「帰れない…」てるみくらぶ被害者のTwitterまとめ

先日旅行会社「てるみくらぶ」が倒産してしまいました。ただの倒産ならまだしも旅行会社であるという特性上顧客に対して様々な被害が及んでしまいました。

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中にはてるみくらぶ経由で航空券を購入した人が旅行中に帰りの航空券が無効になってしまい帰れない被害にあったというケースもあります。一体何故てるみくらぶは倒産してしまったのでしょうか？

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今回はそんなてるみくらぶについてご紹介します。てるみくらぶ倒産に関して被害を被った人たちによるツイッターのまとめや、「てるみくらぶ」という企業の実態や、社長・山田千賀子さんなどについて迫ってみました。

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てるみくらぶは1998年12月4日に設立されました。てるみくらぶはかつてインターネット予約をメインとした格安旅行会社でハワイ、韓国、サイパン、台湾などを中心に格安旅行プランを提供していました。

てるみくらぶの本社は東京にありますが札幌、名古屋、大阪、福岡の4大都市に営業所を展開し、ハワイ、グアム、サイパンにも現地法人を設立する事で旅行会社として着実な発展を遂げていました。

またてるみくらぶの特徴は格安旅行プランだけでなく、ヨーロッパのツアーや客船によるクルージングプランも提供していました。

格安旅行会社として人気だったてるみくらぶですが倒産してしまっています。

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てるみくらぶは2017年3月27日を持って自己破産したため倒産となっています。

てるみくらぶの倒産した原因は資金難によるものです。てるみくらぶは3月23日までに国際航空運送協会の「IATA」に対して4億円と各宿泊施設に対して支払いの義務があったのですがそれを払うことが出来ずに倒産してしまっています。

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てるみくらぶの倒産時の記者会見での社長・山田千賀子さんのコメントによると新聞広告による広告費が原因で資金繰りが難しくなったとのことです。そして会社の債務は溜まる一方になってしまい、倒産したその後も債務の処理に追われているようです。

てるみくらぶが倒産したことによって利用者に多大な被害が及んでいます。中には旅行中にてるみくらぶが倒産してしまったため、日本に帰れないで困っている人もいたようです。

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てるみくらぶは資金難が原因で倒産したため利用者と航空会社または宿泊施設に対してまともな代金のやり取りが出来ていませんでした。本来ならば利用者から代金を受け取ってそれを航空会社または宿泊施設に渡すことで、利用者は旅行中にお金を支払う事無くそれらを利用できます。

しかしてるみくらぶは利用者から代金を受け取って航空会社または宿泊施設に渡す前に倒産してしまいました。そのためホテルに代金が渡ってない場合は泊まれない、帰国便の航空会社に代金が渡ってない場合は帰れないという事態を引き起こしてしまいました。

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てるみくらぶ側は倒産したその後は一切航空会社または宿泊施設の手配ができないため、出先に代金が渡っていない場合は「自力で何とかしてもらうしかない」とコメントしています。ちなみに3月2日時点でてるみくらぶを経由して旅行していた顧客は約3千人いたそうです。

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実際に旅先のホテルで従業員から「ツアー会社が倒産したのでホテル代金を払って下さい」と言われその場で支払いを余儀無くされた人もたくさんいたようです。航空券に関しても同様にこのままじゃ帰れないのでその場で料金を払って戻って来た人が多数存在します。

ちなみにてるみくらぶの倒産直後の時点では、支払った金額の返金に関する情報は発信されていませんでした。

てるみくらぶ利用者で出先から帰れない人はサバイバルな状況に陥ってしまいました。

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海外旅行で航空券が無効になった場合、その場で自力で対応しなければなりませんが国によって難易度が異なります。韓国や台湾ならば日本語が通じる現地民も多いので何とかなりますが英語圏あるいはそれ以外の国ではかなりサバイバルな状況になってしまいます。

ちなみにてるみくらぶはアジア圏以外にもエジプト、地中海、ケニアなどの旅行プランが販売されていました。これらの国々は言葉の壁のせいでコミュニケーションができないので、もしこれらのプランを利用中だった人はかなりサバイバルな体験をしたのではないでしょうか。

折角の海外旅行にもかかわらず、帰国できないでサバイバルな状況になってしまったら誰でも怒りを感じてしまうでしょう。

倒産後に旅行予定だった利用者も大変困っています。大切な旅行が中止になったこともさることながらクレジットカードで払ってしまった代金が返金されるのか、できないのかと心配になっています。

もしかしたらてるみくらぶ以外にも何らかの理由で帰れないケースが今後出てくるかもしれません。そんな場合はどうすればいいのでしょうか？

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旅先で帰国できないかどうか心配な方はスグに航空券の航空会社に問い合わせてチケットの有効性を確認しましょう。現在はネット、メール、電話など数多くの手段で問い合わせすることが出来ます。

もしチケットが無効だった場合、支払ったお金がてるみくらぶで止まっていて航空会社に渡っていないので帰国の際は自力で何とかするしかありません。

#てるみくらぶ

てるみくらぶ倒産で、

今旅行中の方々

帰りの航空券生きてるか確認して、とりあえず帰路を確保してください❗ 空港送迎等のオプショナルツアーもキャンセルになってる可能性が高いから、とにかく帰路を確認してください。旅行保険に加入してる場合は、連絡してください。
— kayo (@kauchigayo) March 24, 2017

仮にホテル・航空券の予約が無効になっていたとしても路頭に迷ったり帰国できないというサバイバルは今のご時世では考えられません。ホテルも飛行機もネット環境さえあればいつでも予約する事が出来るのでパソコンか携帯があればすぐに新たな手段を手配することが出来ます。

社長・山田千賀子さんが経営する「てるみくらぶ」は格安旅行プランを売りにしている旅行会社でしたが経営は中々苦しい状況に陥っていたようです。

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てるみくらぶは薄利多売のビジネスを続けていたため社員は毎日労働とプレッシャーに負われながら仕事を続けていました。とある求人情報サイトに載っているてるみくらぶの評価は、働きやすさや満足度などにおいて5点満点中全ての部門2点以下でした。

コメントを見ると「一人当たりのノルマが多すぎて毎日サービス残業ばかりだった」「上司が部下をサポートせずクレーム対応も平社員に任せっきりだった」などの酷い労働環境が語られていました。
さらにノルマや作業内容が多すぎて期日までに間に合わない為、男性社員は会社に寝泊まりする事を余儀無くされていたそうです。

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しかし倒産した時の情報を見ると、てるみくらぶの平社員の平均年収が300万円だったのに対して、社長・山田千賀子さんは3360万円もの年収があったそうです。そのためてるみくらぶはただの経営難だったわけではなく計画的な倒産だったのではないかとも噂されています。

てるみくらぶの倒産を受けて様々なコメントがツイッター上で飛び交いました。

てるみくらぶの倒産問題で一番気になるのは支払った金額が返金されるかどうかです。海外旅行となったら利用者が支払う金額も低くはありません。資金難と言えども会社の都合で倒産してサービスが利用できないうえに返金不可となったら目も当てられません。

昔、てるみくらぶでグアム行ったなぁ、4泊5日で¥29800、利益あるのか気になったが、やはり儲からなかったようだ・・・(･_･;
— deijirou (@deijirou) March 27, 2017

過去にてるみくらぶを利用した人によると、格安であることには間違いなかったようです。しかし利益が少ない故に倒産してしまっては元も子もありません。

てるみくらぶの気になる返金問題ですが3～4か月経過した後にクレジットカード経由で支払った方は返金できたという報告が挙がっています。これ以外にもタイミングこそカード会社によってまちまちですが、全額返金できたというコメントを寄せている人が続出しています。

朗報です❣️
本日、エポスカード会社から手紙が届きました。
てるみくらぶ の旅行代金（カード決済）が、ようやく正式に請求取り消しになったようです‼︎
さっそくJATAのほうは認証取消ししますね。#てるみくらぶ #エポスカード pic.twitter.com/5g5roFhqWG
— me-gu (@970yoshiek) July 6, 2017

てるみくらぶに代金を支払ってしまって旅行開始前だった人は、カード会社によっては請求取り消しの対応に成功しています。これはカード会社による迅速かつ適切な対応と言えるでしょう。

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てるみくらぶが倒産したその後クレジット決済を行った方は返金されていますが、現金で支払った人は12月に「被害額の1％」が返金予定になっています。つまり現金で支払ってしまった人はこれ以上の対応はできないので泣き寝入りせざるを得ない結果となってしまいました。

てるみくらぶの社長・山田千賀子さんは倒産した直後から消息を絶ってしまい連絡をとることができない状態が続いていました。しかし11月8日に詐欺などの疑いで逮捕されています。
てるみくらぶは以前から経営が悪化していたにもかかわらず決算書類の金額を水増ししたり、顧客に対して現金払いで早期契約を促すなどの手段を利用していましたが旅行代理店業界の経営不振に抗えず倒産、社長・山田千賀子さんの逮捕となってしまいました。

出典: http://toyokeizai.net

てるみくらぶの倒産問題で多く見られた意見は「カード決済で良かった」という物です。実際にてるみくらぶにカード決済で支払った人はカード会社の対応により返金に成功しています。

現金払いは履歴が残らなかったり情報が曖昧になりやすいので、もしもの時を想定して高額な金額のやり取りをする際は現金払いは避けた方が良いのかもしれません。