2021年09月24日公開
2021年09月24日更新
筋トレとタバコは相性最悪!喫煙が与える影響や筋肉との関係とは?
あなたは現在筋トレをしていますか?タバコを吸っていますか?両方の質問に「はい」と答えた人はとても危険な状態です。何故ならば筋トレとタバコは相性が悪いからです。タバコは筋トレ中の体に悪影響を及ぼすので筋トレ中の人は絶対に禁煙するべきです。
目次
筋トレ中にタバコは禁物
筋トレブームは良い事
最近は24時間営業のスポーツジムが増えたり、自宅でも出来る筋トレの方法が増えていたりとちょっとした筋トレブームとなっています。筋トレは見た目がカッコよくなるだけでなく健康にもなるし精神的にも良い影響を及ぼすのでメリットばかりです。
筋トレ+タバコはダメ!?
しかし筋トレの合間や終わった後にタバコを吸っている人もいるのではないでしょうか。喫煙者からしたら筋トレを頑張った自分に対するご褒美的な役割としてタバコを吸っている人は多いのかもしれません。しかし残念ながら筋トレしている人にとってタバコは最悪な相性です。
そこで今回は筋トレ中のタバコが及ぼす影響についてご紹介します。これを見れば筋トレをしている喫煙者もタバコを辞めたくなるかもしれません。また筋トレ中のアイコスやアルコールがもたらす影響についても併せてご紹介します。
筋トレ中のタバコの影響:肺機能の低下
タバコを吸うと肺に悪影響を及ぼすことは有名な話です。肺の機能が低下すると筋トレにも悪影響を及ぼします。
タバコによる肺への逆効果
筋トレしている最中は呼吸が荒くなるので普段よりも酸素を必要とします。普段から筋トレしていたりスポーツを続けている人は肺の機能が鍛えられているので息が上がらずに激しい運動を続けることが出来ます。しかしタバコを吸うと肺の機能が低下してしまうのでちょっと運動しただけでスグに息が上がってしまいます。
そのため筋トレを行おうとしても中々回数をこなすことが出来なかったり、筋トレをしてもスグに疲れてしまうので効率の良い筋トレが出来なくなってしまいます。
筋トレ中のタバコの影響:酸素の悪循環
タバコを吸って肺の機能が低下すると酸素も効率良く取り入れられなくなります。
酸素の吸収が悪くなる
タバコを吸うと酸素の吸収が悪くなり新陳代謝も悪くなります。酸素は体力を回復するのに必要な要素なので酸素が吸収できないと筋トレによる疲れが抜けなくなります。そのため本来筋トレした後に訪れる超回復のスピードが遅くなり筋肉が付きにくくなってしまいます。
そのため喫煙者が筋トレを行っても中々筋肉が付かないので、酷い場合には筋トレを続けてもいつまでも成長できずに回数も重い重量も持てなくなってしまう事があります。
筋トレ中のタバコの影響:モチベーションの低下
タバコを吸っている人が筋トレを行う事は人体にとってとても効率が悪いですが、精神的にもあまり良い効果がありません。
筋肉が付かない事に対するやる気の低下
上記の通りタバコを吸っている人が筋トレをしても肺の機能が低下したり、酸素を取り入れられないので中々成果を出すことが出来ません。特に非喫煙者と自分を比較した場合、圧倒的に遅れを取ってしまう事があります。
そうなった場合筋トレに対してモチベーションを保つことが出来なくなり最終的に諦めてしまう人も出て来ます。その場合タバコを辞めれば筋トレの効果を増すことは出来るのですがほとんどの喫煙者はそこで筋トレよりもタバコを取ってしまいます。
筋トレ中のタバコの影響:ニコチンによる悪影響
タバコの中にある有害物質の代表格である「ニコチン」は筋トレにも悪影響を及ぼしてしまいます。
体内にニコチンを摂取すると血圧が上がります。普段から高血圧になってしまうと血行不良を起こしやすくなります。血行不良が起きると疲労感を感じやすくなってしまいます。そうなると筋トレに使用する体力が無くなってしまうので筋トレが長続きしなくなってしまいます。
仮にタバコを吸いながらも筋トレを続けたとしても血行不良を起していると集中力が低下してしまいます。集中力が低下すると筋トレ中に体のバランスを崩したリ、重い重量を持ち上げている時に落としてしまったりと言う事故を起こしてしまう事があります。
筋トレ中のタバコの影響:肝機能の低下
タバコによる被害を受ける内蔵は肺だけではなく肝臓も受けてしまいます。
肝臓への逆効果
筋トレを行った後は肝臓から運ばれるたんぱく質やビタミンを取り入れることで疲労を回復したり筋力を増幅させることが出来ます。
しかし喫煙すると血行が悪くなり肝臓にも負担がかかるため肝機能も低下してしまいます。肝機能が低下すると筋肉に必要な栄養素が行き届かなくなってしまうのでいくら筋トレしても筋肉が付かなくなってしまいます。
その他筋トレ中の喫煙がもたらす悪影響:モテない
筋トレをしている人がタバコを吸うと筋肉が付きにくい体になってしまいます。しかしタバコがもたらす悪影響はそれだけではありません。
タバコを吸うと筋トレの効果を得られなくなるだけでなくモテなくなってしまいます。昨今は喫煙者を世間から除外する流れになっているので喫煙者はあまり好かれなくなっています。そんな中タバコを吸っていると「不健康」や「臭いがキツイ」などの悪いイメージばかりついてしまうので女性から嫌がられてしまいます。
本来ならば筋トレをしてカッコイイ体を手に入れれば女性にモテるようになります。しかしタバコを吸いながら筋トレをしても中々筋肉が付きません。女性にモテたくて筋トレを続けている事をアピールしても実際の体がだらしないと「何のために筋トレしてるの?」と思われてしまいかえって逆効果になってしまいます。なのでモテたくて筋トレをしている人はスグにタバコを辞めましょう。
その他筋トレ中の喫煙がもたらす悪影響:ED
モテたくて筋トレをしている人がタバコを辞めた方が良い理由はまだあります。それは喫煙者はEDになりやすいという事です。
タバコを吸うと血行不良を引き起こしやすくなると説明しましたが、血行不良はEDも引き起こしやすくなってしまいます。仮にタバコを吸いながらも筋トレを続けてカッコイイ体を手に入れて女性とベッドインするチャンスがやって来たとしても肝心なブツが役に立たないのであれば台無しです。
頑張って体を鍛えて、女性にも認めて貰えてやっと手に入れたチャンスをタバコのせいで無駄にしてしまうかもしれません。そういう風に考えたらタバコなんて吸ってられなくなるのではないでしょうか?一昔前のドラマや映画で女性との営みが終わった後にベッドで一服する男性が写るシーンがよくありましたが、現在はそのような男性はモテないのかもしれません。
アイコスは筋トレに影響する?
タバコが筋トレと相性が悪いことは分かりました。では最近流行りのアイコスは筋トレに影響するのでしょうか?
アイコスは独自の機械でタバコ葉を熱しています。つまりどういうことかというと、「葉を燃やす」ことによって生じる「煙」が発生しないのです。 代わりに、「熱する=蒸す」ことによって「水蒸気」が発生します。その水蒸気を、アイコスユーザーは吸うわけです。 なのでその機能性から、アイコスなどの新型タバコを「電子タバコ」とは呼ばずに「加熱式タバコ」と呼びます。
アイコスとは?
アイコスは加熱式タバコと呼ばれています。本来ならばタバコは先端に火を点けて煙を吸い込んで口から吐き出します。しかしアイコスは吸い口以外のタバコの部分が特殊なケースに入っているので煙が発生しません。アイコスを吸う際はケースの中でタバコが熱されて、その際に発生した水蒸気を口から吐き出します。
理論上では関係ない
ではアイコスは筋トレに対して悪影響を及ぼすのでしょうか?理論的に出した答えでは「影響は出ません」。アイコスと筋トレの関係性を語る上で重要になって来るのは「タール」です。
関係ない理由はタールにある
上記の説明でタバコは肺の機能や酸素の吸収が悪くなるという効果についてご紹介しましたが、これらはタールによってもたらされます。そしてアイコスは葉を燃やさないのでタールが出ません。つまりアイコスは筋トレに悪影響を及ぼす要素が存在しないので理論上では筋トレに支障は無い事になります。
しかしいくらタールが無いと言ってもアイコスには「ニコチン」はあります。ニコチンは健康に対する害は無くても依存症を引き起こしてしまいます。そのためタバコからアイコスに変えても喫煙と同じ動作は辞めることが出来ないでしょう。またアイコスはタバコと同じく臭いはありますので、それが原因で女性にモテないという悪影響は拭い去ることは難しいです。
アイコスに変えて1週間
筋トレ時の頭痛が無くなってる事に気付く
— エレファント隊長 (@baka696969) May 17, 2017
筋トレ中にどうしてもタバコを吸いたくなったらアイコスで賄えば少しはマシになるかもしれません。
筋トレとタバコは関係ない?
ここまでタバコによる筋トレへの悪影響についてご紹介しましたが、中には筋トレとタバコは関係ないと言う人もいます。
関係ないは経験則
筋トレとタバコは関係ないと言う人は経験則に基づく意見です。タバコを吸うと健康に悪いので筋トレに対する害となることは確かですが全く筋肉が付かなくなるわけではありません。喫煙者でも定期的にしっかり筋トレに励んでいれば筋肉はしっかり付きます。実際に体ががっしりしたスポーツ選手の中にもタバコを吸っている人はたくさんいます。
関係ないことはない
しかし筋トレとタバコは関係ないと言う意見はあくまでもその人の経験則でしかありません。筋肉のつき方はそれぞれの体質によって変わってきますのでタバコの影響を受けやすい人も受けづらい人もいます。なので筋トレとタバコが関係ないわけはないです。
関係ないという意見
お酒やタバコが好きな人でも筋肉はつけられます。飲酒や喫煙が筋肉の成長を阻害するわけではありません。でも健康のためにはお勧め出来ませんけどね。
— 筋トレ応援プロジェクト (@iksv3lam) November 10, 2017
しかしちゃんと筋肉が付いている人ならばタバコは関係ないという気持ちも分かります。そのためしっかり筋トレの効果を上げるために禁煙するか、関係ないと言い張るかは結局のところ本人次第です。
禁煙する方法
ここまで読んだ人は禁煙した方が良いと考えている人の方が多いのではないでしょうか。そこで禁煙する方法の一例をご紹介します。
今すぐ捨てる
まずは簡単かつ最も直接的な禁煙方法「今すぐ捨てる」です。タバコを辞めようと思っても残っている分を持っているとつい吸いたくなってしまいます。そのため箱の中にどれだけ残っていたとしてもいっその事捨ててしまいます。吸いたくても物が無ければ禁煙せざるを得ません。
灰皿を捨てる
タバコを捨てる事もそうですが灰皿を捨てる事も効果的です。喫煙には灰皿が欠かせないので吸うための道具が無ければタバコを吸わなくなります。仮に外で吸う事があったとしても自宅に灰皿が無ければ次第に本数が減っていくことでしょう。
筋トレする
タバコを吸いたくなったらその場で筋トレしましょう。筋トレの種類は何でも良いです。スクワットやプッシュアップなどその場で出来る簡単なもので構いません。タバコの代わりに筋トレをすれば悪影響を断ち切って筋肉を鍛えられるので一石二鳥です。
タバコにかかる金額を計算する
現在タバコは値上がりする一方なのでここで今一度自分がタバコに費やしている金額を計算してみましょう。例えば毎日1箱吸っている人の場合、現在1箱440円なので1か月だと13,200円、1年だと160,600円費やしている事になります。これだけでも辞めたくなりませんか?
タバコの代わりを探す
無暗にタバコを辞めてもその代わりが無いと長続きしません。タバコの代わりの代名詞と言えばガムやコーヒーなどが挙げられますが、最近はニコチン・タールが一切入っていない電子タバコも普及してきているのでそれを使用するのも良いかもしれません。
筋トレ中のアルコールの影響
ここからは筋トレに及ぼすアルコールの影響についてご紹介します。
スポーツ後のビールは美味い!
汗をかいた後のアルコールは普段よりも美味しく感じます。そのためスポーツジムで筋トレした後に近くの居酒屋でお酒を飲む人も多いのではないでしょうか。しかし残念ながら筋トレ後にアルコールを摂取すると体に悪影響を及ぼしてしまいます。
折角の筋トレが無駄になる
筋トレ後のアルコールが及ぼす悪影響はテストステロンが関係しています。テストステロンは筋トレによって分泌される脳内のホルモンです。テストステロンが分泌されることで筋肉増大や脂肪燃焼などの効果が得られるので、いわゆる男らしい体になることが出来ます。
しかしアルコールを摂取するとテストステロンが分泌されなくなってしまいます。そのため筋トレしてもテストステロンが分泌されずに筋肉が付かなくなってしまいます。むしろアルコールを摂取するとコルチゾルという筋肉を体脂肪に変換してしまうホルモンが分泌されてしまうので逆効果です。
またアルコールは肝臓にダメージを与える事でも有名ですが、それはつまり筋トレ後に筋肉に栄養素を分配する役割も邪魔してしまう事になるので肝臓と筋肉の両方に悪影響を与えてしまいます。
さらにアルコールを分解するためにはたんぱく質が必要になるのですが、たんぱく質は筋肉を作るのにも必要なのでアルコールを摂取する事で筋肉に必要なたんぱく質を奪ってしまう事になります。
筋トレ中のアルコールの飲み方
筋トレとアルコールの相性は悪いです。しかしお酒が好きな人が禁酒をしながら筋トレするのはとても辛い物です。そこで筋肉になるべく悪影響を与えないアルコールの飲み方をご紹介します。
糖質の少ないお酒を選ぶ
糖質の少ないお酒は「焼酎」「泡盛」「ウィスキー」「ウォッカ」「ジン」などがあります。逆に糖質が多いお酒は「ビール」「日本酒」「チューハイ」「ワイン」などです。糖質の高いお酒を飲むと代謝が遅くなり、筋肉に栄養が行き届かなくなるのでなるべく糖質の少ないお酒を飲むようにしましょう。
筋トレ直後は飲まない
筋トレ直後は筋線維を修復するために体内の栄養素が必要になっています。その時にアルコールを入れてしまうと筋肉の修復が邪魔されてしまい、疲労回復も筋肉の増大も遅れてしまうので筋トレ直後の飲酒は我慢しましょう。
禁煙すると良い事がある
これまでタバコが及ぼす筋トレへの悪影響をご紹介しましたが、禁煙すると悪影響の防止だけでなく良い事もあります。
禁煙すると金銭的に筋トレに良い影響を及ぼします。毎日1箱吸っている人が禁煙すると毎月タバコに費やしていた金額13,200円が浮くことになります。これだけの金額があれば上質なプロテインとサプリメントを購入することが出来ます。つまりタバコに費やしていた金額をそのまま筋トレへの資金に変えればマイナスからゼロを通り越してプラスにまで変換する事が可能です。
筋トレ中のタバコについて:まとめ
いかがでしたでしょうか。筋トレとタバコは相性が悪いので本当に体を作りたいのであればタバコは辞めるべきです。どうしても辞められない人は、たとえ筋トレが上手く行かなくてもその原因はタバコにあることを覚えておきましょう。そうすれば自ずと禁煙出来るようになるかもしれません。