サブカルクソ女の特徴8選！性格や行動・髪型・ファッションは？

最近、「サブカルクソ女」という言葉をSNSで見かけたことがありませんか？以前から「サブカル女子」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、なぜ「サブカル女子」に「クソ」のようなマイナスイメージのある言葉が付け加えられたのか、気になりますよね。今回はそんな「サブカルクソ女」について、性格や髪型、行動などを中心に紹介していきたいと思います。

サブカルクソ女の「サブカル」とはサブカルチャーの略称です。多数の人々に支持されている文化ではなく、若者など、社会の中で異なった価値基準を持つ少数の人々によって担われるマイナーな文化のことです。一口に「サブカル」といっても多岐に渡ります。美術や音楽、文学といったジャンルのみならず、マンガやアニメ、映画、特撮、ゲームといったものも含みます。近年では、かつてはマイナーだったマンガやアニメがメジャーになって広く人気を集めていることもあり、「サブカル」の定義が曖昧になっている傾向にあります。

先述の「サブカル」のような、一部の人たちに支持されているようなマイナーな趣味を持ち、娯楽を愛好している女子たちを「サブカル女子」と言います。サブカルクソ女は、二つの意味に分けられます。まず一つ目は、「サブカル女子」が他人から罵倒されて呼称される場合です。そして二つ目は「サブカル女子」自身が自虐的に言う場合です。この場合、自分で個性的であることを暗にアピールしているため、「サブカル女子」自身も、「サブカルクソ女」と称することは、まんざらでもないと思われます。

サブカルクソ女という言葉が広まった理由は、大川ぶくぶ先生のマンガ「ポプテピピック」（竹書房）で使われたことにあります。「ポプテピピック」は、2018年1月〜3月までアニメも放送された人気マンガです。毎週、主人公たちの声優が異なることや、「世界最速の再放送」として、一度の放送で同じ日の同じ内容で声優を変えて放映するなど、今までのアニメの概念を覆すような斬新さも手伝って、とても話題になりました。マンガやアニメの中で、主人公の一人であるポプ子が敵意むき出しにしているのが「サブカルクソ女」なのです。

サブカルクソ女は、自分が他人と違うことに喜びを感じています。そのため、他人が興味を持たないようなマイナーなものを発掘し、それを愛好するのが特徴です。ファッションや髪型も個性豊かで目を引くので、サブカルクソ女のビジュアルには大きなインパクトがあります。ただ、サブカルクソ女は個性的なものが好きというよりも、個性を大事にしている自分が大好きなのです。

サブカルクソ女は、独自の世界観をもっています。「他の人はこう見ているけど、自分はこう思う」といった意見は、客観的にはやや斜め上に聞こえてしまうかもしれません。普通とは違った感性を持った彼女たちは、独自の世界観や考えを持っているのが特徴です。我が道を行くタイプなので、他人にわかってもらえるかどうかは、重要ではないのです。

独自の世界観を持ち、自分の興味や関心に絶対の自信を持つサブカルクソ女は、とても内面が強いのです。サブカルクソ女は、自分の趣味や嗜好の話を他人にすると、話を聞いてもらえることが嬉しくなって、どうしても長くなります。反対に、自分の好きなものを否定されると、敵意むき出しになってしまいます。サブカルクソ女は、自分の好きなものについて熱弁するのが特徴です。そのため、どうしても他人に好きなものを押し付けていたり、キツい性格であるような印象を受けてしまいます。しかし、それだけ自分の好きなものや価値観に絶対の自信があるということの表れなのかもしれません。

個性的で人と違うものを好むサブカルクソ女は、流行りのものが嫌いなのが特徴です。周囲の人と同じものを持つことは、没個性を意味してしまうためです。ファッションや髪型も、他の人が着ないような個性的な色にしてみたり、どこから探してきたのかよくわからないような、マイナーなものが好きです。とにかく「他人とは違うもの」が好きで、流行りもののように大多数の人に知られていたり支持されたりしているものは眼中にありません。

「スイーツ女子」は、流行りのものにすぐに飛びつき、新作を手にするとどんなものでもSNSで披露するのが特徴です。また、髪型やファッションなども男ウケを重視しています。サブカルクソ女とは対照的なものを好む性格で、彼女たちとは正反対の行動を取っています。髪形、服装、そして趣味も男ウケそっちのけのサブカルクソ女。流行が大嫌いで、他人と違うことに優越感を持っているサブカルクソ女と「スイーツ女子」は、相容れない存在です。敵対視してしまうのも、なんだかわかる気がします。

サブカルクソ女には、カメラ好きが多いのも特徴です。カメラの機種へのこだわりも強く、一眼レフのカメラを使用していることが多いです。自分の写真を撮ることよりも、物や景色の写真を撮ることが多いです。その上、サブカルクソ女は、その一眼レフのカメラを首からぶら下げて、カメラをファッションの一部として扱っているのが特徴です。ただ、カメラ自体を使いこなせるかは別で、一眼レフのカメラを「持っている自分」が好きなのです。プロ仕様のカメラを持つことで、サブカルクソ女はアーティスト気分を味わっているのかもしれません。

サブカルクソ女は、おしゃれなカフェが好きなことも特徴です。特に、レトロな雰囲気をもつ個人経営の純喫茶を好みます。流行りのドリンクを発信するような大手のカフェは、「スイーツ女子」への敵意も手伝って、積極的に足を運ぶことはありません。「知る人ぞ知る店」として誰にも知られていないようなマイナーな純喫茶などのおしゃれなカフェを巡り、そのレトロな世界観を楽しむことが、彼女たちの楽しみなのです。

サブカルクソ女は、全国ロードショーの映画には、あまり興味がありません。マイナーなものが好きな彼女たちは、単館上映されている作品や、ミニシアター系の映画を好みます。マニアックな内容や、やや難解な筋書きのものを見たり、映画監督の世界観を語ることもしばしば。「この映画の世界観は私にしかわからない！」という気持ちの表れです。

流行りものが嫌いなサブカルクソ女は、俳優も個性的でマイナーな人物を好みます。地上波のドラマで主役を演じていたり、CMに多く起用されているようなメジャーな俳優は好きではありません。ドラマよりも映画を中心に活動していたり、小劇場で活躍しているような俳優を好みます。「有名ではないときから知っていた」という点も、サブカルクソ女にとっては大事なポイントです。

流行りものにあまり飛びつかないサブカルクソ女ですが、意外にもサブカルクソ女は発信することが好きな性格で、SNSにたくさん投稿します。ただ、カメラを使うことが好きなものの、「スイーツ女子」のように自撮りを載せたり、SNSによって流行りものや新作の情報を発信するわけではありません。一眼レフカメラによる、なぜか無駄にクオリティの高い、空の写真を載せたり、ひらがなだけで文章を書いてみたり、好きなバンドの歌詞の一部を載せたりするのが特徴です。写真は白黒に加工するなどして、より個性的なものにします。

サブカルクソ女御用達のお店。ヴィレヴァンこと「ヴィレッジヴァンガード」は、いちおう「書店」というカテゴリになっていますが、店を訪れると独特な雑貨を数多く取り扱っている、とてもカオスなお店です。毎年、個性的な福袋がSNSを賑わせていますが、この店でユニークな雑貨を見つけるのが、サブカルクソ女のよくある行動の一つです。ヴィレヴァンでマニアックかつマイナーなグッズを見つけることが好きなのです。

サブカルクソ女は流行りものの先取りではなく、「まだ誰にも知られていない」ものを探すのが特徴です。「自分しか知らない」ということが大事で、もしそれがブレイクしたり、流行ってしまったりすると、途端に興味が薄れてしまいます。とにかく、サブカルクソ女は、他人とは異なる個性的なものが大好きな性格なのです。

みんなが知らないような、マイナーなものが好きなのは、音楽も同じです。サブカルクソ女は、流行りのJ-POPには興味はなく、インディーズバンドや洋楽などを好みます。ライブハウスで開催されているようなマイナーなライブに足繁く通います。しかし、俳優と同じで「前から知っていた」というところに意義があるのであって、人気が出てしまったり、地上波の音楽番組に出たりして有名になってしまうと、サブカルクソ女は、途端に興味を失ってしまいます。

サブカルクソ女は誰になんと言われようと、自分が好きなものに、とことんこだわる性格です。他人の目は気にせず、自分のセンスを信じて、カラフルな髪型にしたり、個性的なファッションに身を包みます。こだわりの強い性格であるサブカルクソ女は、趣味のグッズを収集する癖があります。また、自分の世界観を語ると話が非常に長くなりがちなのが特徴です。そして、こだわりが強いぶん、他の人に自分の髪型やファッションなどを真似されると、サブカルクソ女は、非常に不快になってしまいます。

SNSのヘビーユーザーであるサブカルクソ女は、独自の世界観に浸りすぎているあまり、よくポエムを投稿します。しかも、全く関係のない空の写真などにそのポエムが添えられているため、一見するとよくわからない投稿に見えてしまいますが、それこそサブカルクソ女の本望。理解してもらうことはどうでもいいため、周りがどう思おうが気にしない性格なのです。日々、サブカルクソ女は、意味深な言葉を呟き、その独自の世界観をSNSにも展開しています。

サブカルクソ女は、いかに個性的な装いをするのかということに重点を置いています。体のラインが出るものや、男ウケの良さそうなデザインよりも、ダボダボとしたものを好んで着ていることが多いです。どこで見つけてきたのかよくわからないようなものもあり、古着屋でも服を調達しています。サブカルクソ女は、自分がこだわって選んだ着たいものを着る！という性格なのです。

サブカルクソ女は、あまり肌を露出したがりません。ちなみに、サブカルクソ女には、外出をあまり好まないインドアな人が多く、紫外線に当たることがあまり好きではないので、肌も白くて綺麗な場合が多いです。短いボトムスを着用する場合は、タイツを履くことで露出を抑えています。露出をすると、男ウケを狙っているような服装に見えてしまうため、彼女たちなりに工夫しているのです。

奇抜さが正義のようなサブカルクソ女は、ファッションも色とりどりなものになります。「スイーツ女子」が好みそうな男ウケ抜群の白やベージュのような淡いパステルカラーなどの色味よりも、原色のはっきりとしたヴィヴィッドな色味の服を着用しているのが特徴です。

視力の良し悪しに関わらず、サブカルクソ女は丸眼鏡をかけているのが特徴です。レトロ感を演出するためのアイテムですが、サブカルクソ女は、あくまでファッションとしてかけているため、実は度が入っていないダテメガネであることが多いです。

サブカルクソ女のレトロ好きの性格は、帽子にも反映されています。画家や有名な漫画家といった文化人を彷彿させ、簡単にアーティスト感を演出できるベレー帽は、マストアイテムのひとつであると言えるでしょう。

サブカルクソ女はヘッドフォンを音楽を聴くという目的よりも、首からぶら下げるなどして、一眼レフのカメラと同じようにファッションアイテムとして取り入れていることが多いです。「ヴィレヴァン」の戦利品の個性的なデザインのものや、あえてスタジオで使っているプロ仕様のようなゴツめのデザインものを着けることで、音楽にこだわりが強いことをアピールしているのかもしれません。

こだわりを詰め込みすぎて荷物が多くなりがちのサブカルクソ女は、リュックサックを使う人が多いです。彼女たちのリュックサックの表面を見ると、たくさんの缶バッチをつけています。サブカルクソ女の収集癖も手伝って、独特なデザインのものや、好きなバンドの缶バッチなど、つけているデザインも多岐にわたっています。

最近では、赤いリップを使う女子は増えてきていて、流行りものになりつつあります。しかし、サブカルクソ女は赤いリップが流行りかどうかに関わらず、愛用しています。赤いリップは色そのものにインパクトがあるので、普通であれば唇以外の他のパーツは抑えめにメイクをします。ですが、サブカルクソ女の場合は他のパーツもしっかりとメイクしていることが多いのが特徴です。

サブカルクソ女の髪型で特徴的なのは何と言ってもヘアカラー。鮮やかな色に染めていることが多く、とにかく派手です。色の奇抜さはもちろんのこと、カラーリング方法も大胆で、一色ではなく二色以上の複数の色で髪の毛を染めている場合もあります。どこでどうやってカラーリングしているのか、すごく気になりますね。

サブカルクソ女の前髪は、ぱっつんであることが多いです。額をあまり出さずに、厚めの前髪で隠しているのが特徴です。最近では、前髪を短めにした「オン眉」も増えています。

サブカルクソ女の髪型は、「スイーツ女子」がしているような、サラサラストレートのロングヘアーやゆるふわパーマヘアーではありません。マッシュルームカットのような個性的な髪型をしているのが特徴です。髪の毛の色は、奇抜なカラーだけではなく、黒髪の場合もあります。サブカルクソ女がしている他の髪型として、ボブカットが挙げられます。髪の毛が長い場合には、シニヨンにしているのが特徴です。

ファッションや髪型、趣味などへのこだわりが強く、我が道をまっすぐに突き進んでいるために、サブカルクソ女の性格はどこかキツそうな印象があります。そのため、なんだか付き合うことが難しそうなサブカルクソ女ですが、それならば距離を置いてあまり関わらないのが賢明でしょう。サブカルクソ女も独自の世界観の中で、マイペースに過ごしたいという気持ちでいるので、そっとしておけば大丈夫です。

サブカルクソ女が、キツいことを言ってくることがあるかもしれません。また、サブカルクソ女の熱弁がヒートアップしすぎて、まるで彼女たちが自分の趣味を押し付けてきているように感じて、鬱陶しいと思ってしまうかもしれません。しかし、サブカルクソ女は自分の好きなことに対して正直に生きているだけであって、彼女たちも悪気があって言っているわけではないのです。もし、サブカルクソ女に言われたことが気に食わなかったり、彼女たちを「面倒な性格だな」と思っても、言われたことをいちいち気にしないようにしましょう。

このように、豊かな個性の持ち主であるサブカルクソ女ですが、一見すると付き合いにくい性格に思えるかもしれません。しかし、サブカルクソ女は独自の世界観を持ち、自らの価値観を大切にして生きているのです。