福島の現在…第一原発立ち入り禁止区域の『廃墟画像』が今の状況を物語る
福島原発事故により、立ち入り禁止区域となった場所や現在の復興状況などを紹介しています。また、事故当時から現在までの福島原発周辺にある立ち入り禁止区域の画像を紹介します。画像から、廃墟になってしまった地域や廃墟から復興を遂げようとしている地域がわかると思います。
目次
福島第一原発の場所
まだ記憶に残る東日本大震災によって、放射能が漏れた福島第一原発の場所を紹介します。
東日本大震災は、福島県の方々にとって、大変不幸な事故になってしまいました。
地震や津波の被害は、もちろん甚大な影響を与えたと思いますが、福島第一原発の事故によって、慣れ親しんだ地域に住むことができなくなった方も多くいます。
その原因となった福島第一原発の場所は、福島県双葉郡大熊町・双葉町に立地しています。地図上で確認すると、完全に海岸沿いに位置していることがわかります。
地図上で見る土壌汚染様子です。
地図上の円の中心が福島第一原発です。
地図で見ると、汚染の様子がわかりやすいと思います。
出典: http://www.kananet.com/fukushima-osenmap/fukushima-osenmap2.htm
事故当時の福島第一原発周辺の避難区域画像
福島第一原発の事故当時の避難区域です。
事故当時は、地震や津波の影響もあり、避難が大変だったと思います。
避難区域を見てもらえばわかりますが、放射能汚染による影響は、広範囲の方々に多大な影響を与えています。
・第1原発から20km圏外の区域を「計画的避難区域」
・第1原発から20~30km圏内を「緊急時避難準備区域」
・第1原発から20km圏内は例外をのぞき立ち入りを禁止する「警戒区域」
避難区域を地図で確認すると、原発事故の被害の大きさがわかると思います。
特に、地図上の警戒区域は、現在でも立ち入り禁止になっている地域があります。
出典: http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/cat01-more.html
現在の福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域(2017年)
今(2017年)の避難区域と立ち入り禁止区域の地図です。
事件当時と比較しても、それほど変化がないことがわかります。特に、原発周辺は、まだ放射線量が非常に高く、帰還困難区域に指定されています。
赤色は放射線量が非常に高い「帰還困難区域」です。
帰還困難区域は、バリケードなど物理的な防護措置を実施し、避難を求めている区域になります。
※平成29(2017)年4月1日時点
出典: http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/list271-840.html
福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域の廃墟画像(過去~現在)
福島県の福島第一原発周辺の写真を時系列で紹介したいと思います。2013年~今(2017年)までの写真を載せたので、復興に向かっていっている状況や、今の福島県の状況が多少はわかると思います。
地図では確認できない、リアルな状況を見ることができると思います。
過去から現在までの写真を紹介します。
出典: http://www.azuna0605.info/entry/2016/07/05/220024
福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域の廃墟画像(2013年)
原発事故後2年経過した福島県の様子です。
雑草が生い茂り、完全にゴーストタウンと化してしまった様子が見て取れると思います。
原発事故後の駅の写真。
草の生い茂り方で、放置された状況がわかります。
出典: http://s.tuyama.org/?p=3682
原発事故後の商店街の時計の写真。
時間が止まっているのが、なんだか悲しくなります。
出典: http://s.tuyama.org/?p=3682
原発事故後のうなぎ屋の写真。
立ち入り禁止のテープが切なくなります。
出典: http://s.tuyama.org/?p=3682
福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域の廃墟画像(2014年)
まだ復興に向かっている感じが全くしません。人がいないのが、大変寂しい感じがしますよね。
避難区域内なので仕方がないですが、当時は、倒壊した家屋がそのままになっている場所も多くあったそうです。
原発事故後の福島県南相馬市の写真。
出典: https://www.swissinfo.ch/jpn/震災から6年_波の後ー福島周辺/43014278
原発事故後の福島県双葉町の写真。
完全に廃屋と化している状況がわかります。
出典: https://www.swissinfo.ch/jpn/震災から6年_波の後ー福島周辺/43014278
福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域の廃墟画像(2015年)
人の手が入った様子がわかると思います。
地域にもよりますが、この辺から復興の兆しが見られてきているのかと思いました。
まだ人通りは全くありませし、廃墟感があるのは寂しい感じもしますが、きれいになってきている感じもします。
原発事故後の避難区域の福島県双葉町にある商店街の写真。
人の気配はなく、長い間放置された状況が見て取れる。
出典: http://ishii-sakae.jugem.jp/?eid=11
福島県富岡市の写真。まだ人通りはない状況です。
出典: http://www.tomioka.jpn.org/
福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域の廃墟画像(2016年)
復興の兆しが見える地域もあれば、全く人の手が入っていない地域もあります。地域は特定できませんでしたが、おそらく福島第一原発にかなり近い場所だと思われます。
ゴーストタウンの感じがよくわかる写真です。
避難区域内にあるコンビニの写真。
散乱した商品が地震の大きさや事故後の状況を物語っています。
出典: http://frontpage.blog.jp/archives/1059233143.html
立ち入り禁止区域内の原発事故後のコインランドリーの写真。
百円玉が散乱しています。
出典: http://frontpage.blog.jp/archives/1059233143.html
避難区域内の家の写真。
状況は、完全にゴーストタウンです。
出典: http://frontpage.blog.jp/archives/1059233143.html
福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域の廃墟画像(2017年現在)
今の福島第一原発周辺の状況です。
TV番組「鉄腕ダッシュ」でおなじみのDASH村の現在の様子も載せました。復興が進んでいる場所もありますし、まだ立ち入り禁止の場所もあります。
ちなみに、DASH村は福島第一原発の事故後、完全に閉鎖された状態らしいです。
TVでも知られる福島県浪江町津島地区の通称「DASH村」の2017年今の写真。
原発事故後は完全に閉鎖されています。
出典: http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/290.html
原発事故から6年たった今の福島県富岡市の駅前。2017年になると、結構綺麗に立て直しが進んでいる状況がわかります。
同じ福島県内でも、場所によってはこのように復興が順調に進んでいる地域もあります。
出典: http://www.tomioka.jpn.org/
2017年の福島県富岡市の災害公営住宅の写真。今は、まだ人通りがないですが、復興が進んでいる感じがします。
福島の方々のためにも、早く復興してほしいですね。
出典: http://www.tomioka.jpn.org/
運転再開に向け復旧が進むJR浪江駅の画像(2017年)
出典: http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2017/03/post_14813.html
現在は割と復興してきている?原発周辺の現在の状況(2017年)
現在は、復興に向けて進んでいっているそうです。復興作業の進捗状況としては、除染(国直轄)作業は11市町村のうち、7市町村で作業が終了しているそうです。
また、インフラの復興や災害公営住宅の建設など、被災者の方々の生活をよくするように、計画が進んでいるそうです。
課題も多く完全復興までは、まだまだ時間がかかりそうですが、先の見通しは明るいのかもしれません。
福島復興ステーションの復興見通し計画です。
出典: http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-1/20131029113414.html
現在もまだ廃墟になっている場所も…現在の廃墟写真
現在は完全に廃墟になってしまっている地域もあるそうです。2chで見つけた福島県内の廃墟画像です。
本当にこんなにゴーストタウン化してしまっているのか確認できませんが、立ち入り禁止区域ならあり得るかもしれません。
事故から6年たった今でも、まだまだ復興への道が遠いことを実感させられる写真です。
福島県の避難区域内のゴーストタウン化した写真です。
出典: http://kenmin2ch.com/archives/488018.html
今でも廃墟感が凄いです。
出典: http://kenmin2ch.com/archives/488018.html
避難区域とはいえ、同じ日本とは思えません。
出典: http://kenmin2ch.com/archives/488018.html
福島第一原発周辺の廃墟画像集
最後に、時系列など関係なく、福島第一原発周辺の廃墟画像を紹介したい思います。廃墟画像を見ることで、事故の悲惨さを痛感できると思います。
廃墟画像ですので、不快に思われる方もいると思います。閲覧には注意していただきたいと思います。
バリケードで封鎖された様子と、警官が立っているのが生生しいです。
「立ち入り禁止」と言われている感じがして、結構圧迫感がありますね。
出典: http://7hoshi.biz/2015/03/namiechou001/
全く人がいません。
外観は割ときれいです。
出典: http://7hoshi.biz/2015/03/namiechou001/
警官はいませんが、完全に立ち入り禁止になっています。
出典: http://7hoshi.biz/2015/03/namiechou001/
事故当時のまま残っているカレンダーが切なくなります。
2011年3月から時が止まっているように感じます。
出典: http://kobajun.chips.jp/?p=28564
屋内に残されたプレイステーション2の箱です。
寂しさしかありませんね。
出典: http://kobajun.chips.jp/?p=28564
スーパーに残されたケア商品です。
当時の状態のまま残されています。
出典: http://kobajun.chips.jp/?p=28564
完全に倒壊してしまい、放置された建物の写真です。
出典: http://frontpage.blog.jp/archives/1059233143.html
立ち入り禁止区域内に見られた放射性廃棄物の写真です。
立ち入り禁止区域内では、このような放射性廃棄物が多くみられるらしいです。
出典: http://frontpage.blog.jp/archives/1059233143.html
ゴーストタウンとなってしまった街中に取り残されている動物の写真です。
映画のような感じさえしてしまう写真です。
出典: http://blog.livedoor.jp/touhoku_inunekokyuen/archives/2011-04.html?p=3
まとめ
福島第一原発の事故後の写真を中心に紹介しました。福島第一原発の事故は、福島県内の街を廃墟にしてしまった事故ということがわかると思います。
原発事故による復興が順調に進んでいる地域もありますが、まだ全く進んでいない地域もあります。特に、原発20km以内の地域は、復興の兆しが全く感じられないかもしれません。
放射能汚染は、放射性セシウムが1/1000程度になるには300年、プルトニウムなら、27万年程度必要になると言われているそうです。
汚染地域周辺に住んでいる方々のためにも、国の関係機関には、復興に尽力してほしいと思います。