マイナンバーがわからない!すぐに知りたい時の対処法と再発行日数も!

2016年1月に運用が開始されたマイナンバー制度。利便性の向上を図る為に導入された制度ですが、突然マイナンバーの開示を求められて「わからない!」と戸惑った経験がある人も少なくないはず。番号が必要なのに、わからない!そんな時の対処法をお教えします。

マイナンバーがわからない!すぐに知りたい時の対処法と再発行日数も!のイメージ

目次

  1. 1マイナンバーをすぐに知りたい時はどうすればいい?
  2. 2マイナンバーの確認方法 【マイナンバーカードがある場合】
  3. 3マイナンバーの確認方法 【マイナンバーカードがない場合】
  4. 4マイナンバー付き住民票を発行する方法は?
  5. 5マイナンバー再発行の方法や日数 【通知カードの場合】
  6. 6マイナンバーの再発行の方法や日数 【個人番号カードの場合】
  7. 7【番外編①】家族のマイナンバーがわからない時はどうする?
  8. 8【番外編②】 年末調整・確定申告でマイナンバーがわからない時の対処法
  9. 9マイナンバーの再発行は時間がかかる

マイナンバーをすぐに知りたい時はどうすればいい?

数字

マイナンバーがすぐに知りたいのに、わからない!マイナンバーの存在自体は知っているものの、その番号をどこで確認したらいいのかわからない!そんな悩みに直面した経験がある人も少なくないはず。そんな時はどうしたら良いのでしょうか?また、マイナンバーカードを紛失してしまってマイナンバーがわからない場合はどのような手続きを取れば良いのでしょうか?今回はパターンに分けて、マイナンバーの確認方法を纏めてきます。

マイナンバーの確認方法 【マイナンバーカードがある場合】

方法① 通知カードで確認する

通知カード

通知カードは、住民票を有する全ての住民に対してマイナンバーを通知する目的で発行されたカードです。紙のカードで、マイナンバーのほかに、住所、氏名、生年月日、性別等の記載がされています。通知カードは顔写真が無いので、単体で本人確認は出来ませんが、マイナンバーを確認するだけなら通知カードで十分です。なお、この通知カードはマイナンバーカードの交付を受ける際に返却する必要があります。

方法② 個人番号カードで確認する

マイナンバーカード

「個人番号カード」は通知カードに付属して送付された申請書で市町村に設けられた窓口で申し込みを行うことで、通知カードと引き換えに交付されるカードの事です。このカードには持ち主の氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバー、証明写真などが記載されたICカードになっています。通知カードとは違って、これ一枚で本人確認書類にもなる、公的な度合いの高いカードです。もちろん、このカードでもマイナンバーを確認することが出来ます。

マイナンバーカード

マイナンバーの確認方法 【マイナンバーカードがない場合】

方法① マイナンバー付き住民票を発行する

住民票

マイナンバーカードが手元にない場合、一番手軽で簡単、なおかつ早くマイナンバーを確認出来る方法が、この「マイナンバー付き住民票」を発行することです。マイナンバー付き住民票は市区町村の窓口にて所定の手続きを行うことによって交付されます。マイナンバー付き住民票の詳しい発行方法に関しましては、下に続く記事をご参照ください。

方法② 通知カードを再発行する

マイナンバー付き住民票の発行より、少し時間と費用がかかりますが、前述した「通知カード」を再発行するという方法もあります。通知カードの再発行に関しても市区町村の窓口で所定の手続きを行うことが必要になります。この通知カードの詳しい再発行方法についても後に続く記事で説明しますので、ご参照ください。

方法③ 個人番号カードを再発行する

同様に、個人番号カードを再発行する、という方法も考えられます。この個人番号カードの再発行の方法に関しましても、続く記事でご説明させて頂きますので、ご参照ください。

マイナンバー付き住民票を発行する方法は?

マイナンバー付き住民票の発行方法

身分証明書

マイナンバー付き住民票を発行する為には、官公署が発行した顔写真付きの本人確認書類(運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード等)1点、もしくは官公署が発行した顔写真付きでない本人確認書類(保険証、年金手帳等)2点を用意して市町村の窓口に行く必要があります。顔写真付きでない本人確認書類は必ず2点必要になりますので、しっかりと確認するようにしてください。 役所には住民票の交付申請書が用意されているので、そこに必要事項を記載して、窓口にて発行手数料を支払い、本人確認書類を提出します。この時、交付申請書の中の項目の1つに住民票にマイナンバーを記載するかどうか選択できる欄があるので、そこに必ずチェックをするようにしましょう。 また、窓口に提出する際には窓口の職員に「マイナンバー付きの住民票が欲しい」という旨をしっかり伝えるようにしましょう。

身分証明書

マイナンバー付き住民票の発行手数料・日数

マイナンバー付き住民票は一通につき300円で、代理での申請の場合を除いて申請したその日に交付されます。事情があって「マイナンバーをすぐに知りたい」「マイナンバーがわかるまでに数週間も待っていられない」という場合には最も手軽で早く入手出来る方法だと言えるでしょう。

マイナンバー再発行の方法や日数 【通知カードの場合】

役所

再発行の申請方法

もしも「通知カードを出先で紛失してしまった」と言うようなケースの場合は、警察にて遺失届を出し、受理番号を控える必要があります。これは、マイナンバーの不正利用を防ぐ目的があるため、必ず行わなければなりません。 一方で、自宅内で通知カードを紛失した場合はマイナンバーが不正に利用される確率が極めて低いためこの手続きは不要で、市区町村の窓口にてそのまま再交付の申請をしてください。 再交付を受ける為には、マイナンバー付き住民票の交付の際と同じ要件での身分証明書、手数料、出先で遺失した場合は遺失届を提出した際の受理番号が必要になります。

再発行にかかる手数料・日数

通知カードの再発行の場合は、手数料が500円かかります。日数も3週間〜1ヶ月近くを要する為、値段、期間のどちらを取っても「すぐにマイナンバーを知りたい!」と言う場合にはマイナンバー付き住民票を発行するよりは不便さが目立ちます。

マイナンバーの再発行の方法や日数 【個人番号カードの場合】

個人番号カード

初回発行は無料!

個人番号カードの発行は初回は無料になっています。個人番号カードは通知カードに比べて公的な度合いが強く、それ単体で身分保証書に代わるので持っていくべきだと思います。

個人番号カード再発行の申請方法

個人番号カードの紛失の場合でも、通知カードの紛失の場合と基本的には同じで、出先で紛失してしまった場合は警察にて遺失届を提出し受理番号を控える必要があります。 自宅で紛失した場合はこの手続きは同様に不要となりますので、市区町村の窓口にて「個人番号紛失・廃止届」を記入の上、個人番号カード再交付申請書を記入し、提出してください。 この際、マイナンバー付き住民票と同じ要件での身分証明書、手数料、出先で遺失した場合は受理番号が必要になります。

個人番号カード再発行の手数料・日数

お金

個人番号カードを再発行する場合はICチップを埋め込むので少し高めで、本体に800円、電子証明書に200円の手数料がかかります。このICチップを埋め込む作業等がある関係で、交付までの日数も1ヶ月以上かかるため、すぐにマイナンバーを知りたい場合には不向きであると言えるでしょう。

【番外編①】家族のマイナンバーがわからない時はどうする?

家族

家族のマイナンバーがわからない、でも本人が上記のような対応を取れない。この場合、家族のマイナンバーを知るためにはどうしたら良いのでしょうか?

マイナンバー付き住民票の取得は同世帯の方のみ

家族

「世帯が同じ」家族限定で、本人の代わりにマイナンバー付き住民票を取得することが出来ます。 世帯が同じかどうかの判定は住民票上で確認されるので、一緒に住んでいても住民票上の世帯が異なる場合はこの規定に反します。逆に、別々に住んでいても住民票上の世帯が同一の場合はマイナンバー付き住民票を取得することが出来ることもあります。

代理人が発行する場合は委任状が必要なこともある

委任状

同世帯の家族ではなく代理人が受け取りに行く場合は、「マイナンバーを記載した住民票が必要であること、及び利用目的が明示された委任状」が必要となる事があります。 また、代理人の本人確認が出来る書類はもちろん、この形式の交付の場合は代理人に渡すのではなく本人宛に郵送されるので郵送代分の切手も必要になります。

【番外編②】 年末調整・確定申告でマイナンバーがわからない時の対処法

確定申告

年末調整や確定申告ですぐにマイナンバーが必要なのにわからない!そんな時はどうしたら良いのでしょうか?

マイナンバー未記入だとどうなる?

マイナンバーを未記入のまま年末調整や確定申告を提出するとどうなるのでしょうか? 2017年時点においては、混乱を避けるために未記入のまま提出しても受理はされていますが、自治体によっては受理されないケースもあります。 そこで、次の方法をお勧めします。

マイナンバー付き住民票の発行が最も手軽

マイナンバーがすぐに知りたい場合、最も手軽にマイナンバーを入手出来るのは「マイナンバー付き住民票の発行」だと言えるでしょう。三つの方法の中で最も安く、そして最も早くマイナンバーを知ることが出来ます。年末調整や確定申告など、すぐにマイナンバーが必要なのにマイナンバーがわからなくて困った場合は、マイナンバー付き住民票の発行をすると良いでしょう。

マイナンバーの再発行は時間がかかる

マイナンバーカード

マイナンバーを入手しようと思って真っ先に考えつくのがこの「マイナンバーカードの再発行」だと思いますが、マイナンバーカードの再発行は最も時間がかかり、なおかつ発行手数料もかさみます。これは、マイナンバーカードがICカードだからです。マイナンバーをすぐに知りたい時には、マイナンバーカードを再発行するというのはあまり向いていない方法だと言えるでしょう。ただし、ただし、マイナンバーカードは極めて公的な性質の高いカードになっているので、紛失してしまった人は速やかに手続きを取って再発行しておくと後々で便利かもしれません。マイナンバーカードを再発行する時は時間がかかるということを頭に置いて計画的に申請するようにしましょう。

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この記事のライター
深山
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