タコ部屋とは?現代の北海道にも実在する!? その意味や体験談まとめ【女郎】
タコ部屋をご存知でしょうか。過酷な環境で強いられる労働。北海道に存在していたと言われており、数々のまとめや体験談が存在しています。現代でも強制労働は存在するのか?北海道以外にも?タコ部屋の意味とは?有名なまとめ等を紹介しつつ現代のタコ部屋とその意味に迫ります。
目次
タコ部屋の意味とは?現代でも実在する?【強制労働】
タコ部屋というものをご存知でしょうか。ヤクザが運営するヤミ金からの借金で首が回らなくなった債務者などを、脱走不可能で過酷な環境の中、強制的に労働させると言われています。現代社会においても実在するのでしょうか。ネットでは有名な『タコ部屋から逃亡してきました』『貴方はタコ部屋をご存知ですか?~北海道編~』などを紹介しながら、タコ部屋の実態に迫りたいと思います。
タコ部屋からは逃げられない?現代社会におけるタコ部屋の意味
そもそもタコ部屋とは前述したようにヤクザなどの反社会的勢力が運営に深く携わっている思われます。彼らは借金で身動きが取れなくなった人を監禁し、脱走できないように見張りを付けて強制的に労働させると言われています。
つまりは『タコ部屋に入れられる=借金を返すまで一般社会に戻れない』といった図式が成り立ちそうです。
タコ部屋のスレ読んでたけど怖過ぎ…
— o-sugi (@o_wrx) 2017年5月15日
【まとめは実話?】ネット上にあるタコ部屋体験談まとめ【北海道編など】
ネット上にはタコ部屋について、多くの体験談やまとめなどが存在します。有名なのは『タコ部屋から逃亡してきました』や『北海道編』です。体験談の中にはヤクザとの乱闘なども語られています。やはりきっかけは借金のものが多いですね。これらは果たして実話なのでしょうか。
仮に実話ではなかったり、脚色が多かったりしても、非常にリアルかつスリリングで、読み物として面白いものです。時間がある時に、ぜひ一度読んでみていただければと思います。
2ちゃんねるまとめのタコ部屋記事読み漁ってた。読んでるだけで吐きそうになる
— 四隅 (@44sumi) 2013年5月1日
タコ部屋のまとめスレとか読んでると、ほんと凄惨で心に来る。金がとりあえずあることのありがたみが解る。
— tadataru (@tadataru) 2010年10月15日
タコ部屋から逃亡してきました【まとめ】
タコ部屋の体験談では最も有名なものと思われます。その名も『タコ部屋から逃亡してきました』
どのようにしてタコ部屋に連れていかれ、どのように脱走するのか、また、タコ部屋の過酷な環境や現代社会のルールが適用されない状況など、かなり詳細に語られています。「タコ部屋とは?」という疑問を一気に解決してくれそうな体験談です。非常に読み応えがあります。
語り手の彼自身は借金で身動きが取れなくなった、という訳ではなさそうです。
貴方はタコ部屋ご存知ですか? 安い賃金で無理矢理強制労働を、言う事を聞かないと殴る蹴るの暴行 そこで 当時の事を再現して書きます
タコ部屋から逃亡してきました(北海道編)【まとめ】
こちらが有名な『北海道編』です。
冬の北海道での過酷な労働。寒さが伝わってくるようです。
家出してからタコ部屋に収容される様子など細かく語られており、前項の『タコ部屋から逃亡してきました』よりも、現代社会に存在しそうなタコ部屋体験談です。
彼は借金というよりも財布を無くして・・・というのがきっかけのようです。結局はお金の無い人がタコ部屋送りの対象になるのかもしれません。
自分は15年前に札幌駅でスカウトされて、 留萌のタコ部屋に拉致られた経験があります。 やらされた仕事は天塩川の護岸工事です。 あれは1月の寒い時期の事。 3ヵ月後、左手薬指の骨折をものともせずに逃げてきました・・・・・
タコ部屋から逃亡してきました(借金1280万円)【まとめ】
こちらも比較的有名な体験談です。バンド活動で多額の借金をしてしまい、彼が働かされたのはタコ部屋でした。借金は返せないとわかり、逃げることを決意する彼ですが・・・。他の労働者はある薬の中毒に・・・
徐々にタコ部屋の異常さに気づき始め、逃げようと決意する様子など、スリリングで読み応えがあります。
逃げるならいつが良いのだろう。 一番良いのはやはり深夜から朝にかけてだろうか。 しかし万一見張りなどいて捕まってしまった場合、どうなるか分からない。
タコ部屋の多くは北海道に存在していた?
Wikipediaでタコ部屋の項目を調べると、主に戦前の北海道に存在したと書かれています。北海道には開拓の歴史があります。恐らくその開拓の歴史の裏にはタコ部屋での強制労働が少なくなかったのかもしれません。
また、北海道編も存在しているように広大な土地がある北海道では、タコ部屋ができやすいのかもしれませんね。
【北海道】トンネルの壁から大量の人骨が出てきた
北海道の常紋トンネルというトンネルで外壁から50体以上の人骨が出てきたという事件がありました。
これらの人骨はタコ部屋で強制的に働かされていた人のものと言われています。
余談ですが、この常紋トンネルは日本でもかなり怖いとされる心霊スポットになっています。
実際に大量の人骨が出てきたトンネルなのですから、他の心霊スポットとは格が違いそうですね。
日本では古来より各地に人柱伝説が残されている。特に明治以降、タコ部屋労働者がトンネルなどに人柱として生き埋めにされ、今でも多くの人骨が埋まっている、とのうわさは根強い。
— 前田謙次 (@akb8784) May 8, 2017
【北海道】なぜトンネルの壁から労働者の人骨が出てきたのか・・・その意味とは
北海道にタコ部屋が存在し、強制労働が行われていたとして、なぜ常紋トンネルの壁から大量の人骨が出てきたのでしょうか。
これは、怪我や病気で働けなくなった労働者を治療せずにそのまま壁に埋めてしまったと思われます。また、下記Wikipediaを見てみると体罰も存在していたようです。
時代は違いますが、北海道編の彼は冬の北海道から生きて帰ってこれただけよかったのかもしれませんね・・・。
本トンネルは凄惨過酷なタコ部屋労働で建設されたことでも有名である。施工当時、重労働と栄養不足による脚気から労働者は次々と倒れ、倒れた労働者は治療されることもなく体罰を受け、死ねば現場近くに埋められたという。山菜取りに来た近隣の住民が、人間の手や足の骨を拾ったという話もある[1]。
本では古来より各地に人柱伝説が残されている。特に明治以降、タコ部屋労働者がトンネルなどに人柱として生き埋めにされ、今でも多くの人骨が埋まっている、とのこと・・・。こわっ、、
— ほとんど知られていない都市伝説 (@teddyleo666x0) May 13, 2017
【群馬・高崎】朝鮮人をタコ部屋に収容し強制的に働かせていた?慰霊碑も存在『高崎市・群馬の森』
群馬県高崎市には、かつて強制連行・強制労働され、過労などで亡くなった朝鮮人の方々を追悼する慰霊碑が存在しています。
北海道・高崎以外でもタコ部屋による強制労働は行われていた?
北海道や高崎の件のように、北海道や高崎以外の土地でも朝鮮人のみならず、タコ部屋による強制労働が行われていたのではないでしょうか。
また、高崎の慰霊碑については地元の人でも存在を知らない人がいるようです。高崎の慰霊碑については政治的ないざこざがあり、表沙汰になったようですが、タコ部屋での強制労働があったという実態は、歴史から忘れられているだけで多く存在しているのかもしれません。
タコ部屋があるところには女郎システムが存在する?【女郎】
監禁し強制労働をさせるタコ部屋と言っても、やはり息抜きや娯楽は必要なはずです。上で紹介した体験談でも女性から性的サービスを受けられる時間が用意されたと語られています。
しかし、タコ部屋の労働者を相手にする女性もまたどのような存在なのか気になるところです。女性も借金まみれだったりするのかもしれませんね。
女郎とは遊女の別称で、男性に性的サービスを行う女性を指します。
女性版のタコ部屋『女郎部屋・女郎屋』が存在する?
すすきの遊郭(明治)
戦前・戦中は親に売られたりして無理やり男性の相手をさせられるといったことが実際にあったようです。
北海道の室蘭では製鉄所があり、仕事を求める労働者が多く集まっていたため、遊郭に売られて男性の相手をさせられる女性が多くいたようです。
これを題材にした漫画も存在します。
現代に女性版のタコ部屋『女郎屋』が存在するとしたら・・・
それは、ずばりヤクザが女性に対しての脅しなどで使う『風俗に沈めるぞ』という展開ではないでしょうか。
事実、無理やり風俗で働かされている女性もいると聞きます。借金が理由だったり、弱みを握られて・・・などの理由でしょうか。
都会の繁華街の綺麗なネオンの裏側には、そのような女性版のタコ部屋ともいえる女郎屋が実在しているのかもしれませんね。
【現代のタコ部屋】現代においてもタコ部屋での強制労働は実在する?
ごく普通に一般社会を生きている我々には『タコ部屋』は信じがたい話ですが、現代、2017年の今もタコ部屋は実在するのでしょうか。
タコ部屋労働者は現在でも実在している
— 山崎充 (@kittyonyourlap) May 7, 2017
タコ部屋て実在するのね
— ひゃむ (@logtek_) May 9, 2013
【現代のタコ部屋】タコ部屋で労働させられる意味とは
現代においてもタコ部屋が存在するとしたら、それはやはりヤミ金などからの借金のカタとしてヤクザに連れていかれるという展開が一番ありそうな気がしますね。
また、上で紹介した体験談もそんなに昔の話ではないのでタコ部屋は現代でも実在すると言っていいでしょう。
【ヤクザ】何をしたらタコ部屋で労働させられるのか【ヤミ金】
ここまで読んでいただければ、タコ部屋は実在し、そして何をしたらタコ部屋送りになるのかはわかっていただけたかと思います。
ヤミ金からの借金、そして日雇い労働者を狙う怪しい手配師といったところでしょうか。
どちらの場合も脱走が難しい人里離れた山奥などに監禁され劣悪な環境の中、強制労働させられることになるでしょう。
借金なんか死んでもしたくねぇ
第一、本来なら手元にある筈もない金を使うってのが感覚として怖い
借金するくらいなら、盗むよ
窃盗は、行き先が「牢屋」だけだからいいじゃねぇか
借金は行き先が、、、タコ部屋?臓器売る闇医者?四肢切断されて見世物小屋?どこかわからん
— ヒビの入った黒縁メガネ氏 (@amashin1) 2016年11月23日
【ヤクザ】タコ部屋で強制労働させる意味【ヤミ金】
ヤミ金などを運営するヤクザがタコ部屋で強制労働をさせることはわかりました。
しかし、タコ部屋で働かせることによってヤクザにはどのようなメリットがあるのでしょうか。実際にヤミ金で作った借金を返すほどの金額を得ることができるのでしょうか。
これには実際、儲かるカラクリがあるようです。
山奥などで工事を延々と行い、稼働しているように見せかけて行政などからお金を引っ張る仕組みがあるのです。
タコ部屋労働者が同じ場所で延々と働かせられているのは、このような理由があったんですね。
しかし、中には工事が終わったら次の現場に移動するといった、まともなタコ部屋も存在するようです。その場合も移動する際には脱走できないようにされることでしょう。
【ヤクザ】タコ部屋から脱走させない意味【ヤミ金】
ヤクザは何故そこまでしてタコ部屋労働者を監禁し、脱走させないようにするのか。もちろんお金にならないからという理由もあるでしょうが、脱走されてタコ部屋の実情や場所が露呈するのが嫌なのではないでしょうか。
現代でも監禁、暴力などが平然と行われているタコ部屋の存在が広まってしまうと、さすがのヤクザもやりづらくなるのでしょう。
まとめ
タコ部屋の実態。いかがでしたでしょうか。
我々一般市民には、にわかには信じがたい話ですが、現代でもタコ部屋労働のようなものは存在しています。
タコ部屋の体験談などを読んでみるのは面白いですが、間違ってもタコ部屋に入れられるような人間にはなりたくないですね。