2021年09月05日公開
2021年09月05日更新
石田スイ(そとなみ)作者の漫画「ペニスマン」が面白い?今も読める?
石田スイ(そとなみ)先生の、ペニスマンという漫画をご存じでしょうか?いまだに連載再開の声が多い、幻の名作なのです。この記事では、ペニスマンとはどんな漫画なのか、今でも読めるのかについて解説していきます。石田スイ先生の作品が好きな方は必見の内容ですよ!
ペニスマンとは?石田スイ(そとなみ)が作者?
ペニスマンとは、石田スイ先生が、かつて連載していたWeb漫画です。ペニスマンを連載していた当時は、「そとなみ」というペンネームを使用していました。石田スイ先生は、「東京喰種」の作者といて知られている人気の漫画家で、2021年現在、「超人X」を連載しています。
ペニスマンというタイトルを聞くと、下ネタ満載のギャグ漫画を想像してしまいますよね。しかし実は、熱い展開が魅力のバトル漫画なのです。東京喰種で石田スイ先生のファンになった人は、ぜひ読んでみたいところですよね。
この記事では、ペニスマンとはどんな漫画なのか、そして作者の石田スイ(そとなみ)先生についての詳細などに迫っていきます!
ペニスマンとは?
ペニスマンとはどのような漫画なのでしょうか。ユニークなタイトルから、いろいろな意味で面白そうな漫画を想像してしまいますよね。ここからは、作者はだれなのかなど、ペニスマンの詳細について見ていきます。
東京喰種作者石田スイが作者
ペニスマンの作者は、東京喰種でおなじみの石田スイ先生です。ただし、作者名は「そとなみ」となっています。こちらは、石田スイ先生のかつてのペンネームです。
東京喰種が連載される以前に、Web漫画で連載されていました。連載開始時期は不明ですが、東京喰種が始まる2011年以前にはすでにある程度話が進んでいたようです。
ペニスマンのあらすじ
ペニスマンは、頭部が亀頭の形をしているヒーローの「ペニスマン」が繰り広げる漫画作品です。射精を連想させる技で敵を倒したり、頭がペニスの形をしていることで助けた女性にさげすんだ眼で見られてしまう苦悩を描いています。
連載初期はラフな画質でおふざけテイストが多めでしたが、話が進むにつれて胸が熱くなる展開が繰り広げられていくのも特徴となります。
ペニスマンはアダルト漫画?
ペニスマンという作品名や、男性器を連想せずにはいられない強烈な見た目の主人公が登場すると聞くと、ほとんどの人がアダルト漫画だと思いますよね?しかし、実は正義感溢れるヒーローが活躍する、熱いバトル漫画なのです。
下ネタ要素は見られますが、エッチな描写はほぼありません。エッチな描写はありませんが、グロテスクな描写はところどころに見られます。下ネタ要素も、連載初期には多く見られましたが、連載中期以降は少なくなりました。
ペニスマンはどこで読める?
かつては、専用のWebサイトですべて無料で読めました。しかし、2021年現在、そのWebサイトは消滅しています。また、かつては「週刊ヤングVIP」にも掲載されていましたが、こちらからも削除済みです。
石田スイ先生の公式Twitterにも、ペニスマンが掲載されているページへのリンクは記載されていません。再開を希望する声が多い作品なので、ぜひどこかで読む機会を与えてほしいですよね。
こちらは、「Wayback Machine」に残っていたペニスマンのアーカイブページです。ここから読むことができますが、公認であるかどうかは不明のため、閲覧は自己責任となります。
ペニスマンを読んだ人々の感想は?
ペニスマンという強烈なインパクトの作品名ですが、内容も負けず劣らずインパクトがあるのでしょうか?ここからは、ペニスマンを読んだ人々の感想を見ていきます。
石田スイ作者で面白い
石田スイ先生の作品なので面白いという感想が、とても多く見られました。インパクト抜群だけど魅力的なキャラクターの数々、息をのむバトルシーンやところどころに挿入されるシュールな下ネタを高く評価されています。
また、画力の高さが魅力という意見も多数ありました。東京喰種でも画力の高さを評価されていた石田スイ先生ですが、すでにこのころから才能の片りんを見せていたようです。
連載初期はラフな絵が多かったのですが、それでも画力の高さをうかがわせる仕上がりとなっていました。
ギャグと思いきやシリアス
ペニスマンというタイトルを聞くと、どうしてもギャグ満載の内容を想像してしまいますよね。確かに、主人公は、頭部がペニスにしか見えないインパクト抜群の見た目ですが、内容はとてもシリアスなのです。
シリアスで考えさせられるなので、ギャグっぽい見た目の登場人物がだんだんと格好よく見えてきたという人もいます。
また、下ネタやシュールなオチも散りばめられていて、読み応えがあったという意見もありました。石田スイ先生の作品の中で1番好きという人もいますよ。
アダルト要素があまりなくて残念
ペニスマンというタイトルから、エッチなシーンを期待して読んだ人もいたようです。しかし、ペニスマンはシリアスで熱いバトルが魅力の漫画です。際どい名前の登場人物や下ネタは登場しますが、アダルト要素はほぼありません。
エッチなシーンを期待しているときは、バトルシーンの素晴らしさなどは頭に入ってこない人がほとんどです。なので、どれだけ読み進めてもアダルト要素が登場しないとガッカリしてしまいます。画力が高いのでなおさら、エッチなシーンを見たかったという人も多くいました。
ぜひ再開してほしい!
ペニスマンは、未完のまま終わってしまいました。連載が停止したときから一定数の再開希望の声がありましたが、結局叶うことなくWebから消えてしまい現在に至ります。
ペニマン更新しましたhttp://t.co/8NodKVcg
— 石田スイ/超人X (@sotonami) January 2, 2013
石田スイ先生は、2013年の1月にTwitterでペニスマンの更新を通知をしています。少なくとも2013年までは更新されていたようです。
以降、公の場でペニスマンの更新などに関する告知は確認できませんでした。掲載されていたWebサイトも消滅しているので、よほどのことがない限り再開は期待できないといえるでしょう。
しかし、Webサイトが消滅してからも、再開を願うファンは数多くいます。
東京グールが終わってからずっとTHE PENISMANの更新を待っている・・・・
— Masaharu Ono (@UTB_01) January 23, 2021
ペニスマン作者のそとなみとは?
ペニスマンの作者は、そとなみというペンネームの作家です。ここからは、ペニスマンの作者のそとなみという人物について詳しく見ていきます。
東京喰種作者石田スイの別名
そとなみとは、石田スイ先生が東京喰種を連載開始する以前に利用していたペンネームです。東京喰種以前から石田スイ先生を応援していたファンは、Twitterなどで「そとなみ先生」と呼んでいます。
そとなみの意味
そとなみという言葉の意味が気になりますよね。聞きなれない言葉なので、意味があるのかどうかもわからないという人がほとんどでしょう。
しかし、そとなみという言葉の意味は不明です。国語辞典にも、登録されていませんでした。また、石田スイ先生もそとなみの由来や意味について言及していません。
おそらく、真相は不明ですが、ご本人にしかわからない意味が込められているのか、語呂が良かったので採用したのではないでしょうか?いずれペニスマンが再開された場合は、意味や由来について公言してくれるかもしれません。
そとなみ(石田スイ)の経歴
石田スイ(そとなみ)先生は、福岡県出身の漫画家です。東京喰種で石田スイ名義を使う以前は、そとなみ名義でペニスマンを執筆していました。
2010年に、週刊ヤングジャンプで行われているMANGAグランプリにて東京喰種が準優秀賞を受賞したことで一躍注目を浴びました。2011年3月発売のミラクルジャンプに、同作品が掲載されています。2011年には、東京喰種が週刊ヤングジャンプにて連載開始、高い画力と見事なストーリー展開で話題を呼びました。
2021年1月現在、全世界累計発行部数4700万部を超える大ヒット作品となった東京喰種は、テレビアニメ化や舞台化、実写映画化などさまざまなメディアで展開されます。
東京喰種以降の活躍
2011年から連載されていた東京喰種は、2014年をもって終了します。その後、2014年から2018年にかけて東京喰種の続編となる「東京喰種:re」を連載しました。
2021年からは、Webコミックサイトとなりのヤングジャンプにて「超人X」の連載が始まります。魅力的な登場人物たちが繰り広げる、目まぐるしく変わる展開の激しいストーリーが特徴です。石田スイ先生の新しい魅力を発見できる作品なので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね!
漫画作品以外でも活躍!
漫画作品以外だと、Nintendo Switch用ソフト「ジャックジャンヌ」のキャラクターデザインなども手掛たことで有名です。また、凛として時雨のメンバー「TK」のソロプロジェクト、「TK from 凛として時雨」が2020年に発表した「彩脳」のアルバムジャケットも手掛けています。
2021年には、東京、福岡、名古屋で自身初の大規模展覧会「石田スイ展」を開催、石田スイ先生の初期作品の原稿など、貴重なアイテムが多数展示され話題となりました。
ペニスマンは再開希望の声が多い未完の名作です!
石田スイ先生の熱狂的なファンの間では、いまだに再開希望の声が聞こえるほど、ペニスマンは根強い人気を誇る作品です。しかし、2021年現在、掲載されていたWebページは削除済み、週刊ヤングVIPからも削除されています。インターネットアーカイブに残っているページから閲覧できますが、公認かどうか不明のため自己責任となります。
ペニスマンは、石田スイ先生の原点ともいえる魅力的な作品ですが、公式から何の発表もない状態がしばらく続いているので、連載が再開される可能性は限りなく低いでしょう。ぜひ、コミックス化など何かしらの形で発表してほしいところです。