闘牛士が死亡。スペインの闘牛場で起こった事故動画とは?【閲覧注意】
スペインで行われる牛と闘牛士との熱い戦い。本来それはショーですので死亡事故は滅多に起こりませんでしたが・・・31年ぶりに闘牛士の死亡事故が起きてしまいました。スペインの文化ではありますが、その危険性と悲惨さ、動物愛護の観点が騒がれています!
目次
スペイン・闘牛の歴史
歴史は古く、古代ローマ帝国がスペインを制服する時、雄牛を生贄に捧げる儀式をしたことが闘牛の歴史の始まりと言われています。
歴史上の闘牛も、現在のように円形の闘技場で闘牛が行われていた証拠はありますが、どのような形式で闘牛が行われていたのか詳細は不明だそうですが、馬に乗った騎士達が槍などで牛を倒す催しとして開かれていたようです。
主催者は貴族でしたので、由緒正しい催しだったと言えますね。
伝説のスペイン闘牛士「フランシスコ・ロメロ」
現在の闘牛スタイルを作った闘牛士「フランシスコ・ロメロ」。
伝説の闘牛士である「フランシスコ・ロメロ」。
ロメロは騎馬で牛を倒すのではなく、より勇敢な姿勢を見せる為に馬に乗らず、闘牛場に自らの足で立ち、地上で牛と戦いはじめました伝説の闘牛士です。
現在のスタイルはロメロから始まったのですね。
日本の闘牛
沖縄で行われる闘牛の様子。
日本の闘牛は牛と牛を戦わせるスタイルです。
現在でも行われており、沖縄県や島根県や愛媛県などで見ることができます。
日本の闘牛もやはり由緒正しい発祥のようで、神事として行われていたようですね。
日本の闘牛は食肉用の牛を闘牛にしたりせず、もともと闘牛用として育てられていきます。
白熱!日本の闘牛動画
このように日本の闘牛は危険もなく、牛が死んだりすることのない、残酷さのない催しです。
これなら見ていて楽しいですし、純粋に盛り上がれますよね!!
死亡の危険性の対価は?スペイン闘牛士の給料
恐ろしい角とパワーを持った牛との超接近戦を闘牛場で繰り広げる、危険極まりない職業「闘牛士」その給料は・・・
闘牛士もピンキリの世界です。
一級闘牛士は一試合100万円くらいですが、試合数が少なければ当然稼げませんので、結構やめてしまうようです。
逆に人気のある人を集められる闘牛士の給料は高く、一流にあんると一試合で数千万円を稼ぐ闘牛士も。
しかしその給料も危険と隣り合わせのもの。ここからはその危険さをご紹介します。
死亡直前!闘牛の残酷さと大変さが分かる写真と動画まとめ
色々と危険すぎる写真です・・・。これを見て闘牛士になりたいと手をあげる人はいるのでしょうか・・・。闘牛場に立つだけでも嫌ですね・・・。
角がお腹に突き刺さっている写真。闘牛は闘牛士が戦う前にも何本も銛を刺しますので、闘うときには既に牛は血だらけで必死。ですからもう、闘牛士とは完全に死闘の覚悟なのです。顔面からその怖さが伝わってきます・・・。
角がお尻に突き刺さる写真。画像で見ると面白いですが・・・闘牛士からすれば笑ってられない事態です。
顔面に刺さってしまった恐ろしい画像。しかしこの方はこの後も生きてました。
再びお尻に突き刺さる写真。闘牛はお尻が好きなのでしょうか・・・。牛に剣が刺さっているのも改めて残酷だと思わされますよね。
死亡ギリギリの危険シーンがまとめられた動画・・・顔面粉砕!
先ほど出ました画像の動画バージョンもあります。一瞬のうちに顔面が粉砕されたのですね・・・。
牛の体重は500kgにもなりますので、そのパワーは恐ろしいものです。
様々なシーンが収録されていますが、どのシーンも残酷です。
法律でスペインでの闘牛が禁止に!伝統のショーにも最後が
闘牛士が死亡。最後の瞬間動画
29歳の闘牛士だったビクトル・バリオさん。
大きな事故はあるものの、一攫千金もある闘牛士の世界に入ったが、まさかこれが最後になるとは思わなかったでしょう・・・。
胸を突かれ、肺や心臓に大ダメージを負っていましたので、最後の瞬間までとても苦しそうだったと言われています。
闘牛での死亡事故は1985年のホセ・クベロ以来31年ぶりのことでしたが、これを機に動物愛護団体の活動がヒートアップしました。
闘牛だけじゃない!牛追い祭りにも非難殺到
実はスペイン人、特に若い人は闘牛が嫌いな人がかなり多いそうです。
先述いたしましたが、闘牛士が戦い始める前に、事前に沢山の銛を牛に突き刺し、弱らせてから闘牛士との戦いが始まります。
その光景はとても残酷で、多人数で銛を刺して弱らせるシーンは弱いものいじめにしか見えないようです。
日本人はやさしい人も多いですので、日本人にはかなりキツイらしいです。
牛追い祭りでも死者が出ており、抗議は最後の局面まで達し、遂に法律で禁止されるに至りました。
スペインに旅行に行く日本人は、闘牛を結構楽しみにしている人も多いですが、いざ見てみると後悔する人も結構多いと言われていますので、これはこれでよかったのかもしれません。
まとめ~スペインと闘牛士と動物愛護~
今回の闘牛まとめはいかがでしたでしょうか。
悲しい事件が起こり、現在闘牛は禁止となりましたが、個人的には良かったように思います。
牛を最後は一撃で仕留める、という設定なのですが、下手に剣が刺さると何度も刺さなければいけませんし、その間とても牛は苦しみますし、残酷な殺し方となります。
動物愛護団体に対する言い分としては「最後はちゃんと食べる」ということなのだそうですが、闘牛はあまり美味しくないらしく、食べきらないことがあるそうです。
そして危険は闘牛士のみならず、闘牛が観客席に入ってきて暴れることもあります。
そういった様々な点を考慮すると、やはり闘牛は禁止されて良かったと思えます。
一度スペインで見てみたかったという日本人の方は残念かもしれませんが、動画は沢山残ってますのでチェックしてみてくださいね!