反天連とは？終戦記念日のデモがヤバすぎる団体の正体

反天連は、正式名称を「反天皇制運動連絡会（はんてんのうせいうんどうれんらくかい）」というる新左翼グループで、終戦記念日のデモが知られ「反天皇制運動カーニバル」という機関誌を発行しています。
 

「反天連」（反天皇制運動連絡会）が行う終戦記念日などのデモの様子です。見たことないという人は、とにかく一度みて下さい。

毎年恒例（？）終戦記念日の靖国神社での「反天連」（反天皇制運動連絡会）のデモの様子です。

反天連のデモ VS 右派（右翼）の動画です。

「反天連」（反天皇制運動連絡会）は、１９８４年（昭和５９年）の結成で、評論家の「菅孝行」が呼びかけて作られた団体です。

菅孝行は、昭和記念公園開園反対闘争などの反皇室闘争を繰り広げていた人物で、
設立後は終戦記念日のデモの他

・昭和天皇在位60年式典
・昭和天皇大喪の礼
・今上天皇即位の礼

などの、皇室関連の式典や行事の反対を主張すつデモ活動を行ってきました。

現在の活動の中心的人物は「天野恵一」氏で、その他の主要メンバーには、「伊藤晃」、「太田昌国」、「梶川涼子」、「京極紀子」らの名前があります。

出典: http://katintokei.at.webry.info

天野恵一（てんのけいいち）氏は、日本の思想家（評論家、編集者）で、「反天連」（反天皇制運動連絡会）の「反天皇制運動連絡会総裁」という立場に就任している人物です。

ちなみに、天野恵一氏は、１９８４年の「反天連」（反天皇制運動連絡会）結成時からの創設メンバーです。

この天野恵一氏については、万引きの噂が流れていて、万引きで警察の御厄介になったことがある人物として反対勢力（？）から批判されています。

具体的には、天野氏が神田の三省堂書店で本を６冊万引きし、神田警察に逮捕された、との主張をして、通行人らに告知したとのことですが真相は不明です。

しかしこの万引きの話は、まだ続きます。

この天野氏がこの万引きの噂に反論したのです…が内容が凄いので紹介します。

（天野氏の反論）

キャンドル行動（デモ）の最中、西村は私に対する万引き疑惑
を引き合いに出し、「天野書記長は神田の三省堂書店で本を６冊
万引きして神田警察に逮捕された」とスピーカーを使用して参加者及び
通行人に告知した。

そればかりか、行進中のデモ隊に向って「万引き書記長、デモ行進」
などと西村グループと共に大声で連呼した。これら西村修平の行為は
事実を捻じ曲げた誇大謀略宣伝であり、断固として許す事はできない。

私が、万引きした書籍はたったの３冊であり、
西村の言う６冊とは大きく内容に隔たりがある。
まさに、２倍もの数字をでっち上げて、
私を誹謗中傷していることになる。

（中略）

万引きされたと称する三省堂書店とは示談が成立している。

（中略）

そして私の蒙った精神的苦痛に対し100万円の慰謝料を支払え。

これら実行されないときは、確固とした法的措置、
又は報復攻撃を加えられることを覚悟せよ。

反天皇制運動連絡会　　書記長　天野恵一


万引きした書籍は６冊ではなく３冊だったんですね…

反皇室闘争と聞くと、「中核派」とか「革労協」などを思い出す人もいるかも知れませんが、「反天連」（反天皇制運動連絡会）の運動は、これらの団体とは一線を画すものでした。

最近の活動では、毎年、終戦記念日の８月１５日に東京の靖国神社前で行っているデモ行進が知られています。

この、終戦記念日（８月１５日）に行われる「反天連」（反天皇制運動連絡会）のデモ行進に対しては、彼らに批判的な立場の"右翼"や"保守系市民団体"らが、デモ活動に対する抗議活動を行う姿が見られます。

それまで続いていた一連の皇室関連行事が一段落した１９９１年（平成３年）になると「反天連」（反天皇制運動連絡会）は"発展的解散"を宣言して解散しますが、

その後すぐに再結集を呼びかけ、以降は活動期間を３年と定めて、３年ごとに組織や活動の見直し修正を行うという、解散と再結集を繰り返す形での運営が続いています。

国営昭和記念公園は、東京都の立川市と昭島市にまたがる日本の国営公園で、「昭和天皇御在位五十年記念事業」の一環として整備されてきました。

もともとここには、戦後米軍に接収された旧立川飛行場がありましたが、この跡地の中の１８０ヘクタールを記念公園として利用しています。

国営昭和記念公園は、レクリエーション施設としての目的の他に、大規模災害時の避難場所としての機能も有し、立川市と昭島市の広域避難場所の一つに指定されています。

※昭和記念公園に入園するには入園料が必要ですが「昭和の日」など、年に数回入園が無料となる日があります。

出典: http://www.togapk.net

「反天連」（反天皇制運動連絡会）の結成を呼びかけた、菅孝行氏の略歴を紹介します。

・１９３９年、東京都に生まれ学習院初等科～中等科～高等科に学ぶ。

・１９６２年、東京大学文学部卒業。東映に入社し京都撮影所に配属され演出助手となる。

・１９６４年、同社の労働組合支部書記長となる。

・１９６５年、CM・PR映画制作部門に配転される。

・１９６７年、同社を退社し上京。

これ以後は、文筆業や予備校講師、大学特任教授などの職についています。

「反天連」（反天皇制運動連絡会）の結成を呼びかけた菅孝行氏ですが、最近は論理の対立から行動を共にしていないようです。

※学習院高等科の同級生に細川護煕（元首相）がいます。



ここまで「反天連」（反天皇制運動連絡会）の関連情報について紹介しましたが、ハッキリ言ってよく分からんという人も居られるのでは？と感じています。
なので、「反天連」（反天皇制運動連絡会）の周辺情報について分かりやすく紹介したいと思います。

まず、「反天連」（反天皇制運動連絡会）は、前提として「新左翼グループ」の範疇に続する団体として一般には理解されています。

なので、「新左翼グループ」について見ていくことで、「反天連」（反天皇制運動連絡会）への理解を深めたいと思います。

新左翼（ニューレフト、 New Left）は、第二次世界大戦が終わった１９６０年代に登場した急進的な革命を目指す政治勢力のことで、主に欧米や日本などの大学生や大学院生、青年労働者など若い世代で構成されている特徴があります。

「新左翼」という名称は、既製権力に同調してもはや戦わない左翼である既成左翼を批判する意味で、"新"という文字を付け新左翼と呼ばれるようになりました。

日本でも１９６０年代以降、急進的な革命や暴力革命を掲げ、直接行動や実力闘争を重視した運動を展開するグループが大学生などを中心に勢力を増大していきました。

新左翼のメンバーは、「日本共産党」や「日本社会党」などの勢力を「既成左翼」と呼んで批判しました。

直接行動や実力闘争を重視する日本の新左翼の中でもとくに攻撃的なグループもあります。

２０１４年版の警察白書で「極左暴力集団」として記載された新左翼には、革マル派、中核派（党中央、関西派）、革労協（主流派、反主流派）があります。

また同じ２０１４年版の公安白書で「過激派」として記載された新左翼には、革マル派、中核派、革労協（主流派、反主流派）、「日本赤軍・『よど号』グループ」、共産同統一委員会、JRCL、などがありました。

どうやら「反天連」（反天皇制運動連絡会）の正体は、そこまで過激な集団ではないようです。

「反天連　芸能人」で検索しても、芸能人の名前は見当たりません。

わずかに、芸能人ではないですが、医師でテレビなどでもよく見かける香山リカさんの、「反天連撃退デモがうるさすぎて診療にならない。業務妨害届け出したい」という発言が見つかりました。

香山リカさんは、「反天連」のデモに迷惑してるみたいでした。

心の中は分かりませんが、わざわざ名前を出して「反天連」（反天皇制運動連絡会）のデモに参加したりする芸能人はいないと思います…。

その一方で、天皇や皇室関連への反対を主張する「反天連」（反天皇制運動連絡会）へ密かに賛同する芸能人はいるのかも知れないです。

芸能界（芸能人）には在日をルーツに持つ人が多いという話はよく聞きますし…

在特会とは「在日特権を許さない市民の会」の略称です。

在特会は、在日韓国朝鮮人に対する「在日特権」の廃止を目的として設立されました。

在特会の設立者で初代会長は、桜井誠氏です。

在特会は、２０１３年９月の新大久保でおこなった在日韓国人へのヘイトスピーチで有名になった気がしますが、社会的反発を受け、同様の活動はできなくなっているようです。

以降は、「慰安婦問題」や「パチンコ利権」、「脱原発」「反捕鯨」などの様々な利権や特権、またその背後にある反日的団体の活動を批判告発する活動をしています。

このような活動歴から、一般に在特会は「右翼団体」と理解されていて

警察庁からは、右派市民グループの代表的な集団として在特会が名指しされています。

また、公安調査庁からは、「アレフ」や「暴力団」、「日本共産党」、「過激派」と並ぶ監視情報収集対象になっています。

日本の極左集団と言われる「反天連」と警察庁や公安調査庁からマークされる右派市民グループの代表的集団の「在特会」ですが、当然あちこちのデモで衝突を繰り返しています。

「反天連」と「在特会」のデモや衝突の様子を録画した動画を紹介します。

反天連の正体は、"在日集団"であるという主張があります。

その根拠の１つが、反天連のデモがスタートする出発地点が「在日本韓国YMCA」となっているからだそうです。

どうやら「在日本韓国YMCA」の中のホールで集会を開いた後、デモ行進をするケースが多いのでは？と推測します。

この主張も、真相は不明です…が正体は気になります。

反天連の正体は、在日朝鮮人の集団という噂についての真偽は不明ですが、

一方で、そんな反天連を非難する側の在特会の正体についても噂が流れています。

その噂とは、在特会の会長である「桜井誠は通名で、正体は在日朝鮮人である。」というものです。

桜井誠氏は、２０１３年９月の新大久保でおこなった在日韓国人へのヘイトスピーチで知られるようになったと思いますが、

この噂が真実なら、在日の人間が在日の人に向かってヘイストスピーチをしていた、というわけの分からないことになります。

ここまでくると、もうお手上げ状態ですね…陰謀論的なものの存在も疑いたくなってしまいます…


合掌