鈴蘭の毒性とは？スズランの毒の致死量や症状、抽出方法【ペットに注意】

鈴蘭（スズラン）

ユリ科の多年草。
別名　：君影草（きみかげそう）、谷間の姫百合（たにまのひめゆり）
大きさ：長さ10～18ｃｍ、幅3～7ｃｍ
特徴　：約１ｃｍの白い鐘状の花が5～10個下向きに咲く。花からは匂いがする。
　　　　果実は赤く、球状となる。
自生地：中部地方より北の本州、北海道、アジア北部

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鈴蘭（スズラン）の花

鈴蘭（スズラン）の花です。とても綺麗ですね。この花からは強い匂いがします。

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鈴蘭（スズラン）の果実

あの白い花から時間が経つと、このように赤い実になります。驚くほど毒々しい形になりましたね。

鈴蘭（スズラン）の花、綺麗でしたね。ですが、鈴蘭（スズラン）には毒があります。特に根や花に毒の成分が多いです。毒性があるからなのかどうかは分かりませんが、古来、鈴蘭（スズラン）はモグラやネズミを寄せ付けない効果があると言われ、モグラ・ネズミ対策に使われていました。下手をすると人間も死んでしまうような毒です。まさに殺人花ですね。では、どのような毒なのでしょうか？鈴蘭（スズラン）には、コンバラトキシン、コンバラマリン、コンバロサイドなど様々な毒があります。毒の主成分はコンバラトキシンです。

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コンバラトキシン

鈴蘭（スズラン）に含まれる毒の一種。非常に強い強心作用があり、大量に摂取すると呼吸停止・心不全を引き起こす。スズランを挿した花瓶の水を飲んだ子どもが死亡した事例があります。

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何だって！

こんな綺麗な花なのにそんなに強い毒が...
これじゃあ、鈴蘭（スズラン）に触れない。

では、鈴蘭の毒を致死量以上に摂取してしまうとどのような症状が現れるのでしょうか？主な症状を箇条書きで挙げていきます。

・嘔吐
・頭痛
・めまい
・血圧低下
・心臓麻痺
・最悪の場合、死亡

毒を致死量以上に摂取すると上記のような症状が現れます。

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致死量以上を摂取してしまうと、様々な症状が出てきます。
下手をすると、後遺症が残ってしまう場合もあるかもしれません。

鈴蘭の毒は非常に強いです。毒の強さで言えば、青酸カリの約15倍の強さです。では、致死量はどのくらいなのでしょうか？

鈴蘭の致死量は体重1ｋｇ当たり0.3ｇだそうです。
体重50ｋｇの人であれば、15gで致死量を超え、毒の効果が表れるということです。

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まさに殺人花！綺麗な花ですが、取扱い注意ということですね。

非常に強い毒を持つ鈴蘭ですが、毒を抽出する方法があります。その抽出法は何かというと、

水を入れた花瓶に挿すことです。

すると、花瓶の水に毒が移り、抽出完了となるわけです。
鈴蘭を挿した花瓶の水は非常に強い毒性があり、飲むだけで死に至る場合があります。

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絶対にやらないでください！

このように鈴蘭の毒は簡単に抽出できます。

抽出した毒は強い毒性があるので、鈴蘭を挿した水はすぐに捨ててください！

実は鈴蘭の毒は犬や猫にも効果があります。

主な症状としては、
・嘔吐
・下痢
・腹痛
・皮膚などへの影響
・場合により、死亡

以上のような症状がでます。場合によっては後遺症が残る可能性があります。猫はおなかの調子を整えるため、葉を食べることがあります。間違っても鈴蘭の葉を食べさせることはしないでください。また、犬が誤って鈴蘭を挿した花瓶の水を飲まないように注意してください。

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犬・猫に注意！

犬・猫は人間より体重が少ない分致死量が少なく、毒の効果が現れやすいです。下手をすると後遺症が残るようなことがあるかもしれません。また、最悪の場合、死に至ってしまいます。殺人だけでなく、ペットまでも殺してしまうなんて...

いかがだったでしょうか？鈴蘭の毒がいかに強いか分かったでしょうか？鈴蘭は致死量を超えれば、人をも殺してしまう殺人花です。死ぬまで至らなくても重篤な後遺症が残るかもしれません。皆さんくれぐれも鈴蘭を扱うときは気を付けてください。

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鈴蘭を扱う時は気を付けて！

皆さん鈴蘭を扱う時はくれぐれも危険な花だということを忘れないでください。