リモンチェッロの美味しい飲み方!本場イタリアの飲み方も!
イタリア原産のお酒、リモンチェッロをご存知ですか?この記事では、リモンチェッロの基本的な情報や美味しい飲み方、アレンジカクテルのレシピなどを紹介します。リモンチェッロの飲み方や楽しみ方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
リモンチェッロってどんなリキュール?
リモンチェッロというお酒をご存知ですか?イタリアの有名なお酒なので、お酒を飲むのが好きな人なら聞いたことがあるのではないでしょうか。この記事では、リモンチェッロについての基本的な情報や、ストレートやホットといったおすすめの飲み方、アレンジレシピについてなどをご紹介していきます。
リモンチェッロの特徴とは?
リモンチェッロとは、イタリア発祥のレモンリキュールのこと。リモンチェッロの歴史は古く、400年以上続くメーカーが存在することから、17世紀にはすでに誕生していたといわれています。
リモンチェッロの語源はイタリア語でレモンを意味する「レモーネ」。その名の通りレモンを原料としたリモンチェッロは爽やかな味わいと香りが特徴で、ほんのりとした苦味と甘み、酸味を感じられるお酒です。
イタリア南部の伝統的なお酒であるリモンチェッロ。本場では、食後酒として親しまれており、有名な産地としては、アマルフィ海岸やカプリ島、ソレント半島などが挙げられます。もともとは家庭で作られることが多かったお酒ですが、イタリアを訪れる観光客が口コミでその美味しさを広め、世界中で名を馳せることになりました。今では、日本でも本場のリモンチェッロを楽しむことができます。
リモンチェッロの度数は30度以上と少し高め。ウォッカなどのアルコール度数が高いお酒が材料として使われているのが理由です。リモンチェッロを製造するには、レモンの皮をアルコールにつけて抽出し、そこにシロップを加えて1週間~1か月程度寝かせます。家庭でも手軽に作れるのが人気の理由の一つでしょう。
リモンチェッロに含まれる栄養や体にいい効果は?
リモンチェッロは美味しいだけではなく、身体にうれしい栄養が取れるのが特徴です。ホットにするなど飲み方を工夫すれば、身体を温める効果もあります。
ポリフェノール
リモンチェッロの原料であるレモンの皮には、ポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールには、肌をきれいにしてくれる抗酸化作用や、身体の抵抗力を高めてくれる効果が。その他に、脂肪の燃焼を助ける効果もあるので、ダイエットしたい方にもおすすめです。
ビタミンC
美容効果が高く、疲労回復や免疫力アップにも効果があるビタミンC。レモンが原料であるリモンチェッロは、そんなビタミンCがたっぷりとれるお酒です。ビタミンは熱で壊れやすいので、加熱せずにレモンを摂取できるリモンチェッロはビタミンCをとるのに適しています。
本場イタリアでのリモンチェッロの飲み方!
本場イタリアでのリモンチェッロの飲み方の基本は、なんといってもストレート。よく冷やしたリモンチェッロをそのまま楽しむことで、レモンの爽やかな味わいを感じることができます。はじめてリモンチェッロを飲むという方は、まずはストレートで楽しんでみてはいかがでしょうか。
リモンチェッロの美味しい飲み方7選!
そのままストレートで飲んでも美味しいリモンチェッロですが、炭酸や牛乳、ワインなど他の飲み物との相性もバツグン。そんなリモンチェッロの美味しい飲み方を7つ紹介します。
ストレート
前項で紹介した通り、本場イタリアで親しまれているのがストレート。爽やかな味わいのリモンチェッロを冷やして、そのままいただく飲み方です。ストレートで飲めばリモンチェッロそのものの味が楽しめ、すっきりしたレモンの酸味を感じられるでしょう。
炭酸水割り
しゅわしゅわした舌触りを楽しめるのが炭酸水割り。さっぱりしていて口当たりが良いので、夏の暑い時期にもぴったりの飲み方です。氷を入れて冷やしたグラスにリモンチェッロと炭酸水を3:1の割合で入れ、軽く撹拌すれば美味しく作れます。
コーラ割り
リモンチェッロはレモンの素材を活かした味なので、コーラとの相性も抜群。炭酸水割りと同じように、氷を入れてよく冷やしたグラスにリモンチェッロとコーラを1:2で入れ、撹拌すれば完成です。簡単で、ジャンクフードなどとの相性がぴったりな飲み方でしょう。
牛乳で割る
マイルドな味わいが好きな方には、牛乳割りがおすすめ。リモンチェッロの牛乳割りは、リモーネミルクやレモンミルクとも呼ばれています。牛乳にお好きな量のリモンチェッロを混ぜて楽しみましょう。お好みで練乳を加えて甘さを足しても美味しく飲めます。牛乳割りはお酒の味が柔らかくなるので、甘党の方やお酒があまり得意でない方にもおすすめの飲み方です。
ワインと混ぜる
ワインと混ぜてサングリアとして楽しむのも、リモンチェッロの美味しい飲み方です。ワインは赤ワインでも白ワインでも相性バッチリ。お好みに合わせて選ぶと良いでしょう。シナモンなど、香りのよいスパイスを合わせるとより美味しく作ることができます。
また、しゅわっとした飲み口を楽しみたい方にはスパークリングワインを合わせるというアレンジもおすすめ。スパークリングワインとリモンチェッロを10:1ほどの割合で混ぜると完成します。炭酸が入ることで口当たりがよく飲みやすい味わいになるのでつい飲みすぎてしまいがちですが、リモンチェッロもワインもアルコール度数は高めなので注意しましょう。
ホットで飲む
爽やかな味わいが特徴のリモンチェッロですが、寒い時期にはホットレモネードのように温めて飲んでも美味しいでしょう。ホットで飲むリモンチェッロは、冷えを避けたい女性の方におすすめの飲み方。お好みではちみつを加えるアレンジもおすすめです。身体が温まるホットリモンチェッロは、夜眠る前など穏やかな気持ちになりたいときに飲みたいアレンジでしょう。
紅茶に混ぜて飲む
大人の味わいのレモンティーを楽しみたい方は、紅茶にリモンチェッロを加えて飲むアレンジがおすすめ。爽やかなレモン味のリモンチェッロは、すっきりとしたアイスティーにぴったりです。無農薬のレモンをリモンチェッロに浸し、それを紅茶に入れるのも美味しい飲み方でしょう。もちろん、ホットの紅茶に少し垂らして味わっても美味しいです。
リモンチェッロを使ったカクテル9選!
ストレートでそのまま飲んでも美味しいリモンチェッロですが、他のお酒と合わせてカクテルにアレンジしても楽しめるでしょう。ここでは、おすすめのカクテルを9種類ご紹介します。
リモンチェッロネード
レモネードにリモンチェッロを加えたシンプルなカクテルがリモンチェッロネード。レモンの味をしっかり楽しめるカクテルで、イタリア料理との相性がバツグンの飲み方です。
リモンチェッロジンジャー
リモンチェッロをジンジャーエールで割るだけの、こちらもシンプルなカクテル。炭酸のシュワシュワ感と、ジンジャーエールのピリッとした風味を感じることができる飲み方です。
リモンチェッロジン
リモンチェッロとジンを合わせたカクテルが、リモンチェッロジン。ややアルコール度数が高めの飲み方です。
リモンチェッロスプモーニ
カンパリを使用するカクテルスプモーニを、リモンチェッロを使ってアレンジしたカクテルです。リモンチェッロ、グレープフルーツジュース、トニックウォーターを1:1:2で混ぜて作ります。柑橘の苦味とフルーティーさを楽しむことができるカクテルです。
リモンチェッロロイヤル
リモンチェッロに、ピーチジュースとイタリアのスパークリングワインであるプロセッコを合わせた、女性でも飲みやすい飲み方がリモンチェッロロイヤル。プロセッコが手に入らなかった場合は、他のスパークリングワインやシャンパンで代用することも可能です。
青の洞窟
リモンチェッロをグレープフルーツジュースで割り、ブルーキュラソーで色付けしたのが青の洞窟。イタリアの観光地である青の洞窟をモチーフとしている、水色の見た目が爽やかな飲み方のカクテルです。グレープフルーツの皮を加えれば、味も見た目も更によくなります。
ララ
トロピカルな味わいが特徴的なのがララ。リモンチェッロに、イタリアのスパークリングワインプロセッコと、パイナップルジュース、ドライジンを合わせたカクテルです。爽やかな味わいなので、すっきりしたお酒が好きな方におすすめの飲み方です。
ライムとリモンチェッロのフローズンカクテル
変わったお酒に興味がある方は、少し手間のかかるフローズンカクテルに挑戦してみてはいかがでしょうか?ライムとリモンチェッロのフローズンカクテルは、リモンチェッロとライムを1つ、スペアミントの葉を10枚前後、シュガーシロップをリモンチェッロと同量程度用意して作るカクテルです。
皮を剥いたライムとリモンチェッロ、スペアミントの葉、シュガーシロップをあわせ、ブレンダーでミックスします。ある程度混ざったらそこにクラッシュアイスを加え、お好みの固さになるまで再びミックスしてください。グラスに注ぎ、ミントの葉を飾れば完成です。ちょっと凝っている分楽しめる飲み方でしょう。
リモンチェッロと苺のフローズンマルガリータ
こちらのフローズンカクテルは、苺とレモンの組み合わせを楽しめるもの。甘くてシェイクやアイスクリームのような感覚で楽しめるカクテルです。普通のリモンチェッロでも作れますが、クリームタイプのリモンチェッロクレーマを使って作るとより美味しいでしょう。
リモンチェッロクレーマと同量のフローズンストロベリー、砂糖、氷をブレンダーでミックスし、お好みの固さになれば完成です。苺をトッピングしても可愛くできるでしょう。
リモンチェッロの使い方アレンジ!
リモンチェッロの楽しみ方は、飲むだけではありません。その他の活用法についてもご紹介します!
アイスクリーム・ヨーグルトにかける
シンプルにリモンチェッロの味を楽しむには、フルーツソースのようにアイスクリームやヨーグルトにかけるのがおすすめ。レモンの味とほんのりとしたアルコールで、大人の味わいを楽しむことができます。
レモンゼリーにする
お好みのジュースや牛乳にリモンチェッロを加えてゼラチンで固めれば、お手軽で美味しいスイーツに。フルーツをトッピングしても美味しく食べられます。
ドレッシングを作る
レモンの風味を活かした使い方としては、ドレッシングにするというのもあり。オリーブオイルやビネガーに混ぜ、塩と黒胡椒で味を整えましょう。シーフードや生ハムの入ったイタリア風のサラダと相性ぴったりです。
製菓の材料として使う
お菓子作りにリキュールやブランデーが使われることは多いですが、その代わりにリモンチェッロを使うのもおすすめ。レモンの酸味とほのかな苦味がお菓子に独特の風味を与えてくれます。また、牛乳のようなクリーミーな味わいのリモンチェッロクレーマは焼き菓子やケーキとの相性がバツグン。その他、クリームチーズと合わせても美味しいです。
リモンチェッロのおすすめの銘柄4選!
リモンチェッロには多くの銘柄があるので、好みに合ったものを選ぶと良いでしょう。ここでは、おすすめの銘柄を4種類紹介します。自分の好きな銘柄を探してみてください!
リモンチェッロ ディ・カプリ
ソレント産のフェッミネッロ種レモンを使って作られたのが、リモンチェッロ ディ・カプリ社のリモンチェッロ。高品質なレモンをたっぷり使い、贅沢に作られたお酒です。リモンチェッロ ディ・カプリは、1988年にリモンチェッロの名を初めて商標登録した、歴史のあるブランドです。
ボッテガ リモンチーノ
レモンの名産地として有名なシチリア産のレモンで作られたのがボッテガ リモンチーノ。スピリッツをベースに、ぶどうを原料とした蒸留酒グラッパも使用されています。レモンの酸味は他の銘柄に比べるとやや控えめで、味の柔らかさを感じられる銘柄です。
リモンチェッロクレーマ
生クリームを加えたマイルドな味わいのリモンチェッロクレーマは、アルコール度数が17%とリモンチェッロにしては低めで飲みやすいのが特徴。お菓子など、甘い物との相性がバツグンなお酒です。特に、苺などのベリー系のフルーツや、柑橘類と合わせると美味しいでしょう。いろいろな飲み方のアレンジを楽しめるお酒です。
リモンチェッロイル・ベネドゥーチェ
リモンチェッロイル・ベネドゥーチェは、南イタリアのカンパーニュ産レモンがたっぷり使われたリモンチェッロ。香り高さが特徴で、アルコール度数は30%です。輸入ショップなどで手軽に手に入れられるのが人気の理由となっています。
美味しいリモンチェッロの見分け方!
美味しいリモンチェッロの選ぶには、自分の好みに合った銘柄を探すことが大切。レモンが使われている割合やアルコール度数、原産地などが選ぶ基準となります。
また、リモンチェッロはレモンがたっぷり使われたお酒なので、原材料のレモンに使われている農薬やワックスの量をチェックしておきたいところ。ヨーロッパは薬品使用の基準が厳しいので、オーガニックレモンだと認められているものは安心して口にすることができます。
リモンチェッロは自宅で作れる?作り方を紹介!
お店でお気に入りの銘柄を選ぶのも楽しいリモンチェッロですが、実は自宅で作ることが可能です!ここでは、必要な材料や作り方の手順を解説します。
リモンチェッロを作る材料
リモンチェッロを手作りするときに必要な材料は、以下の通りです。
準備するもの
・空き瓶(材料が全部入る大きさのもの)
材料
・スピリタス(ウォッカ)……1リットル
・水……1リットル
・レモン……10〜15個
・グラニュー糖……700〜800グラム
リモンチェッロの作り方
材料を用意したら、早速作っていきましょう!
1.レモンを洗って皮を剥く
まずはレモンを洗い、ピーラーを使って薄く皮を剥きましょう。皮の下の白い部分は苦味が強いので取り除きます。
2.瓶に皮とスピリタスを入れて1週間寝かせる
煮沸かアルコールで消毒した空き瓶に、先程剥いたレモンの皮を入れ、スピリタスを注ぎます。そのまま一週間寝かせましょう。
3.皮を取り除いて濾す
一週間経ったら、皮を取り出して液体を濾します。濾したあとは瓶に戻しましょう。
4.シロップを作って加える
水とグラニュー糖を鍋に入れ、火にかけてシロップを作ります。十分に冷ましてから、瓶に入れた3に加えてよくかき混ぜましょう。
5.さらに一週間置いて完成!
4でよくかき混ぜたあと密閉し、一週間寝かせれば完成です。
美味しいリモンチェッロを作るポイント!
リモンチェッロを美味しくつくるためには、2つのポイントが。まず1つめは、皮を薄く剥くこと。白いワタの部分が多く入ってしまうと、苦味が強くなってしまうためです。そして2つめは飲むまでに2週間時間を置くこと。しっかりと寝かせることで美味しくできます。また、直接味に関わるポイントではありませんが、衛生的に作るためにも保存瓶の煮沸やアルコールでの消毒はきちんと行いましょう。消毒していない瓶を使用すると、作成中や保存中にカビが生えてしまう可能性があります。
リモンチェッロのお気に入りの飲み方を見つけよう!
ストレートや炭酸割り、ホットなどさまざまな飲み方が楽しめるリモンチェッロ。美味しい飲み方やおすすめの銘柄などを紹介してきましたが、お気に入りは見つかりましたか?飲みやすいワイン割りやカクテルなどの飲み方も豊富なので、お酒が苦手な方や甘党の方にもおすすめのお酒、ぜひ楽しんで飲んでみてください!