2021年07月14日公開
2021年07月14日更新
魂の重さは本当に21グラムなのか?死の瞬間を計測し続けたマクドゥーガル博士の実験
皆さんは魂の重さはご存知ですか? 一般的に人は死んだ瞬間に魂が出ていくとされていますが、あくまでもこれは噂だと思う人も多いと思います。 しかし、死の瞬間を計測し続けて魂の重さを計測した人がいますので、ご紹介したいと思います。
目次
魂の重さは本当に21グラムという噂が!
魂の重さ、質量は21g
魂といえば、人が生きている間に持っている心の中心部とよく言われていますが、この魂が失われてしまうと人の生命維持ができず、死に至ってしまうとよく聞きますよね。
実はこの魂の重さを測る実験をした人物が存在し、その人の実験結果では魂の重さは「21グラム」だということが明かされたのです。
この魂の重さが21グラムだということは世界中を驚かせた内容なのですが、まだまだ知らない人も多いので、今回はこの死の瞬間に立ち会い計測したとされる魂の重さについてご紹介したいと思います。
人間は死体は生前の時の体重より21g軽い
— あまり知られていない雑学 (@maisannkaka) January 12, 2018
その21gは魂の重さとも言われている
人は死んだら魂が抜ける?
死の瞬間体重がわずかに減少
死ぬと21g減少する
人は死の瞬間が訪れると、体の機能が停止しても、僅かに頭だけは数秒間生きているとされています。
この数秒間脳に魂が残っているとされ、魂が抜けて人は命を絶つと言われているのですが、この瞬間質量、重さを測った人の実験結果では21グラム減るとされたのです。
中々死の瞬間に立ち会う機会や、魂の重さを測ろうとする人がいなかったので、当時はこの魂の重さが21グラムだという発表は驚くものとなりました。
わずかながらも死んだ瞬間に体重が減ることから、この死んだ瞬間に魂が抜けていって初めて命が途切れるとされたのです。
魂の重さは21gと言うけど頭部に意識が残っているのなら魂はまだ頭部にあるのかな…判断するにも血は垂れ流しだし難しいよね(´-`).。oO
— ミサキ (@mif15loc9) January 18, 2018
マクドゥーガル博士とは?
魂の重さを見つけた博士
ダンカン・マクドゥーガル博士
マクドゥーガル博士について初めて名前を聞いた方も多いと思いますが、アメリカのマサチューセッツ州に在住する医師とされていました。
このマクドゥーガル博士は先ほども少しご紹介したように、人が死の瞬間が訪れたときに体重の変動によって魂の質量・重さが計算できると考えた人物で、魂の重さが何グラムだと疑問に思い興味を持った人物ともされています。
実際に魂の重さを測る実験を行って実験結果が「21グラム」であったことを多くの人に伝え、実験結果から名前を知らしめた人物とされています。
しかし、このマクドゥーガル博士の実験は大きな問題をいくつも抱えており、科学的に実証には至る所まではいきませんでした。
ですが、このような実験を行う人もほとんどおらず、最初に多くの人に衝撃を与えた魂の重さ「21グラム説」が現在も多くの人々に伝わって信じられています。
米紙「The New York Times」でも取り上げられる
米紙でも大きく話題に!
この魂の重さが21グラムだという話は多くの人を驚かせた話だったのですが、1907年に米紙でも一番有名な「The New York Times」にも掲載されたとされています。
ここから魂の重さが21gだという話が広く伝わったのですが、心霊現象研究会の人たちもこれについては驚いたようです。
さらに米紙でも医学雑誌「 American Medicine 」にも掲載されたため、多くの人が真実ではないのかというような見解に至りました。
魂の重さなんてものも結局科学的に証明されたようなもんやし少しくらい夢のある世界であってくれや
— ひのもとれぇしんぐ (@hinomoto_gt2) January 17, 2018
【死の瞬間】マクドゥーガル博士の実験
6人の死の瞬間に立ち会う
量り方は臨死状態から計測
マクドゥーガル博士の実験内容は次のようになっています。
当時でも最先端であった秤をベッドに取り付け、死の淵に既にあった患者6名から承諾を貰い、死ぬ瞬間になるまで体重の変化を計測し続けたのです。
この時の実験では体液などの汗や尿なども計算に考慮して計測したとされています。
その時に一番最初の患者では4分の3オンス「21g」という結果が出たため、この命が尽きた瞬間魂が抜けて21グラム減ったので、命の重さ・魂の質量が21グラムではないのかという実験結果に至ったのです。
死の瞬間を紙の重さも測る秤で計測
MRIでも計測
画像の出所は不明ですが、このような画像もネット上で存在しました。
これは人が死ぬ瞬間をMRIで計測したものとされ、人が命を尽きる瞬間脳全体に光のようなものが行き届いたのちに、一気に暗くなるとされています。
この光が脳全体に行きわたり、その後一気に脳が暗くなる状態は魂が抜けた瞬間だともされ、この画像を見て魂は命が絶たれる瞬間は脳にあり、魂が抜けていくのが実在するのではないのかとネット上で騒がれています。
脳全体に光が行きわたる事を「星間エーテル」の光、輝きであるという話も浮上しており、死の瞬間にはエーテルの光が取り巻いているという話もここから浮上しています。
ダンカン=マクドゥーガル博士の提唱が魂21gに対して、発汗21gがアウグストス=クラーク博士が出したらしいね
— 小鳥遊灯那 (@0hiru1200) September 27, 2017
しかし、魂の重さ否定説も登場
21gは魂の重さではないという話も
21gではない説も浮上
実際にこの魂の重さが21グラムだという話が事実であれば、世紀の大実験とされるのですが、実はこの実験結果が嘘・真実ではない説が浮上したのです。
この魂の重さが21gではないという話を挙げたのが当時外科医だったアウグストス・クラーク博士です。
クラーク博士によれば、この実験結果は正確さに欠けると話に上がったのです。
実際クラーク博士はにマクドゥーガル博士の実験結果が違うという否定説を挙げています。
魂の重さは21gって言うけれど、
ふと図書館でこんな本を見つけて読みはじめたら興味深い。
まだ読んだの19頁までだから先が気になってるんだけど、魂が重さを持つのではと、実際に計測の実験はじめたマクドゥーガル博士の話から始まったけど、呼吸が止まるとガタンって秤が傾いたんだって pic.twitter.com/pa4OxkUgY6
— らみか(*゚ཫ゚)ノ (@llamica_299) February 2, 2017
【死の瞬間】否定説
死の瞬間肺が冷やさないので体温上昇
汗となって外に逃げる
クラーク博士が挙げた魂の重さが21gではない説では、体重が変動した理由は汗による変動だと挙げているのです。
さらに少しくご紹介すると、人は全身に血液が循環していると思いますが、心臓や肺の動きによって血液が循環すると必然的に体温が上昇するとされています。
そのため、呼吸をする事によって血液や体温を下げ、汗が出るのを防いでいるのですが、この時クラーク博士は死の瞬間人が呼吸をしなくなるので、体温が上昇して冷やせず、発汗した分だけ失われたのではないのかと挙げているのです。
そのため、魂の質量ともされた21グラムは実は汗の質量だったのではないかと挙げているのです。
再度犬での魂の重さを計測
15匹の犬で魂の重さを計測したが・・・。
犬の魂の重さは出ず。
実はマクドゥーガル博士は人の死の瞬間を実験して計測していたのですが、人間ではなく、犬では違うのかという実験も行っていました。
魂の重さが実際に21グラムだった場合、犬や動物でも大なり小なり同じような数字が出ると思われたのですが、実際に15匹の犬での計測結果では犬の魂の重さは測れず、変動がなかったようです。
このような事によってクラーク博士の発汗説がさらに濃厚になったとされています。
死亡した瞬間体重が21g減る。犬の場合変化なし。人の魂の重さと言われたがP・クラーク医師によるとその瞬間、肺で血液を冷やせなくなるため急激に体温が上昇しスッと熱が引く現象が起きる。その際発汗する量が21gだった。犬の場合は体温調整が舌で行われるので発汗が起きず体重減少が無い。メモ
— りさり (@sweetcocoamilk) September 26, 2017
死の瞬間に体温の上昇発汗説が濃厚か!
死の瞬間やはり体温が上昇するのが原因か
魂の質量は汗の質量
死の瞬間に魂の重さが出てくるとご紹介しましたが、マクドゥーガル博士が挙げた21グラム説よりも実際にはクラーク博士が挙げた発汗説の方がより正確である可能性が高いです。
実際に、マクドゥーガル博士は人による実験と犬による実験を行っているのですが、人は患者6名に当たって実験を行っており、実際にこの6名の内2名は実験に失敗したと本人も語っているのです。
さらに、マクドゥーガルの実験は定義などがかなり不明瞭で、呼吸や体液などの差を考慮して21グラムと出しているのですが、この考慮の範囲も非常に曖昧であることから実験が正確でないということに多くの声が上がったとされています。
しかし、否定説のクラーク博士が挙げた21グラムの減少は発汗説が一番濃厚なのですが、マクドゥーガル博士の魂の重さが21グラム説がかなりの人の記憶に残ったために今も多くの人が21グラムであると信じています。
途中にご紹介したTwitterにもあるように、魂の重さの量り方について記載された本もあるので、興味がある方はぜひご覧いただけたらと思います。
人の魂の重さ21gはしんだとき血液がまわせず体温が急上昇して発汗する汗の量が21gと分かって謎が解けてるんだけど知らない人多いのか…
— 沈黙 (@chinmokuu) December 16, 2017
命の重さの映画「21グラム」も存在
魂の重さを題材にした映画「21グラム」
命の大切さをテーマにした話
先ほどもクラーク博士が挙げた21グラムの減少は発汗説が一番濃厚だということをご紹介したのですが、マクドゥーガル博士のインパクトが大きいことから魂である「命の重さが21グラム」ということを題材にした映画がアメリカで作られました。
この映画は全く知らない人同士である女性1人と男性2人による物語で、一つの心臓を巡っての話となっています。
題名は21グラムとかなり軽いような印象がもたれる名前になっていますが、内容は命の重さ、魂の重さが21グラムだということをテーマにしているため、かなり重厚な内容の話となっており、多くの人が再度命の大切さに対して教えられる映画となっています。
実際にこの映画は多くの口コミでも高い評価を得ており、多くの方に観ていただきたい映画となっています。
この映画は現在DVDも出ていますので、ぜひ手に取ってご覧いただけたらと思います。
今日返却の映画DVD「21グラム」を観た。軽いタイトルと違って、重い内容の映画だった(過去に見た映画の、重さBEST5に入りそう)。よくできてる映画だったと思うけど、年始めに見るのは よろしくなかったかなと思う...
— ドラゴン岡 (@dragon_OKA) January 4, 2018
「まとめ」魂の重さは汗かもしれない!
今回は死の瞬間に魂が抜けると言われている話の「魂の重さ」についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
死ぬときは魂が抜けてしまい、天国に行って星空になると言われていますが、人の死というものは悲しいもので、誰か必ず悲しむ人がいるとされています。
魂の存在自体が科学的根拠がないので、信じないという人も多いですが、人には魂が存在すると思っている人も多いので、将来の研究結果でさらなる正確な実証が行われるかもしれません。
ぜひ皆さんも魂について興味がある方は心霊現象などについて調べていただけたらと思います。