トイカメラ『ホルガ』のデジタル版の魅力とは?口コミや作例写真も!
トイカメラ「ホルガ」を使ったことありますか? デジカメやスマホなど、写真がデジタル主流となって久しい中、味のあるレトロな仕上がりに愛好家も多いトイカメラ。 そのトイカメラの代表的な存在の「ホルガ」ですが、なんとこのデジタル版があるのです。
目次
ホルガデジタルとは
トイカメラの代表ブランド「ホルガ」
「ホルガ」を始めとするトイカメラが日本で話題を集め始めたのはもう10年以上も前のこと。
当時から写真はデジタルが主流になっていて、フィルムカメラは衰退の一途をたどるのか?と思われていました。
それが、トイカメラの人気によって、フィルムの良さが見直されるようになりました。
トイカメラが「おしゃれな人の必須アイテム」としても取り上げられるようになったことも人気の一因かと思われます。
トイカメラの特徴
トイカメラの特徴は一言でいうと「味がある」です。
昔の写真を見ているような色あせたレトロな色調や、ややピンボケの写り具合、構造からくる写り込みやゆがみなど、予測のできない面白さがあります。
写真の出来は言うまでもなく、トイカメラという名前が示すとおり、おもちゃのような外見・作りも「味」のひとつです。
「ホルガ」はフィルムにこだわり続けてきた
「トイカメラの王様」「トイカメラの元祖」とも言われるホルガの歴史は1982年から。デジタル写真というものが全く存在しない、フィルム全盛期の頃からトイカメラを作っている老舗です。
「ホルガ」初のデジタルカメラ!
フィルムにこだわりを持つとはいえ、やはりデジタルの流れには勝てなかったのか、
ホルガは2015年にカメラの生産中止を発表しました。
ところが、そこは世界中に熱心なファンの多いホルガのこと。
2015年8月31日にデジタル版発売のためのクラウドファンディングを開始したところ、なんとたったの4日で目標額の5万ドルを突破し、ホルガ初のデジタルカメラ販売が実現したのです!
ホルガデジタルの魅力
復活をとげたとはいえ、フィルムにこだわり続けてきた「ホルガ」がどうして?デジタルのホルガなんてホルガじゃない!と思われた方も多いでしょうが、「フィルムを現像に出しに行くのがなんか面倒だな〜。」「現像代もかかるし…。」と思っていた人も少なくはないはず。
特にホルガカメラに関しては、通常の35mmフィルムよりも割高のブローニーフィルムなので尚更です。
その煩わしさがなくなり、それでいてホルガカメラのレトロな味はそのまま、という「いいとこ取り」が、ホルガデジタル最大の魅力なのではないでしょうか。
レトロな見た目
そのホルガデジタルの魅力とは?
やはり最初に見た目の印象は大事ですが、ホルガデジタルもその例にもれません。
アナログ時代のカメラと変わらない、レトロでおしゃれな外見は、トイカメラの老舗としての強みも生きています。
これなら古くからのホルガファンにもおすすめできます。
飾ってあるだけでおしゃれ
もちろん、まだホルガカメラに馴染みのない人たちにもおすすめできる要素は十分。
ホルガデジタルをテーブルや棚に置いたり、壁に掛けたりするだけで、おしゃれなインスタ映え写真のできあがり。撮影道具にも被写体にもなるカメラですね!
とっても軽量
重量は約100g。ミカンかジャガイモ1個分です。
女性やお子様でも持ちやすく、扱いやすい軽さですね。
お散歩がてらに写真を撮りたいときにも、おしゃれに手軽に持っていけます。
ファッション感覚で身に着けても
ホルガデジタルには「いかにもカメラ」といったレトロな黒いボディだけでなく、かわいい色使いがおしゃれなボディもあります。
首に掛けても気にならない軽さのカラフルなホルガデジタルを首から下げて、服や小物と合わせたおしゃれを楽しむことができます!
専用アクセサリーも
一度は生産中止の憂き目に遭ってしまったホルガカメラ。
それだけに「古いレンズとかアクセサリーあるんだけど、これはさすがに使えないんじゃないかな…?」とお思いの方も多いかと思われます。ところがホルガデジタルはこれまでのアナログ時代のフラッシュも使用可能なのです!
ホルガデジタル使い方と特徴
さて、そんなホルガデジタルの使い方なのですが、
トイカメラ=おもちゃのカメラなので、難しいことは一切不要。
使い方はいたってシンプルです。
レンズ横に付いているレバーを押せば、カシャっとシャッターが切れます。
上に付いているツマミは、正方形か長方形か、撮る写真の形を選択するためのもの。
レンズ上に付いているスイッチは絞りの調整。
といっても「晴れマーク」「曇りマーク」のたった2パターン。
これを無視してあえてアベコベの設定をしても面白い写真が撮れそうですね。
撮った写真を確認するモニターがない
デジタルといえば最大のメリットは「撮った写真をその場で確認できる!」なのですが、
ホルガデジタルにはその機能がありません。
デジタルなのに、フィルムで撮る時のような「どんな風に撮れてるのかな?」というドキドキ感が味わえる、面白いおすすめポイントです。
白黒写真が撮れる
さらにレトロ感の出る白黒写真も簡単に撮れます。
白黒写真を撮るには、フィルムカメラの場合はフィルムを取り替えないといけませんが、
ホルガデジタルならカメラ下のスイッチの切り替え一つで白黒写真もカラー写真も撮影可能。これもデジタルならではのおすすめポイントです。
撮った写真はSDカードに
デジタルということは、その撮った写真はどこに…?
これはカメラの下部分にSDカードスロットがあり、そこに写真が保存されます。
SDカードの容量が許す限り、何百枚でも写真が撮れてしまいます!
フィルムでは少ない枚数に限られてしまうのが、これもデジタルならではの嬉しいところです。
wifi内臓のSDカードにも対応可能
やっぱりデジタルなんだし、撮ってすぐに写真が見たい!という人におすすめしたいワザ(?)があります。
ホルガデジタルは、Wifi内臓のSDカードにも対応しているのです!
Wifi内臓SDカードを入れておけば、撮った写真はお手持ちのスマホやタブレットに転送して、すぐに見ることが可能。さらにSNSなどでシェアするのも簡単なのです。
単三電池が必要
他に撮影に必要なのは単三電池2本。
うっかり電池を入れ忘れて出かけたり、外出先で電池切れになったりしても、単三電池ならコンビニなどで手軽に買えるから大丈夫!
ホルガデジタルはどんな人におすすめ?
フィルムと同じワクワクを楽しみたい人
フィルムの撮影は、現像するまでどう写ってるのがわかりませんが、そこにワクワク感を求める人もいます。
デジタルカメラが主流となってからは、撮ってすぐにモニターで写り具合を確認することができますが、このホルガデジタルはシンプルな構造ゆえ、モニターも付いていません。
だからフィルム撮影の時のような「すぐに写り具合がわからないドキドキワクワク感」が味わえるのです。
味のある写真を撮りたい人
「味のある写真」が一番の特徴のホルガカメラ。
デジタルとなっても、撮影した写真に見られる独特の色味・ボケ・歪み・写り込みなどのレトロ感は健在です。それでいてデジタルならではの高画質が見え隠れする部分もあり、まさに絶妙なハーモニーを醸し出しています。
子供のカメラデビューにもおすすめ
カメラというものは、子供の好奇心をくすぐるアイテムです。
ホルガデジタルは重すぎないし、難しい操作もいらないし、
かわいい外見も子供のカメラとしておすすめできます。
そしてデジタルなら、フィルムに比べて枚数の制限がないのでパシャパシャ撮り放題。
すぐにフィルムがなくなっちゃう!という心配もありません。
ご満悦でホルガデジタルを構えるお子様も既にいるようです。
ホルガデジタルの使い心地をレビューでチェック!
それでは実際にホルガデジタルを使った方のレビューを紹介してみます。
★撮ってすぐ写真を確認できないところが新鮮です。首から下げててもとてもかわいいです。
★女学生さんとかにウケが良い。転送までどんな風に撮れているか判らないドキドキ感、ポートレートの時とか撮影しながらも小道具にも出来る事も良い。
もしかするとプロのカメラマンさんのレビューでしょうか。小道具にも使えるのはおしゃれでかわいい外観ゆえですね。
★見た目もかわいく、動作も問題なし。写真はブレまくりでしたが(笑)これから撮影するのが楽しみです!
★5日間のうち1回電池入れ替えしましたが、サイズ感がかわいくて満足です。
単三電池で動くから、電池切れしても手軽に交換ができますね。
★まず届いて小ささに驚いた。もちろん裏に液晶もない。撮れてるかどうかはLEDライトで確認するか(本当に「シャッターが押された」ことしかわからないが)、家に帰ってPCで見るか、Flashairなど経由してスマホで確認するしか無い。だが、それがいい。これはあの現像できるまでちゃんと撮れているかわからない、フィルム時代への不便さの復古でもあるのだ。液晶がない、最低限のスイッチしかないというのはある意味でのデジタルカメラのアナログ回帰なのだと私は思う。
首にぶら下げておいても重く感じず、スナップ写真を気楽に撮れるのもいい。フィルムの不便さを懐かしみながら、ゆるくデジタルの写真を撮る。それが体現されたのがこのホルガデジタルなのだと私は思う。
こちらはかなり写真を専門にされている方、しかもフィルム時代から親しんでいる方のレビューでしょうか。とても説得力があります。
どのレビューを見ても「かわいい」「小さい」という言葉が目につきました。
軽いから外出に持って行きやすい、というレビューを書かれた方もいました。
そしてフィルム時代のホルガの写り、そしてフィルム撮りのドキドキワクワク感を再現している所についてレビューを書かれている方も多いですね。
みんなの撮った作例写真をチェック!
ホルガデジタルで撮った写真をインスタで紹介している人もすでにたくさんいます。
作例として見てみましょう。
ホルガの写し出す味の一つ「ケラレ」(画面の隅にレンズフードの部分が黒く写り込んでしまうこと)が生きている作例。
ホルガの出すもう一つの味「ぼんやり感」の作例ならこれでしょうか。
ホルガの出す味「ぼんやり感」に加えてさらに「不思議な色味」が加わった一枚。
とはいえ、やっぱりデジタル。どことなくカッチリとした絵柄ではありますが、
ケラレの映り込みが「さすがホルガ」と思わせます。
モノクロ撮影で、まるでタイムスリップしてしまったかのようなレトロ感が!
ホルガデジタルでカメラのある暮らしはいかが?
レビューや作例からも、ホルガデジタルで写真を撮る楽しさが伝わってきました。
撮影に使わない時も、おしゃれなインテリアやアクセサリーのようにして使えるのもまた楽しいですね。