言われたことしかできない人は困る!特徴・対処法・改善方法は?
皆さんの周囲には言われたことしかできない人はいませんか?言われたことしかできない人と一緒にいると、仕事が増えてしまったりイライラすることが多くなります。言われたことしかできない人と一緒にいて解決の糸口が欲しい方へ、心理・対処法・解決策などを解説しています。
目次
言われたことしかできない人に困っていませんか?
バイト先や学校・家庭などで、自ら進んで行動を起こす人もいますが、なぜか言われたことしかできない人がいます。仕事を伝えればできるけれど、そうでなければ指示をされるまで待っている人への対処は難しいものです。言われたことしかできない人に困っている人へ、言われたことしかできない人の心理や対処法・改善方法を詳しく解説します。
言われたことしかできない人とは?よくある4パターン!
言われたことしかできない人の、よくあるパターンを夫・子供・部下・バイトの4パターンに分けて解説します。
①夫
女性同士の会話の中でよく話題に上るのが「夫は言われたことしかできない人だ」という話です。夫に家事や育児に関して何かをお願いしても、言われたことしかできないため、夫に頼んだことの下準備や後片付けなどは女性に回りがちになります。夫は特に準備や後片付けがあることに気づいている様子はないというのが、女性の間でよく話題になる言われたことしかできない夫の問題です。
②子供
言われたことしかできないのは夫だけでなく子供も同じです。子供は夫と違い経験数が明らかに低く、想像力も低いので仕方ないことでしょう。例えば子供の場合は、帰宅したら手を洗うように言うとランドセルが玄関に置いたままになっていたり、宿題をやりなさいと言えば宿題の後片付けができていないということなどが挙げられます。
③部下
部下の場合は一度伝えたはずのことでも、次に同じ場面に遭遇した場合でも前回と同じように伝えないと動いてくれない場合があります。その他にも使ったものをそのままにしていて、片付けるように促しても次回同じことができないことや、言われたこと以外のちょっとした後片付けはできません。そのような言われたことしかできない人への対処法や改善策などを考える場合、上司に負担がかかります。
④バイト
バイトの場合は教育係の人が研修期間中にお世話をすることが多いですが、マニュアル通りのことしかできず、とっさの判断ができないということが多いようです。初心者に多く見られますが、仕事の全体像を把握していないことが原因で、次の指示を待つ人が多い傾向にあるようです。
言われたことしかできない人の5つの特徴
言われたことしかできない人の特徴は様々ですが、ここでは言われたことしかできない人の特徴をを5つ紹介します。
①自分からは行動しない
言われたことしかできない人の特徴は、自分から進んで行動しません。周囲の人が見るとその行動はおかしいものですが、本人はそれが当たり前の行動だと思っています。言われたことをしっかりこなしているから何も問題はないと思っているので、本人に改善を求めるのは難しいでしょう。
②何をすればいいか分からない
何をすればいいか分からないということも特徴として挙げられます。仕事ができない人に多いのが多く、言われたことだけが自分がこなす仕事だと思い込んでいるようです。言われたことをこなしているので、言われたことしかできない人は、もし注意されても自分には何も問題行動は無いと思っています。
③やるべきことの全体像を把握できていない
仕事の流れが分かっておらずやるべきことの全体像を把握できていないことも特徴として挙げられます。言われたことしかできない人は想像力が乏しいので、言われたことの前後に行う作業や仕事まで想像することが難しいようです。言われたことしかできない人は、上司から説明を受けても理解できていないので失敗することが多くなる傾向にあるようです。
④真面目でやる気はある
言われたことしかできない人は、真面目でやる気がある人に多い特徴があります。仕事の流れや全体像を把握できる人は仕事ができる人ですが、真面目すぎる人は言われたことをしっかりこなすことが仕事ができる人だと勘違いしています。失敗しないことがいいという心理もあるようです。
⑤発想力が乏しい
今取り組んでいる仕事が会社にどのような関わりがあるのかという発想力が乏しいことも、言われたことしかできない人の特徴です。少しだけ視野を広げて、次は何をするのがいいのかと発想する力が乏しいのです。
言われたことしかできない人の心理やその原因5選!
言われたことしかできない人にも、なぜそうなったのかという心理や原因があります。言われたことしかできない人の心理と原因を5つご紹介します。
①指摘されたくない
指摘されて嫌な気分になったことがあるというのも、言われたことしかできない人になってしまった原因です。気持ちが弱い人や神経質な人に多く、指摘されたことが自分を否定されてしまった・怒られてしまったと過剰に考えてしまうようです。
②余計なことをしない方がいい
言われたことしかできない人は、私が下手に手を出したら相手はもっと困るかもしれないからやめておこうという自ら行動することが良くないという心理が働くようです。過去に何かを手伝った時に、相手から感謝されず怒られたり注意されたことがある人に多いようです。
③失敗するのが怖い
過去のバイト経験などで失敗して、言われたこと以外のことをするのが怖くなってしまったのも原因の1つです。言われたことしかできない人はその時にきつく叱られてしまったせいで、自ら失敗するようなことはしないでおこうという心理が働いています。
④過去のトラウマによるもの
過去に自ら進んで言われたこと以外のことをした時に、きつく叱られたり怒鳴られたりしたことでトラウマになってしまったことも原因の1つです。相手が喜ぶだろうと思っている時に叱られるのはとてもショックですよね。そういった心理の時に怒られてしまうと、過去のことがトラウマになってしまいます。トラウマが原因の場合は改善が難しくなる傾向にあります。
⑤そもそもやる気がない
元々の性格や仕事内容に興味がなく、やる気がないのも原因です。言われたことしかできない人は子供の頃から色々な出来事に興味や関心がわかない性格であったり、仕事に嫌々取り組んでいるのでやる気がわかないのでしょう。
言われたことしかできない人への5つの対処法
言われたことしかできない人にはどのような対処が合っているのか、対処法を5つご紹介します。
①言うことをコロコロ変えない
言われたことしかできない人は、人の顔色に敏感な人もいます。内容は同じでも言い方を変えることや、機嫌によって言うことをコロコロと変えることは、バイトや部下が混乱します。言われたことしかできない人の改善が見込める直し方は、言い方は一定にし、感情で指示をするのはやめることです。
②相手の理解度に合わせて説明する
バイトや部下がまだ理解出来ていない専門用語や難しい指示は控えるようにするのも、言われたことしかできない人をいい方向に改善させる直し方です。専門用語は詳しく噛み砕いて説明してあげるようにしましょう。一緒に仕事をしている人や子供であれば、理解力がどの程度あるか分かってきます。その相手に合わせて理解しやすいように、仕事の流れを説明してあげましょう。
③失敗を責めない
言われたことしかできない人は、失敗したことを怒られるのが苦手な場合が多いです。失敗してしまった場合は責めるような言い方をせず、優しく教えてあげるのがとてもいい対処法です。
④広い心で見守る
言われたことしかできない人には広い心を持ちましょう。もし何かトラブルがあってバイトや部下の手を借りないといけない状況になっても、思い通りに動いてくれなかった場合は大目に見てあげるようにします。仕方ないと思うようにすると、自分自身もイライラせずに対処できるようになります。
⑤最初から多くを期待しない
最初から何もかもできる人はいません。言われたことしかできないバイトや部下には、あまり多くを期待しないようにしましょう。そうすることで、少しだけでも成長を感じると嬉しくなりますよ。
言われたことしかできない人の改善方法5選!
言われたことしかできない人と、ずっと一緒に仕事をするのは大変なことですね。そんな時に言われたことしかできない人の行動の直し方を5つご紹介します。
①相手の意見を聞いてあげる
もしかしたら、言われたことしかできない人はあなたと打ち解けていないのかもしれません。様々な意見を聞くことで、相手にも心を開いてもらいましょう。素直に意見を言い合えるようになれば、開いてもあなたの気持ちを汲んで力になってくれます。
②行動したことを評価する
失敗したことを強く責めずに行動をしたことをきちんと評価してあげることも、言われたことしかできない人の直し方です。言われたことしかできない人は、過去に責められた経験があり、また責められるかもしれないという恐怖心がある可能性があるからです。行動したことが褒められると分かれば、次第に自ら行動に移してくれるようになります。
③自分で考えるように促す
例えば朝に出社してきた際に、今日の仕事の内容を書いたメモを渡します。1日の流れを目で確認できるようにすると、今取り掛かっている仕事は何に役立つのかなどの仕事の目的が理解しやすくなります。こうして自分で考えるように促してあげるのも、直し方の1つです。
④責任感が必須な仕事を与える
責任感を持って取り組まないといけない仕事は、失敗してはいけないという責任感から仕事全体の流れを把握しやすくなります。すぐに取り組ませるのではなく、仕事の流れを紙に書き出して分かりやすくしてあげるのも直し方としておすすめです。
⑤最終的な目標達成を意識させる
目標をしっかりと意識することは、言われたことしかできない人の直し方にぴったりです。特に最終的な目標を意識することで、言われたこと以外にもやるべきことがあるということを理解させるのにいいでしょう。工程を理解することで、言われなくてもできるように改善されていきます。
言われたことしかできない人の対処におすすめの本
①指示待ち部下が自ら考え動き出す!
部下だけでなく、言われたことしかできない人がなぜ言われたことしかできないのか、詳しく解説されています。自分が部下だったらどう思うだろうと考えることで、言われたことしかできない部下を劇的に変えられます。人との付き合い方の参考にもなります。
②伝わるスイッチ
話している相手に対して愛を持って対応すれば、どんな一言でも相手に確実に伝わります。言葉をトゲトゲさせず、優しさを持って伝えることの大切さを伝えている本です。
③人を動かしたいなら、「やれ」と言ってはいけない 思い通りに部下が動く“すごい”伝え方
「やれ」と言われると動きたくなくなりますが、「やるな」と言われるとなぜか動きたくなりますよね。そうやって部下と折り合いをつけながら、会社で人と上手に付き合っていく方法が書いてあります。
【番外編】言われたことしかできない自分の直し方3選!
言われたことしかできない人は、部下や夫・子供だけに限られた問題ではありません。もしあなた自身が言われたことしかできない人なのであれば、これから説明する直し方を参考に、自分の悪い部分を直しましょう。
①スキルアップを目指す
子供に手がかからなくなったり、仕事を辞めたタイミングでスキルアップを目指す女性はたくさんいます。自ら動いて資格を取ることは、レッスンを受けてから試験を受けるまでの工程を考える必要があり、言われたことしかできない自分を直すことができますよ。
②転職する
言われたことしかできない人になっている場合は、職場が向いていないのかもしれません。転職をする際は自分の能力や趣味に合うような仕事を探すことで、次の職場に入った際も楽しく仕事ができるようになりますよ。向いていないかもと感じる職場は、できる限り避けるようにしましょう。
③得意なことを見つける
今までの仕事のなかで、ちょっと得意だったなというようなことはありませんか?家で何かをしている時で構いません。ちょっとでも得意だなと思ったことは、身につけて責任感を持って取り組みましょう。
言われたことしかできない人を理解して適切に対処しよう!
言われたことしかできない人の、心理や原因はいかがでしたか?仕事やバイト先で言われたことしかできない人がいたら、解決できるように手伝ってあげましょう。適切に対処することで、シンプルに言われたことしかできない人を、言われたこと以外もできる人に変わる可能性もあります。紹介した対処法を参考にしながら、言われてもできない人と仲良く過ごしてくださいね。