【不気味】ワイオミング事件を徹底解説!電波ジャック事件がヤバすぎる!
アメリカワイオミング州で起きた突然の電波ジャック事件。この流れた映像を見た人たちは頭痛や吐き気に襲われ市民の安らぎの時間は恐怖の時間へと変わってしまいました。今回はそのワイオミング事件の内容や見た人たちの反応など、紹介していきます。
目次
恐ろしい電波ジャック、ワイオミング事件
電波ジャック。日本ではあまり聞かない事件ですね。一番最新の記録に残っているのが1995年に地下鉄構内でオウム真理教の音楽が流れるというジャックがありましたが、その前となると1978年にまでさかのぼります。
今となっては電波ジャック事件など過去の事件、地上デジタル放送になったことによりラジオ放送以外の電波ジャックは非常に困難になり、犯人もすぐ特定され逮捕されています。
そんな中、詳しい時期もわからず、被害者を多数出したと言われているにも関わらず被害者の詳細不明、犯人は不明、逮捕された等の情報もなし、流れた映像と噂しかわからない非常に謎の多い電波ジャック事件がアメリカワイオミング州で起きていました。その名をワイオミング事件といいます。
ワイオミング事件の概要
舞台はアメリカのワイオミング州。人々がテレビを前に家族で楽しく過ごしていたある日のこと、突然ニュース映像と思われる映像がホワイトノイズで消え、代わりに「333-333-333 We Present A SPECIALPRESENTATION」と書かれた文字が出現しました。
その後の電波ジャックの内容は「YOU WILL SEE SUCH PRETTY THINGS(これから素敵なものをお届けしましょう)」という文字が映ると男性と思われる頭部や顔面などが不気味なアニメーションで映し出され、最後には「THERE IS TRUTH IN FICTION(真実は虚構の中にあるのです)」「ALL GOOD THINGS(全てのよいものが)」と文字が映り終わりました。
全く犯人の意図がわからない不気味な文字列、意味不明な映像。これがワイオミング事件で流れた映像だといわれています。
ワイオミング事件の映像を見ていた被害者はその映像を不気味に思い体調不良など起こし、被害者は大多数にまで及んだといわれています。
今までこの事件は公に明かされていなかったのですが、2007年の9月10日、「jonrev」という人がYouTubeに動画を投稿したことがキッカケで、ワイオミング事件が全世界に広まりました。
ワイオミング事件の映像にあの有名人が?!
ワイオミング事件が公になり、世界中でワイオミング事件の犯人はだれか、逮捕されたのかなど騒がれている時、もちろん日本のオカルト好きな人たちの耳や目にもワイオミング事件は入ってきました。
世界中から不気味で意味不明、非常に恐ろしい映像だといわれている中、一部の日本人にはよく知った人たちがいたそうです。
なんと!一部映像の男性の横顔があの有名な詩人、正岡子規氏に似ているのです!
日本人にしかわからないこの何とも言えない部分。
こうしてみるとワイオミング事件の恐ろしさや不気味さが少し軽減されますね。
ワイオミング事件はオカルト好きの中では
世界中の人たちが見るYouTubeにて投稿されたワイオミング事件の映像。投稿された映像を見た人たちも一部具合が悪くなるなどの被害者を出したといわれていますが、一方オカルト好きの人たちではさまざまな考察などが行われていました。
ワイオミング事件の映像はYouTubeにて投稿されましたが、いつ起きた事件なのかが全く分からない等の謎を初めに考察が進むにつれ、あの不気味な映像の内容などからも謎や怪しい部分が浮き彫りになっていきました。
上記の理由からワイオミング事件というのは嘘の事件なのではとオカルト好きの中では定説になっていました。
被害者を出したといわれているのに何故そういう定説が上がったのでしょうか?
そしてその定説が間違いだったといわれる日はありませんでした。
ワイオミング事件のおかしな点
ワイオミング事件の謎の一つ目は画質が良すぎるということでした。ネットでユーチューブに投稿されて初めて存在が明らかになったことからかなり昔の事件なのではといわれていましたが、それにしてはあまりにも画質が良すぎるといわれていました。
ワイオミング事件の二つ目の謎は本来の放送から切り替わる際の切り替わり方が綺麗すぎるということです。大規模な電波ジャック事件、いくら今の時代の科学がないとはいえ電波障害などの電波ジャックする際に邪魔なものを無理やり乗り越えなければならない中、あまりにするっと映像に切り替わることから、まるで動画編集ソフトなどでつけるエフェクトのようだと指摘されていました。
ワイオミング事件の元?!昔起きた電波ジャック事件
アメリカで起きた有名なワイオミング事件とは別の電波ジャック事件で、マックス・ヘッドルーム事件というものがあります。時期は曖昧なワイオミング事件とは違い、1987年11月22日とはっきりしており、イリノイ州シカゴで実際に起こった電波ジャック事件です。
ニュース番組『The Nine O’Clock News』の生放送中にマックス・ヘッドルーム(のコスプレをした人物)の映像が割り込んできた事例で、割り込みは同日中に2度も行われました。
電波ジャックした犯人は、酷く汚い言葉を使ったり、アニメソングを歌ったりお尻を出したりと、悪ふざけの様な行動をとりました。
のちにFBIにより「放送に関する専門的知識を持った技術者が犯人」との見解が出されたが、結局犯人は逮捕されず、現在も捕まっておりません。
何故この事件について説明したかというと、ワイオミング事件の根底にはこの事件があるからです。
時期もわからず、犯人も逮捕されず、被害者を多数出したワイオミング事件。
あの不気味で恐ろしいワイオミング事件の真相が判明されたのです。
はたしてワイオミング事件の犯人は誰なのでしょうか、そして逮捕されたのでしょうか?
ワイオミング事件の真相
事の始まりはSomething Awful Forumsというサイト。
ここに集まっていた人たちにより、あるビデオが作成され、動画サイトに投稿されました。
そしてそれがYouTubeに転載され、全世界へと広がりました。
そうです。ワイオミング事件というのは実は最初からでたらめで、とある人たちが勝手に作り勝手に投稿した動画、それだけだったのです。
決して多数の被害者を出したわけでもなく、ワイオミング州で放送された、ということもありません。
犯人は不特定多数のスレッドにいた人たちでした。
ワイオミング事件は作られたもの?逮捕はされたのか
先ほど紹介したマックス・ヘッドルーム事件を見た犯人のオカルト好きの少数派が、やってみようと思い作った。
この説明だけだとまるで普通に動画を作ってみただけ、という印象を受けると思いますが、本当にそれだけなのです。
ワイオミング事件をねつ造し、映像を作ろうと思った人たちの中にはマックス・ヘッドルーム事件とは違い放送に関する専門知識をもった人は集まらなかったので、自分たちで撮影し、あたかもジャックされた映像のように編集しネット上に流しました。
ちなみに、ワイオミング事件の犯人たちは逮捕されることはありませんでした。
ワイオミング事件はどうやって作られたのか
ワイオミング事件の映像は実は3つ存在し、最初に紹介した映像は一つ目の映像です。
その映像は既に削除されていますが、捏造した犯人たちが面白がってワイオミング事件の第二段、第三段と作ってネット上に載せました。もちろん実際に起きた事件の映像ではなく、そちらの映像も作られたワイオミング事件の映像です。
ちなみにワイオミング事件の映像の中の人物は実在する人物ではなく、全て3Dモデルであるとも判明されています。
今では可愛い女の子のキャラクターのモデルや、かっこいい男性キャラクターのモデルなどさまざまありますが、ワイオミング事件の映像に使われたモデルは顔のみのモデルです。
使われたモデルソフトは自由自在に顔が変形でき、女性から男性までさまざまな顔に変えられます。
実際に映像を確認すると首から下がありません。
また、ワイオミング事件の映像の中で流れているBGMはPlayStation向けに発売されたホラーゲーム「サイレント・ヒル」のBGMが使用されており、オリジナルサウンドトラックに収録されている『Claw Finger』という楽曲が使われました。
ワイオミング事件の映像を作ったのはアメリカの人たちですが、日本のゲームのBGMが知名度が高く使用されていると思うと、何とも言えない気もしますね。
ワイオミング事件は捏造、ネットの嘘を見抜くには?
結局のところワイオミング事件はネットのスレッドで作られた捏造ですが、こういうネットのデマを見抜くにはどうすればよいのでしょうか?
一つは情報源を確認することです。今回の事件の元はスレッドですが、スレッドこそデマが広まりやすい場でもあります。そのスレッドが注目されると他のブログで引用され、そのブログが広まればさらにと、どんどん数珠つなぎで広まっていき、いろんな人の目に情報が入ってきます。
いろんな人の目に情報が入り、いろんな人がその情報を知っていると「多数の人が知っているからこの情報はあっているのかもしれない」と思いこんでしまいます。
そうなってしまうと簡単にデマの情報に騙されてしまいます。そうならないため、一度入ってきて怪しいなと思ったら情報源をたどるのが一番です。
メディアや新聞等の情報でしたら信憑性がありますが、スレッドなどが元でしたら鵜呑みにはせずに情報を集めるようにしましょう。
ワイオミング事件のまとめ
結局犯人はわかったものの逮捕はされず、世間を騒がせただけのワイオミング事件の真相、いかがでしたでしょうか?
ネットでの嘘というものは今大量に流れていますが、今回のワイオミング事件もその一例です。
ワイオミング事件のようにあやふやな事件は一度自身で調べて、自分の目で真実を確かめるのが、今のネット社会の常識ですね。