2021年05月11日公開
2021年09月29日更新
女性がイク5秒前に感じる「バルーン現象」ってなに?膣ナラは気持ちいい証拠⁉
皆さんはセックスで膣ナラを聞いたことがありますか?実はこの膣ナラは女性の膣がゆるいわけではなく「バルーン現象」と呼ばれるものが原因と言われています。今回はこの女性が本当に気持ちいいと起こると言われている「バルーン現象」についてご紹介したいと思います!
目次
膣ナラの原因「バルーン現象」とは?
皆さんは恋人のセックスの時に膣ナラを聞いたことがありますか?膣から空気が出てオナラのような音が出てしまう膣ナラ。女性はセックスの最中に膣ナラが出てしまうとオナラのような音が出て恥ずかしいと思ったり、空気が入るということは自分の膣は緩いのではないかと悩んでしまうといいます。
男性としても膣からオナラのような音が出るのにびっくりして萎えることもあるのだとか。しかし実はこの膣ナラは女性の膣が緩いのではなく、「バルーン現象」と呼ばれるものが原因で起こります。ではこの「バルーン現象」とは一体何なのでしょうか?今回はこのバルーン現象についてご紹介したいと思います!
女性の悩みになる「膣ナラ」とは
意外と知られていないバルーン現象
膣ナラについて調べてみると、セックスの時に膣ナラが出てしまうという人は案外多く見つかります。しかし、その一方で、膣ナラが出ることに対して悩んでいる女性も多くいることが分かります。膣ナラは膣から出るオナラを略した言葉で、実際かなり大きなオナラのような音がすると言われています。
女性はこの音が膣から出ることが分かりますが、男性にはどこから出た音か分からずオナラだと誤解されてしまうこともあるようです。また膣から出たものだと説明してもやはりオナラのような音であることには変わりがないため恥ずかしいと思う女性も多くいるようです。
自分の膣が緩いのではないかと不安に
また、膣ナラはセックスで男性がペニスを挿入するときに一緒に空気が入ってしまうことによって起こるのですが、空気が入ってしまうということは、自分の膣は緩いんじゃないかと思い密かに悩んでしまう女性もいるのだそうです。また女性の中には出産後にエッチをしたら膣からオナラのような音がするから、出産でまんこが緩くなってしまったのではと心配している女性などもいるほどでした。
バルーン現象を知らないと不仲の原因にも
中には、彼氏のペニスが小さいから膣ナラが出るのではないか、むしろ挿入の仕方が下手だから空気が入ってしまうのではないか、など彼氏に責任を求める意見もあるほどでした。しかし、これらは全て間違いです。実際によく膣ナラが出るという女性がその時のセックスのことを振り返ったところ自分は何度も絶頂をしてとても気持ちのいい時に膣ナラが鳴っていることに気付いたそうです。
実際医学的に見ると、膣ナラが出る原因は女性の膣の緩さでもなく、男性のペニスの小ささやテクニックでもなく、このバルーン現象によって起こっていると言われています。ではそのバルーン現象とは一体何なのでしょうか?そこで次に女性がオーガズムを得てバルーン現象が起こるまでの体のしくみについて見てみたいと思います。
女性がイクまでの4ステップとは?
膣のバルーン現象を説明する前に
ではまず女性がセックスやオナニーでオーガズムを得るまでの流れについて説明します。女性がイクまでには「興奮期」「平坦期」「オーガズム期」「消退期」4つのステップを順番に踏んでいく必要があります。まず1段階目は「興奮期」です。
オーガズムの始まりはキスから
バルーン現象もキスから始まる
興奮期は、男性や恋人からのキスや愛撫によって始まります。これらの性的な刺激を受けることで女性の体は徐々に変化をしていきます。男性の体の場合はペニスが勃起するのですが、女性の体の場合愛液の分泌が始まり、クリトリスが膨らむ、小陰唇が開くなど、ペニスを受け入れやすい状態になっていきます。
次の2段階目は「平坦期」です。これは興奮期によって性的な興奮が高まった後に起こることで、快感や興奮を感じている状態が持続している時間を指します。女性の膣は男性の精子を膣の外に出さないように膣の入り口付近が盛り上がり膣の締め付けが強くなる一方で、子宮が引き上げられ膣の奥行きが出るようになります。
絶頂によって膣は収縮を繰り返す
3段階目の「オーガズム期」はこの平坦期の間にも性的な刺激や興奮が続くとやってきます。性的な刺激や興奮が積み重なることで徐々に「イク」と表現される絶頂へと上りつめていきます。女性のオーガズムは男性にとっては射精と同じようなものです。女性はオーガズム期にイクと体の緊張が緩み膣の周りの筋肉が1秒未満の短いスパンで収縮を繰り返します。
最後の段階は「消退期」です。オーガズム期に絶頂すると、「消退期」へと入ります。男性女性共にオーガズム期にイクとその後は、性的な興奮で変化していた体が元の状態に戻っていきます。ただし、男性が絶頂の後に急速に体の状態が元に戻るのに対し、女性はゆっくりと時間をかけて体の状態を戻していくという違いがあります。また、この体が戻るまでの時間は人によって差があり、女性の体質によっては連続でイクことも可能のようです。
連続で膣イキできる体は作ることができる
女性は男性より絶頂するまでに時間がかかりやすいため、必ずしも毎回セックスでイケるわけではありません。ただし、快感を感じるスポットを恋人と一緒に探して連続で絶頂できるように訓練したり、オナニーでスポットを探して訓練することで連続でイクことのできる体を作ることは可能のようです。
絶頂の時に膣で起こるバルーン現象
今回紹介するバルーン現象は、オーガズムの時に起こります。女性は絶頂すると、膣の入り口をぎゅっときつく締め付け子宮が引き上がって膣が広がることで奥行きが出ます。この時膣が風船(バルーン)のように広がることから「バルーン現象」という名前が付けられています。
なぜこのようなことが起こるかというと、膣の入り口の締まりをよくすることによって精子を外に逃がさないようにすると同時に膣が広がることで精子を子宮へ導きやすくするためだと言われています。また、膣が広がるバルーン現象の最中にペニスをピストンさせると中に空気が入ってしまうため、「膣ナラ」が出てしまうのです。
膣ナラとは、女性がきちんとイっている証拠でもあります。ですので、女性は膣ナラが鳴ったからと言って恥ずかしがる必要はなく、むしろ膣が広がるほどこの人とのセックスは気持ちいいんだと喜ぶべきなのです。そのことを男性に伝えて、二人でセックスの喜びをより共有できるようにしましょう。
バルーン現象によって男性はペニスを失う
膣が広がるバルーン現象は、女性の場合確かめようと思うと膣の中に自分の指を入れるしか方法がありません。しかし、男性の場合膣の入り口が締め付けられて膣全体が広がると、中にはその変化に気づく人もいるようです。そしてその変化に気付いた男性は、ピストンをしている時にいきなり膣が広がるため入り口以外の挿入感が消えてしまうのだそうです。
この挿入感が消えてしまう現象は「ロストペニス」と呼ばれています。これを見ると女性はやっぱり膣が緩くなるのかと心配になってしまうかもしれませんが、膣が広がると言っても男性が一度で射精する精子を溜めておく程度の広さにしかならないため、そこまで差はないのだそうです。
また子宮が降りてくるため、ポルチオも刺激しやすくなるため、バルーン現象によって、より刺激的なセックスができるようになるようです。もしもそれでも膣が緩くなることが心配だという女性がいるなら、バルーン現象が起きている最中にクリトリスを刺激することで膣を収縮させたり、日頃から膣トレーニングをして締まりをよくすることなどで対応することもできるようですので、試してみてはいかがでしょうか。
膣ナラの原因「バルーン現象」まとめ
膣ナラというものは女性にとってとても恥ずかしいものであったり、自分の膣が緩いのではないかと悩みの種になってしまっている女性も多く存在しています。しかし、膣ナラの原因は女性がオーガズムを感じる時に膣が風船のように膨らむ「バルーン現象」にあります。
そのため、膣ナラが起こるのは女性の膣が緩いせいでも男性のペニスが小さいからでもなく、女性がきちんとイケた証なのです。ですので、女性は膣ナラを恥ずかしがらずに男性と共有することによってよりよいセックスのスパイスだと考えるようにしましょう。