2021年05月20日公開
2021年05月20日更新
「産め!神の子を!」で有名なクレタの牡牛とは?
漫画家としても有名な田亀源五郎先生ですが、代表作はやはり「クレタの牝牛」です。 クレタの牝牛の中でも「産め!神の子を!」というセリフが話題となり、多くの方に知られています。 今回は産め!神の子を!をいう名言まであるクレタの牝牛についてご紹介します。
目次
「産め!神の子を!」が話題に!田亀源五郎先生の作品の台詞
何かと話題の作品を作る田亀源五郎先生
皆さんは「産め!神の子を!」をいうセリフをご存知ですか?
このセリフは漫画家である田亀源五郎先生が手掛ける「クレタの牝牛」の作品に登場するセリフとなっています。
凄く有名なセリフの一つですが、多くの方が衝撃を受けた作品で、田亀源五郎先生の作品にハマればハマるほど好きになる人が多いです。
今回はこの田亀源五郎先生が作っているクレタの牝牛についてご紹介したいと思います。
クレタの牝牛については過激な作品となっていますので、刺激が強すぎて少しダメという方は避けて頂けたらと思います。
クレタの牝牛は割と有名ゾ
— †R.I.P.† (@r2ao_Ra) May 15, 2017
田亀源五郎先生のクレタの牝牛とは?
英語版も存在!クレタの牡牛
先ほどもご紹介しましたが、クレタの牝牛は漫画家である「田亀源五郎先生」が手掛ける作品の一つです。
この作品はまさに田亀源五郎ワールドと言えるほどの作品で、読んでいると衝撃を覚えるような作品です。
クレタの牝牛の内容については元ネタをベースに作られている作品で、田亀源五郎先生が作ることによってホモ作品になっています。
田亀源五郎先生はこのほか以外にもホモ作品と呼ばれるような男性同士の恋愛が得意分野とされています。
気になる方にはぜひ一度は読んでいただきたい作品ですので、気になる方は探してみて頂けたらと思います。
クレタの牝牛は海外に向けての英語版まで出ているため見つけやすいかもしれません。
ウィルトゥースといい、クレタの牝牛といい、田亀源五郎先生はほんといろんな歴史知識に精通しているなあ…
— inaho (@inahodite) June 14, 2017
クレタの牝牛の登場人物
次は実際に漫画「クレタの牝牛」に登場してくる登場人物についてご紹介していきます。
クレタの牝牛はそこまで登場人物が多くないので主要人物たちが物語を繰り広げていくような内容となっています。
今回はそのクレタの牝牛の主人公とアステリオスというミノタウロスについてご紹介します。
神の子を産めと言われる主人公
アテナイの王子 テセウス
まずご紹介するのはアテナイの王子ともされている「テセウス」です。
このテセウスは「クレタの牝牛」の主人公にあたる人物です。
上記の画像では一番右上に映っている人物で、アステリオスの子どもを産まされようとする「産め!神の子を!」と言われる人物です。
テセウスはガタイが良いムキムキの男性ですが、手には剣を持参しており、暴君となっていたミノス王とケンタウロスを討伐するために訪れています。
しかし、テセウスはなすすべもなく返り討ちにあってしまうのです。
アテナイのテセウス
いやクレタの牝牛よ
#名前の最後をスに変えるとギリシャ神
— 👻ぐれてゃん🐶 (@riko2st) January 10, 2016
神の子を産めるようにするケンタウロス
ミノタウロスことアステリオス
こちらはアステリオスです。
アステリオスは上記の画像のような頭部が牛の顔で、体は人間のようなミノタウロスの姿をしています。
アステリオスとは「星、雷光」というような意味合いで、クレタの牝牛では神盾にのって天から降りてきたとされています。
アステリオスは暴君であるミノス王の妻パシパエが牛と交わってできた存在と思われていたのですが、神からの使いだったのです。
クレタの牝牛の作品に対するコラムページにて登場人物の設定などを公開しているのですが、アステリオスは本当は神の使いではなく宇宙生命体という設定だそうです。
宇宙生命体であるアステリオスは同じ遺伝子の子孫を残すために対象者にクローンを植え付けて増殖するのが目的としているそうです。
ギリシャ神話物語というより、この設定だけを見ると完全にSFの世界に感じます。
産め!神の子を!と言われるようになった経緯
神の使いの子どもを産ませるため!
主人公のテセウスは英雄と呼ばれていたのですが、暴君ミノス王がミノタウロスのために生贄を次から次へと求めていたことから生贄をやめさせるためにテセウスがミノス王を懲らしめに行く物語です。
ですが、ミノタウロスは空想上の存在として思われていたのですが、クレタの牝牛では隠されていただけで実在していたのです。
そのミノタウロスであるアステリオスは神の使いであり、テセウスを襲って孕ませました。
このときテセウスはミノタウロスと対峙するのですが、抵抗もむなしく、あっという間に服従させられ犯されています。
上記のアステリオスの所でもご紹介しましたが本来は自分のクローンを増やすという目的でこのような行動を取ったのだと思われます。
クレタの牝牛でテセウスがミノタウロスに食わされてたうんこ的な物、何故か爽やかな味がしそうな気がするから田亀源五郎カフェがあったら是非メニューに加えてほしい pic.twitter.com/wkbpI7dLbs
— かわいい (@kawaiisugoku) August 23, 2016
産め!神の子を!と言われても男性が子供を産める?
男性では子どもは産めないはず
テセウスはアステリオスの力によって孕んだのですが、男性では子どもが現実的には産めないだろうと思う人も多いと思います。
この点についてはやはり漫画特有の設定ともあり、アステリオスが神の使いであるため神の力である神通力を使って産ませようとしています。
このようなミノタウロスとテセウスが交わるような過激なシーンは少ないですが、テセウスがミノタウロスの子供を身ごもったシーンは描かれています。
田亀先生のけものフレンズってやっぱクレタの牝牛ですかね? pic.twitter.com/p1QPkwuqwk
— ジェシー (@Jessie_of_war) March 23, 2017
【ネタバレ注意】産め!神の子を!で実際に産めたのか?
牛の子どもを出産
この点についてはネタバレになってしまうのですが、実際にテセウスはアステリオスの子どもを身ごもらされたのですが、その子供を産むようになって話の終わりを遂げます。
男性では子どもは産めないと思う方も多いと思うのですが、それはやはり神の力を使って排泄物のように産んでいます。
神通力によって身ごもったテセウスは母乳が出るようになっており、すっかり母親の体になっていたのです。
このような話の漫画ですが、気になる方はぜひ探していただけたらと思います。
だが世の中にはクレタの牝牛っていう髭面のガチムチマッチョのおっさんが出産する漫画があってだね
— カウントダウン還暦 (@GufuDoDoship8) August 9, 2017
産め!神の子を!の「クレタの牝牛」元ネタは?
クレタの牝牛の元ネタは「ギリシャ神話」
出典: http://kenyu.red
今回ご紹介している田亀源五郎先生の「クレタの牡牛」ですが、この作品については元ネタが存在します。
この元ネタと言われているのがギリシャ神話です。
ギリシャ神話では王位についていなかったミノスがクレタ島にて王になるための力、加護を海神ポセイドンに頼みます。
その際に、ポセイドンはミノスに対して一頭の牛を返すという話で授けるのですが、ミノスは王になった後ポセイドンに牛を返すのが惜しく感じて返しませんでした。
そのことに対して憤慨したポセイドンはミノスの妻であるパシパエに呪いをかけて牛と交わるようにしました。
その時に生まれたのが「ミノタウロス」とされています。
パシパエは呪いにあらがえず、牛の子どもを身ごもったのです。
このミノタウロスは人を好んで襲っていたのですが、ポセイドンに怒りを買わないために地下牢に投獄し、生贄を与えていたのですが、テセウスの手によって討伐されています。
ギリシャ神話の英雄がモンスターに犯されて腹ボテ>搾乳>出産…という二次ドリ的なシチュなんだけど主人公が筋肉ヒゲダルマのおっさんという田亀源五郎「クレタの牝牛」
— トドロキ (@Todo_Roki) May 21, 2013
ギリシャ神話でのミノスの強欲がクレタの牝牛に反映されている
ギリシャ神話のパシパエは呪いで牛に欲情する
元ネタとも言われているギリシャ神話ではポセイドンの怒りをかって二次災害による呪い、牛に対して欲情してしまう呪い受けたパシパエですが、この欲情するという様子や、ミノタウロスの怒りの矛先を反映させたのがクレタの牝牛とされています。
クレタの牝牛ではパシパエはポセイドン達の呪いによって牛と交わりたいという欲に駆られるようにしているのですが、実際にはクレタの牝牛では呪いにかかっておらず、ミノタウロス自体は空から舞い降りてきたものとされています。
元ネタのギリシャ神話ではパシパエが牛と交わるようななっていますが、元ネタとは少し違ってクレタの牝牛ではパシパエではなく討伐に向かったテセウスと宇宙生命体であるミノタウロスが交わるように物語が作られています。
このことからもわかるように、ギリシャ神話でのパシパエに対する呪いがクレタの牝牛では大きく物語に関係していると言えます。
実際にはパシパエが牛に対して興奮するシーンなどはクレタの牝牛では描かれていませんのでご安心ください。
ギリシャ神話に登場するミノタウロスは、ポセイドンの怒りを買ったミノス王の妻パシパエが牡牛に欲情する呪いをかけられ、木製の牝牛に入って牡牛とズッコンバッコンして出産した怪物。紀元前の神話ですらこの堂に入った特殊性癖っぷり。人間とはかくも業の深い生き物である
— 黄猿@単行本発売中 (@kiirozaru) June 20, 2017
産め!神の子を!以外にも!まだまだ続く田亀源五郎ワールド
さらに続く世界「弟の夫」も!
クレタの牝牛のように、過激な作品が多い田亀源五郎先生の作品ですが、クレタの牝牛のような筋肉ムキムキのゴリマッチョの作品と呼ばれるものばかりではありません。
というのも、上記の画像のような筋肉ムキムキではないのですが、ポップな絵の作品もしっかりあります。
特に有名なのが、弟の夫で、上記の画像がまさにその作品です。
今回ご紹介しているクレタの牝牛とは違ってガタイがいい男の人ではなく、日常漫画などでよく登場しそうなキャラクターが弟の夫で描かれています。
しかし、内容は「弟の夫」という名前からもわかるように、やはりホモ作品とされています。
ですが、弟の夫では今回ご紹介しているクレタの牝牛のような過激なシーンはないので弟の夫の方が読みやすいと思います。
田亀源五郎先生の作品が好きな人にはぜひチェックしていただきたい作品ですので、弟の夫で調べて探していただけたらと思います。
素人「田亀源五郎、何から読めばいい?」
— カリン(スタンド能力 Bad Romance) (@fan_of_manga) September 6, 2017
刺激の少ないものから与えてじっくり育てたいオタク「弟の夫、とてもハートフルだよ」
珍しく同志が増えそうでテンパるオタク「PRIDEいいよ」
崖から突き落として生き残った奴を選別するオタク「筋肉奇譚 、クレタの牝牛って話が特にいいよ」
「まとめ」BL系漫画が好きな人にはいいかもしれない
今回はクレタの牝牛についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
クレタの牝牛では過激な内容が含まれているのですが、ギリシャ神話により近い物語で描かれているため、ギリシャ神話好きにはいいかもしれません。
その他にもこのような性癖や物語が好きな人にはぜひ読んでいただきたい作品でもありますので、弟の夫を含めてぜひ田亀源五郎先生の作品を探して読んでいただけたらと思います。