クローバーの花言葉や由来を紹介!葉っぱの枚数で意味は変わる?

緑色の丸い葉っぱが愛らしいクローバー。そのなかでも花言葉で幸運を意味する四つ葉のクローバーは世界各国で人気がありますよね。クローバーの花言葉や由来をご紹介するとともに、葉っぱの枚数による意味の違いについても解説いたします。

クローバーの花言葉や由来を紹介!葉っぱの枚数で意味は変わる?のイメージ

目次

  1. 1クローバーの花言葉は怖い?まずはクローバーについて知ろう!
  2. 2クローバーの和名「シロツメクサ」の由来は?
  3. 3クローバーの花言葉を知ろう
  4. 4クローバーの花言葉を『葉っぱの枚数』別に10個紹介!
  5. 5クローバーの花言葉を『色』別に2個紹介!  
  6. 6クローバーの花言葉の意味から由来を知ろう!   
  7. 7日本でクローバーの花言葉が怖いという説はどこから生まれた?
  8. 8クローバーの英語と名前の由来を紹介!
  9. 9西洋でのクローバーの花言葉は?
  10. 10クローバーの誕生花はいつ?
  11. 11【番外編】四つ葉のクローバーはどうやって生まれるの?
  12. 12四つ葉のクローバーを見つけて幸せな気分になろう!

クローバーの花言葉は怖い?まずはクローバーについて知ろう!

クローバー

公園に行くと必ずと言っていいほど見かけるのがクローバーの葉。丸く可愛らしい、緑色の三つ葉が特徴的ですが、まれに幸運の象徴とされる四つ葉のクローバーが見つかることがあります。運よく見つけた場合、お守りとして持ち帰る方も多いと思いますが、実際のクローバーの生態や詳しい花言葉についてはご存知でしょうか。

クローバーはその可愛らしい外見についてはよく知られている一方、日本では誕生の由来についてあまり知られておりません。また「復讐」という少し怖い意味の花言葉もあり意外とミステリアスな存在なのです。詳細についてご紹介する前に、まずここでは、クローバーがどのような植物であるか解説いたします。

クローバーの特徴

クローバー(英語名:Clover)はヨーロッパ原産のマメ科シャジクソウ属の多年草です。実際には様々な種類のクローバーがありますが、日本で一般的にクローバーと呼ばれているのは白い花を咲かせるシロツメクサ(白詰草)です。学名をTrifolium repensと言います。公園の芝生や道端、畦道でみかけることが多く、通常は三つ葉の葉をつけ、白のふさふさとした花を咲かせるのが特徴です。まれに四つ葉やそれ以上の枚数の葉っぱをつけるものもありますが、それらは変異体です。大きさ・高さは15センチから30センチほどで、葉には白色の模様をつけます。

クローバーの開花時期はいつ?

一般的に道端などに茂っている印象の強いクローバーですが、最近は四つ葉のクローバーの人気とともに園芸用としても親しまれるようになってきました。自宅で育てるのであれば、育て方や開花時期についても知っておきたいですよね。

クローバーは高温多湿に弱い植物とされており、一般的には春頃に種蒔きをし4月〜6月頃までが開花の時期となります。日あたりがよく、水はけのよい場所を好むので鉢植えで育てる場合にはその点を気にした方がよいようです。なお、咲く花の色は白や赤のほか黄色やピンクもあります。

クローバー

クローバーの名前の由来とは

クローバー(Clover)という名前は英語名で、ラテン語で棍棒を意味する「clava」が語源となっています。ローマ神話の英雄ヘラクレスが持っていた棍棒(clava)と、クローバーの葉の形が似ていることから名づけられたと言われており、その後clavaが英語のclub、さらにcloverへと変化しました。ちなみに今日トランプカードの三つ葉マークがクラブと呼ばれているのにもこうした歴史が関係しているようです。

トランプ

クローバーの和名「シロツメクサ」の由来は?

ところで、クローバーには「シロツメクサ(白詰草)」という和名もあります。詰め草という少し珍しい名前で呼ばれるのは、以下のような経緯があります。

詰め草の名称は1846年 (弘化3年)にオランダから献上されたガラス製品の包装に緩衝材として詰められていたことに由来する。

ガラス製品が割れないようにするため、乾燥したクローバーが箱の中に詰め込まれていたようです。今でいう発泡スチロールのような役割を、クローバーが果たしていたということですね。白い花がついた、詰めものに使う草ということで、その後シロツメクサと呼ばれるようになりました。

シロツメクサ

クローバーの花言葉を知ろう

花の色や、葉っぱの枚数によって花言葉が微妙に異なるクローバーですが、全体的に「約束」「幸運」「私を守って」「復讐」などの意味があります。これらの花言葉はキリスト教の教えや、三つ葉以外のクローバーの希少性と関係しているようです。詳細につきましては後ほどご紹介いたします。

クローバー

クローバーの花言葉を『葉っぱの枚数』別に10個紹介!

クローバーといえば、公園などでよく見かける三つ葉のものや、幸運の証とされる四つ葉のクローバーを思い浮かべる方も多いかと思いますが、まれに突然変異で葉が極端に多いクローバーが見つかることもあります。
四つ葉であれば縁起物として崇められますが、ほかの枚数の葉ならどんな花言葉になるのか気になるところですよね。ここでは一つ葉から十つ葉まで、葉の枚数による花言葉の違いについて解説いたします。

クローバー

【一つ葉】クローバーの花言葉

一つ葉のクローバーには「困難に打ち勝つ、開拓、初恋」といった意味があります。これは1という数字が物事の始まりを表すことと関係しています。一つ葉は四つ葉のクローバーよりも見つかる確率が低いと言われているので、もし見つけた場合は非常に奇跡的なことです。これから何かを始める方などに必勝お守りとしてプレゼントをするのもよいでしょう。

【二つ葉】クローバーの花言葉

二つ葉のクローバーの花言葉は「平和、調和、出会い」です。二つの葉が対になっている姿が人と人との結びつきに例えられているようですね。

クローバー

【三つ葉】クローバーの花言葉

クローバーの基本形である三つ葉には、「私を忘れないで」「約束」「復讐」といった花言葉があります。これらの花言葉はキリスト教の教えが由来となっており、かつて三つ葉のクローバーがキリスト教の「三位一体(父なる神・子・聖霊)」を表すものとして布教活動に使われたことと関係があります。これらの花言葉については、後ほど詳しく解説いたします。

【四つ葉】クローバーの花言葉

四つ葉のクローバーの花言葉には諸説ありますが、一般的に知られているのは「幸運」「幸福」です。古くから西洋では四つ葉のクローバーは十字架の象徴とされており、葉を持っていると幸運が訪れると言う言い伝えがあります。そもそも、自然界で四つ葉のものが発生するのが10万分の1という非常に低い確率です。そのため、巡り合えただけでも幸運と言えるでしょう。

クローバー

【五つ葉】クローバーの花言葉

五つ葉のクローバーは「財運」「経済的繁栄」を意味します。もしこの葉を見つけた場合、金運アップのために自分で持ち帰りところですが、縁起がいいと言われる反面「隠して持っていると病気になるが、人に贈れば幸運が訪れる」という少し怖い言い伝えがあります。言い伝えの信憑性は定かではありませんか、五つ葉のクローバーを他人の幸せを願って贈ることで、後々自分にも幸せ(財運)が返ってくると言えますね。

【六つ葉】クローバーの花言葉

六つ葉のクローバーは1600万分の1の確立で発生すると言われ、滅多に発見できないと言われる四つ葉のクローバーよりも希少性が高くなります。花言葉は「地位」「名誉」「名声」といった意味を持ち、四つ葉や五つ葉よりもさらに一段階大きな幸せを表します。クローバーの葉は、枚数が増えるごとに幸せが増していくと言われていますので、より珍しいものを発見できれば、それだけ大きなチャンスに恵まれるということです。

【七つ葉】クローバーの花言葉

七つ葉のクローバーの花言葉は「無限の幸福」です。このように壮大な花言葉がついたのには様々な理由が考えられます。そもそも日本ではラッキーセブンという言葉があるように、一、三、五、七などの吉数は縁起がよいとされています。また聖書で7は完全さや際限がないことを表す数字であると言われており、こうしたことから「際限のない(無限の)幸福」を表す花言葉となったです。

【八つ葉】クローバーの花言葉

八つ葉のクローバーの花言葉は「縁結び」「無限の発展」です。これらの花言葉がつけられた背景には、古くから漢数字の八は末広がりで縁起がいい数字として認識されていること、また8を横に倒すにすると無限大となることなどがあげられます。

【九つ葉】クローバーの花言葉

九つ葉のクローバーの花言葉は「神がかりな運」「邪を退ける」です。これは、九つ葉のクローバーの発生率が10億分の1という奇跡的な確率であることと、数字の9が一桁の最大数として強いパワーを持っていることに関係しています。9は、日本では「苦(く)」を連想させるため好まれない傾向にありますが、このような花言葉を知ったら、ぜひとも九つ葉のクローバーを見つけたくなりますね。

【十つ葉】クローバーの花言葉

十つ葉のクローバーには「完成」「成就」という花言葉があります。古くより数字の10には神や完成を示す数字として言い伝えがあり、それが花言葉としてそのまま反映されたようです。

クローバーの花言葉を『色』別に2個紹介!  

一般的にクローバーの花といえば、シロツメクサの白い球状の花が有名ですが、実はクローバーとはマメ科シャジクソウ属に属する植物全体の総称です。実際には、三枚の小葉をもつクローバータイプの植物はシロツメクサ以外にもたくさんあり、咲かせる花の色や花言葉もそれぞれ異なります。ここでは白い花に代表されるシロツメクサと、赤紫の花を咲かせるアカツメクサの花言葉についてご紹介いたします。

【シロツメクサ】クローバーの花言葉

シロツメクサの花言葉は、クローバー全体の花言葉と同じで「約束」「幸運」「私を守って」「復讐」を表します。シロツメクサはもともとキリスト教の布教活動で用いられていた植物であることから、信仰と関係する花言葉がつけられました。

シロツメクサ

【アカツメクサ】クローバーの花言葉

アカツメクサ(赤詰草)はデンマークの国花とされ、シロツメクサ同様に人々に愛される植物です。シロツメクサと同じくマメ科シャジクソウ属のクローバーですが、外見は若干異なります。背丈が高く、葉を花びらの近くにつけるので、地を這うように咲くシロツメクサとはまた違った印象です。

アカツメクサには、シロツメクサとは違う花言葉がつけられており、「善良で陽気」「豊かな愛」「実直」「勤勉」などの意味を表します。シロツメクサの花言葉がキリスト教が由来になっているのに対し、アカツメクサの花言葉は、花の鮮やかな色味や精力的に咲きほこる様子から名づけられたという説があります。

アカツメクサ

クローバーの花言葉の意味から由来を知ろう!   

クローバーには、「幸運」以外にも様々な花言葉があることがわかりました。どの花言葉もクローバーの穏やかで愛らしい雰囲気からは想像ができないような、スケール感の大きいものばかりですね。それでは次にそれぞれの花言葉が発祥した由来についてご紹介いたします。

クローバー

クローバーの花言葉『幸運』の由来

クローバーの花言葉と聞いて多くの人がまず思い浮かべるのは、四つ葉のクローバーの花言葉「幸運」ではないでしょうか。一番よく知られているこの花言葉は、どのような経緯があって発祥したのでしょうか。

幸運という花言葉がついたのには様々な諸説あります。

・その昔、エデンの園からイブが追放された際、四つ葉のクローバーを持って出ていった。四つ葉のクローバーはもともと楽園にあったものなので「幸運」のシンボルになった。

・ナポレオンが四つ葉のクローバーを見つけてかがんでいたところ、銃弾が頭の上を飛んでいき命拾いをした。そのため「お守り、幸運の証」として大切にされるようになった。

これらはほんの一部の話になりますが、このような逸話がもとになって、世界各地でクローバーが好まれているようです。

クローバーの花言葉『約束』の由来

「約束」という花言葉は、キリスト教と深い結びつきがあります。その昔、アイルランドに布教活動に訪れた聖パトリックは、クローバーの三枚の葉をキリスト教の基礎である三位一体を説明するために用いました。結果としてこの布教活動は成功し、聖パトリックはアイルランドの守護聖人として後世にも名を残すこととなりました。

聖パトリックの命日3月17日は、パトリックの日(St. Patrick's Day)として、アイルランドおよびアメリカやオーストラリアなどで記念日に設定されているのですが、毎年この日は聖パトリックのシンボルでもあるクローバーを胸にさしてミサを行う習慣があります。この習慣を忘れないようにという意味で 「約束(Promiss)」という花言葉が生まれたと言われています。

約束

クローバーの花言葉『私のものになって』の由来   

「私のものになって(英語訳:Be Mine)」は、一般的に恋愛成就を願った花言葉と言われていますが、その由来をたどっていくと、「約束」と同様にキリスト教に関わりがあるようです。「私(神)を思ってください」といったような、信仰を表現する言葉から派生したという説があります。

クローバーの花言葉『復讐』の由来

「復讐」は、クローバーの愛らしいイメージからは想像がつかないような怖い花言葉ですが、こちらもやはりキリスト教の教えに関連すると言われています。復讐は「約束(信仰)を果たさないと報いを受けてしまいますよ」といったような意味を表しているようで、すべてはクローバーの葉が布教活動に使われていたこととつながっているのです。

日本でクローバーの花言葉が怖いという説はどこから生まれた?

先ほど、クローバーの花言葉がキリスト教とつながりがあるということをお伝えしましたが、そもそもキリスト教の文化が欧米ほど根付いていない日本でもなぜ、クローバーの花言葉が怖いと恐れられるようになったのでしょうか。これには諸説ありますが、アイヌのある伝説が関わっていると言われています。その昔恋人同士だった男女が周囲の陰謀によって不慮の死をとげた。その後二人が亡くなった沼にシロツメクサがたくさん咲き、漁が出来なくなってしまったことからシロツメクサは「復讐」の象徴として怖がられるようになった。
このような物語が語り継がれるうちに、怖いイメージが定着してしまったようです。

クローバー

クローバーの英語と名前の由来を紹介!

クローバー(Clover)という名前は、日本を含む世界各国共通の呼び名ですが、意外と日本では知られていない別名もあります。

英語圏では、日本でいうシロツメクサをWhite cloverと呼び、アカツメクサはRed cloverと呼ばれています。花の色によって、分類されているということですね。また、アイルランドではクローバーを含む葉が3枚で1つになっている植物の総称をシャムロック(Shamrock)と呼び、どうやらこちらの名前の方が国内での正式名称とされているようです。Shamlokは元はアイルランド語でシロツメクサを表すseamairを英語で分かりやすく綴り直した言葉だと言われています。

クローバー

西洋でのクローバーの花言葉は?

クローバーの代表的な花言葉については既にお伝えしてきましたが、ここではアメリカの四つ葉のクローバーに関する花言葉をご紹介します。

アメリカでもやはり四つ葉のクローバーは幸運の象徴として人々に好まれており、Four-leaf Clover、またはLucky cloverと呼ばれる特別な存在です。花言葉はアメリカ独自のもので、四枚の葉っぱに一枚ずつ「Fame(名声)」「Wealth(富)」「Faithful Love(満ち足りた愛)」「Glorious Health(素晴らしい健康)」という意味がそれぞれ込められていると言われています。四枚の葉を合わせて「True Love(真実の愛)」になるという言い伝えで、他の英語圏の国々ように宗教的な影響は受けつつも、若干異なった意味合いとなっています。

クローバー

クローバーの誕生花はいつ?

クローバーは特定の月の誕生花にはなっておらず、主に春から秋までのいくつかの日の誕生花として定められています。下記の日が該当するようですので、もし身近な家族や友人で該当する誕生日の方がいたら素敵なクローバーのプレゼントを贈ってあげましょう。

クローバー全般もしくはシロツメクサが誕生花
1月16日、3月3日、5月9日、5月27日、8月29日、8月31日

四つ葉限定
4月2日、6月17日、11月16日

クローバー

【番外編】四つ葉のクローバーはどうやって生まれるの?

最後に、四つ葉のクロ―バーが誕生する経緯についてご説明いたします。

四つ葉のクローバーは、いわゆる基本形である三つ葉のクロ―バーが突然変異したものです。この突然変異は主に葉の原基(成長点ともいいます)と呼ばれるような部分が、人に踏まれたり栄養過多などで傷ついてしまうと起きてしまう現象のようです。実際四つ葉のクローバーは人が入らない場所よりは、道端などの人混みのなかで発見しやすいとと言われており、幸せは意外と自分の身の周りにあるといったところでしょうか。

クローバー

四つ葉のクローバーを見つけて幸せな気分になろう!

以上、クローバーの花言葉やその由来についてご紹介いたしました。幸運の象徴として広く人気のあるクローバーですが、実は宗教的な結びつきが深かったり少し怖い意味があったりと神秘的な植物であることがわかりますね。もし四つ葉のクローバーを見つけることができたら、それは奇跡的な出会いです。大切に持ち帰り幸せな気分に浸りましょう。

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