ニコ生火事騒動のその後！配信中にオイルマッチ火災事件を起こした生主「だーすけ」って？

インターネット動画配信サイトのニコニコ動画で2015年10月4日、ライブ配信者（生主）の「だーすけ」がオイルマッチに火を点けたところ、誤って火事を起こしてしまうという事件が起きました。
ライブ配信中の予期せぬ火事にニコ生視聴者たちは騒然となり、その後のパニックに陥った生主だーすけの消火作業も手際が悪く、ネット上でも炎上しました。
ニコ生配信後の保存動画はYouTubeなどにも転載されて広まり、動画の映像を見ると、次第に火の勢いが増して煙で何も見えなくなったところで途切れています。

結局、だーすけや火災はどうなったのか、ニコ生配信のその後の様子やだーすけのプロフィール、火災が起こるまでの流れをご紹介していきます。

当時のニコ生配信をご覧になっていない人は、以下の12分弱の動画を見て頂ければ火災に至った経緯が分かります。
また、生主だーすけが火災を起こした経緯のポイントは後述しています。

事件当時のニコ生配信を観ていたと思われる人が、火災事件の翌日にだーすけ宅の被害の様子を映していました。
以下の動画を見ると、だーすけの自宅は2階建ての一軒家で、ニコ生を配信していた2階の部屋の窓が焼失しているのが分かります。
また、外壁が焼け焦げていたり瓦屋根の一部も焼け落ちている様子も見られます。

出典: https://twitter.com

だーすけの起こした火事は、翌日に事件として新聞にも載りました。

出典: http://www.akb48matomemory.com

警察と消防署の報告によると、だーすけの住所とされる愛媛県新居浜市にお住まいの横井浩三さん（68）の自宅で10月4日午後12時45分ごろに火の手が上がりました。
119番通報を受けた消防が約55分後に到着し、1時間後に鎮火しています。
その後の調べで、木造2階建ての約125平方メートルの敷地のうち、2階の部屋付近の約37平方メートルが焼けたことが分かりました。
その他にも火事配信の動画を見る限りでは、室内にあった家財道具やパソコン、本や衣服なども焼失しているだろうとみられ、被害は大きかったと思われます。

出典: http://www.akb48matomemory.com

火災事件では人的被害も出ていました。
怪我をしたのはだーすけ本人やだーすけの母親、近所に住む親戚の女性の3人で、バケツリレーで水をかけて消火活動をしていた際に火傷や煙を吸い込むという軽症を負いました。
これらのニュースから、ニコ生配信終了後にだーすけや家族が119番通報し、消防車が来るまで水で消火しようとしていたことがわかります。
しかし、どこにも消火器はなかったのでしょうか。消火器があればいち早く鎮火できたと思うのですが。

出典: http://next.spotlight-media.jp

①ニコニコ動画で配信中におもむろにオイルマッチを点け始めるだーすけ

この後、ニコ生で火事を配信してしまうとは夢にも思っていないことでしょう。

ニコニコ動画で生主のだーすけは、オイルマッチを買ってきたからと言って室内で点けてみようとします。
オイルマッチはアウトドア用品ですので、室内で扱うだけでも大変危険なのはわかりますね。

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②オイルがこぼれ、脇のゴミ袋にオイルを拭いたティッシュを次々と入れる

だーすけはオイルマッチの扱いが良く分かっていない様子で、しばらく火を点けようと試します。
オイルを容器に入れたときにこぼしてしまったようで、何度もティッシュで拭き取っては脇に置いてあるゴミ袋に入れ続けます。
このオイル付きのティッシュが後に大惨事を引き起こすのです。

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③急にオイルマッチの本体の方に火が点き驚いて落とす

何度かマッチを擦っていると、急に持っていたオイルマッチ本体ごと大きな炎が上がり、焦って捨てるだーすけ。

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④なぜか火の点いたマッチをゴミ袋へ入れて燃え始め、だーすけは気づかない

今回のニコ生火事配信事件の最大の要因は、ここで火の点いたままのマッチ部分を愚かにもゴミ袋に入れたということでしょう。
なぜゴミ袋に入れたのか、強いて言えば、置き場がなくてとりあえずゴミ袋に入れたというところでしょうか。

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⑤視聴者からの「うしろー」という声でようやくゴミ袋の火に気づき、なぜか後ろへ持っていく

マッチの火はすぐにゴミ袋にあるオイルが染みたティッシュに移り、勢いよく燃え上がります。
しかし、だーすけは反対側に落としたオイルマッチ本体に掛かりきりで気づきません。
ニコ生の視聴者からのメッセージで「うしろー、うしろー」と言われ、だーすけは「後ろ？」と言って振り返り「うわぁぁ」と言って、焦って飲み物を掛けます。
そしてパニック状態になっただーすけは、画面奥の方の木製クローゼット前に炎上中のゴミ袋を持っていき、どうしたわけか段ボールを横に置きます。
当然ですがこのせいで、後にさらに燃え広がることになりました。

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⑥どこかへ行き、しばらくして小さな桶に水を入れて戻って来るが焼け石に水

居なくなった1分ほどで炎は数倍に膨れ上がりました。

そしてだーすけは部屋を出て行き、しばらくして消火するものを持ってきたかと思えば、少しの水が入った小さな手桶を持って現れました。
その水を掛けましたがまさに焼け石に水で、多少火は消えたような音がしましたが相変わらず燃え続けます。

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⑦布団で叩いて消そうとするが逆効果で、空気が送り込まれ火の勢いは強まる一方

完全にパニックのだーすけは、近くの布団で炎をバタバタと叩き始めます。
けれどこの行動が全く逆効果で、炎に効率よく空気が送りまれ、炎はさらに勢いが増してきました。
ニコ生視聴者からは「消火器！消火器！」「服濡らして被せなさい」と、的確なアドバイスが投げかけられますが、だーすけは意味不明にも火を放置してまでパソコンに近寄り、マイクを切ります。
そしてまた布団で叩きまくる。

出典: http://next.spotlight-media.jp

⑧家族も来て一緒に水を掛けるが全く効果もなく、逃亡して動画終了

ようやく叩いても無理だと悟っただーすけは、また部屋を出て行き、今度は鍋に水を入れてきて掛けますが効果はありません。
駆けつけた母親とみられる人も一緒に水を掛けますが無駄で、視聴者は「119するか、消火器！」「もうホースで掛けないと収まらん！」という相変わらず的確なコメントが言われます。
その後はだーすけも逃げ出したようで、次第に部屋に煙が充満して映像がぼやけて見えなくなっていきました。
初めに火の手が上がってからたった7分後に、熱でパソコンも壊れたようで映像が途切れています。
火事の恐ろしさが分かりますね。

出典: http://holakikou.com

前代未聞ともいえる火災事件を生配信してしまっただーすけとはどんな人物なのか、プロフィールを見ていきましょう。
だーすけの年齢は、火災事件の起きた2015年10月時点で40歳とあることから、2017年12月現在では42歳か43歳になります。
また、動画の中でもだーすけは「～やん」といった方言を話していますし愛媛県新居浜市在住というのは本当のようです。
普段はニコニコ動画などで生放送配信者として、オンラインゲーム「マビノギ」や「マインクラフト」の生配信を行っているほか、ブログ「だーすけ徒然草」も運営しています。
火事騒動からしばらくの間だーすけは沈黙していましたが、約3週間後にはブログで火事配信について謝罪していました。

出典: http://d.hatena.ne.jp

ニコ生火事騒動の動画を見て頭を抱える海外番組の司会者

ニコ生で世界中に広まっただーすけの「おバカ」な火事騒動は爆笑されたようです。

だーすけのニコ生火事配信騒動の影響は日本だけには留まりませんでした。
だーすけの起こした火事の生配信事件はインターネットで瞬く間に拡散し、事件当日には英デイリー・ミラー紙に取り上げられたり、アメリカでは「レイト×2ショー」という番組で紹介され司会者に呆れられるなど、世界中にだーすけが知れ渡ることになりました。

出典: https://www.amazon.co.jp

ニコニコ動画の中で取り上げられたとみられるオイルマッチ

ニコ生ではだーすけが「100円くらいの永久マッチ」と言っていたので、こちらの商品かもしれません。

そもそも今回のニコ生火事騒動の原因となったオイルマッチとはどのようなものなのでしょうか。
オイルマッチとは、オイルを入れるタンク式の容器と、火を点ける部分である金属製のスティックが一緒になったもので、タンクの横をスティックで擦って火花を発生させることによって発火させるマッチです。
別名「パーマネント（永久）マッチ」「ファイヤースターター」とも呼ばれ、屋外で使用するものです。
だーすけはタンクにZIPPOオイルを注いでいた際、オイルをタンクや手にこぼして何度も拭いていました。

出典: https://www.amazon.co.jp

Amazonでは消火器がランキング1位に！

だーすけの火事配信がニコニコ動画で広まると、消火器の売り上げが急増しました。

だーすけのニコ生火事配信で視聴者たちは、消火器がないと悲惨な事態になると思ったのでしょう、通販サイトAmazonの「防犯・防火用品」カテゴリーでは数ある商品の中でも消火器が1位の売り上げになりました。
消火器の購入者のレビューには「ライターで家を燃やす動画を見て、必要性に気付き購入しました。」ともありました。
視聴者の防災意識を高めたという点では、良い影響もあったと言えますね。

ニコニコ動画で生放送中に誤って火事を起こし、世界中で笑い者となっただーすけ。
生配信ではなく録画であれば放送されることはなく、これほど広がることもなかったでしょう。
ニコ生では火災のせいでパソコンが壊れて配信は途中で終わりましたが、その後は3人のけが人が出たものの幸いにもぼやで済んだようです。

火事の原因はオイルマッチの火でしたが、そもそも屋外で使用するものですし、周辺には引火しやすいものだらけだったのも延焼に繋がりました。
そして何よりだーすけの消火方法が不適切なものばかりで、何か行動すればするほど逆効果でした。

ある意味、反面教師として火災訓練の教材には使えそうではありますね。
実際、ニコ生配信や動画で火事になる経緯を観た人たちは火災を想定して消火器を購入したりもしています。

100円マッチの代償としては大きな痛手となった事件でしたが、だーすけには今後は炎上以外で活躍してほしいものです。