2021年07月01日公開
2021年07月01日更新
バッタ科の種類【画像図鑑】季節は?幼虫でも見分け方がある?
バッタは成虫、幼虫ともに草むらや河原の茂みなどでよく見かけると思いますが、種類がたくさん存在します。大きくバッタ目やコオロギ目などに種類が分かれ、そこからバッタ科に分かれたりします。今回はそんなバッタ目、バッタ科の種類や幼虫の見分け方についてご紹介致します。
目次
- 1昆虫好きにはたまらない!バッタとは?
- 2バッタは大きく2種類に大別される?バッタ目とキリギリス亜目
- 3さらに分かれるバッタ科からバッタ亜科
- 4バッタの生息季節は?日本での分布場所は?
- 5バッタの特徴は?
- 6バッタの種類、画像図鑑①バッタ目バッタ科 トノサマバッタ亜科
- 7バッタの種類、画像図鑑②バッタ目バッタ科 ショウリュウバッタ亜科
- 8バッタの種類、画像図鑑③バッタ目バッタ科 ヒナバッタ亜科
- 9バッタの種類、画像図鑑④バッタ目バッタ科 セグロイナゴ亜科
- 10バッタの種類、画像図鑑⑤バッタ目バッタ科 イナゴ亜科
- 11バッタの種類、画像図鑑⑥バッタ目バッタ科 ツチイナゴ亜科
- 12バッタの種類、画像図鑑⑦バッタ目バッタ科 アカアシホソバッタ亜科
- 13バッタの種類、画像図鑑⑧バッタ目バッタ科 フキバッタ亜科
- 14バッタの幼虫の見分け方は?
- 15まとめ、バッタは種類が豊富!
昆虫好きにはたまらない!バッタとは?
昆虫の中でも子どもから大人まで人気のあるバッタ
昆虫と言えば様々な種類の昆虫が世界中にいますが、その中でも衰えることなく大人から子供まで人気のバッタ。
バッタは皆さんもご存知のように、後ろ脚のバネの力が強く、固体や種類によって飛ぶ飛距離も大きく異なるので、子供のころなどはバッタを捕まえて飛ぶ距離、飛距離を競走した人も多くいるのではないでしょうか。
そんなバッタですが実際に詳しく種類や分布などを知っている人が少ないので、今回はぜひ皆さんにも知っていただけるように画像図鑑も載せてご紹介していきたいと思います。
出典: http://tad-a.com
石切丸さんがでかいバッタにしか見えないのは色合いのせいなんだろうけど何はともあれとにかく好きだ…トノサマバッタよりショウリョウバッタが好き…スタイリッシュだし飛ぶ時の音が好き…
— 金谷 (@kanayay7) 2017年7月21日
バッタは大きく2種類に大別される?バッタ目とキリギリス亜目
バッタ目とキリギリス亜目について
バッタは二種類のバッタ目とキリギリス亜目に
詳しく知っている人は少ないかもしれませんがバッタは昆虫の分類上においては「直翅目バッタ科」に分類されます。
直翅(ちょくし)目は別名バッタ目とも言われ、バッタは大きく分けてバッタ目とキリギリス亜目に分かれます。
このバッタ目とキリギリス亜目に分かれることによって種類も異なり、キリギリスやコオロギといった種類に分かれるようになります。
さらにキリギリス亜目になるとさらに種類が変わるので、コオロギだとキリギリス亜目コオロギだと上科のコオロギとなります。
ちなみにキリギリス亜目はコオロギ亜目と呼ばれることもあります。
このバッタ目とキリギリス亜目の特徴として挙げられるのは、バッタ目に属するグループは主に草食性とされているのでエサは草などですが、コオロギやキリギリスなどのキリギリス亜目のグループは雑食性であったり肉食性でありするのでエサは様々です。
このコオロギやキリギリスのキリギリス亜目はエサと勘違いして人に噛みつくこともありますのでご注意ください。
さらに分かれるバッタ科からバッタ亜科
バッタの種類は細かく分かれる
バッタの種類はさらに細かく
バッタの種類はさらに細かく分かれます。
というのも、バッタ科からバッタ亜科として多く分かれ、皆さんもご存知のショウリュウバッタ亜科やトノサマバッタ亜科、イナゴ亜科やツチイナゴ亜科といったように種類が分かれます。
このバッタの亜科によって皆さんが知っているバッタの種類に分かれると思っていただけたらと思います。
バッタの生息季節は?日本での分布場所は?
バッタの種類による生息地
バッタの住処・日本での分布地
バッタは皆さんも見かけたことが多くあると思いますが、バッタの生息地・分布地は主に草原とされています。
特に草原の草の高さが高い方がバッタにとっては好まれ、高い分布率を閉めており、バッタが他の外敵から身を隠すことができるので好まれるとも考えられます。
さらにバッタ目のバッタ科、バッタ亜科は草食の種類が多いので、草が高く生えている方が食料にもありつけやすいことからも考えられます。
バッタは種類によっては季節問わずに冬でも元気に生息しているバッタもおり、春になると小さいバッタや幼虫を見かけるのはこれが要因していると思われます。
さらに日本では草原以外にも分布しており、田んぼや河原でも見かけることもありますのでぜひ近くに行った際は探してみて頂けたらと思います。
バッタの分布地は広いものの、実はバッタの寿命は短く、特別な種類でない限り冬の季節までには成虫は死んでしまうとされています。
そのため、冬の季節は卵が地中に存在し、春の季節を迎えて孵化して新しいバッタが生まれます。
このため、毎年季節ごとに各分布地にてバッタを見かけると思いますが、実は1匹も去年見たバッタは存在しないのです。
バッタの特徴は?
バッタの特徴は…。
日本では全国各地に分布しているバッタですが、バッタの特徴と言えばやはり大きく発達した後ろ足です。
この大きく発達した後ろ足で自分の体調の何倍もの飛距離を飛ぶことが可能なので、いかにバッタの後ろ脚の力が強いかが分かります。
バッタはシュッとした細いスタイルが特徴的ですが、コオロギやキリギリスとは大きく違った特徴を持ち、コオロギやキリギリスと比べるとバッタは触角が短いです。
さらに触角だけでなく、コオロギやキリギリスは耳が前足にあるとされていますが、バッタは胸部と腹部の間に存在すると言われています。
このことからもバッタとコオロギやキリギリスは見た目、シルエットは似ているものの特徴を考えると大きく異なると言えます。
バッタの幼虫の特徴は
バッタの幼虫
季節や分布地のところでも少し触れましたが、バッタの卵が春に孵化するので幼虫の姿を目にするのは主に春の季節か夏に近づいた季節になります。
オンブバッタを見かけたことがある人はご存知かもしれませんがバッタの幼虫は成虫の頃に比べたら比較的小さく、画像から見てもわかるように幼虫の頃は足などがまだ透き通っていることが多いです。
この透き通っている身体は大きくなるにつれて徐々に色づくのですが、幼虫の頃はあまり特徴がないのでバッタ目ということが分かってもコオロギやキリギリスかどうかもわからなかったりすることが多いです。
ちなみにバッタは実は昆虫の中でも特殊で、普通の昆虫なら幼虫になると次の段階は「蛹化」を踏まえて羽化して成虫になるのですが、バッタは幼虫の後は成虫になるといった不完全変態の昆虫とされています。
さらに幼虫の頃は翅はあまり成長していないので使えないですが、大きくなって成虫になると翅も大きく成長して羽ばたくことができ、夏ごろの季節になるとバッタは飛行する種類も出始めます。
バッタの種類、画像図鑑①バッタ目バッタ科 トノサマバッタ亜科
日本を代表するトノサマバッタ
まずご紹介するバッタ科の種類はトノサマバッタ亜科です。
トノサマバッタは学名・英名では「Locusta migratoria danica」と呼ばれます。
トノサマバッタと言えばご存知の方も多いと思いますが、日本を代表するバッタの一種で大きく凛々しい姿が印象的です。
画像図鑑を観て頂いてもわかるようにトノサマバッタは大きさが特徴的で大型バッタの代表でもあります。
そんなトノサマバッタですが、もちろんエサは草食性なのでイネ科などを食しますが、大量発生した際はエサであるイネ科を食い荒らすほどで一種の災害となってしまうケースがあります。
トノサマバッタは主に夏や秋の季節に見かけれます。
ちなみにトノサマバッタの色は保護色の一種であり、緑色のトノサマバッタがいれば茶色のトノサマバッタも存在します。
トノサマバッタ亜科の幼虫は?
トノサマバッタの幼虫について
トノサマバッタの幼虫は画像図鑑を観て頂いてもわかるように、見た目が成虫とあまり変わりません。
そのため、成虫と勘違いしてしまう場合がありますが、トノサマバッタはしっかり大きく成長するので幼虫と成虫間違えないようにご注意ください。
先ほども少しご紹介したようにトノサマバッタのエサは植物なのですが、大量発生しすぎて食べる植物がなくなった場合は自らの同族をもエサと認識して共食いを始める恐ろしさも兼ね備えています。
今夜一番びっくりした子。トノサマバッタがこんな所に!
しかも交尾中?いや、でもこれはおんぶしてるだけなのかな… pic.twitter.com/iroaBqOB6U
— いかふ*た (@poyomusi) 2017年7月15日
バッタの種類、画像図鑑②バッタ目バッタ科 ショウリュウバッタ亜科
スタイリッシュなショウリュウバッタ
次にご紹介するのはショウリュウバッタ亜科です。
ショウリュウバッタは学名・英名では「Acrida cinerea」と呼ばれます。
ショウリュウバッタもバッタの種類の中では大きい種類のバッタとなっていますが、トノサマバッタの大きさとは違って全体的に大きいもののスタイリッシュな細さを持った大きさとなっています。
ショウリュウバッタのメスはバッタ界の中でも最大級の大きさと言われており、最大でおよそ体長80mmほどにもなるといわれています。
ショウリュウバッタはイネ科植物を好むのでイネ科がはえているところでよく見かけれます。
ショウリュウバッタ亜科の幼虫は?
ショウリュウバッタの幼虫について
ショウリュウバッタの幼虫の姿はトノサマバッタの時同様に成虫とあまり姿かたちは変わりません。
色もショウリュウバッタは保護色であることが多いので、緑色しているショウリュウバッタや茶色いショウリュウバッタがいます。
しかし、ショウリュウバッタの幼虫はそのサイズからオンブバッタと間違えられることが多いですが、成虫に成長すると大きさですぐわかります。
ちなみにショウリュウバッタの幼虫ではまだ翅が成長しきっていないのでならないですが、成虫になると翅をならして「キチキチ」と音を鳴らすのも大きな特徴とされています。
最近パパとした喧嘩は
このバッタの名称がショウリョウバッタかショウリュウバッタかって内容だった
ちなみにショウリョウバッタで私が勝った pic.twitter.com/zpbIZem89v
— ギシトミ⚾︎ (@mg28_softball) 2017年6月27日
バッタの種類、画像図鑑③バッタ目バッタ科 ヒナバッタ亜科
小型のバッタ ヒナバッタ
次にご紹介するのはヒナバッタです。
ヒナバッタは学名・英名では「Chorthippus brunneus」と呼ばれます。
ヒナバッタはトノサマバッタやショウリュウバッタと比べてサイズが小さい小型のバッタとされており、黒色や灰色、褐色などといったダーク系の色をしているのが特徴です。
もう一つの特徴してよく挙げられるのが前胸の部分にはくの字状の線が入ると言われています。
さらに翅と後ろ足をこすり合わせてジキジキといった音を鳴らすのも大きな特徴です。
ヒナバッタ亜科の幼虫は?
ヒナバッタの幼虫について
ヒナバッタは基本小型のバッタとされていますが、ヒナバッタの幼虫はさらに小さいです。
ヒナバッタは他のバッタと比べると乾燥に弱く、水分を欲する体質を持っているので薮などに分布しています。
このヒナバッタは幼虫の頃ではあまり見かけないですが、草食性であるものの、弱った同族、ヒナバッタを率先してエサとして食べる肉食性も兼ね備えています。
バッタ系はヒナバッタ系とナキイナゴの定番がほとんど pic.twitter.com/aauShP4hft
— 諌月🐌くれか (@kureka) July 16, 2017
バッタの種類、画像図鑑④バッタ目バッタ科 セグロイナゴ亜科
平成に入って激減!セグロイナゴ
次にご紹介するのはセグロイナゴです。
セグロイナゴの学名・英名は「Shirakiacris shirakii」と呼ばれています。
セグロイナゴはヒナバッタと同様にダーク系の黒や灰色の体であり、体長3cmから4cm程の大きさに成長すると言われています。
セグロイナゴには特徴としてのどぼとけと言われる突起が前腹の部分にあるとされています。
さらにセグロイナゴの特徴としては翅の部分に個体差はあるものの褐色の斑点があるのが他のバッタやイナゴと見分けるポイントとなります。
ただ、実はこのセグロイナゴは日本では平成に入って生存が激減しており、絶滅危惧種の予備軍に数えられているのです。
そのため、分布地であっても見かけれる可能性が低く、見かけた際は捕まえて育てるのではなく、そっとしておいていてあげたらと思います。
セグロイナゴ亜科の幼虫は?
セグロイナゴの幼虫について
セグロイナゴの幼虫は名前からでもわかるように背面部分は黒くなっており、個体差によっては薄さや濃さはあるものの他のイナゴやバッタと見分けるポイントとなります。
さらにセグロイナゴは他のバッタとは違って幼虫時代でも動きの俊敏さが高く、なかなか捕まえれないとされています。
そんなセグロイナゴですが、ヒナバッタと同様に草食性はあるものの同族をエサとして共食いをする一面もあります。
日差しの下では暑いぐらいでござる。セグロイナゴを追いかけた。 pic.twitter.com/jF0rbutUny
— カピ (@karaco101) November 5, 2016
バッタの種類、画像図鑑⑤バッタ目バッタ科 イナゴ亜科
日本では食用とされる地域も!イナゴ
次にご紹介するのはイナゴです。
イナゴは学名・英名では「Catantopidae」と呼ばれます。
イナゴは皆さんもご存知のように日本では食用として食べられる地域もあり、主に日本の信州地方が食用としています。
このイナゴは普段は稲を好んで食べる生物とされていますが、大量発生による稲の食べ方は水田を全滅させかねないので害虫として扱われています。
イナゴを食すことによって高たんぱくでカルシウムを補えるとされています。
イナゴ亜科の幼虫は?
イナゴの幼虫について
イナゴは先ほどもご紹介しましたが、日本では食用として食べられるものの災害としても扱われ、日本の農家さんの間では嫌っている人も多いのではないでしょうか。
イナゴの幼虫は画像見て頂いてもわかるように大変小さいのですが、大量発生することが多く、稲科だけでなく辺りの草葉までもエサとして食い荒らすので見た目のサイズからは考えれないほどの食欲旺盛を持っています。
どうしても厄介だと感じている場合は捕獲して佃煮にすることをお勧めします。
今日鑑賞する「コンスタンティン」のおつまみはイナゴ!(画像 虫注意です) pic.twitter.com/MfsJa7m43D
— 映画会@多摩美 (@KMG_eigakai) July 21, 2017
バッタの種類、画像図鑑⑥バッタ目バッタ科 ツチイナゴ亜科
幅広く分布するツチイナゴ
次にご紹介するのはツチイナゴです。
ツチイナゴは学名・英名では「Patanga japonica」と呼ばれています。
ツチイナゴは他のバッタ、イナゴと比べると生息地が幅広く、日本だけでなく中国やインドといった幅広い世界で分布しているとされています。
そのような様々な地域に生息するツチイナゴですが、サイズも大きく、トノサマバッタやショウリュウバッタとあまり変わらない大きさと言われています。
ただ、ツチイナゴは褐色の個体が多いとともに、体中に細い毛を纏っているのが大きな特徴とされています。
バッタの種類はだいたい冬の季節に近づくと寿命で死んでしまうのですが、このツチイナゴは特殊で成虫のまま冬を過ごすことが多いのも特徴とされています。
ツチイナゴ亜科の幼虫は?
ツチイナゴの幼虫について
ツチイナゴは成虫の姿を見てからではなかなか想像つきにくいと思いますが、幼虫時代では綺麗な緑色です。
ただ、ツチイナゴの特徴としては成虫になった時にも存在する全身細い毛でおおわれるであろうぶつぶつで、他の幼虫と比べるポイントとなっています。
この緑色のツチイナゴは成長するとしっかり褐色、茶色になって保護色の務めを果たします。
葛の葉を食べるツチイナゴ。#ボクサケ田んぼ #大磯農園 6/10/2017 pic.twitter.com/nwIEiYan8q
— kosugi5 (@kosugi5) June 10, 2017
バッタの種類、画像図鑑⑦バッタ目バッタ科 アカアシホソバッタ亜科
あまり知られていないバッタ アカアシホソバッタ
次にご紹介するのはアカアシホソバッタです。
アカアシホソバッタは学名・英名では「Stenocatantops mistschenkoi」と呼ばれてます。奄美大島以南の初頭の比較的明るい地域に生息します。唯一の他のバッタと見極めるポイントは複眼部分と言われています。
画像を観て頂いてもわかるように複眼部分には無数の縦縞が入っており、体も褐色色というところから他のバッタと区別されます。
アカアシホソバッタは見た目は足が赤くないのですが、足の内側の部分は赤く、ぱっと見ではなかなかわかりません。
アカアシホソバッタ亜科の幼虫は?
アカアシホソバッタの幼虫について
アカアシホソバッタの幼虫についてはほとんど詳細がないと言っても過言ではありません。
アカアシホソバッタの特徴である目の部分は幼虫の頃では分からず、アカアシホソバッタということがなかなか識別できない事からだと思います。
ぜひアカアシホソバッタを見つけた際は育てる環境下である場合は育てて観察していただきたい種類です。
出典: http://ameblo.jp
ハイビスカスにアカアシホソバッタ。(2015.04.24沖縄県中部) pic.twitter.com/86gcPmoWJ0
— Yupon (@yupon_U) May 5, 2015
バッタの種類、画像図鑑⑧バッタ目バッタ科 フキバッタ亜科
イナゴに激似!フキバッタ
次にご紹介するのはフキバッタです。
フキバッタは学名・英名では「Parapodisma setouchiensis」と呼ばれています。
このフキバッタは実はイナゴに激似と言われています。
その理由はイナゴのように腹部にのどぼとけと言われる突起物が存在するためです。
名前はフキを好んで食べることから付けられたとされ、特徴としては翅が退化しているため飛ぶことができません。
幼虫の頃は俊敏性に優れていますが、成虫になるとそこまで俊敏ではなくどちらかというと、おっとりしたバッタとなります。
フキバッタ亜科の幼虫は?
フキバッタの幼虫について
フキバッタの特徴と言えばやはり俊敏性です。
先ほどもご紹介したようにフキバッタの種類は翅が退化しているため飛ぶことができず、その代わり外敵から身を守るためにとても俊敏な動きをします。
そのため、捕まえようと思って少し葉に触れてしまえばそこにいたフキバッタの幼虫が姿を消したということはよくある事です。
このようにフキバッタは高い運動能力を持っており、捕まえるのは容易ではありません。
葉っぱにつかまるフキバッタの幼虫。
— さうす (@sagittaria251pg) July 8, 2017
薄暗い藪の世界が静かな、そして不穏な雰囲気を漂わせる。 pic.twitter.com/uxvnSetr50
バッタの幼虫の見分け方は?
バッタの幼虫の見分け方は難しい!幼虫の見分け方
バッタの幼虫は見分けがつきにくい
様々なバッタの種類についてご紹介しましたがバッタの幼虫の見分けはかなりの高難易度となっています。
というのも、バッタの幼虫時代はどのバッタもかなり似ており、成虫の模様、大きさ、発達した部分などといったポイントを知らない限りなかなかわかりません。
しかし、バッタは蛹化しないのが特徴でもあるので成虫の姿を知っていれば幼虫の見分けがつけることができます。
トノサマバッタなどはアーチ型になっているといった見分け方がありますが、ぜひ皆様もバッタについて詳しくなっていただき、見つけたバッタの幼虫が成長した時の姿を描いて種類を見分けて頂いたらと思います。
まとめ、バッタは種類が豊富!
種類が豊富な昆虫
今回はバッタの種類についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
バッタは日本では食用として認識されたり、災害として認識される種類や昆虫として飼われる種類がいます。
中でも草食性なのも関わらず、同族をエサとして食べたり、弱っている個体をエサとして食べることからバッタ同士の関係はなかなかドライなものを感じます。
ぜひ皆様もバッタを観察して楽しんでいただけたらと思います。