2021年09月09日公開
2021年09月09日更新
ニューバランス「996」と「574」の違いとは?特徴やサイズ感を徹底比較!
今回はニューバランス996、574の違い、特徴、サイズ感についてお伝えしていきます。一見すると同じように見えるニューバランスの996と574。しかしその違いは様々な点があります。この記事をきっかけにニューバランスの特徴を徹底比較していきましょう。
目次
- 1ニューバランスとは?(ニューバランス 996と574)
- 2ニューバランスの歴史(ニューバランス 996と574)
- 3ニューバランス各モデルの違いは?(ニューバランス 996と574)
- 4ニューバランスが選ばれる理由。他メーカーとの違い(ニューバランス 996と574)
- 5ニューバランスのサイズ感。他メーカーとの違い(ニューバランス 996と574)
- 6ニューバランスの特徴(ニューバランス 996と574)
- 7996と574とは?(ニューバランス 996と574)
- 8996と574の歴史とデザイン(ニューバランス 996と574)
- 9996と574の違い。(ニューバランス 996と574)
- 10996と574が選ばれる理由。他モデルとの違い(ニューバランス 996と574)
- 11996と574の種類(ニューバランス 996と574)
- 12996と574のカラー種類(ニューバランス 996と574)
- 13最後に(ニューバランス 996と574)
ニューバランスとは?(ニューバランス 996と574)
ニューバランス(new balance)は近代のランニングスニーカーの最高峰メーカーと言われており、その確かな作りと昔から変わらないデザインで、世界中にファンが存在するシューズメーカーです。また各モデルを独自の番号で表し、実に様々なモデルが生産されていることでも有名です。またファッション業界から著名人まで、愛用者のとても多いメーカーとして唯一無二のスニーカーブランドと言えるでしょう。
ニューバランスの歴史(ニューバランス 996と574)
奥の深い歴史です。
new balance社は1906年にアメリカはボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとして誕生しました。名前の由来は「履いた人に新しい感覚をもたらすこと」=「newbalance」。足への解剖学的な知識と整形外科や運動生理学への深い理解があってこそ可能となる矯正靴の製造をしていました。その培ったノウハウを活かし、1960年代に入るとカスタムメイドのランニングシューズの製造を開始します。そして1972年に入ると、6名の従業員と1日平均36足の生産規模であったnew balance社をジェームス・S・デービスという青年が買収。後のnew balance社の代表取締役会長となります。理想のランニングシューズを実現するために、自ら走ることで開発に従事したジェームスは、独創的なシューズコンセプト「インステップレーシング」を確立。1970年代後半には、それを具現化したシューズを発表。当時のランナーから絶大な支持を獲得します。以降、先人達の築き上げてきた伝統を守りながらも、近代的なテクノロジーを集結し、よりよいフィット性を追求するシューズ生産をnew balance社は行っています。その機能性を優先した姿勢は、非常に高い評価を獲得しています。
ニューバランス各モデルの違いは?(ニューバランス 996と574)
ニューバランス主な違いです。
ニューバランスは主にアルファベットと型番でモデルを識別しています。
今回のテーマである「996」と「574」にも型番前にアルファベットが付きます。
またナイキやアディダスのようにモデル名や略称もないのが、他メーカーとの大きな違いでしょう。
アルファベット一覧です。
アルファベットの違いは以下のようになります。
かなり沢山の種類があります。
「M」→ 正規のラインです。製造国はUSAまたはUKです。
「CM」→ Mの廉価版ですね。製造国は中国やベトナム、東南アジアです。
「UK」→ そのままです。イングランド企画での製造
「J」→ こちらもそのままですね。日本での企画になります。
「MR」→ 男性ランニング用です。
「WR」→ 女性ランニング用です。
「MT」→ 男性トレイル用です。
「WT」→ 女性トレイル用です。
「MO」→ 男性アウトドア用です。
「WO」→ 女性アウトドア用です。
「MW」→ 男性ウォーキング用です。
「WW」→ 女性ウォーキング用です。
「MX」→ 男性クロストレーニング用です。
「WX」→ 女性クロストレーニング用です。
「KJ」→ 子供ランニング用です。
「KV」→ 子供ランニング用(マジックテープ仕立て)です。
「KT」→ 子供テニス用です。
「RC」→ 競技用です。
型番の一覧です。
ここからは型番の一覧です。最近ではハイテクノロジーの2000番台などもありますが、代表的な型番でまとめました。
「300番台」
ランニングやウォーキングのエントリーモデル。300番代は比較的安く、5000円〜のモデルもあります。最近ではテニススニーカーブームでセレクトショップなどでも復刻モデルが発売されています。ニューバランスの安価なモデルを探している人にはおすすめです。
「400番台」
ランニングシューズがメインのナローなスタイリッシュデザインが多いです。ランニングシューズ用のソールを採用しているので、本格的なマラソンなどには向いているかもです。
コアなニューバランスファンは400番台のビンテージを探したりしてます。
「500番台」
ニューバランスといえば500番台なイメージは多いかなと。
もともとはオフロードでの走行に対応したM575からこの500番台はスタートしました。その後、有名なM576が人気に火をつけ若者を中心にブレイク。ごつめのソールに丸いシルエットが特徴です。ニューバランスの入門的モデルとしてもおすすめです。
「900番台」
1982年に発売された元祖ハイテクノロジーライン。現在ではこの900番台をベースとした2000番台や3000番台などもあります。当時の一般的なランニングシューズとしては高価でしたがニューバランスのユーザーから高い支持を受け、現在ではニューバランスの代表ラインとなっています。
990から始まり、996や998などの型番はシルエットも細く時代を超えて人気です。もちろん履き心地もバツグンです。
「1000番台」
ニューバランスの最高峰であるフラッグシップモデル。特に1985年のM1300は発売当時からその高価な価格も話題になりました。1000番台は時代を超えニューバランスの象徴として展開されてきたラインです。また1500以降はNマークも小さくなり、900番台と並ぶハイテクラインとなっていきます。やはり1000番台を語る上でM1300は重要なモデルですね。スニーカー界のロールスロイスとまで言わせた1300は、あのラルフローレンが愛用した事でも有名です。また現在は5年ごとに復刻モデルが発売されていますが、常に入手困難ですぐにプレミア価格になる事でも有名です。
ニューバランスが選ばれる理由。他メーカーとの違い(ニューバランス 996と574)
ここまでニューバランスの型番や種類についてお伝えしてきました。ではニューバランスと他のメーカーとの違いはどういったものなのか?についてお伝えしていきます。
分かりやすいブランドデザイン
ナイキのスウォッシュ、アディダスのスリーストライプ、コンバースのスターマークなどなど。スポーツブランドのスニーカーにはブランドを象徴するキャッチーなデザインが欠かせません。ニューバランスのNマークもそれに当てはまる事ではあるのですが、他メーカーとの大きな違いはブランドロゴに一貫性を持っているところかと思われます。この一貫性は他メーカーとの差別化に大きく繋がる事になります。その点を見てみるとNマークは非常に訴求力が高く、シンプルイズベストなロゴデザインに思われます。またニューバランスは機能性も高く評価されています。しかし機能性だけが重視されるのであればスニーカーそのものにデザインは必要ありません。ニューバランスは機能性にプラスαのわかりやすいデザインが支持されているのではないでしょうか。
バリエーション豊富な価格帯
ニューバランスは近年、セレクトショップやスポーツショップを中心に人気を集めてきました。発売当時に人気を集めていた1300や993はいずれも2万円〜3万円を超えていた為、スニーカーとしてはなかなかの高額で、ファッション好きやスニーカーマニア以外にはなかなか手の届きにくい存在でした。しかし、ファッション好きやスニーカーマニアの一部に指示されていたニューバランスが本格的に人気を博し、一般層までに幅広く拡大されていった要因は「576」の廉価版になる「574」の発売が大きな転換期となったのではないでしょうか。ちなみにこちらの「574」に関しては、後にじっくりとお伝えしていきます。
本題に戻りますが、定価が8000円〜9000円台のこの「574」は日本の大手セレクトショップだけではなく、ABCマートを始めとする量販スニーカーショップなどでも広く取り扱われるようになり、900番台や1000番台と一緒にお店に並んだことから、高価格から低価格のレンジの広さを分かりやすくユーザーに伝え、購入層を広げていったものと思われます。
ニューバランスのサイズ感。他メーカーとの違い(ニューバランス 996と574)
サイズはどんなものか?
ニューバランスのスニーカーはサイズの大きい小さいが比較的少なく、またナイキのように全対的に小さいサイズで統一されていないのが他メーカーとの大きな違いといえます。よって基本的には一般的なサイズを選んで頂いて問題ありません。しかしモデルによってはサイズ感も様々となっており、その人の足の形に合わせて選べるのも特徴といえるでしょう。ではどのようなサイズイメージを持って選んだらよいのか?以下の項目を参考にしてみて下さい。
【サイズ換算】
(MEN’Sサイズ)※USA=日本サイズ
「6」24cm 「6.5」24.5cm
「7」25cm 「7.5」25.5cm 「8」26cm「8.5」26.5cm「9」27cm「9.5」27.5cm「10」28cm 「10.5」28.5cm「11」29cm
(WOMEN’Sサイズ)※USA=日本サイズ
「5」22cm「5.5」22.5cm「6」23cm「6.5」24cm「7」25cm「7.5」25.5cm「8」26cm
以上はあくまでも目安になりますのでご注意下さい。またニューバランスは幅を選ぶ事も可能です。いわゆるワイズと呼ばれる一覧がこちらになります。
【ワイズ】
「Dワイズ」やや狭い
「EE ワイズ」普通
「4E ワイズ」幅広
「G ワイズ」かなり幅広
個人的にはニューバランスといえばDワイズのイメージがあります。もともとのシルエットがボテっとしているので、細めなワイズで履ける方にはDワイズがスッキリしていておすすめです。
ニューバランスの特徴(ニューバランス 996と574)
ソールに特徴があります。
ニューバランスの特徴でよく挙げられる履き心地や軽さなどはもちろん大事なのですが、やはり1番は独自に開発されたソールではないでしょうか。またモデルによって搭載するソールが違うのも特徴的です。
以下で簡単にソールの種類をまとめましたのでご覧下さい。
「ENCAP」
衝撃吸収性に優れ、EVA素材を頑丈なPU素材に封入した構造。ハイレベルの安定性とクッション性を実現しています。
「C-CAP」
EVA素材を圧縮成型しクッション性能の持続力を大幅に向上。軽量化を実現したライトウェイトタイプもシューズに応じて使用します。
「ABZORB」
着地時に足が受ける衝撃を確実に吸収すると同時にそのエネルギーをテイクオフ時にリターンする反発弾性も備えたクッショニング素材です。
この三種類のソールはやはり他メーカーにはない大きな特徴です。
996と574とは?(ニューバランス 996と574)
996とは?
996はニューバランス好きの方にも愛用者が多く、特にファッション関係の方から支持されている印象です。
996は9000円台〜20000円台と比較的プライスレンジも狭く、購入しやすいモデルです。
574とは?
574は一般的には576の廉価版に当たります。996同様プライスレンジも幅広いのが特徴ですが、カラーバリエーションも豊富で最近では、ニューバランスの入門モデルとしても人気を博しています。
996と574の歴史とデザイン(ニューバランス 996と574)
996の歴史とデザインです。
996は900番台の3代目としてリリースされました。
1982年に990が発売され、その後1986年に995が発売されています。996はその翌年に発売されました。当時のモデルとしては初のENCAPとC-CAPを同時に搭載したモデルとして注目を浴びました。
デザインの特徴として、996はソール上のカバーが斜めにカットされており、
ロゴのあるヒールカバーから「N」の文字の下までラインが施してあるなど
他のモデルよりも外観へのこだわりも強く打ち出していました。
また900番台は他モデルと違い細めのラストを使用。もちろん996も細めのラストを使用しています。
574の歴史とデザインです。
ニューバランス500番台の三代目としてリリースされた574。
1999年に発売されたため、996に比べ比較的新しいモデルです。
悪路でのランニング用途に開発された500番台。しかし574は前述にもあるように
576の廉価版として、タウンユースにより特化したモデルと言えます。
生産国もベトナムなどが多いためコスパにも優れたモデルですね。
人口スエードや人口レザーを用いているため、576との違いも明確です。
気軽に購入できる価格と多様なカラーや柄使いも、デザインとして魅力な点と言えます。
996と574の違い。(ニューバランス 996と574)
どんな違いがあるの??
「996」と「574」
ニューバランススニーカーの中でも人気モデルであり比較されやすい2モデルです。
簡単な説明ですがまずは見た目から。。。
「574」=ボテっとしたフォルム。
「996」=スッキリしたフォルム。
これが一番簡単な違いでしょう。
最初の見分け方としては全体のフォルムを見てもらえたら一目瞭然です。
また「574」は爪先の形が台形のようで「996」の爪先は細身となっています。
こちらも違いの一つです。
そして両モデルのスニーカーは高さが明らかに違う事。
ソールも「574」はオフロード仕様「996」はランニング仕様で平です。
よって「996」は普通の道路を走ったり歩いたりするのに適していて「574」は滑りにくく安定感に優れています。とはいっても「996」の履き心地が悪いということはありません。あくまでも違いというところです。
996と574が選ばれる理由。他モデルとの違い(ニューバランス 996と574)
996の選ばれる理由
996はニューバランスを代表するロングセラーモデルとして有名です。
初代の990よりも更にクッション性が向上しており、細身でスタイリッシュなデザインが選ばれる理由の一つです。またニューバランスファンによればコスパ的にも一足目に選ぶべきモデルに選出されています。
選ばれる理由は様々ですが、ニューバランスでこなれた感じを出すモデルとしても最適な一足です。
574の選ばれる理由
576の廉価版モデルである、574。やはり廉価版というだけ合ってか、選ばれる魅力はそのロープライスな点でしょう。また574は非常にカラバリが豊富。ベーシックな色より派手なカラーを選びたい方にはうってつけのモデル
996と574の種類(ニューバランス 996と574)
ここまで996と574の違いをお伝えしてきましたが、ここからは996と574の種類をいくつかみていきましょう。
996
上の画像はMRL996です。
ここでは主要3モデルを簡潔にまとめました。
【996】
MRL996(9,000円~16,000円)ニューバランスを代表する超ロングセラーモデル。
M996(20,000円~)定番モデルです。UKやUSAメイドが主です。
WR996(6,000円~12,000円)レディースモデル
574
上の画像はML574です。
こちらも簡潔に3モデルをまとめてみました。
【574】
M574(8,000~10,000円)M576の廉価版
ML574(12,000円〜)M574の進化版
アッパー素材の若干の工夫とミッドソールクッション素材が改良されてます。
WL574(7,000円〜)ML574のレディースモデル
996と574のカラー種類(ニューバランス 996と574)
996から!
ヌバック素材 スカイブルー
スエード素材 グレーカラー
スエード素材 ネイビー
左にみえるマルチカラーも良いです。
レザー素材 ネイビー 艶感が◎
スエード素材 グレーベージュ 定番カラーです。
スエード素材 グリーン ロゴがブラック
スエード素材 ブラックカラー
春らしいホワイトベースのカラーリング。
574です!
スエード素材にメッシュ仕様。
定番グレーです。
アメリカ国旗をイメージしたマルチカラー。
こちらも定番ネイビーです。
ダークネイビーとブラックの間のようなカラー。スタイリッシュに見えます。
グレーカラーに明るいグリーンが差し色になっています。
こんな柄物も574ならでは!
ネオンカラーが映えるスポーティなモデルです。
最後に(ニューバランス 996と574)
いかがでしたでしょうか?
996と574。どちらも良さがあるニューバランスを代表するモデルです。
どちらを購入するかで迷った時にはぜひこの記事を参考にしてみて下さい。