達観している人の特徴14選!諦めや悟りとは違うの?
達観している人と聞いて、皆さんはどんな人物をイメージされますか?実は、達観している人は、自分の人生を謳歌している方が多い傾向があります。今回は、達観の言葉をより理解し、達観している人の特徴や恋愛の考え方などを詳しく紹介します。
目次
達観ってどんな意味?
達観している人と聞いて、皆さんはどのような方を思い浮かべますか?ストレス社会の現在において、常に神経をすり減らすような毎日を送っていると、自分の感情を出さずに日々を生活すれば、ストレスフリーに近い生活を送れるのではないでしょうか?
今回は、達観をより理解するために類語・対義語を確認し、さらに達観している人の特徴などを紹介します。達観を知ることで、毎日を過ごしやすくなるコツがわかるかもしれません。
まず、達観している人を考える前に、達観とはどんな意味なのか確認をしていきましょう。達観の意味を理解することで、達観している人を具体的に知ることが出来ます。ここでは、達観の大きな2つの意味を説明します。
広く大きな見通しをもっていること
達観を調べてみると、「広く大きな見通しをもっていること」という意味があります。これは、世界情勢や社会情勢を客観的に見通すという意味です。
周囲に惑わされず真理・道理を悟ること
次に達観の意味として、「周囲に惑わされず、真理・道理を悟ること」という意味があります。これは、精神的に確立されていて、周囲の意見などに惑わされずに、そのことの真理・道理を捉えているという意味です。
達観の類語は?
達観の意味を先程説明しましたが、さらに理解を深めるために、達観の類語を考えていきましょう。類語とは意味がよく似ている語を指し、その類語を知ることにより、自ずと達観という言葉がイメージしやすくなります。
達観の類語は、「悟りを開く」、「開眼する」、「本質を知る」などがあります。「諦観」や「諦視」という難しい言葉の類語もありますが、前者の類語が分かりやすく、達観を言い表されています。
達観の対義語は?
達観の類語を理解しましたが、今度は達観の対義語を考えていきましょう。対義語とは反対の意味の語を指し、その対義語を知ることは、先程紹介した類語と同様に、達観をより理解できます。
達観の対義語は、「執着」、「盲目」、「固執」、「目先のことしか考えない」「計画性がない」などの言葉です。達観の対義語はネガティブに捉えがちな言葉が多いです。これらの対義語の反対の意味が、達観と考えれば、達観は良いイメージであることが分かります。
達観は英語で言うと?
達観の類語・対義語を確認し、達観の言葉をより理解しましたが、達観は英語ではどのように言うのでしょうか?達観という意味の英単語はなく、英語では達観の意味を説明するような言い方で使います。
達観の「物事を見通す」という意味の"take an elevated view"や、「将来を見通す」という意味の"farsighted view"のように使います。また、達観している人を「哲人」、「賢人」などの意味の"philosopher"という英単語を使用することもあります。
達観の使い方の例文を3つ紹介!
達観の意味や類語・対義語を知ったことで、達観の言葉をより理解することが出来ました。普段、あまり使わない達観の言葉ですが、どのように使えばよいか例文を見て確認していきましょう。
①達観した考えを持つ
この場合の「達観」は、「視野が広い・将来を見据えている」という意味になります。目先の物事だけでなく、将来を予測した考えという誉め言葉として使われます。例文としては、「彼の仕事は、達観した考えを持って行動している」や「達観した考えを持つことで、改善点が見えてきた」等と使われます。
②人生を達観する
この場合の「達観」は、「周囲に惑わされず、真理・道理を悟っている」という意味になります。具体的には、「広い視野で、この先の人生を見通す」、「人生の本質を理解する」という意味です。例文としては、「人生を達観するのは難しい」や「あの人は人生を達観している」等と使われます。
③達観視する
この「達観視」とは、「達観したものの見方」という意味のことで、「達観する」も「達観視する」も同じ意味合いで使用されます。
この「達観視する」とは、「物事を本質を見極める」ということになります。例文として、「彼は、すべてのことを達観視しているようだ」や「達観視することで、無謀な計画を諦めた」等と使います。
達観と「諦め」「悟り」との違いは?
先程達観の類語・対義語を考えましたが、その時に「諦め」や「悟り」という意味が出てくるのではないでしょうか?ここでは、「諦め」・「悟り」が、「達観」とはそれぞれどう違う意味があるのかを説明しましょう。
達観と諦めとの違いは?
「諦め」とは、「希望や見込みが見いだせなくやめること」、「断念すること」という意味です。「達観」の対義語に「執着」・「固執」などの「物事を諦めずに、妥協しない」という意味がありました。その言葉の対義語である「達観」は行動面では、「諦め」の意味に近いような印象を持ちます。
しかし、「諦め」と「達観」とは明確な違いがあります。「諦め」は、他に方法がなくて仕方なく状況を受け入れることに対して、「達観」は、最初から物事に捉われていない状態です。つまり、「諦め」と「達観」の違いは、初めからその物事に対する捉え方が違っているという点です。
達観と悟りとの違いは?
「悟り」とは、「物事の道理をすべて理解すること」、「察すること」という意味があります。「悟り」は「達観」と近い意味があり、「人生を達観すること」が「悟り」となります。しかし、「悟り」は日常的な小さな出来事にも使うことがあり、その場合は主に「察すること、理解すること」といった意味で用いられることもあります。
「悟り」にも段階があり、日常的な小さな出来事に使う「悟り」は、「達観」とは違う意味があります。しかし、「物事を本質を見極める」という意味の「悟り」は、「達観」と同じようなものとして取り扱われています。
達観している人の特徴8選!
ここまで、達観の言葉をより深く理解してきました。このことを踏まえて、達観している人について今度は考えていきましょう。ここでは、達観している人の特徴を説明します。
①常に冷静にみえる
達観している人の特徴の一つ目は、常に冷静にみえることです。達観している人は、物事を客観的に見て行動をしています。どんな状況に置かれても感情的にならずに、目の前で起こった出来事を客観視して、本質を捉えて行動しています。
②あまり欲がない
達観している人の特徴の二つ目は、あまり欲がないことです。達観している人は、性格的に物欲などがあまりない傾向があります。物が乱雑にあるとそれだけ余計な労力を使います。必要最低限の物で満足できるのは、精神的に安定していることを意味するのかもしれません。
③自分のできる範囲で着実にやる
達観している人の特徴の三つ目は、自分のできる範囲で着実に行動することです。達観している人は、自分の能力を理解した上で、着実に行動します。しかし、状況によっては自分の能力以上の場面では、最初から出来ないと判断し、周囲にやる気がないと誤解されてしまう場合もあります。
④何を考えているか分からない
達観している人の特徴の四つ目は、何を考えているか分からないことです。達観している人は、感情をあまり表に出さないことが災いして、周囲から理解されにくい傾向があります。しかし、達観している人は、コミュニケーションに対しても、要点を掴んで行動しているので、ビジネスにおいては重宝されます。
⑤1人の時間が好き
達観している人の特徴の五つ目は、1人の時間が好きであることです。達観している人は、大勢の人と過ごすよりも1人で過ごす時間を好む傾向があります。
⑥人間関係は浅め
達観している人の特徴の六つ目は、浅い人間関係を築く傾向があることです。達観している人は、交友関係を深く付き合わない場合が多くみられます。最近では、誰かと繋がりを求めたり、承認欲求を他者に求める自己顕示欲が高い方が多いですが、達観している人はそれが低いとも言えます。
⑦一定以上の成果を求めない
達観している人の特徴の七つ目は、一定以上の成果を求めないことです。達観している人は、物事を淡々と進めていきます。そのため、ある段階で見切りをつけて、一定以上の成果が出たら、それ以上求めない傾向があります。
⑧無駄が嫌い
達観している人の特徴の八つ目は、無駄が嫌いであることです。達観している人は、物事を合理的に考えて行動しているため、無駄を嫌う傾向があります。
男女で達観している人の特徴は異なる?
達観している人の特徴を見ていきましたが、男性や女性という性別で達観している特徴は違ってくるのでしょうか?男性と女性では、同じものを聞いたりしても、受け止め方には大きな違いがあると言われています。そのことを踏まえて、次からは達観している男性・女性の性別別に特徴をそれぞれ確認していきましょう。
達観している男性の特徴3選!
皆さんは達観している男性をイメージした時に優しい人や冷たい人など、どのような方をイメージされますか?達観している人の特徴から、合理的でスマートな男性像を想像する方もいるかもしれません。ここでは、達観している男性の特徴を見ていきましょう。
①自分がやりたいことをしている
達観している男性の特徴の一つ目は、自分がやりたいことをしていることです。達観している男性は、プライベートもビジネスにおいても、人生で自分のやりたいことをしています。
②自分で事業をしている
達観している男性の特徴の二つ目は、自分で事業を行っていることです。多くの男性にとって、仕事が人生の大半を占めているのではないでしょうか?そんな男性にとって、自分のやりたいスタイルの仕事をするために、会社勤めよりも自分で事業をする傾向があります。
③パートナーとの関係が非常にうまくいっている
達観している男性の特徴の三つ目は、パートナーとの良好な関係を築いていることです。達観している男性は、感情的にならず、理性で行動しています。そのため、パートナーに優しい気持ちで接している傾向があります。その結果、良好な関係の場合が多いようです。
達観している女性の特徴3選!
先程達観している男性の特徴を見てきましたが、自分の気持ちにまっすぐに行動し、パートナーとは優しい気持ちで接することで、良好な関係の方が多いことが分かりました。今度は、達観している女性の特徴を見ていきましょう。
①パートナーや子どもと同じくらいに自分のことを優先している
達観している女性の特徴の一つ目は、パートナーや子供と同じぐらいに自分のことを優先していることです。自分のことも同じように優先することで、余裕が生まれます。その結果、大切なパートナーや子供に対して優しい気持ちで接することが出来ます。
②女性特有の仲間意識やしがらみから解放されている
達観している女性の特徴の二つ目は、女性特有の仲間意識やしがらみから解放されていることです。達観している女性は、本来女性はこうすべきという他人視点の考えで行動していません。自分のするべき行動を行っているので、女性特有の仲間意識やしがらみがありません。
③女性特有の疾患がない
達観している女性の特徴の三つ目は、女性特有の疾患(嫌味・陰口など)がないことです。女性特有の嫌な言動は、感情的な行動であり、合理的な行動でない場合が多いです。そのため、達観している女性は、そのことに価値を見出せないので、そのような言動に興味がありません。
恋愛で達観すると出てくる考え方3選!
達観している人は、感情をあまり出さずに理性で行動します。ビジネスやプライベートにおいて、感情を出さずに行動できることはメリットがあることが多々あります。しかし、恋愛面では、どのようになるのでしょうか?ここでは、恋愛で達観すると出てくる考え方をチェックしましょう。
①束縛しない
まず、一つ目はお互いを束縛することがありません。恋愛にとって、お互いの距離感は大切です。感情的になりすぎてしまうと、相手の境域を侵害してしまいます。しかし、達観している人は、自分が確立されているため、相手を尊重する優しい懐の広さがあります。
②ルールを決めない
二つ目に、二人の間にルールを決めようとしません。達観している人は、ルールに縛られずに、自分がやりたい時にやります。ルールによってお互いの関係が、ギクシャクしてしまう危険がありません。
③結婚にこだわらない
最後の三つ目は、男性でも女性でも結婚する・結婚しないに対して、こだわりを持っていません。結婚というのは法律上の話であり、結婚の有無という形式よりも、相手と一緒にどのように過ごすことが幸せなるかを考えています。
あなたはどう?達観度チェック10選!
達観した人の特徴などを紹介しましたが、実際に自分がどの程度達観しているのか気になりませんか?それでは、自分がどの程度達観しているのか達観度チェックをしてみましょう。該当する箇所が多いほど達観している人の傾向が強いと言えます。
①友人は量より質だ
皆さんは、友人が多い方が良いと考えていますか?それとも友人は、少なくとも自分をより理解してくれる友人であることを重視しますか?達観している人は、友人の多さではなく、良い刺激をくれる友人を重要視する傾向があります。
②誰に何を言われても気にならない
達観している人は、自分を確立しているので、誰かに批判的なことを言われても、自分に非がなければ、気にしない傾向にあります。
③お金がなくてもなんとかなると思っている
達観している人は、自分のやりたいことをしている傾向があります。その結果、お金を得ることよりも自分のしたいことを重視します。
④人に優しく自分にも優しい
達観している人は、周りの意見も自分の意見も尊重しています。つまり、人に優しい言動をし、自分にも優しい言動をしています。
⑤誰よりも自分が大切だ
達観している人は、自分を大切にします。自分が我慢や犠牲になる行動は、自分に余裕がなくなり、周りの人に優しい気持ちで接することが出来ません。相手を大切にするには、自分を大切にすることが重要と考えています。
⑥ワイドショーは好まない
達観している人は、人の噂などには興味がありません。そのため、芸能人や有名人のスキャンダルやゴシップを題材として取り上げるワイドショーはあまり好みません。
⑦過去や未来より今が大切
達観している人は、過去のことを重要視していません。また、未来も大切ですが、良い未来は今自分が置かれている行動から切り開くと考えています。
⑧人の話をよく聞きながす
達観している人は、自分が確立しているため、必要ではないと判断すると人の話を聞き流してしまう傾向があります。
⑨人生とは楽しいものだ
達観している人は、自分のやりたいことに対して行動しています。そのため、人生が楽しく充実していることを知っています。
⑩自分の人生のテーマが分かっている
達観している人は、物事の本質を見通すのに優れています。そのことによって、自分の人生に、明確は目標を掲げて行動しています。
達観するための方法は?2つ紹介!
物事に動じず、些細なことにこだわらずに、物事の本質を見極めるような達観している人になるには、どのようにすればよいのでしょうか?また、達観している生き方とは、誰でも出来るのでしょうか?
①つらい経験から逃げない
誰でも過去につらい経験をしたことはあるではないでしょうか?人生は楽しいことばかりではなく、試練や困難なことも起こります。その試練や困難と向き合うことで、達観している人に近づきます。
②その経験から学ぶ
また、人生の試練や困難のつらい経験から、学ぶことはとても重要です。逃げずに立ち向かうだけでは達観に至らなく、その経験から得たことに対して学びそして感謝することが必要です。つらい経験を乗り越えることで、人へより優しい気持ちで接することも出来ます。
達観している人って実際どんな人?2人紹介!
では、実際に達観している人はどんな人でしょうか?ここでは、皆さんが思い浮かびやすいように有名人を二人紹介します。
タレント 所ジョージ
達観している有名人を聞くと、多くの方がタレントの所ジョージさんが出るはずです。所ジョージさんと言えば、生粋の趣味人として知られています。所ジョージさんの他人を否定しない優しい雰囲気と、自分のやりたい事をとことん追求する姿、そして他人の評価に無関心な姿はとても印象的です。
また、2014年「理想の上司ランキング」で堂々1位になる等、達観したカッコイイ大人として、多くの方から支持されています。
俳優&歌手 美輪明宏
達観している有名人として名前が出るのは、俳優・歌手の美輪明宏さんです。美輪さんは神々しいオーラを身にまとい、厳しくも優しい名言を残しています。美輪さんのスピリチュアルな雰囲気は、まさに達観している人と言えます。
達観を知って、達観している人に近づこう!
今回は達観をより理解をし、達観している人の特徴などを紹介しました。達観している人は、周りの批判などを気にせず、自分のやるべきことを遂行しています。現在は、周りからの批判に惑わされて、自分の軸がブレてしまう方が多いのではないでしょうか?
自分らしさで悩んでいる方は、今回紹介した達観するための方法などを参考に、自分らしく過ごしている達観している人を目指してみましょう!