ムーンウォークが簡単に出来る方法と上級テクニック!練習方法は?
ムーンウォークが簡単に出来るコツやサイドウォーク、回転ウォークのやり方のコツ、神業級のスーパームーンウォークについてご紹介します。マイケル・ジャクソンが初めてムーンウォークを披露した曲などもご紹介しますのでご覧ください。
目次
そもそもムーンウォークってなに?
よく「ムーンウォーク」と聞きますが、ムーンウォークとは一体どんな技なのか、今回はムーンウォークについての説明やムーンウォークのやり方などを徹底解説します。この記事を参考にしてカッコいいムーンウォークを習得しましょう。
ムーンウォークとは
ムーンウォークは、前に進むような動きをしながら後ろに滑るように進んで行く技です。まるで、低重力の月面を進もうとしながら後ろに流されてしまうような動きからこの名が付けられました。独特なインパクトのあるダンス技の一つです。
正式名称はバックスライド
「ムーンウォーク」の呼び名で有名なこの技ですが、実は元々の名前を「バックスライド」と言います。このバックスライドは、ブレイクダンスのジャンルのフローティングと呼ばれる技の一種です。マイケル・ジャクソンが発案したと思われているこのダンスですが、元となるステップは、このバックスライドと言う技です。マイケル・ジャクソンは、ダンサーからバックスライドの基本を学び、それまで前後の動きのみだったバックスライドに回転や横の動きを加えたものを「ムーンウォーク」として発表しました。
ムーンウォークのやり方を解説!練習してみよう!
独特な動きのムーンウォーク(バックスライド)を自分が出来るようになったらカッコいいですよね。ここでは、ムーンウォークのやり方とコツをご紹介します。難しそうに見えるムーンウォークも仕組みは簡単なので、コツを掴めばダンス未経験者でも出来るようになります。
ムーンウォークのやり方
- 両足を平行に揃え、まっすぐに立ちます。
- 右足に全体重を乗せます。その時に左足を後ろにスライドさせます。
- ある程度スライドさせたら、今度は左足に全体重をかけます。そして、右足を2と同じようにスライドさせます。
- あとは、この動作を繰り返します。
ムーンウォークの練習方法
ムーンウォークの練習方法ですが、はじめの慣れない間は靴下を履き、滑りやすいフローリングなどの上で練習します。滑るような動きのコツを掴む為です。そして、横に全身を映せる鏡を置き、常に動きをチェックしながら練習するようにしましょう。最初は、小さめの歩幅からスタートするのがコツです。
ムーンウォークをする時のコツや注意する点は?
ムーンウォークを練習する時に注意する点とコツです。
- 動き始めたら、頭の高さ、上半身の高さを変えずにキープします。
- 動く速度も一定にキープしましょう。
- 足を浮かせすぎず、スレスレの位置でスライドする事がコツです。
- 片足のつま先に体重を乗せる時は、しっかりと全体重を乗せます。
- 体重移動をスムーズに出来るよう繰り返し練習しましょう。
- はじめは小さな歩幅から練習しますが、一歩の幅を広くした方が低重力感を出せます。
- 少し前傾気味の体勢で行うとより、かっこ良くなります。
ムーンウォークが簡単にできる方法を紹介!
先ほど簡単にムーンウォークのやり方をご説明しましたが、もっと詳しく簡単に出来るやり方とコツをご紹介します。難しそうに見えるムーンウォークも、コツを掴めばみるみる上達しますよ。ここで紹介する方法やコツを参考に挑戦してみてください。上手に出来る様になったら、好きな曲に合わせて踊ってみてください。
右足でつま先立ちして重心をかける
まず、右足に全体重を乗せると言いましたが、その時体重を乗せる足はしっかりとつま先立ちにします。両足に体重が乗ったままですと、上手くスライド出来ないので体重をかける足にしっかりと全体重を乗せる事を意識します。簡単そうですが、コツを掴むまでは、全体重を片足に乗せる事が少し難しいかもしれません。高度なテクニックが必要とされる動きでは無いので、コツを掴めるまで繰り返し練習しましょう。つま先立ちにした足に全体重をかける事により、もう片方の足に負荷が無くなりスライドさせやすくなります。
左足をそのままスライドさせる
右足をつま先立ちにして全体重をかけたら、左足をそのまま後ろにスッとスライドさせます。スライドさせにくい場合、上手く右足に体重がかけられていない可能性があります。右足に体重を乗せる事で、左足が軽くなる感覚を掴んでください。左足をスライドさせる際は、かかとが上がらないように気を付けてください。ベタ足のまま後ろにスライドするイメージでする方法が簡単です。最初は小さな歩幅でスライドさせる方法でスタートし、コツをしっかり掴みましょう。大きな歩幅の方が見栄えは良いのですが、体重移動のテクニックが必要となりますので、はじめは簡単な小さめの歩幅で練習しましょう。
後ろに引いたら右足と左足を入れ替える
左足をある程度後ろにスライドさせたら、右足と左足を入れ替えます。次は、左足をつま先立ちにして全体重を乗せます。そして、右足をベタ足で後ろにスライドさせます。後は、この動きの繰り返しです。この足を入れ替える時の体重移動をスムーズに出来るよう、コツを掴めるまで練習しましょう。
ムーンウォークに似た上級者テクニックを紹介!挑戦してみよう!
次は、基本のムーンウォークに違う動きを取り入れた上級者向けのテクニックをご紹介します。マイケル・ジャクソンが取り入れている、サイドウォークや回転ウォーク、その場ムーンウォークのやり方を動画で紹介します。普通のムーンウォークを制覇出来た方にぜひ挑戦していただきたい技です。また、神業級のスーパームーンウォークについても動画でご紹介しますので、ご覧ください。
サイドウォーク
サイドウォークとは、ムーンウォークの横の動きのバージョンです。正面を向いたまま横に滑るように移動する技です。がに股と内股を上手く組み合わせる事により体重移動をスムーズに行います。高度なテクニックが必要な技ですので、通常のムーンウォークをしっかり習得してからチャレンジしましょう。
回転ムーンウォーク
次の技は、回転ムーンウォークです。ターンムーンウォークとも呼ばれている技ですが、360度回転しながらムーンウォークで移動する動きとなります。サイドウォークの応用バージョンですので、さらに高度なテクニックが要求される技です。サイドウォークが習得出来てからチャレンジしてみて下さい。
その場ムーンウォーク
ムーンウォークの中には、バックスライドせずにその場でムーンウォークを行う技があります。ステイムーンウォークとも呼ばれているこの技は、パントマイムのプロファイルウォークが元となっております。その場で低重力の空間を歩いている様な動きをする特徴のあるダンスです。通常のムーンウォークよりも複雑な動きをするので、ある程度のテクニックが必要です。
スーパームーンウォーク
スーパームーンウォークをご存知でしょうか?スーパームーンウォークとは、2012年にストリートパフォーマーの方がYouTubeに上げた事で有名になった技です。前に進む動きをしながら高速で後ろに進んで行く姿は、ムーンウォークをさらにパワーアップさせたようなまさにスーパーな神業です。一度見ると癖になるのがスーパームーンウォークです。ムーンウォークを極めたい方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
ムーンウォークをマイケル・ジャクソンが初披露した曲名は?
マイケル・ジャクソンが初めて公の場でムーンウォークを披露した曲は、「ビリー・ジーン」と言う曲です。世界的に有名な曲ですので、一度は聞いた事があるのでは無いでしょうか。1983年にモータウン25周年番組に出演した際、この「ビリー・ジーン」の間奏でテレビ初となるムーンウォークを披露しました。この曲でのムーンウォークのシーンは伝説となっており、今でも曲の間奏部分だけを抜き出した映像がテレビで紹介されています。
こちらの「ムーンウォーク/ マイケル・ジャクソン自伝」にも、モータウン25周年のコンサートでムーンウォークを初披露した際のエピソードが書いてあります。このモータウン25周年のコンサートでのムーンウォークの後、観客はスタンディングオーベーションで大喝采しましたが、当のマイケル・ジャクソン本人は、つま先立ちで静止するはずの部分で静止出来なかったと悔やんでいたそうです。プロ意識の高いマイケル・ジャクソンにとって観客の前でのミスは、あってはならない物でした。しかし、そんなプロ意識の高さが今もなお語り継がれるマイケル・ジャクソンの魅力の一つなのでしょう。
大ブームを巻き起こしたムーンウォークに挑戦してみよう!
ここでは、大ブームを起こしたムーンウォークのやり方やコツをご紹介しましたが、出来るようになりたいと練習された方も多いのではないでしょうか。意外と単純な動きですので、コツさえ掴めば簡単に習得する事が出来ます。一番大切なコツは、つま先に全体重を乗せる事です。このコツをしっかり意識して練習に取り組みましょう。1か月ほど練習すれば、必ず出来るようになります。ムーンウォークが出来るようになったら、サイドウォークや回転ウォーク、神業級のスーパーウォークにもぜひ挑戦してみてください。