「白い愛液=本気汁」ではない!女性の本気汁は味や粘度が違う
恋人とのセックスで、女性の膣から白い色の愛液が出てきて本気汁を出している、彼女は感じているんだ!と興奮する男性も多いと思いますが、実はこれは間違いだということをご存知でしょうか?今回は女性の愛液の仕組みや本気汁を出した際の違いについてご紹介します!
目次
女性の「白い愛液=本気汁」は間違い?
皆さんは、恋人とのセックスで、女性の膣から白い色の愛液が流れてきて、本気汁を出している!彼女は感じているんだ!と思い興奮したことはないでしょうか?しかし、これは大きな間違いです。今回は愛液の仕組みや本気汁を出した時との違いについてご紹介するとともに、クンニで愛液を舐めた味で本気で感じているかどうか見分ける方法などについてもご紹介したいと思います!
女性の本気汁という結論に至りがちな白い色の愛液
マン汁が白い=本気汁?
女性がセックスなどで膣から出す愛液、またはもっと直接的にマン汁なんて呼ばれ方をされることのあるこの液体、ペニスにまとわりついている愛液が白い色だから私は感じていたんだ、または逆に、女性の愛液が透明な色だったから彼女は自分のセックスに満足していないのでは?
などと不安を感じたりと、「白い色の愛液は女性が本気で感じてしまった時に出る本気汁」という認識をしている人が世の中には多いようですが、では実際のところ女性の膣から出る白い色の愛液は本当に本気汁なのでしょうか?
女性の愛液や本気汁にも個人差がある
まず大前提として、未だに人間の体には科学では証明できていない未知の部分が多く存在しています。また、愛液や本気汁、オリモノなどにも言えることですが全て女性の体から出てくる体液であるため、日々の体の体調によって左右される部分が多くあり、それぞれの体質によって異なる部分も非常に多く存在してます。
マン汁も千差万別
そのため、愛液や本気汁でもこういった話は諸説あり、どれが本当の正解かというのは解明しきれない部分があります。今回の記事は医師の話などを中心にご紹介しますが、まず前提として女性の体液にも個体差があるということは知っておきましょう。
女性の愛液とオリモノはほぼ同じ成分
マン汁も愛液も実は同じ成分
そもそも愛液とは一体何なのでしょうか?実は愛液はほぼオリモノと同じ成分であり、愛液もオリモノも女性の膣から出てくる膣分泌液というものに分類されます。ただし、愛液とオリモノは出てくる条件や含まれている成分の比率が大きく違っています。
愛液もオリモノもどちらも子宮口から排出されるのですが、オリモノが細菌や雑菌などが女性の膣を通して体内に侵入してくるのを防ぐ役目があるのに対し、愛液は女性が性的に興奮した際に分泌され、精子がスムーズに子宮に到着できるようにサポートをする役目があります。愛液もオリモノも色は透明であったり白濁していたりと様々なタイプがあるそうです。
愛液で濡れている=女性が感じている、ではない
女性の場合セックスに合意した時でもいざとなると何となくやる気が出ないことがあります。しかし、そんな時でも女性の膣からは愛液が出てくることもあります。そうすると女性は「濡れているということは、やる気はなくても感じてしまっているのか」と思ってしまい、男性側でも「嫌々そうにしているけど、濡れているから本当は興奮して感じているんだな」と思い込んでしまいます。
マン汁は自分の体を身の危険から守るためにも分泌されます
しかし、これも間違いで、愛液やオリモノなどの膣分泌液は性器周辺を刺激すると反射的に出てくるような仕組みになっています。そのため、女性はしぶしぶのセックスでもレイプだったとしても、性器を刺激されてしまえば、愛液は自分の体が傷つかないため、または雑菌が体の中に入るのを防ぐために分泌されるのです。
本気汁は白濁よりも粘度
汗もマン汁を構成する成分の一つです
愛液は膣分泌液であると説明しましたが、実は愛液は膣から分泌される体液以外にもスキーン腺液、子宮頸管粘液、などの体液や汗などから成り立っています。そんな様々な腺が存在する中でも本当に感じていなければ分泌されないと言われている腺が存在しています。
色は透明から白濁したものまで様々
それが「バルトリン腺」と呼ばれているものです。このバルトリン腺は膣の入り口左右に一つずつ存在しています。ただし、かなり小さい腺なので触ってみてもその存在はよく分からないそうです。このバルトリン腺から分泌される体液は本当に相手に感じていないと出ない体液と言われており、色は透明から白濁したものまで存在しています。これも女性の体の個人差によるところが大きいようです。
これはローション
このバルトリン腺から分泌される透明もしくは白濁した体液は他の腺から分泌されている体液に比べるとねばねば・ぬるぬると糸を引くような粘性を持っています。これは男性でいうところのカウパー腺液に近い液体だそうです。
女性の本気汁=愛液+バルトリン腺液
つまり、女性の本気汁とは、膣から分泌される愛液とバルトリン腺から分泌される体液が混ざったものであると考えられます。ちなみに、このバルトリン腺液は非常に粘性が高くねばねばしているため、ピストン運動の際に空気を含んで白濁することもあるそうです。
マン汁が本気汁かどうかは、粘性に注目しましょう
そのため、セックスの最中にペニスにまとわりついている白濁した愛液は女性の本気汁である可能性も勿論あります。しかし、先ほどもご紹介したように、もともと女性の体質上愛液やバルトリン腺液が白濁しているようなことも考えられるため、愛液の粘性で本気汁かどうかを考えた方が正確に判断できるかもしれません。
女性の愛液の量が多い=本気汁でもない
マン汁の量≠感度
因みに、愛液の量についても個人差があり、愛液の量が多い、または愛液の量が少ないことで悩んでいる女性も少なからず存在しています。一般的には汗っかきの女性が愛液の量が多いとも言われていますが、こちらも定かな情報ではありません。そのため、男性が「愛液の量が多いからこの子は淫乱なんだ」「この子は愛液の量が少ないから感度がよくない」というのも全くの思い込みです。
これらは全て体質で決まっており本人がコントロールできるものではありません。その他にも性的な興奮をしていない時にも愛液がにじんできてしまうことや、緊張によって愛液が分泌されなくなることもあり、さらに生理周期に合わせたホルモンバランスによっても粘性や量、色も変化するため、愛液や本気汁はその女性の感度や性癖などと一致していない場合も多くあるのです。
味で見る女性の愛液・本気汁
デーデルライン桿菌
女性の膣内で活動している乳酸菌
では次に愛液の味で女性が感じているかどうかについて考えてみます。男性にも女性同様愛液(カウパー腺液)が存在していますが、これには挿入の際の潤滑油などの他にアルカリ性で膣内を中和させるという役割があります。女性の膣内は乳酸菌の力によって強酸性(pH3.5程度)に保たれているので、カウパー腺液によって中和されるのです。
精子
しかし、女性の膣内が強酸性のままだと放出された精子は死滅していまいます。また、膣内が乾いている状態だと精子は膣を上手く上っていくことができません。そこで女性の愛液が精子が泳ぐためのプールの役割を果たしているのです。先ほど紹介したように女性は本当に感じるとバルトリン腺から体液を分泌します。この体液はアルカリ性であるため、女性が感じれば感じるほど膣内は中和されていくのです。
本気汁の量で愛液の味が変わる
また、人の味覚は酸性であればすっぱいと感じ、アルカリ性が強ければ苦いと感じるようになっています。よく女性が精液を飲むと苦い味だと言っているのは、精液がアルカリ性であるためなのです。そのため、女性のヴァギナをなめてすっぱい味だと感じるならバルトリン腺からあまり分泌がされていない、逆に苦い味と感じるならそれだけ多くのバルトリン腺液が分泌されている、と判断することができるのです。ちなみにしょっぱいと感じるときは汗が多く分泌されています。
ただし、愛液の味にも女性の個人差が発生します。その人が食べている物や飲み物、また薬を服用しているしていないなどによっても変化があり、勿論年齢の変化と共に愛液の味も臭いも変化していきます。汗や尿、便の状態が日々変わっていくように、愛液も日々変化しているのです。そのため、愛液の粘性や量、味や臭いだけで判断するのではなく、彼女としっかり向き合って彼女の希望に応えられるようにしましょう。
女性の愛液知識まとめ
女性の愛液について調べてみたところ、「白い愛液=本気汁」ではないことも多く、女性の愛液は元々白い場合も少なくはないようでした。また、女性は前戯やセックスで本当に感じるとバルトリン腺から粘性のある体液を分泌するため、女性が感じているかどうかは愛液の粘性や愛液の味などを目安にした方がいいということも分かりました。しかし、愛液も本気汁も女性の体液であり、その性質は女性の生理周期や体調・精神面の変化に伴って日々移り変わっていくものです。そのため、愛液の色や粘性だけを見るのではなく、女性自身としっかりと向き合って彼女を気持ちよくさせられるように頑張りましょう。