デイジーの花言葉や由来を紹介！デイジーに込められた願いとは？

デイジーの花は日本でもポピュラーな種類ですが、実は韓国や西洋でも有名な花として人気を集めています。その可憐な花は、プレゼント用としても重宝されています。今回はデイジーの和名などの由来や花言葉についてご紹介いたします。

デイジーの花の特徴は、小さくて細長い花弁がいくつも付いているのが特徴的です。菊にも近い形をしており、とても可憐な印象があります。色は白が最もメジャーですが、青やピンク、黄色などの色のデイジーもあります。また、花の大きさは小ぶりのものもあれば、10cmほどの大きめのものもあります。

デイジーが咲いている時期としては、12月頃から5月までの冬から春の期間に多く見られます。比較的長い期間咲いている所を見られるので、ガーデニングを楽しむ時にもおすすめの花となっています。色とりどりのデイジーを見られる事もあり、多くの方に知られている花でもあります。

デイジーで最も有名な種類というのがチロリアンデイジーになります。5cmほどの小ぶりの大きさですが、色合いが綺麗な種類になります。これよりさらに小ぶりなサイズなのがイングリッシュデイジーです。一重咲きで、花の大きさは2cmと小さくなっています。また、日本でも親しまれているポンポネットはピンク色に中央が黄色と、色も華やかで綺麗です。

デイジーの名前の由来は、英語が元になっています。Day’s eye（太陽の目）という言葉が変化してデイジーという名前になりました。これはヨーロッパの人たちが太陽を黄色く描いている事が多く、同じようにデイジーの花の中央も黄色く太陽のようだという所から来ています。

デイジー全般の花言葉は5つあります。その見た目を表している花言葉や、人々の願いが込められているような素敵な花言葉もあります。デイジーの花を贈りたい方は、これからご紹介する花言葉を参考に贈ってみてください。

デイジーには純潔という花言葉がありますが、その花の見た目の清らかさは純潔という事がピッタリと言えるでしょう。飾り気のない咲き方や見た目が特徴的ですが、イタリアではそんな意味から国花にも指定されています。

2つ目の花言葉である美人というものは、デイジーの学名から由来しています。デイジーの学名はbellis perennisと言いますが、このbellisの部分が美しいという意味を持つ言葉になります。その言葉から美人という花言葉がついたと言われています。

3つ目のデイジーの花言葉は、平和というものがあります。純粋で素朴な美しさがあるデイジーが咲くのは、平和な環境だからこそです。デイジーの見た目も平和を感じさせるような印象があります。そんな所からデイジーには平和という花言葉が由来しています。

希望という花言葉は、デイジーの花の特徴から由来しています。陽の光がデイジーの花に当たる事で、花を咲かせるという性質があります。光というのは希望を示すものでもあり、光が差し込む事で咲くデイジーにはピッタリの花言葉と言えます。

デイジーにはあなたと同じ気持ちですという花言葉もあります。この言葉は古い物語から来ていると言われています。その物語では、夫が戦士してしまってその人との子供も亡くなってしまった未亡人に、少女がひなぎくの歌を歌って慰めています。悲しい物語ではありますが、花言葉と同様に同じ気持ちという共感のメッセージが込められています。

デイジーの花の学名にはBellisという言葉がありますが、この言葉はギリシャ神話に登場するベリデスから由来していると言われています。神話では美しい容姿のベリデスが森で踊っていると、果樹園の守護神であるベルタムナスと出会います。ベルタムナスはベリデスの美しさに目を奪われ、逃げるベリデスを追いかけているとベリデスが一輪のデイジーに姿を変えたという話があります。

デイジーの花は色の種類によっても花言葉が異なります。赤やピンク、青など種類も豊富なのが特徴的ですが、贈る相手によって色を変えてみるのも良いでしょう。次は色別の花言葉をご紹介いたします。

赤いデイジーの花言葉には、無意識というものがあります。これは花の色が持っているその魅力からつけられたと言われています。無数に咲き誇るデイジーの中から一際存在感がある赤いデイジーが咲いており、その無意識の美しさからそんな花言葉がつけられました。また、西洋では女性に贈る花としても有名です。

白いデイジーには無邪気という花言葉があります。デイジーという花の可憐さが分かる花言葉でもあります。白というのは花言葉の中でも純粋という言葉がつけられる事が多いですが、こちらはそんな子供のように純粋な無邪気さという所からつけられています。

黄色のデイジーにはありのままという花言葉があります。陽の光を浴びながら咲くデイジーの花がありのままの姿に見える事からこのような花言葉になったという説があります。黄色のデイジーは比較的見掛ける事が多く、プレゼントとして贈る方も多いです。

ピンク色のデイジーの花言葉は、一般的なデイジーと同じく希望・お人好し・控えめというものになります。ピンク色そのものに花言葉はありませんが、赤色のデイジーと同じ意味で捉える方もいます。ピンク色のデイジーを贈る際は、花言葉にも気を付けてプレゼントすると良いでしょう。

青いでデイジーには幸福・恵まれているという花言葉があります。贈り物としても最適ですが、青いデイジーはあまり花屋で見掛けることは多くありません。品種改良を重ねているため、珍しい種類のデイジーとも言えるでしょう。

紫色のデイジーも青いデイジーと同じ分類になるため、同じ花言葉を持っています。この2つの種類は青みがかった色から淡い紫までの種類をブルーデイジーと名付けられています。ブルーデイジーは相手に対する花言葉なので、相手の幸せを願ってブルーデイジーを贈る方も多いです。

デイジーは西洋では美しいという意味のbeautyを花言葉に持っています。西洋ではこの言葉はデイジーの学名であるbellis perennisから来ています。bellisの部分がラテン語で美しいという意味を持つbellusから、花言葉として西洋で使われるようになったと言われています。

実はデイジーの花は韓国でも人気となっています。韓国ではデイジーという映画が上映され、その映画が韓国国内で人気となった影響でデイジーの花が知られるようになりました。韓国でもデイジーの花言葉は日本と同じく純潔・平和・希望といったものにあります。

デイジーの花言葉には平和というものがありますが、シリアの世界遺産になっているパルミラ遺跡の史跡の前にはデイジーが咲いています。これは2015年にテロによって遺跡や神殿などが破壊された出来事にも繋がります。平和という花言葉のデイジーは、今もこの地で平和を願って咲いています。また、この場所で咲く事により平和を訴えているのかもしれません。

デイジーの和名は、その見た目のお雛様のように可愛らしさから雛菊という和名が付けられました。また、和名とは別にデイジーは長寿菊・延命菊と呼ばれる事もあります。これはデイジーが12月から5月までの長い期間に咲いている特徴から来ています。デイジーの和名は贈り物としても良いものとなっています。

デイジーの誕生花は4日になります。
・1月4日
・1月27日
・2月15日
・3月15日

このうち2月15日と3月15日はデイジー全般の誕生花になりますが、1月4日は白いデイジー、1月27日は青と紫のブルーデイジーとなります。

デイジーの花は贈り物にピッタリですが、花束でも鉢植えとしても人気があります。現在では日本や西洋に限らず、韓国でも人気の花になりました。誰かのために花を贈りたい場合は、是非デイジーの和名や花言葉を参考に贈ってみてはいかがでしょうか。