鼻で笑う人の心理や対処法|鼻で笑う以外の笑い方からわかる性格や心理も
真剣な会話中、鼻で「ふん」と笑われた…。馬鹿にされてる…?と不快に思った経験はありませんか?なぜ鼻で笑うような態度をとるのか、心理や対処法を知ることで、人間関係をより良くする近道になります。ここでは鼻で笑う人の性格や心理、様々な笑い方も徹底解説します!
目次
あなたの周りにも鼻で笑う癖がある人いませんか?
一生懸命話しているのに、真剣に相談しているのに、「ふんっ」と鼻で笑われた…。なんだか馬鹿にされているような…。もやもや嫌な気持ちになった。そんな経験、あなたにはありませんか?
鼻で笑われると、馬鹿にされたような気分になったり、不快な気分になりますよね。鼻で笑う人とは出会わないようにする!というのも、なかなか難しいもの。
そんな人のために、ここでは鼻で笑う人の性格や、笑われた時の対策など徹底解説!鼻で笑う人の心理や対処法などを知っておくと、嫌な気分が少しでも軽くできるかもしれません。
また、自分が鼻で笑っているかも…!?と感じている方も、対策を見れば、笑い方の癖を直すきっかけにつながります。是非、参考にしてみてください。
そもそも「鼻で笑う」とは?
「鼻で笑う」といっても、具体的にはどのような意味なのか。ここでは類語と共に紹介していきます。
「鼻で笑う」の意味
「鼻で笑う」というのは、辞書によると「相手を見下してあざけり笑う。鼻先でふんと笑う。」という意味で、鼻から「フンッ」と息を漏らし、笑い声を出さない笑い方です。
長々と自慢話を聞かされたり、興味のない話題を長時間説明されたり、苦手な話ばかりをされて、つい心の中で「つまらないなあ」と思ってしまうことはありますよね。
そんな退屈だと思う気持ちや、相手を見下していた場合などに出てしまう仕草です。
「鼻で笑う」の類語
「鼻で笑う」と同じような意味の言葉は多くあり、その言葉の意味は、相手を軽蔑したり馬鹿にしている態度を表すことがほとんどです。
例えば、鼻であしらう、小馬鹿にしたように笑う、嘲笑する、皮肉な笑いをする、笑い飛ばす、軽んじる、馬鹿にする、見下げる、低く見る、蔑視する…。など、良い意味の言葉ではないことは一目瞭然です。
鼻で笑う人の特徴・心理は?
人を不快な思いをさせてしまう、「鼻で笑う」という仕草。どうしてそんな仕草をしてしまうのでしょうか?相手の特徴や心理を知ることで、心構えや対処法も見えてきます。順にみていきましょう。
①相手を見下している
自分の方が優れている、恵まれているという思いから、相手を見下して鼻で笑うケースが最も多くあります。
そのような心理の人は、普段からあなたや周囲の人に対して、偉そうな態度をとっていることが多いのではないでしょうか。また、目上の人や自分が尊敬している人だけ、相手にしたがる傾向があります。
このような人が鼻で笑うことをやめる最も良い方法は、目上の人や尊敬している人から注意されること。一番効果があり、態度を改める可能性があります。
②話がつまらないと感じている
単純に興味がなかったり、早く終わらないかなと感じている場合に、鼻で笑う人がいます。
自分にとって特別ではない人や、あまり興味がない人などに対し、このような態度をとる傾向があります。大きなリアクションや笑顔を見せてしまうと、更に話が広がってしまったり、相手の話が長くなってしまう事を回避したいと思っています。相手の熱がさめるような「鼻で笑う」という行為で早く終わらせよう、と鼻で笑ってあしらっているのです。
人によって態度を変えるような大人げない、子供っぽい人に多いのが特徴です。
③プライドが高い
非常に高いプライドを持っている人も、鼻で笑ってしまう事があります。
人から評価されたりほめられたりするのが好きなのに、人を認める、評価することに関してとても抵抗があります。自分が必要とされていないと我慢ができず、相談をもちかけられたり、教えを乞われたりするのを好む傾向があります。
しかし、自分がしてあげた事に関して、相手が感謝をしなかったり、軽い態度をとる場合は、不満をあらわにするので、注意しましょう。
④癖づいている
特に相手を馬鹿にしたり、軽蔑したつもりはなく、もともとの癖で鼻で笑ってしまう人もいます。
相手に悪気があるわけではなく、反対に好意的に思い、自分の素直な癖が出るほどリラックスしている場合もあります。そのような時は、馬鹿にした発言や、軽蔑した態度をとることはほとんどないのが特徴です。
鼻で笑うことを、他人から指摘してもらえることは稀です。もし、癖になっている友人や身内がいたら、優しく注意してあげるのが良いでしょう。
⑤自信家
他の人と自分は違う存在なんだ、私って凄い、私って素敵と、自分に自信がありすぎる人も鼻で笑ってしまうことがあります。
何よりも自分が一番なので、自分以外の人間を低く見てしまい、鼻で笑う仕草につながってしまうのです。高学歴や高収入など、インテリ層に多い傾向があります。
話をしていても、相手の意見より自分の意見の方を信じ、正しいと思ってしまうので、良い話や、為になる話も素直に聞かないこともあります。アドバイスなどは無理にしなくても良いでしょう。
⑥自分を馬鹿にされたくない
冗談でも、自分のことを馬鹿にされるのが我慢できない人もいます。そのような人は、些細な自慢でも自分のことを馬鹿にしているのではないかと感じ、自分を守るために、相手の方を馬鹿にしようとします。
そのような性格の人には、欠点を笑い話にしたり、からかったりすることはせず、冗談が通じない人だということを念頭に置いて対応するのが◎。
⑦関わりたくないという気持ちの表れ
人と関わるのが面倒だと感じている人も鼻で笑うことがあります。
コミュニケーションの得意、不得意以前に、そもそも人に興味がなく、煩わしいとすら思っています。生きていくうえで最小限のコミュニケーションだけでやり過ごしたい気持ちが、適当に鼻で笑うという態度に出てしまっているのです。
特にこのような心理が根底にある場合、相手からどう思われようかもあまり気にしていません。しかし、そのような対応をされた方は不快に思い、記憶に残ってしまいますよね。
もし、自分が他人に興味が無く、鼻で笑っているという心理に当てはまるならば、最小限のコミュニケーションの手段を、鼻で笑う事以外に見つけるべきでしょう。
⑧劣等感を感じている
自分に自信がない劣等感から、鼻で笑う人もいます。自分の劣っている部分を隠すために、鼻で笑うことで自分をよく見せようとしているのです。
相手の話が自慢に感じたりしてしまうと、本当は実力も能力もないとバレてしまうのではないかとを恐れ、「そんなこと興味がない」という風を装います。鼻で笑ったりする他、相手の話に言いがかりをつけたり、馬鹿にした態度とる傾向もあるでしょう。
自分の劣等感が根底にあるので、心底他人を馬鹿にしているわけではありません。相手の劣等感がなくなれば、そのような態度が減少していく可能性もあります。
⑨過去のトラウマ
過去に「変な笑い方」や「大きい声で笑わないで」など、笑い方に関して注意されたり、嫌悪感をあらわにされた人の場合、それがトラウマになっている場合もあります。
そのような人は、過去のトラウマを引きづるあまり、笑うことに抵抗があります。馬鹿にしている気はなく、鼻で笑うようなしぐさで、「笑う」という行為をやり過ごしています。この場合もトラウマが原因のため、言葉や態度には、相手を軽蔑しているような表現が出てこないのが特徴です。
鼻で笑う癖がある人への対処法
鼻で笑われると、もやもやした嫌な気持ちになったり、イライラ腹が立ったりしますよね。少しでもその感情を和らげるために、次の対処法を覚えておきましょう。鼻で笑う相手に振り回されず、自分の気持ちを安定させることができます。
いちいち相手にしない
鼻で笑う人に対して、いちいち怒りを覚えたり、嫌な気分になったりするのは、時間の無駄です。相手に振り回されないためには、相手にしないのが一番です。
まずは、相手の話を真面目に聞かないようにしてみましょう。真面目に聞いて、相手の悩みや相談にのったりしてしまうと、相手に時間を割く必要性がでてきます。適当な相槌をうつなどして、真面目に受け止めないのが◎
そういう人だからと割り切る
鼻で笑う人に対して、もやもやと思いを巡らすのは無駄です。鼻で笑う人は、自分の高慢さや劣等感さらには癖から鼻で笑うという仕草をしてしまうケースが多く、相手の性格や癖が治らない限り引き起こされる行為です。
「この人はそういう人だ」と割り切り、気にしないことが、自分の心の平穏を保つ鍵です。
嫌だという気持ちを伝える
鼻で笑う人は、「鼻で笑いました?」と直接聞かれることはほとんどありません。あえて聞いてみると、驚いて素直に謝ったりする人もいますし、鼻で笑うことが癖になっている人は、ハッとして、態度を改めてくれることもあるかもしれません。
相手に直接聞くのが難しい場合は、せめて表情で伝えてみましょう。
嫌われたくないからと、愛想良く対応し続けてしまうと、この人はどんなに馬鹿にしても大丈夫。と勘違いされてしまいます。
あなたが嫌な気持ちをしているのであれば、少しでもその気持ちを表現していくことが大事です。
関わらないようにする
関わらないよう距離を置くことで、相手との時間で生み出される嫌な気分からも、同時に離れることができます。二人きりにならない、その人との時間をあえて作らないようにしましょう。
嫌いな人と関係を築こうとしても、いづれにせようまくいきません。相手にとっても、本当に心を開かない人と付き合う時間は、無意味です。距離を置くと、相手も次第にあなたと接触してくることがなくなりますし、ほかの人に話しかけるようになるはずです。最初から割り切って近づかないようにするのが、お互いにとっても一番良い方法です。
鼻で笑う癖を治す方法
この文章を読んでいて、もしかして自分が鼻で笑っているかも…。と思った方もいるのではないでしょうか。日頃の行いや、心がけ次第で治せるかも?!ここでは、鼻で笑う癖を治す方法を紹介していきます。
人の話をしっかりと聞く
話をしっかり聞くことで、鼻で笑うことも減り、相手は自分を尊重してくれていると感じます。
話の内容をすべて覚えるというのは、最初からハードルが高いので、まずが相手が「しっかり聞いてくれている。」と感じてもらうことからはじめましょう。
目を見て聞く、適度な相槌をうつ、相手の言葉尻を繰り返す。などの表現で、相手は自分の話に興味を持ってくれていると感じます。早速、実践してみましょう。
笑顔を作る練習をする
鼻で笑うことをやめようとして、笑うこと自体を控えてしまう事はよくありません。余計に相手にマイナスの印象を与えかねないので、代わりになる笑い方を考えましょう。
なるべく歯を見せて朗らかに笑うようにすると、人に良い印象を与えることができます。歯を見せず口を閉じて笑うと、つい鼻から息が漏れ、人を見下しているような笑い方になってしまいかねません。笑顔の練習をする時は、歯を見せて笑うということを意識しながら練習しましょう。
相手への態度を改める
いくら笑い方だけ練習しても、根底に、他人を軽蔑する考えをもっていては、つい言葉や態度に出てしまいます。プライドの高い人や、自信家の人は、まず自分以外の人を認めることから始めるのが一番です。
相手の劣っている点ではなく、相手の優れている、自分にはない尊敬できる点を探し、相手との関係を気付いていこうとする意識だけでも、鼻で笑うような見下した態度は減っていきます。
相手の劣っている点を探し、自分の方が優れていると確認することで、安心感を得てきたのかもしれませんが、その安心感は、相手を気付つけることで得ているのだということをまず自覚しましょう。
自分の劣っている部分を認める
劣等感から虚勢を張り、自分を守る行為として鼻で笑う人は、劣っているところも含めて自分なのだと、自分自身を認めてあげましょう。
自分の劣等感を認め、弱い自分もあるということを知られても大丈夫。という意識が芽生えれば、虚勢を張って、他人に自分を良く見せる必要がなくなります。鼻で笑うような仕草も、いつしかなくなっていくことでしょう。
鼻で笑う以外の笑い方からわかる性格・心理
鼻で笑う以外にも、大声で笑う、引き笑い、含み笑い…など、笑い方にも色々ありますよね。笑い方で、その人の性格や心理も見えてきます。身近な人や、自分の笑い方はどれに当てはまるのかを考えながら、見ていきましょう!
①大声で笑う
大きな声で「ガハハハ」と笑う人は、周囲から見てもにぎやかなで楽しい反面、音量も大きいので、うるさいと思う人もいるでしょう。
このタイプの人は真っ直ぐな性格で、他人に対してオープンな、目立ちたがり屋な人です。にぎやかな性格をもち、周りに人が集まりやすい傾向があります。
細かい事や暗い空気が苦手なことも多く、真剣な相談や、真面目な話の時も、笑って盛り上げようとすることもあります。一歩間違えると、「空気が読めない人」という印象を与える可能性もあるので、注意しましょう。
②声を出さずに笑う
声を押し殺して笑う人は、まず相手のことを考える人です。自分が相手からどう見られているかを考えながら笑ったり、相手の動向を窺う傾向があります。
消極的に見えて、相手に自分の悪い印象を与えたくない。というプライドの高さから、このような笑い方をする人もいます。
③引き笑い
普通笑うときは、「息を吐きながら」笑いますが、引き笑いは「息を吸いながら」笑います。
これは呼吸のタイミングの問題であることが多いのですが、おしゃべりで、せっかちな性格の人が呼吸のタイミングが合わず、引き笑いになりやすい傾向があります。
話したいことが沢山あるので呼吸が乱れやすく、話に夢中になりすぎて呼吸のタイミングがおかしくなり、「引き笑い」になってしまいます。また、早口な人も多く、どんどん話をすると息を吐き出しっぱなしになり、笑うときには引き笑いになってしまいます。
引き笑いをする人は、にぎやかで、話も盛り上がることが多いですが、自分のことばかり話しすぎないよう注意しましょう。
④含み笑い
「うふふ」「ふふっ」といった含み笑いをする人は、プライドも高く、自信家な人。恥をかかされたり、馬鹿にされたりするのが嫌いなタイプです。
恋愛になるとわざと素気なくしたり、気を引いてみたり、駆け引きしたがる傾向があります。策士のため成就率は高めながらも、プライドの高さが邪魔をしてしまう事もあります。
明るく楽しい感情をさらけ出すことに抵抗があり、少し鼻につく態度をとってしまう事があるので注意しましょう。
⑤手をたたいて笑う
手を叩いたりして、オーバーなアクションをしながら笑う人は、本来の自分を常にさらけ出すことを恐れず、裏表がないことから、誰とでも仲良くできる性格の人です。
また、大勢の中で中心人物になりたい、常に人から注目されていたいという思いから、周囲に自分を誇示する為に手を叩いて笑うこともあります。
心に余裕があるので人の話を楽しめるのは良い点ですが、細かなことは気にしない性格から、周囲に対しても少し鈍感なところもあるでしょう。大きなリアクションを好まない人もいるという事を、忘れないようにしましょう。
⑥手で口や顔を隠して笑う
笑うときに口や顔を手で隠して笑う人は、自分に対してあまり自信がない、恥ずかしがりやな性格です。
異性を相手としている場合は、口をあけて笑うのを見られたくない、上品に思われたい、良く見せようと意識している場合もあります。
しかし、秘密主義者のため、自分をありのままでさらけ出すことができずに疲れたり、本当の自分を出すことに時間がかかったりと、ストレスを溜め込みやすい一面もあるようです。
鼻で笑う人を理解して、良い人間関係をつくりましょう!
鼻で笑う人の心理を知ることで、自分が不快な思いをせずに済んだり、相手の本当の姿を知るきっかけにもなります。お互いの人間関係をより良いものにするためにも、鼻で笑う人の対処法を参考に、一歩引いてみたり、自分自身の相手を馬鹿にしないコミュニケーションのマナーを改めて見直してみましょう。