オッドアイとは？オッドアイの原因・発症の確率・日本人も解説！

オッドアイとは左右の目の色が違う事を指します。また、稀に片方の一部だけが違う時も同じようにオッドアイになります。正式的な医学用語としては虹彩異色症やヘテロクロミアと呼ばれ、人間でもオッドアイの目を持つ人がいます。今回はオッドアイの原因や発症などについてご紹介いたします。

人間がオッドアイになる原因は人それぞれで異なりますが、大きく分けると先天性のものと後天性のものの二つのどちらかになります。次は人間がオッドアイになる原因について、先天性・後天性別にご紹介いたします。

人間のオッドアイの原因が先天性の場合は、遺伝子が関係している事が多いです。人間は遺伝子疾患として染色体に異常が見られると、このように目の色が左右で違う色になる事があります。先天性は顔に現れる特徴の他にも、難聴やメラニンに関わる異常が伴う事もあります。

後天性の原因としては、緑内障や放射線、虹彩萎縮、ホルネル症候群が発症を引き起こすと言われています。後天性は人間の遺伝子の問題ではなく、別のものがきっかけとなって左右の目の色が変わるという事があります。このように人間が発症する原因は先天性と後天性で全く異なるのが分かります。

人間がオッドアイを発症する事はありますが、その確率はとても低いものです。日本人の場合は暗い茶色や黒などの色が多いので、色素が濃い事が多いです。人間の確率で言えば白人は0.06％、黄色人種だと0.01％と言われており、日本人のオッドアイの確率の低さが分かります。

オッドアイは人間よりも犬や猫などの動物のイメージがあります。実際に人間がオッドアイになる確率よりも犬や猫がオッドアイになる確率の方が高いです。人間も動物も原因としては先天性・後天性のどちらも発症しますが、動物のイメージが多いのはその確率の高さだと言えます。

人間以外にも動物がオッドアイとして生まれたり、何らかの変化によりオッドアイの目になる事もあります。犬や猫といった飼い猫がオッドアイの場合もありますが、特に猫はオッドアイの確率も高いです。次は人間以外の動物のオッドアイについてご紹介いたします。

猫の場合もオッドアイを発症する事が多いです。その中でも特に白猫が発症する確率は20%以上とも言われるほどです。白猫は身体を覆う白い毛とオッドアイを発症させる遺伝子が深く関係しているので、他の猫よりもオッドアイを持つ猫として生まれる確率が高くなります。白猫は先天性によるオッドアイの確率も高いです。

オッドアイと言えば猫のイメージがありますが、もちろん犬も先天性・後天性で発症する事があります。猫ほどではありませんが、人間よりは発症率が高いとも言われています。また、犬がオッドアイの場合も聴覚や視力の低下が見られる場合もあります。

シベリアンハスキーの場合は遺伝子や病気などによる虹彩異色症には当てはまりません。シベリアンハスキーは日があまり当たらない場所から日の当たる場所に移動した影響により、青い目が茶色い目に変化したとされています。

オッドアイを持つ日本人は稀ですが、日本で有名な人もオッドアイの目をしています。日本人は元々色素が濃い人が多いので分かりにくいかもしれませんが、よく見てみると左右で目の色が違う事が分かります。次はオッドアイの日本人をご紹介いたします。

女優の奥菜恵さんは先天性のオッドアイです。右の目は明るい茶色ですが、左目の縦半分が黒に近い色をしています。日本人は茶色から黒というような些細な変化だと、オッドアイに気付きにくいです。普段は気付きにくいかもしれませんが、奥菜恵さんの写真をよく見るとその目の色の変化が分かるでしょう。

既に亡くなっていますが、ジャーナリストとして活躍していた橋本明さんも奥菜恵さんと同じくオッドアイです。日本人では珍しいですが、目が少し青みがかった色をしています。奥菜恵さんとは異なり、橋本明さんは後天性の病気が原因で目の色が変化しました。このように生まれた時は目の色が同じでも、病気などの影響で色が変わる事もあります。

オッドアイは日本人に比べて海外の人の方が数は多いです。特に白人は色素が薄いので確率的にも多いのが特徴的です。次はそんなオッドアイの目をしている海外セレブをご紹介いたします。

ミュージシャンとして世界的に有名なデヴィッド・ボウイさんは、右目が青色で左目がヘーゼル色のオッドアイです。デヴィッド・ボウイさんは若い頃の恋人を巡った喧嘩をした時に友人に殴られてしまい、その怪我が原因で失明してしまいました。しかし、デヴィッド・ボウイさんのオッドアイは先天性のもので、失明の件とは関係ありません。

日本でも海外ドラマが有名となり、多くの日本人が知っているキーファー・サザーランドさんもオッドアイです。キーファー・サザーランドさんは右目が青色、左目が緑色のオッドアイで、先天性のものと言われています。色味は少し似ていますが、よく見てみると左右の目の色が違う事が分かります。

イライジャ・ウッドさんは海外で有名な俳優で、日本でも映画の『ロード・オブ・ザ・リング』から知られるようになりました。イライジャ・ウッドさんは右目がヘーゼル色で、左目が緑色のオッドアイです。特に事故や病気などはなく、先天性のオッドアイだと言われています。

海外ドラマの『プリズン・ブレイク』の主人公役として有名になったウェントワース・ミラーさんは、右目がヘーゼル色で左目が緑色のオッドアイです。あまり色の変化が見られないため、オッドアイとは分かりにくいかもしれません。ウェントワース・ミラーさんは2013年に同性愛を禁止したロシアで行われた国際映画祭に出席する事を拒否した事から自身がゲイである事をカミングアウトしています。

アリス・イヴさんは有名な映画の続編である『セックス・アンド・ザ・シティ2』にも出演した女優です。アリス・イヴさんは右目が緑色、左目が青色のオッドアイです。ハッキリと目の色が分かれているので、すぐにオッドアイだという事が分かります。

ミラ・クニスさんはアメリカの女優で、映画『ブラック・スワン』でヴェネツィア国際映画祭のマルチェロ・マストロロヤンニ賞という新人賞を受賞しています。ミラ・クニスさんは右目が青色で、左目がブルーグリーンという珍しい色をしています。

海外ドラマにも出演経験が多いエリザベス・バークレーさんもオッドアイの目をしています。エリザベス・バークレーさんは右目が緑色と茶色が上下で分かれており、左目が緑色という片方の一部だけが変化したオッドアイです。2003年には交際していた画家と結婚し、娘を出産しています。

ケイト・ボスワースさんはアメリカの女優で、1998年に行われたオーディションを経て『モンタナの風に抱かれて』という映画でデビューしました。数々の映画にも出演していますが、他にもファッション業界では広告塔やプロモーションの仕事もしています。ケイト・ボスワースさんは右目がヘーゼル色、右目が青色のオッドアイです。

ジェシカ・コーフィールさんは女優業だけではなく、ジャズ・ブルース歌手やプロデューサーとして海外で活躍している女性です。映画では『キューティー・ブロンド』や『世界最速のインディアン』などにも出演しています。ジェシカ・コーフィールさんは右目が緑色で、左目の一部がブラウンのオッドアイです。

海外のドラマに出演経験が多いダニエラ・ルーアさんもオッドアイの目をしています。ダニエラ・ルーアさんは右目が黒色で、左目はヘーゼル色をしています。片方が黒色をしているので一目でオッドアイという事が分かります。この黒色は生まれつきのあざのようなものだそうです。

東北地方では日本人で海外の血が混ざっている訳ではないのに、青い目の赤ちゃんが生まれる事があります。片目だけ青い目になる原因としては、寒さや紫外線の少なさが影響している可能性があります。紫外線が少ない場所だと、人間でもシベリアンハスキーのようにメラニン色素が薄くなってしまいます。それが原因で青い目のオッドアイの人間が生まれる事もあります。

人間のオッドアイは確率から言ってもその珍しさが分かるでしょう。先天性で色が変化するのは稀ですが、中には事故や病気などからオッドアイに変化している人もいます。これを機会に身近にオッドアイの人がいるかチェックしてみてください。