2021年07月21日公開
2021年07月21日更新
「チャリで来た」の元ネタのプリクラを発見!少年達の現在とは?
2008年頃から2ちゃんねる(2017年10月より「5ちゃんねる」)でギャップが面白いと盛り上がったプリクラ、「チャリで来た」。 現在もその知名度は高いですよね。 人気と誤解を生んだプリクラ「チャリで来た」に映る少年達の現在をまとめました。
目次
- 1大人になった今もギャップの天才?「チャリで来た」の少年達の現在とは
- 2「チャリで来た」4人組のうちの一人、熊田勇太さんは大人になった現在、各方面で取材を受けていらっしゃった
- 3元ネタの「チャリで来た」プリクラが拡散されたきっかけとは
- 4「チャリで来た」元ネタプリクラが巨大サイト2ちゃんねる(2017年10月現在は5ちゃんねる)ではDQN画像コラージュ、コンビニの本棚ではバカ画像書籍から拡散
- 5DQN画像として有名になった「チャリで来た」が誤解を受けたイジメ事件とは
- 6「チャリで来た」グループ内でイジメ?2ちゃんねるで騒がれたストレートへアの「まさや」さんイジメ疑惑事件とは
- 7「チャリで来た」コラージュ画像のまとめサイトが現在もたくさんある
- 8「チャリで来た」プリクラが起こす、何でもないようなことが常に話題になり続ける、その理由とは?YouTubeで現在配信されている曲を聴いてみよう!
- 9少年が大人になった現在も「チャリで来た」プリクラが人気なのは、ネット上で「みんなのアイドル」となっているから
- 10「チャリで来た」とは現在、ネット上の「スラング」や「素材」として定着してしまった
- 11「チャリで来た」少年達の現在のまとめ
大人になった今もギャップの天才?「チャリで来た」の少年達の現在とは
強面で拳を握っているのに「バイク」じゃなくて「チャリ」が移動手段というギャップに2008年頃2ちゃんねるでは大盛り上がり
「チャリで来た」プリクラはコラージュとしても様々なバリエーションが拡散していますが、少年たちが撮った元ネタのショットはこの一枚。少年時代のやんちゃな感じあふれる良いプリクラですよね。
2012年ごろ、雑誌の取材を受けた彼らはイケメンで、かつ立派な大人に成長していた
一人は連絡が取れず、3人で取材を受けていらっしゃいましたが、皆さん素敵な大人になられていますね。今でも仲良しな感じが見る側の心をあったかくしてくれます。
「チャリで来た」4人組のうちの一人、熊田勇太さんは大人になった現在、各方面で取材を受けていらっしゃった
2016年8月に2人組のYouTuber「水溜まりボンド」さんから、「チャリで来た」メンバーの一人、熊田雄太さんご本人が取材を受けていらっしゃいます。
YouTube動画の中でも語られていますが、2016年5月16日に茨城県南部で21時23分ごろに発生した地震の速報ニュースで検索画面を見た人が、同日に上がった「チャリで来た」プリクラ拡散の元ネタ記事を目にしたことから、「チャリで来た」少年達の現在の話題が再燃しました。
取材を受けて、当時を振り返って語っている熊田勇太さんご本人
熊田勇太さんは現在、横浜市にあるレストランでシェフをされていらっしゃいます
桜木町駅近くにある横浜らしい外観のお店では、美味しいワインとお肉料理が楽しめますよ。
元ネタの「チャリで来た」プリクラが拡散されたきっかけとは
現在も大人気!モバゲーのプロフィール画像に「チャリで来た」プリクラを張り付けたことから始まった
モバゲーに限らず、様々なゲームやブログのプロフィールには現在はアバターやハンドルネームを使いますが、当時は自分で撮った写メを添付してプロフィール作成することが当たり前でした。
現在利用している方は少ないかもしれませんが、当時は人気のプロフィール紹介サイト
FaceBookなどが主流になる前、当時は学生に人気のプロフィール紹介サイトでしたね
熊田勇太さんが取材を受けて語っているように、「チャリで来た」元ネタに映る4人のうちの一人が、当時人気のゲームなどのプロフィール画像に、「チャリで来た」プリクラ画像を添付したことが始まりです。
当時、プロフィール画像にプリクラを使うのは珍しいことではなく、使い方も間違ってはいませんでした。
「チャリで来た」元ネタプリクラが巨大サイト2ちゃんねる(2017年10月現在は5ちゃんねる)ではDQN画像コラージュ、コンビニの本棚ではバカ画像書籍から拡散
元ネタプリクラ「チャリで来た」はDQN画像としてもコラージュ画像としても勝手に盛り上がって拡散されていった
「2ちゃんねる」は2017年10月から「5ちゃんねる」へと名称が変わりました。
DQN(ドキュン)とは、インターネット用語で一般の感覚から著しくズレている者、もしくはそれらで形成された集団の事である。非常識人。
思春期の背伸びがしたい時期は、誰もが「DQN(ドキュン)」と化すものですよ。
数えきれないコラージュ画像がネットで拡散
もうまったく別物のようだが、「チャリで来た」ですよね。
コンビニの本棚にある「バカ画像」に本人達の知らないところで「チャリで来た」勝手に掲載される
本人達が知らないところで勝手にアプリになっていた
ニコニコ本社のプリクラ機に「チャリで来た」フレームがある
近所のコンビニで自分の写真が勝手に転載された本が売られていたら、びっくりしますよね。
当時、熊田勇太さん含む少年達は、無断転載をした出版社に「ふざけるな!」と抗議の電話をかけ、削除したそうです。
しかし、ネットで拡散されたプリクラ画像、コラージュ画像は現在もお見かけすることができてしまいます。
誰にとっても良いネット社会のルール作りや法整備の遅れは、現在も変わりませんよね。
「チャリで来た」元ネタプリクラを見て、ネット社会の抱える問題を考えさせられます。
DQN画像として有名になった「チャリで来た」が誤解を受けたイジメ事件とは
「チャリで来た」プリクラは、二つのイジメ事件で話題にされました。
その一つ目は、滋賀県の「大津中2イジメ自殺事件」です。
2011年10月11日、滋賀県大津市で当時中学二年生の男子生徒がイジメを苦に自殺をはかり、教育委員会と学校が、イジメの事実を隠そうとしたことが報道され、大きな社会問題になりました。
男性生徒が自殺をはかった翌年には、「イジメ防止対策推進法」が国会で可決されました。
事件の加害者を人違いしたまま名指しをして、勘違いしたまま写真を掲載してしまったデヴィ夫人のブログにあのコラージュ画像が!
ブログからDQNコラージュ画像は現在削除されています
加害者少年とのDQNコラージュ画像がブログに使われていたそうです。事件の起きた2011年頃、「チャリで来た」の少年達は既に高校生でした。熊田勇太さんを含む少年達は神奈川県在住でしたので、事件の起きた滋賀県まで、どんなに頑張ってもチャリでは行けませんから、完全な濡れ衣です。
事実無根の人名と写真の掲載で「軽率な行為」と神戸地方裁判所からデヴィ夫人へ165万円の支払い命令が出る
2012年7月10日に投稿されたブログの写真は翌日には削除されていたそうですが、デヴィ夫人に謝罪の意思が見られないことから、加害者の母親と人違いされた女性は損害賠償請求し、神戸地方裁判所からデヴィ夫人に支払い命令が出ました。
本人の知らない所で勘違いされたまま、コラージュ画像であっても勝手に使われては、関係のない人の社会生活や人生を変えてしまうことがあります。
ネット社会で生きる私たちは、自分も他人も守るために、情報管理をもっと学ばなければなりませんね。
「チャリで来た」グループ内でイジメ?2ちゃんねるで騒がれたストレートへアの「まさや」さんイジメ疑惑事件とは
「チャリで来た」プリクラが話題になった二つ目の事件。
それは「チャリで来た」メンバーによる、同世代の「まさや」さんイジメ疑惑です。
メンバーの中で唯一普通のストレートヘアの男子「まさや」さん
後ろのグラサン男子がまさやさんの頭に何かを突き刺しているように見えるこのプリクラ。これだけ見ると、イジメ疑惑が起こるのもなんとなくわかりますが、イジメている人とプリクラそもそも撮らないですよね
このプリクラに映るメンバーの顔は、「変顔」を目指していますね。
ストレートヘアの「まさや」さんも口をへの字に渋い表情で「変顔」をしているように見えます。
イジメられている人とイジメている人はそもそも一緒にプリクラ撮りに行きませんよね。
ストレートヘアの「まさや」さんは同じメンバーとの別ショットでは笑顔です
ファッションの方向性が違う、強面ポーズをやりなれていない、それだけだと思うのですが、イジメられていると勘違いされた、それがストレートヘアの「まさや」さんなのです
「チャリで来た」メンバーは、神奈川県横浜市内の別な中学校の男子とも仲良く遊んでいたそうです。
ストレートヘアの「まさや」さんと「チャリで来た」メンバーは同世代の少年です。
「チャリで来た」メンバーの見た目がDQNでも、内面で共感するものがなければ、ストレートヘアの「まさや」さんは、遊ぶ約束をしなかったことでしょう。
このグループ内イジメ疑惑は、「まさや」さんが強面の表情をやり慣れていない、メンバーとファッションの方向性が違った、それだけのような気がするのは私だけでしょうか。
「チャリで来た」コラージュ画像のまとめサイトが現在もたくさんある
「チャリで来た」コラージュ画像を掲載したまとめサイトでは、見ごたえ十分の100枚越えサイトが複数存在しています。
動画となって上がっている映像も見かけることが今でもできます。
チャリを別な乗り物に変えたコラージュ画像まとめサイトが多いです
センス良くできたコラージュ画像が、分類され、まとまったサイトが多く存在しています。まとめサイトはシリーズ化されてもいます。
「チャリで来た」プリクラが起こす、何でもないようなことが常に話題になり続ける、その理由とは?YouTubeで現在配信されている曲を聴いてみよう!
この歌も本人たちが知らないところで出来上がっているのですが、「チャリで来た」プリクラを撮った当時の少年達と、大人になった彼らの現在が、上手くまとめられています。
「チャリで来た」について、まったく知らないという方も、このYouTube動画を再生すると、彼らの魅力が何だったのか気づくことができるでしょう。
大人になった熊田勇太さんがインタビューや記事の取材で語っていた、アップハンドルの改造チャリで映像を撮影されていれば、少年のやんちゃ感がもっと出たのではと思うのは私だけでしょうか。
少年が大人になった現在も「チャリで来た」プリクラが人気なのは、ネット上で「みんなのアイドル」となっているから
デザインとして完成度が高い「チャリで来た」メンバーの2人のコラージュ画像
みんなのアイドル「チャリで来た」 イケてるよね。
「チャリで来た」の少年達は、ある意味、完全に突き抜けて「漫画のキャラ」と同じレベルで世間に認知されていますよね。
「チャリで来た」とは現在、ネット上の「スラング」や「素材」として定着してしまった
4人の少年は現在、ネット上で「侠」(おとこ)になった
「チャリで来た」は、既にネットユーザー皆で共有できる存在として認識されています。
これに対して「チャリで来た」の少年達は、2012年の雑誌の取材に「2ちゃんねらー、イイ加減にせえよ(笑)」とだけ応えています。
顔も知らないネットユーザーに対して、身近な友達みたいな感じの回答ですよね。
熊田勇太さん達のように一般人でありながら、ネット社会によって顔や個人情報がさらされても、現在を堂々と生きている、その心意気が「侠」(おとこ)だな、と感じたのは私だけでしょうか。
ネット社会で起こった「著作権侵害」、「人権侵害」、「名誉棄損」を弁護士に訴える相談件数は、年間数千件にのぼると言われています。
誰もが「チャリで来た」になれるわけではありません。
ネットユーザー一人一人が、情報管理やルールを積極的に学んで行く姿勢、大事ですね。
【侠】の意味 信義にあつく、強きをくじき弱きを助ける人。男気。男だて。
元ネタの「チャリで来た」プリクラを撮影した頃の少年達はDQNな見た目だったが、大人になった現在は「侠」(おとこ)になっていた。
「チャリで来た」少年達の現在のまとめ
チャリって、なんかいいよね
2008年頃、強面で拳を握っているのに「バイク」じゃなくて「チャリ」が移動手段というギャップのプリクラがネット上で拡散され、さまざまなコラージュ画像が作られました。
元ネタとなった「チャリで来た」と手書きされたプリクラを撮った当時13歳だった少年達は、2017年現在は22歳の立派な社会人となりました。
「チャリで来た」メンバーの一人、熊田勇太さんご本人は、当時を振り返って各方面から取材を受け、本人達が知らないところで拡散していった経緯を語っています。
コンビニで売られている「バカ画像」という本からは抗議の電話で掲載削除されましたが、ネットに拡散したプリクラ画像はどうすることもできませんでした。
そのため、イジメ自殺事件を批判したデヴィ夫人のブログで「チャリで来た」コラージュ画像が人違いされたまま掲載されることもありました。
DQNなファッションと普通のファッションをした同世代の「まさや」さんと撮影したプリクラが拡散した時は、ネットユーザーからグループ内イジメ疑惑を話題にされることもありました。
一度に100枚以上のコラージュ画像が見られるまとめサイトは現在でも複数存在しています。
少年時代から大人になった現在の「チャリで来た」を楽曲にしたYouTube動画も配信されています。
これだけ話題になる理由は、「チャリで来た」が既にネットユーザーにとって「アイドル」や漫画の「キャラ」と同じで、ネット用語や素材と認識しているからです。
そんな顔の見えないネットユーザーに対して、身近な友達のように受け入れる姿勢をとった「チャリで来た」メンバーは「侠」(おとこ)だなと思ったのは私だけでしょうか。
でも今はバイクに乗っているそうです