物に当たる人の特徴9選!上手に怒りを鎮めるには?【彼氏・旦那】
身近に物に当たる人がいたら、怖いものです。物に当たる人は、感情のコントロールができない人であったり、自分に自信が持てない人であったり、心理的に何らかの問題があります。彼氏や夫が物に当たる人だった場合の対処法を詳しく見ていきましょう。
目次
物に当たる人は周りから怖がられる!
物に当たる人は、夫や彼氏など大人であれ、子供であれ、周りに怖い印象、すなわち心理的ストレスを与えます。ストレスをうまくコントロールできない、発散できないなど、対処法を知らないことが大きな問題です。物に当たる人にはどのような特徴があるか、詳しく見ていきましょう。
物に当たる人の特徴9選!
特徴①自分に自信がない
物に当たる人の1つの特徴として、自分に自信がないことが挙げられます。自分の行動や言動に自信を持てない、自分の存在そのものにすら自信が持てない、常に人と比較してばかりで自分を良しとできていないなど、心理的に余裕がなく、安定していない状態です。このような心理状態で、自分を否定されたりしてストレスを受けると、感情のコントロールができず、物に当たってしまい、周りには怖い印象を与え、人間関係も悪化する恐れがあります。
特徴②精神的な余裕がない
精神的に余裕がないことも、物に当たる人の特徴です。すぐに物に当たる人は、心理的にも頭の中もスッキリと整理されておらず、物事への対処法を適切に選択できない心理状態です。心の健康を左右する、ストレスの発散や感情のコントロールなどを、適切に行う事ができない状態にあるため、当人はかなりのストレスを抱えていると思われます。
特徴③自己顕示欲が強い
自己顕示欲が強い人は、人の注目を浴びたい、常に気にかけてもらいたいという心理の表れです。この部分が満たされていないと、物に当たることで人の注目を集めようとします。日頃、言葉や行動で自分の気持ちを表すことができないので、物に当たる人になることで注目を集め、寂しい気持ちを察して欲しいと思っている場合もあります。この場合も、自分の気持ちをコントロールできていない、十分に注目されていないことへの不満をうまく発散できていないなど、ある種のストレスの表れと言えます。
特徴④短気である
物に当たる人は、心理的な部分でのコントロールができていません。感情に流されないための対処法を知らないがために、カッとなり、物に当たってしまうのです。怒りをコントロールする冷静さよりも、怒りの方が勝ってしまい、言葉で気持ちを伝えることよりも、物に当たって怒りを発散させてしまいます。その場に誰かが居合わせている場合は、その人に怖い印象を与えてしまいます。怒りへの対処法を知っていないと、人間関係を破壊することにもなりかねません。
特徴⑤自己中心的な考え
物に当たる人というのは、ある意味自己中心的と言えるでしょう。自分が物に当たり、怒りを撒き散らすことが、周りにいる人にとってはどのぐらい怖いことであるのか、ストレスであるのかなどはお構いなしなので、周りの人との調和を無視している人と言えます。周りのことはどうでもよく、自分のストレスを解消させることを1番に考えているので、怒りやストレスをコントロールすることはおろか、対処法を見つけようともしないので、極度の自己中心的心理であると言えるでしょう。
特徴⑥自分の考えに固執する
頑固に自分の考えに固執するのも、物に当たる人の特徴です。自分の考えは常に正しいと思っているので、それを否定されると、怒りが込み上げてきて理性を失い、物を投げることで、自分を否定した人を否定します。このタイプの人も、怒りのコントロールができていない、そして対処法を知らないので、周りの人には怖い印象を植え付け、心理的に多大なストレスを与えます。
特徴⑦口下手で自分の意思を伝えるのが苦手
物に当たる人は、口下手であることが多いです。自分の感情をうまく言葉で表現できないもどかしさが度を越して怒りに変わった時、物を投げて感情を表現してしまいます。口下手なだけではなく、感情をコントロールできないと言うことでもあります。このタイプの人は、心理的には大きな問題はないのですが、感情をコントロールする能力と、言葉での表現力が大きく欠けているので、これらの対処法をマスターすれば、心理的にもっと快適な生活が送れると言えます。
特徴⑧怒りの発散方法を知らない
物に当たる人は、怒りの発散方法を知りません。怒りを適切に発散することが必要であると自覚することさえも不可能なほど、心理的に問題を抱えている人もいます。まずは、安全に怒りを発散することが必要だと自覚して、自分にあった対処法を探しましょう。心を打ち明けられる友人や、セラピストなどに相談してみるのも良いでしょう。ストレスの発散方法を知っていれば、物を投げて自己嫌悪に陥ったり、人に怖い印象を与えてしまうこともなくなるでしょう。
特徴⑨自分の感情をコントロールできない
物に当たる人は、自分の感情をコントロールできていません。感情をコントロールする方法を、落ち着いて考えることも苦手なので、難しい性格でもあります。カッとなりやすく、周りにいる人にとってはストレスな存在です。感情の浮き沈みへの対処法を探す必要があるタイプですので、本人に自覚があれば良いのですが、そうでない場合は、誰かのサポートが必要と言えるでしょう。物に当たっても、根本的には何も解決しないことを理解することが大切です。
物に当たる人の心理とは?5つ紹介!
不安からくる攻撃
物に当たる人の心理の1つとして、不安からくる攻撃があります。怒りや不安、恐れといったマイナスの感情から自分自身を擁護するために、攻撃的な態度に出てしまいます。寂しさや不安などのストレスを、怒りへと変えて発散します。怒る心理の裏側には、寂しさや自信のなさが隠れており、それらをうまくコントロールできず、うまく言葉に置き換えることもできないので、その悔しさから攻撃的な態度に出てしまいます。
弱い自分を隠している
物に当たる人の心理として、弱い自分を隠しているというのもあります。自分の弱さを隠すために物に当たり、荒々しさを見せることにより、怖い印象を与えようとします。このようなタイプの人は、自分を否定された時や、弱いと思われそうになった時に、物に当たり出します。弱い人間だと思われることに対して、極端な恐れがあるので、自分に自信がない、本当の自分を人に見せられないタイプであるとも言えます。
人には危害を加えられない
物に当たる人が唯一、感情のコントロールが効いている点が、人には危害を加えられないことを理解しているところです。人以外の物に当たることも、決して良いとは言えませんが、誰か人に危害を加えるよりはマシだと思っているのだと思われます。言葉や表情だけで怒りを表すのではなく、同時に物に当たることで、自分がどんなに憤慨しているかを訴えているのでしょう。
怒りをぶつける先がないもどかしさ
物に当たる人は、怒りをぶつける先がないことを大変もどかしく感じます。怒りをぶつける先がないと言うより、周りの人に危害を与えずに、怒りをうまく発散させるための対処法を知らないと言った方が良いかもしれません。怒りをうまく発散させないと、蓄積してしまい、自分にとっても、周りの人にとっても悪影響なので、早めに適切な対処法を見つけましょう。
周囲に自分の怒りをわかってほしい
物に当たる人は、周囲に自分の怒りをわかってほしいと思っています。自分に関心を持ってほしい、自分の怒りに気づいてほしい、心の奥では怒っている自分の気持ちに寄り添ってほしいのが特徴的です。しかし、人の関心の引き方が、物に当たるというのは問題です。つまり、怒りの対処法を知らないのです。うまく発散させることができないと言う訳です。物に当たる人は、自分に関心を持ってほしいと思っているので、寂しがりやな一面を持っているのでしょう。
物に当たる人の対処法3つ【彼氏編】
距離をおく
彼氏が物に当たる人であるならば、距離を置くのが一番の対処法ですが、それが不可能な場合は、感情的になっている彼氏につられて、自分も感情的になってしまうのは避けましょう。お互い感情的になっての会話は、らちが明かないだけでなく、相手である彼氏の感情を余計に逆撫でてしまいます。男性は、自分の発言に意見されるのを好まない傾向にありますが、物に当たるような荒い態度をそのままにしておくべきでもありませんので、あなたの彼氏に淡々と事実を伝えましょう。
物に当たると怖いということを伝える
彼氏が落ち着いている時に、物に当たると怖いと言うあなたの気持ちを素直に伝えましょう。案外、あなたがそこまで怖いと思っていることに、気づいていないかもしれません。そして、人から怖いと言われてしまったら、多かれ少なかれショックを受けるはずです。それを機に、物に当たってしまう自分を改善しなければと思ってくれるかもしれません。恐れずに、彼氏が物に当たって怖いという気持ちを冷静に伝えましょう。それと同時に、一緒に対処法を見つけていく意志があることも伝えて、彼氏に対してあなたが協力的であることも伝えてあげてください。
冷静になってから話し合いをする
感情的になっている時は、話し合いというのはうまく行きません。物に当たる癖のある彼氏が、落ち着いている時に、話し合いの場を持つようにしてください。あなたと彼氏の両方が冷静な状態の時に、二人の関係をより良くするために、という気持ちで話し合ってください。物に当たらないようにするための対処法や、怒りをうまく発散させる方法を、一緒に考えてあげてください。彼氏に対してサポートする気持ちを見せてあげると、あなたの彼氏は、あなたが彼に対して関心を持っていることが分かり、安心して心を開いてくれることでしょう。
物に当たる人の対処法4つ【旦那編】
まずは自分が冷静になる
繰り返しになりますが、感情的になってはいけません。あなたと夫の両方が感情的になっていては、何も解決しません。事態は悪化してしまう一方です。まずはあなたが冷静になって、夫をなだめてください。夫がなかなか落ち着かなくても、あなただけは冷静でいるようにしてください。感情的になった状態が何日も続くわけではありません。夫の高ぶった感情が落ち着いてくるタイミングがあるはずです。
お互いが冷静になってから話し合いをする
夫が落ち着いてきた頃を見計らって、あなたと夫の二人で、じっくり話し合ってみてください。そして、あなたが夫と共に、対処法を見つけていく意志があることを、ぜひ伝えてください。そうすれば夫は、あなたが自分に関心を持ってくれていることを嬉しく思い、前向きな気持ちになるでしょう。そして、対処法に積極的に取り組んでくれるはずです。
物に当たると怖いということを伝える
彼氏の場合と同様に、夫にも物に当たると怖いということを正直に伝えましょう。男性は、指摘されることを好まないので、夫に物に当たると怖いと伝えると、夫は一瞬さらに感情的になるかもしれませんが、それを承知の上で、思い切って伝えましょう。伝えてあげなければ、人から怖いと思われていることに、全く気づかないかもしれません。身近な夫だからこそ、そんな風にはなってほしくないという願いを込めて、あなたの夫に伝えてみてください。
物に当たって後の片づけをしてもらう
夫が物に当たり、冷静さを取り戻した時に、物に当たった後片付けをしてもらってください。冷静になった時に、自分が感情的になって撒き散らした物を片付けると、夫は自分の愚かな部分に気づく可能性が高いです。感情任せに物に当たった自分を情けなく、恥ずかしく思うことでしょう。そして、感情をコントロールすることに前向きになってくれるはずです。
物に当たる人の対処法3つ【子供編】
冷静に子供の話を聞く
子供は常に、自分に関心を持ってもらいたいと思っています。物に当たってしまう子供であれば、その点において十分に満たされていないと考えられます。物に当たる子供に対して、こちらも感情的になるのではなく、冷静になって、子供の言い分をじっくり聞いてあげましょう。物に当たると言うことは、その子の中で何かが不満であるということです。何がどんな風に不満なのか、しっかり聞いてあげて、その子に対して関心を示してください。肩や背中に触れるなど、スキンシップを取りながら話を聞いてあげることで、子供は安心し、落ち着きを取り戻すことでしょう。
物に当たりたくなったときの回避法を教える
子供が物に当たりたくなってしまったら、怒鳴って注意するのではなく、どうして物に当たりたいのかを聞いて、怒り、悔しさ、寂しさなどの、子供の感情を否定せず、その感情に寄り添い、同意してあげましょう。子供には、感情をコントロールすることの重要さ、物に当たるのはいけないことであり、物は大切に扱うべきであることを、優しく教えてあげる必要があります。そして、深呼吸を一緒にしてあげるなど、感情を落ち着かせる方法を教えていきましょう。
運動をして発散させる
子供は大人よりも、体を動かしながらエネルギーを発散させる必要があります。好奇心旺盛な子供は、大人の様に静かにゆっくり過ごす事で満たされるわけではありません。キーキー叫びながら走ったり、何かによじ登ったり、とにかく体を動かす、声を出すことで、エネルギーを発散し、満たされる存在です。子供の心の健康のためには、寒い日も暑い日も外に連れ出し、エネルギーを発散させる必要があります。あるいは、柔道や空手、水泳、サッカー、器械体操など、スポーツのお稽古事をさせて、定期的にエネルギー発散の場を作ってあげるのもようでしょう。
子供が物に当たる人にならないように親が気をつけることは?
子供の前で物に当たらない
子供が物に当たる人にならないように、物に当たる人の近くに子供を置かないようにしましょう。もし親である自分が物に当たってしまう性格であるのなら、子供の前で物に当たらないことはもちろん、自分が物に当たらなくなるよう改心しましょう。子供が、親がものに当たっている姿を頻度に見ていたら、同じように真似をしてしまう可能性が十分あります。子供は、親が思っているより、親をよく見ています。何気なくしていることでも子供は見ていて、良くも悪くも真似をします。もしあなたが物に当たってしまう親であるならば、子供の前では絶対にしないようにしましょう。そして、1日も早くその悪い癖を直してください。
物を大切にすることを教える
子供に物を大切にすることを教えましょう。私たちは物に囲まれて暮らし、物を使いながら生活しています。自分たちの生活を便利に、豊かにしてくれている物を大切に扱うことを教え、投げたり使いっ放しにすることなく、丁寧に扱うことを教えていきましょう。そうすることで、怒るなど感情が高ぶるようなことがあっても、物に対して感情をぶつけることなく、感情をコントロールする人間になってくれるはずです。
日頃からストレスをためないよう解消できる方法を知っておく
大人も子供も、大なり小なり、毎日何らかのストレスを受けています。それが蓄積してしまわないよう、こまめにストレスを解消する習慣をつけたいものです。大人の場合は、スポーツをする、美味しいものを食べるなど、自分で既にその方法を知っているかもしれません。子供の場合は、先ほども述べたように、定期的に、頻度に、体を動かしてエネルギーやストレスを発散させることが必須ですので、公園へ連れて行くなり、スポーツのお稽古事をさせましょう。そして、大好きな両親とのスキンシップも効果絶大ですので、日常に取り入れてください。
物に当たる癖を直したい!改善方法7つ!
物に当たる原因を知る
物に当たってしまうほどカッとなる人の多くは、物に当たってしまう原因について考える余裕すらない場合がほとんどです。なぜ物に当たってしまうのかを知ることは、この悪い癖を断ち切る第一歩であり、重要なポイントでもあります。なぜ物に当たってしまうのか、じっくり考えて答えを出してみましょう。
物に当たりそうになったら一呼吸おく意識をもつ
カッとなって物に当たってしまいそうになったら、一呼吸をおくことを心がけてください。深呼吸でも良いですし、寒い日ならば外へ出て冷たい空気に当たる、トイレに行くなど、場所を変えてみたりして、一呼吸おいて、落ち着きましょう。感情的になってしまうと、うまく行くはずの事もうまく行かなくなってしまいがちです。まずは、心を落ち着かせましょう。
イライラや不満を表現できるようにする
イライラや不満は、誰にでもあることです。それを自分の中だけに留め過ぎて、突如爆発させないためにも、ある程度は言葉や態度で示すことも必要です。その際は、どんな言葉で、どの様に言うのか、どんな態度をとるのか、注意する必要があります。誰しも一人で生きている訳ではないので、乱暴な言葉や態度は、人間関係に悪影響を及ぼします。十分注意して、不満を表現する様にしましょう。
ストレス発散方法をもつ
自分に合ったストレス解消法を知っておきましょう。ストレスをゼロの日常を送ることは難しいですが、自分に合ったストレス解消法を知っておくことで、ストレスの影響を軽くすることが可能です。自分が心地よいと感じることは何ですか?色々と試してみるのも楽しいかもしれません。ぜひ、あなたにぴったりのストレス解消法を見つけてください。心の健康は、体の健康と密接に繋がっています。
ストレスをため込まない
ストレス発散法が分かっているのならば、ストレスをため込まず、こまめに、定期的に発散させましょう。あなたの日常の中で、ストレス発散の時間を確保してください。ストレスが蓄積されてしまうと、あなた自身だけではなく、周りの人へも悪影響が及んでしまうかもしれません。自分のため、人のためだと思って、ストレスケアを日常に取り入れましょう。
物に当たっても解決しないことを理解する
物に当たっても何の解決にもなりません。解決しないどころか、その場に居合わせた人との関係が悪化してしまう可能性があります。壊れて欲しくなかった物、壊してはいけなかった物を壊してしまった、ということにもなりかねません。本当に、物に当たっても何も解決しないと言うことを、しっかりと認識したいものです。
専門機関に相談する
自分一人ではどうにもできない時、近くに誰も相談できる人がいない時は、セラピストなどの専門家の力を借りましょう。セラピストなら専門家ですし、過去に物に当たってしまう人から相談を受けたことがあるはずですので、良いアドバイスをもらえることでしょう。一人で悩まずに、専門家、親しい友人、家族の力を借りましょう。
物に当たる人は自分をコントロールできるようになろう!
物に当たってしまう人の深層心理は、物に当たりたくて当たっているのではなく、怒りなどの不快な感情をうまくコントロールできないがために、不快な感情の矛先が物に向いてしまっているのだと言えます。物に当たらないようになるには、感情のコントロールを自分でできるようになるしかありません。方法は、上記で述べてきたように幾つかあります。一人で解決できない場合は、どうか専門家や親しい人の力を借りて、乗り切ってください。心の健康は大事です。