生理中や前にムラムラ性欲が高まるのはなぜ？原因や対処法を解説！

性欲があるのは男性だけではありません。女性でも普段から性欲が強い人もいますし、セックスがしたいとムラムラすることもあるんです。

女性の場合は、生理によってホルモンバランスの変化が毎月訪れるため、性欲にもムラがあります。特に排卵日前や生理前に性欲が高まると言われており、その時期になるとムラムラしてくる女性が多くなります。

生理前の性欲が高いからといって、恥ずかしがる必要はありません。高まった性欲をどう対処していくか、一緒に考えましょう。

まずは生理前に性欲が高まる理由についてご説明します。

女性にとって生理前は食欲が増加したり、イライラしやすくなったりと変化が多い時期です。精神的に落ち込んでしまう人も少なくないのではないでしょうか？そんな時期に性欲まで出てきてしまっては、心が休まりませんよね。

生理前に性欲が高まるのは、こんな理由がありました！

男性がセックスを好きな理由、それはできるだけ多くの子孫を残そうとする本能からきています。スタイルのいい女性を前にすると、ムラムラしてくるのも当たり前です。それに対して女性は、いい遺伝子を求める傾向にあるので見た目より中身やステータスを重視しがち。

そんな女性でも、本能的に男性を求める時。それが、生理前です。生理前には排卵日があります。この生理前の排卵日は女性が妊娠するための準備期間です。1番妊娠しやすい時期でもあるので、その時期に男性とセックスがしたくなってムラムラするのは本能でしょう。

生理前とは逆に生理が終わったとたんに性欲がなくなるという女性も多くいます。

生理前や生理痛の時期に女性を悩ませるのが生理痛です。特に普段あまり運動をしない人は、毎月辛い生理痛に悩んでいるのではないでしょうか？

実は、生理痛には運動不足が関係しています。運動をして筋肉を動かすことで血流も促されます。この血流が悪いと、体が冷えやすくなるので子宮も冷されてしまい、子宮内がうっ血しやすくなるんです。その影響で生理痛がひどくなることも。

セックスは場合によってはかなりの体力を使います。少しでも生理痛を緩和するために体が運動をさせようとしているんです。さらに、セックス中の足を広げる動作は骨盤を開きます。骨盤を開きやすくすることで生理痛の緩和にも繋がるんです。

生理前や生理中に性欲が高まってムラムラするのは、無意識に体が生理痛を緩和させようとしているのでしょう。

生理前の症状として、体の不調だけではなく精神的に不安定になる人も多いのではないでしょうか？

特に辛いことがあるわけではないのに、なぜか涙が出てくる。自信をなくしてしまったり、落ち込んで何もヤル気が出なくなったりと症状は人それぞれです。男性に理解してもらうのも難しいでしょう。

そんな生理前の精神の不安を男性との触れ合いで解消させるために、自然と性欲が高まりムラムラした気持ちになる場合も多いです。触れ合っているだけで、安心感を得ることができます。

女性なら誰もが経験している月経前症候群と言われるPMS。PMSの症状はさまざまで、人によっても違います。イライラや落ち込みはもちろん、眠気や下腹部痛などもPMSの症状です。

この症状は女性ホルモンのバランスの変化が原因で現れると言われています。それならば、生理前に性欲が高まってムラムラするというのも、一種のPMSの症状であると言えるでしょう。

そう考えると恥ずかしいことではありません。下腹部痛や頭痛などの症状と同じで多くの人が体験している症状なんです。ムリに抑えようとせず、ムラムラした気持ちを解消させる方法を考えたほうが手っ取り早いです。

ここまでご紹介した、生理前に性欲が高まってムラムラしてしまう原因は女性のホルモンバランスに関係しています。ここで女性ホルモンについてさらに詳しく解説していきます。

女性ホルモンにはエストロゲン（卵胞ホルモン）というものがあります。エストロゲンは妊娠の準備を進めてくれるホルモンです。エストロゲンは、血流をよくしたり体調を整えてくれる役割をしてくれます。エストロゲンの分泌は排卵日前にピークを迎えます。

妊娠準備期間で受け入れ態勢も整っているため、あとは受精するだけ。その時期に男性を求めてムラムラするのにも納得がいきます。

逆に排卵後～生理前に向けてはエストロゲンの分泌は減少します。女性ホルモンが減った分、男性ホルモンが優位になり男性ホルモンの働きである性欲が高まるということも原因のひとつだと考えられます。

その結果、排卵日前から生理まで性欲が高まりやすいホルモンバランスになっているということです。

生理前や生理中の性欲が高まる理由については理解できたでしょうか？

性欲は食欲や睡眠欲と並び、三大要求のひとつとされています。食欲や睡眠欲を抑えるのはとても辛いですよね。ということは、性欲を抑えるのも簡単ではないでしょう。自分が性欲が抑えられないからといって、恥ずかしがることはありません。

ここからは、生理中でセックスができない時の性欲のムラムラ対処法についてご紹介します。

生理中だからといって、セックスができないわけではありません。ほとんどのカップルが生理中にどうしてもセックスしたくなってムラムラした時は、お風呂でセックスをしています。

生理中のセックスで1番気になるのが、経血です。ベッドでセックスをすると、経血が布団に付いてしまうのではないかと心配でなりません。集中してセックスを楽しむことも難しいでしょう。

お風呂であれば、どんなに多い日でも関係ありませんし経血はすぐに洗い流せます。さらにシャワーを流していれば気になる匂いもほとんど感じないでしょう。

男性が血に対して抵抗がないのであれば、ムラムラを解消するのはお風呂でセックスが1番簡単です。

性欲が抑えられなくて生理中でもセックスをする場所で多いのは、お風呂の次にベッドです。生理中であれば、布団に経血が付いてしまいますのでベッドにタオルを引いて行います。「明日始まってもおかしくない」という生理前にもおすすめします。

この場合、経血の量が少なくなった4日目以降がいいでしょう。あまり多すぎる時期にしてしまうと、布団に染みてしまう可能性もありますしタオルを洗濯するのも大変です。少ない日であれば、ほんの少量で済む可能性が高いです。

どうしても性欲が高まってしまい、ムラムラを抑えきれない時は少ない日であればタオルを引いてムラムラを解消しましょう。

生理前や生理中に性欲が高まると、自然と男性とのスキンシップも増えてくるでしょう。そうなると、男性も性欲が高まってしまい収拾がつかなくなることも。自分では性欲を抑えられても、男性がムラムラを抑えられなければ意味がありません。

そんな時はオーラルセックスを楽しむというのもひとつの手です。オーラルセックスとは唇や下を使って性行為をすることです。女性器を愛撫してもらうのはさすがにムリなので、この機会に男性に御奉仕してはいかがでしょうか？

自分も楽しみたいという人は女性器以外の部分を愛撫してもらうのもいいでしょう。それだけでも十分に快感を得ることができます。

男性の手を借りずともムラムラを解消する方法、それがオナニーです。バイブや電マなどの道具を使ってもいいですし、女性器にシャワーを当てるだけでも快感を得ることができます。シャワーだと汚れる心配もないですね。

また、女性器を直接触って自分の手を汚すのが嫌な人はナプキンの上からクリトリスを刺激してあげましょう。タンポンの人は中に押し込まないように注意してください。

基本的には膣の中は刺激せずに、クリトリスの刺激で終わらせるのが無難です。多くの女性がオナニーで生理中のムラムラを解消しています。

生理前や生理中にどうしても性欲が高まってムラムラする、でも彼氏にも言えないしオナニーもしたくない。という人は我慢してみるのもひとつの手です。ムラムラは気をそらしてしまえば、ある程度は解消できます。

我慢した分性欲が高まるでしょう。ですが、1週間我慢すれば思いっきりセックスができます。我慢していた分快感が大きくなることも。いつでもできるセックスより、久しぶりにしたセックスの方が気持ちいいと感じませんか？

彼氏を焦らして燃え上がるようなセックスを経験してみるのもおすすめです。

生理中の性欲のムラムラ解消法についてご紹介しましたが、生理前や生理中のセックスやオナニーにはいくつか注意点があります。せっかくムラムラを解消できたのに、別の問題が出てこないようにこれらの注意点を頭に入れておいてください。

生理前や生理中はホルモンバランスが乱れやすく、通常より体調を崩しやすい時期にあります。普段より免疫力が下がっているんです。そのため、菌やウイルスに感染しやすくなっています。

セックスやオナニーをする際には女性器を清潔な状態にしましょう。バイブなどの道具は膣内に入れない。また膣内に挿入する際には必ずコンドームを着用して感染症を防いでください。

ムラムラを解消したあとは、きちんと洗って清潔を保ちましょう。

生理前や生理中のセックスで1番注意して欲しいのが妊娠です。特に生理中のセックスは妊娠しないと認識している人が多いですが、それは間違いです。排卵日や生理に関係なく、閉経していない限りどんな時期でも妊娠する可能性があることを意識しておきましょう。

あくまでも可能性が高いかどうかの話です。妊娠を望んでいないのであれば、毎回コンドームをつけるべきですが、つけない場合は中出しは避けてください。

生理中だからといってコンドームなしでセックスするのは危険です。

生理前や生理中の膣や子宮は普段よりデリケートで傷つきやすくなっています。そのため感染症のリスクも高まりますし、ムリなセックスは膣内を傷つけてしまう恐れがあるんです。

普段なら傷つけてしまっても血が出るのですぐに気づきますが、生理中は経血と混ざってしまうので傷つけたことに気づかない場合も多くあります。さらに生理中にセックスしただけで、痛みを感じてしまう人もいるので、痛みを感じた時はすぐに中断してください。

女性がオーガニズムを感じると、膣が痙攣します。この痙攣は男性から得た精子を子宮の奥へ送り出す役割をしています。

生理中にセックスをすると、本来外に排出されるべき経血がけいれんによって中に押し込まれてしまう可能性があります。経血が逆流してしまうということです。これがきっかけで、子宮内膜症などの病気になってしまうことも考えられます。

生理中のセックスはどうしてもムラムラを抑えられない時だけにして、頻繁に行うのは控えましょう。

生理前や生理中に性欲が高まってムラムラを抑えきれない時にセックスするには、男性の助けが必要です。男性もその気になっているのなら問題ありませんが、生理中のセックスに対して抵抗を感じている男性も少なくありません。

男性にとって経血は血です。人の体から血が出ているのにセックスをしたいという感情になる人のほうが少ないでしょう。

どんなにムラムラを感じていても、男性側の気持ちを汲み取ってあげることが大切です。

ここからは生理前や生理中の女性の性欲について、男性側の意見をご紹介します。

先ほどご説明しましたが、生理中でムラムラが抑えきれないからといって、男性の気持ちを考えずにセックスをするのはおすすめしません。生理中にセックスをした男性の本音も見てみましょう。

生理中のニオイが気になるのは女性だけではありません。生理のニオイは血生臭いと感じる男性も多くおり、そのせいで性欲が半減してしまうことも少なくありません。

女性は何年も生理と付き合ってきているので慣れている部分もあるでしょう。ですが、男性は普段嗅がないニオイなので特に敏感です。

ニオイが気になる場合はムリにしないほうがいいでしょう。

男性が生理中のセックスに抵抗を感じる理由の1番は、やはり血がきになるということです。ムラムラを抑えきれずに勢いでセックスを始めたけど、血を見たら萎えた。性欲がなくなったという人は少なくありません。

さらに女性も血や汚れを気にするので、ノリ気じゃない場合や思い切って楽しめない場合が多いです。その女性の気持ちを汲み取って、楽しめなくなるカップルも多くいます。

せっかくなら、生理中は我慢して彼とのセックスを楽しむのは生理前までにしておいてはいかがでしょうか？

生理前や生理中にムラムラして性欲が高まるのは当然のことです。その感情に対してストレスを感じてしまうのであれば、正しい解消法でムラムラした気持ちを軽くしてあげましょう。

生理前や生理中の性欲に関しては男性の理解も必要になります。生理中のセックスに関しては理解してもらったうえで、注意も必要です。

お互いが思いきり楽しんでセックスするためにも、生理前の症状やセックスに関して話し合ってみるのもおすすめです。