定額小為替の書き方!手数料・換金方法・受け取り期限も!【保存版】

定額小為替はネットショッピングや市役所など自治体とのやりとりで使える便利な為替です。郵便局で簡単に発行できる定額小為替の書き方など事前に知っておくと安心です。発行・換金の時の書き方や期限・払い戻し・代理人でもできるかどうか詳しくご紹介します。

定額小為替の書き方!手数料・換金方法・受け取り期限も!【保存版】のイメージ

目次

  1. 1定額小為替ってどうやって書くの?
  2. 2まずは定額小為替について解説!
  3. 3定額小為替を利用する3つのメリット
  4. 4定額小為替が使われる主な場面を3つ紹介!
  5. 5定額小為替の発行手数料
  6. 6定額小為替の書き方
  7. 7定額小為替の換金方法は?各欄についても解説!
  8. 8定額小為替の受け取り期限と再発行について解説!
  9. 9定額小為替は払い戻しについて解説!
  10. 10定額小為替の書き方や換金方法を覚えておこう!

定額小為替ってどうやって書くの?

定額小為替は、定額小為替振出請求書に記入するところからはじまります。なんだか書き方など難しそうと思える窓口でやらないといけないやりとりですが、一度書き方を知ると2回目からは違和感なくできる作業です。

書いているところ

定額小為替振出請求書は、郵便局の振込依頼伝票など伝票類がある場所にあります。無い場合でも、窓口の人に言うとすぐ出てくる書類です。あまり使う機会は少ない定額小為替ですが、市役所など役所とのやりとりや少額なら振込みより手数料が安いこともあるので、使う前にどういうものか理解して書き方など知っておくと安心してやりとりができます。

定額小為替の振出請求書の書き方や手数料、換金や払い戻しの期限があるのかどうか、紛失した時の再発行手続きや代理人でも現金に換金できるかどうかなど、詳しくご紹介します。

まずは定額小為替について解説!

定額小為替とは?

クエスチョンマーク

定額小為替とは、お金の一種で、いわゆる証書です。わざわざ現金を定額小為替にする理由は、郵便局から郵送できるようになるからです。現金は郵送できないという決まりがありますよね。郵便でお金を送りたい時は、定額小為替振出請求書に記入して郵便局で定額小為替証書を発行してもらうと、お金を郵送することができるということです。

定額小為替の額面の種類

定額小為替金種

定額小為替で選ぶことができる額面には種類があります。50円・100円・150円・250円・300円・350円・400円・450円・500円・750円・1,000円の12種類です。50円という少額から発行できて郵便局から送ることができるのが定額小為替の特徴の1つと言えます。

現在市役所では戸籍謄本1通450円・印鑑登録証1枚300円ですから、定額小為替の金種にそれぞれある額面です。合算で送付できる場合は750円の定額小為替を振出請求して、市役所と郵送でやりとりして謄本と印鑑登録証を入手可能です。市役所が遠いとか本籍地と現在地が離れている時などに市役所とやりとりする方法の1つとして覚えておくと良いですね。

定額小為替を取り扱う場所

ポスト

定額小為替証書を発行・換金できる場所は郵便局やゆうちょ銀行です。つまり、郵便局の窓口へ行かなければ発行できない証書であり現金化できない証書です。窓口で出す書類がありますが、書き方など分からない時は質問しながら書くこともできます。

定額小為替を利用する3つのメリット

①少額の送金に便利

小銭

少額の送金に振込みを使うと振込手数料がかかってしまいます。請求された額面より多い手数料を支払って送金するという場合もあるでしょう。そんな時に、定額小為替を発行して郵送するという方法があります。銀行口座を持っていないという場合にも、少額送金なら定額小為替を使うことで換金できる証書を送ることができます。

②普通郵便での送付が可能

封筒に切手をはる

現金を郵便で送ることは法律で禁止されている行為です。現金に換金できる定額小為替なら、郵便で送付できます。定額小為替振出請求書の書き方や換金の際の書き方などが分かっていれば、すぐに証書を郵送でやりとりできるというわけです。難しい書き方はありませんので、定額小為替を送ってみようと思い立ったなら、書き方など聞くこともできて定額小為替の取り扱いのある郵便局でチェックしてみましょう。

③口座情報を提示せずに現金のやりとりができる

親指を立てた人

定額小為替を使うと、口座情報を相手に伝えることなくお金を送ることができます。オンラインショッピングなどで時々ありうるのがフィッシングサイトによる個人情報の収集です。住所・氏名・年齢・口座番号など、全て入力後にニュースで「あれ詐欺サイトだったの」と分かってからでは遅いということもあるでしょう。個人情報を守るという意味で、口座情報の提示をしないでお金のやりとりができることは、近年の巧妙な詐欺サイト対策の1つの方法なのかもしれませんね。

定額小為替が使われる主な場面を3つ紹介!

個人情報を守りつつお金の代わりになる証券を郵送することができる定額小為替、実際にどんな場面に役立つのでしょうか。詳しく3つの場面を見てみましょう。

①市役所に書類を請求する場合

手紙

戸籍・本籍など、住んでいる所から遠く行ったこともない地方の市役所に書類を請求する時にも、定額小為替を使うことができます。現金書留でもできますが、定額小為替の方が手数料と送料合わせても安くすむことがあるので、遠い市役所との書類請求のやりとりの場合には定額小為替は便利です。

②ネットショッピングなどの通販

ネット通販

ネットショッピングなど通販でも、定額小為替証書で支払いが可能としているサイトでは、使うことができます。少額で個人的なやりとりの時に、個人情報の開示を少なくできますし振込手数料などが安くすむなら、定額小為替でお金をやりとりするという場面もあります。

③お祝い金などの送付

金封

できればご祝儀袋などに入れて手渡ししたいお祝いのお金ですが、現金を郵送してはいけません。ですが、ご祝儀袋に定額小為替を入れて郵便局から堂々と送ることができます。

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定額小為替の発行手数料

定額小為替手数料

定額小為替には発行手数料がかかります。細かい金種があるのには、定額小為替の手数料が1枚につき100円かかることに由来していると言えます。350円の定額小為替が欲しい時に、300円と50円を1枚ずつ選ぶと手数料が2枚分かかってしまうので、350円を選ぶということです。1,500円送りたい時は、1,000円と500円の定額小為替が必要ですから、手数料は200円別途かかります。郵送するなら送料もプラスかかりますが、現金書留や銀行の窓口などからの振込みよりは安い手数料になることもあります。

定額小為替の書き方

メリットもある定額小為替を発行するための書類の書き方などを見ていきましょう。書き方は簡単ですし、郵便局に行けば書類もあります。手順など予め知っておくと安心なので、覚えておきましょう。

定額小為替を送る際に必要なもの

ID

定額小為替を送る時に必要なものは、
■定額小為替振出請求書
■免許証など身分証明書
(10万円以上の場合)
の2つです。

定額小為替振出請求書は郵便局にあるので、念のため免許証など写真付きの身分証明書を持って行きましょう。

定額小為替の各欄の記入例

定額小為替振出請求書

定額小為替が欲しい時の手順は下の1~5のような流れになります。

1.郵便局へ行く
2.定額小為替振出請求書に記入
3.振出請求書が無い時は窓口で聞く
4.必要な金額分と手数料を支払う
5.定額小為替を受け取る


定額小為替振出請求書の書き方は、書類にある通りの書き方です。請求日欄に日付を、おところ欄に郵便番号と住所を、おなまえ欄に名前を、日中ご連絡先欄に電話番号を、必要な金種欄に必要枚数を記入します。

書き方は記入欄の指示通りで大丈夫です。心配な時は記入した後に受付の人に書き方が合っているか書き方に不備がないかどうか聞いてみましょう。また、書き方に記入漏れなどがあったら指摘されるので、指示に従って記入すれば、定額小為替証書はすぐに発行されますのでご安心ください。

定額小為替

定額小為替証書は、受取人を指定することができます。受取人を指定する書き方は、送付する前に「受取人」の欄に受取人の名前を記入するだけです。受取人を指定すると、送った先で紛失したりした時に不正に利用されることを防ぐことができるというわけです。定額小為替を個人に郵送するならば受取人を指定する書き方で受取人の名前を記入して送ると安心です。

市役所などの自治体に送る場合の指定受取人の書き方ですが、書かない場合が多いようです。受取人の書き方など指定される場合は、市役所など自治体とのやりとりでも受取人を記入しましょう。定額小為替で市役所などとやりとりする時は、送付前に受取人欄の書き方や記入の要・不要について聞いてみると安心ですね。

定額小為替の換金方法は?各欄についても解説!

定額小為替は換金しないと現金としては使えない証書です。定額小為替を受け取ったらまずは換金に出かけましょう。

引き換えは郵便局へ

郵便局

定額小為替の取り扱いがあるのは郵便局なので、現金に引き換えるためには郵便局へ行きます。窓口で書き方など確認しつつ書類を書くことができます。行き慣れた郵便局なら書き方など質問しやすいということもあります。

換金の際に必要なもの

クエスチョンマーク

換金に必要なものは、本人が換金に行く場合は
■定額小為替証書
■印鑑
■免許
など身分証明書(10万円以上の場合)
の3つです。

身分証明書は、免許証のような顔写真入りのもの、マイナンバーカードやパスポートも提示できます。写真がない証明書の場合、追加で公共料金の領収証書など他の証明書が必要です。なるべく写真入りの身分証明書を持って行きましょう。

指定受取人の欄

OK

指定受取人欄が空白のまま送付される場合もあります。指定受取人欄が空白でも換金をすることはできます。空白で届いた時は、自分で名前を記入したりせず空白のまま郵便局へ持って行きましょう。

おところ・おなまえの欄

書き込む様子

定額小為替証書を換金する時に必ず記入しないといけない欄がおところ・おなまえ欄です。書き方は、現住所と名前を、写真付き身分証明書と同じ内容で記入します。

押印

捺印

おところ・おなまえ欄の右に捺印する箇所があるので、そこに押印しましょう。ずれたりこすったり二度押したりするといけないので、しっかりと朱肉をつけてぎゅっと一回押してしっかりした印が押せればベターです。

委任欄

Q&A

定額小為替を、指定受取人以外が代理人として換金に行く場合は、各記入欄を先に指定受取人が記入・捺印しておく必要があります。証書裏面の委任欄に、各項目を記入します。書き方は、各欄に指定の事柄を記入するだけです。

■証書裏面の委任欄の書き方(指定受取人が書く
(代理人)なまえ欄:代理人として換金をする人の名前
(委任者)おところ・おなまえ欄:指定受取人の住所と名前を記入・指定受取人の印鑑を捺印

準備ができたら代理人が郵便局へ、裏の委任欄が記載された定額小為替証書を持って換金に行きましょう。代理人と指定受取人両方の身分証明書の確認をされることがあるので、念のため身分証明書は持って行った方が良いでしょう。表面は代理人が書きます。

■証書表面の書き方(代理人が書く
おところ:代理人の住所
おなまえ:○○○○(=指定受取人の名前)の代理人 □□□□(=代理人の名前)

表面は郵便局で書いても間に合います。書き方などに不安があるなら窓口で確認しながら書くという方法もあります。

定額小為替の受け取り期限と再発行について解説!

定額小為替をやりとりする際の一番の不安は、期限があることと紛失した時の再発行や不要になった時の払い戻しができるかどうかということです。為替になった時に信用取引になり現金は郵便局が管理しているという状態にはあります。期限や再発行や払い戻しについて見ていきましょう。

定額小為替の受け取り期限

タイムリミット

定額小為替には期限があります。発行から六か月と定額小為替にもはっきりと記載があります。取引に慣れている人ならば知っていることですが、知らない人は知らないこと。初めての相手へ定額小為替を郵送した場合は期限の通知を、初めての取引で定額小為替を受け取った場合などは期限をまず確認しましょう。

受け取り期限が過ぎた場合

再発行も郵便局

期限が過ぎた場合は、再発行の請求をしましょう。郵便局窓口で「為替証書の再発行の手続き」をお願いします。再発行の手数料が100円必要になりますので予め承知して行きましょう。再発行の場合は、窓口ですぐ受け取ることができません。郵送されてくるまで待つ必要があります。

受け取り期限が過ぎても再発行できる定額小為替ですが、その期限は5年です。5年の再発行期限を過ぎてしまうと、現金に換金できない証書になってしまいますので定額小為替の期限には注意が必要です。

定額小為替は払い戻しについて解説!

定額小為替が必要なくなってしまったという時に払い戻す方法についてご紹介します。

払い戻しの際に必要なもの

印鑑

払い戻しの時にも必要なものがあります。
■払い戻したい定額小為替証書
■印鑑
■免許書など身分証明書

の3つが必要です。

払い戻しの場合も換金の場合と同じで、顔写真入りの証明書をなるべく持って行きましょう。ない場合は、公共料金の領収証書・国民年金手帳・母子健康手帳などが追加の証明書として使うことができます。

払い戻しの際の手数料

現金

払い戻しの時は手数料はありません。定額小為替証書の額面通りの金額が払い戻しされます。つまり、定額小為替を発行する時に1枚100円支払った手数料は返金されません。払い戻しに手数料はかかりませんが、発行時の手数料が再び戻されることはありませんのでご注意ください。

期限が過ぎた場合の払い戻しと注意点

チェックリスト

期限が過ぎた場合の払い戻しもできますが、再交付証書が必要になります。有効期限が過ぎてしまって再発行したり汚れてしまったり破れてしまった定額小為替証書の時は、再交付証書を持って郵便局の窓口へ払い戻しの請求に行きましょう。

定額小為替の書き方や換金方法を覚えておこう!

郵便

定額小為替は郵便局窓口へ行かなければ発行・換金できませんが、書き方さえマスターすれば簡単に少額のお金の郵送が可能になる便利な証書でもあります。為替をやりとりするというと書類など面倒な印象も持ちますが、定額小為替なら郵便局に印鑑と身分証明書を持って行って郵便局にある書類に記入すれば発行されます。口座情報など不要な個人情報をネットでやりとりすることもなく安心というメリットもありましたね。自分で換金できなくても代理人を立てることも可能でした。ネットショッピングや市役所などとやりとりする際には、定額小為替の取り扱いがあるかどうかチェックしてみましょう。

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