパクトがあるのと同時に、色もかなり綺麗で、見る人を魅了しちゃいます。
こんなトラックが横で走っていたら少しびっくりしちゃいますよね!
次のデコトラがこちら。
様々なデコトラを見てきましたが、それぞれが全く違うのがよくわかるデコトラだと思います。
好きなデコトラも見つかってきちゃいますよね!
最後のデコトラ画像集がこちら。
かなりこちらもインパクトがあるデコトラですよね!
後ろを走っていてこのアートが見れたら、かなり釘付けになってしまいます。
それほどのインパクトや、記憶に残るような印象は、デコトラに必要不可欠なのです!
昭和の匂いをデコチャリとデコトラックで思い出す!
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まるで城…と思う程のデコトラ。
このようなトラックが目の前にあったらかなりの迫力です…
そんなデコトラですが、昭和の象徴なような立ち位置ではありますよね!
デコトラから忘れかけていた昭和時代を思い出すことも大切です。
自分だけのデコチャリを製作しちゃおう!
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自分でオリジナルを作るって、自分の個性を可視化する感じでおしゃれですよね。
似ているようなデコチャリでも、やっぱり自分にしか作り出せないデコチャリなのです!
そのデコチャリを自分で作るのは、楽しいし、何だか嬉しいですよね。
今の時代を生きるには、昔の時代のものを取り入れるのも大切!
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今の時代をまっすぐ生きるためには、過去の時代を振り返るのもとっても大切なんです!
是非デコチャリやデコトラで昭和の匂いを取り戻しちゃいましょう!