松永太死刑囚がサイコパスになった理由、生い立ちがヤバすぎる【北九州監禁殺人事件】
北九州監禁殺人事件をご存知でしょうか?人を支配し、殺人をさせるという珍しい事件でしたが、松永太死刑囚はなぜサイコパスになったのか?それは生い立ちを追うと分かるようです。今回はそんな松永太死刑囚の生い立ちを追って、サイコパスになった理由をまとめます!
目次
松永太死刑囚が起こした衝撃の北九州監禁事件とは?
天才的ペテン師、松永太死刑囚によって起きた、親族を巻き込む、日本の凶悪犯罪歴史に残る事件が北九州監禁事件です。
松永太死刑囚がサイコパスになった生い立ちをまとめる前に、まずは北九州監禁殺人事件のおさらいをしましょう。
北九州監禁殺人事件は、北九州市の小倉北区という場所にあるアパートの一室で起きた事件。
加害者は松永太。
後述する緒方純子が実際に殺人を行っていますが、松永太によるマインドコントロールを受けており、緒方純子は被害者と言えます。
松永太によるマインドコントロールはかなり上手く行われており、画像に載っている被害者達は完全に松永太の手のひらで転がされました。
暴行や拷問を繰り返し、被害者達は一家であるにも関わらず拷問を避ける為に家族を裏切り密告するようになるなど、悲惨な状態が作られた事件です。
拷問方法は、食事の制限やトイレの制限、睡眠に布団を使わせない、クリップを体につけさせてスタンガンで通電するといったものがあり、かなりひどいものでした。
通電は想像以上に酷い拷問で、ショック死した被害者もいました。
また、陰部への通電も行われていたということで、松本太のサイコパスさがよく分かります。
こうしたひどい状況が続き、精神的におかしくなってしまった被害者(静海さん)もおり、「あー」「うー」しか言わなくなった者もいました。
また、被害者男性(主也さん)が妻である被害者女性(理恵子さん)を殺すといった状況も作られ、被害者男性は自分の妻を殺した事により泣いたそうです。
その内、主也さんは衰弱死、彩ちゃんと優貴くんもマインドコントロールされた被害者によって殺され、緒方一家は全員亡くなってしまいます。
松永太死刑囚の生い立ちはかなりエリート的だった?
生い立ち①勉強しなくてもオール5だった小学生時代
松永太死刑囚は、小学生時代から天才性を発揮しており、何も勉強せずとも成績がオール5でした。
松永太死刑囚はのマインドコントロール力は、元々備わっていた能力のようです。
なぜなら、松永太死刑囚は幼い頃より頭がよく、勉強しなくても成績がトップクラスの優秀な子供だったからです。
口達者で、自分を大きく見せ、自慢ばかりするような子供だったようですね。
生い立ち②中学校でもその能力を発揮する
中学校では、一年生の時に三年生を差し置いて弁論大会で優勝。トーク力が高かったことが分かります。
中学校に入っても頭の良さは維持されており、弁論大会では一年生で優勝。
このトーク力が北九州殺人事件を起こしたと言えますね。
また、部活動では部長を勤めていた松永太死刑囚。
マインドコントロール化に置きたい、人を支配したい、従わせたいといった感情はこの頃からあったようです。
生い立ち③家出少女を自宅に入れて退学になった高校時代
高校時代は輝かしい生活にはなりませんでした。
高校に進学した松永太死刑囚ですが、退学処分を受けてしまいます。
理由は、家出少女を家に招き、不純異性交遊をしていたからです。
普通の高校生であればしないような行動を、高校生時代に行っていた松永太死刑囚。
もうこの頃には犯罪を犯す手前まで、サイコパス度合いが進行していたようですね。
生い立ち④19歳で結婚、20歳で子供をうける
19歳で結婚し、20歳で子供をさずかる松永太死刑囚。日本的には早い結婚でした。
後に離婚することとなりますが、松永太死刑囚は早くも結婚します。
そして子供も次の年に生まれました。
子供達は現在も生きているので、子供達へは殺人の欲求が向かなかったようですね。
ここまでが生い立ちですが、両親から虐待を受けていたということもなく、元々のサイコパス気質を持っていたようです。
両親もとても心配だったかもしれませんね。
松永太死刑囚は大人になってからサイコパスさを強く発揮
会社を設立し、詐欺を繰り返した松永太死刑囚
会社を設立するも、詐欺を繰り返す危ない会社を作ってしまった松永太死刑囚。
松永太死刑囚が本格的に犯罪に手を出し始めたのは大人になってから。
生い立ちの頃はまだ片鱗が見えていただけで、実際に捕まるようなことはありませんでした。
両親の家業を継いだ松永太死刑囚は、家業を布団販売業に転換させ、株式会社にします。
そして、従業員に対し暴力、通電、脅し、罰金といった方法で恐怖を覚えさせ、詐欺商法をさせて儲けます。
この時既に、マインドコントロール術を身につけていたのですね。
とても金銭欲が強かった松永太死刑囚
松永太死刑囚はかなり強い金銭欲がありました。そういった強い欲望が、事件の引き金になった部分もあるでしょう。
松永太死刑囚は、見た目には分からないものの、内面はかなり金銭欲が強かった様子です。
それはもはや、異常と呼べるレベルだったようですね。
他人からお金を奪うことへの罪悪感もなく、約一億円近いお金を奪ったと推測されています。
松永太死刑囚の人物像がかなりサイコパス
冷酷で残虐なサイコパスだった
松永太死刑囚はかなり冷酷で残虐なサイコパスだったことが分かります。そうでないとあんな凄惨な事件を起こせませんよね。
松永太死刑囚は、話術が巧みでしたので、女性から好かれていました。
見た目も爽やかで、礼儀正しく愛想も良かったのです。
ですが、猜疑心や嫉妬心がとても強く、異常な程に執念深い性格。
また、自分の経歴をよく偽っており、東大卒である、京大卒である、実家が当主などなど、好かれる為に沢山噓をついていました。
事件を起こした一番の問題点は、支配欲でしょう。
支配欲が尋常ではない程強く、また人の痛みがよく分からないサイコパスさを持っていた松永太死刑囚。
とても冷酷で残虐な人間性でした。
支配しないと気が済まない、奴隷にしても心が痛まない
普通の人は、人に酷いことをすれば心が痛みます。ですが、松永太死刑囚は心が痛まないどころか、酷いことをしないと気が済まないようですね。
松永太死刑囚にとって、支配するということは当たり前のこと。
そうじゃないと気が済まないのです。
サイコパスな人からすれば、普通の人の感覚というものは理解出来ないもの。
奴隷にしても心が痛まないサイコパスさを、普通の人が理解出来ないように、松永太死刑囚は普通の人の感覚が分からなかったようですね。
千原ジュニアが驚いた!松永太死刑囚のトーク力
千原ジュニアさんは、松永太死刑囚の裁判を傍聴した際、松永太死刑囚のトーク力に驚きました。
大人気お笑い芸人である千原ジュニアさんは、松永太死刑囚の裁判を傍聴しました。
その際、松永太死刑囚のトーク力に驚きました。
松永太死刑囚は裁判中もおもしろおかしい事を言ったりなど、かなり変な精神力を持っていたようですね。
サイコパス松永太死刑囚に巻き込まれた緒方純子
卒業アルバムから見つけられた緒方純子
高校時代の同級生だったので、卒業アルバムに名前と電話番号があったことが、緒方純子さんの人生を変えてしまいました。
北九州監禁殺人事件の重要な人物である緒方純子さん。
松永太死刑囚は卒業アルバムに書いてある電話番号に片っ端からかけていき、緒方純子さんと連絡を取り合いました。
そして何回か会う内に交際することとなります。
この時、緒方純子さんは初めてセックスをする相手だったようですね。
しかし、この時松永太死刑囚はまだ結婚していましたので不倫関係だったのです。
そんな不倫関係に後ろめたさを感じつつも、緒方純子さんはのめり込んでしまいます。
奴隷化した緒方純子
松永太死刑囚の内縁の妻となりましたが、DVを受け、緒方純子さんは奴隷状態になってしまいました。
不倫だった時から、松永太死刑囚は緒方純子さんに暴力をふるっていました。
緒方純子さんの体には「太」と書いた刺青があり、右胸にはタバコの焼印があります。
こんなひどい仕打ちを受けても付き合い続けるなんて、かなり巧妙なマインドコントロールがあったのでしょうね。
緒方純子さんは現在も生きており、事件について語ってくれています。
松永太と緒方純子の子供のその後は?
名前を変えて生活している子供達
松永太死刑囚の子供達は現在、名前を変えて生活をしています。テレビに出た息子もいます。
松永太死刑囚の子供の現在年齢は、上から36歳、24歳、20歳と言われています。
もう大人ですね。
子供達の内二人は、事件当時も松永太死刑囚と一緒に暮らしていたので、事件を間近に見ていました。
テレビに出た松永太死刑囚の息子は、食パン一枚で一日を暮らせと言われたり、ずっとカメラで監視されたり、学校に行かせてもらえなかったり、通電の拷問を受けたりしたと、テレビで語りました。
現在は北九州市内で会社勤めをしているということです。
若かった少女は元気に暮らしている様子
監禁されていた当時若かった女性も、元気に暮らしているようです。色んな目標があるとのこと。
監禁されていた被害者の中に、とても若い(17~20)女性もいました。
最終的に殺されずに済んだ一人です。
女性は事件をひきずらず、目標を立て、色んな事をしていきたい旨を明かしました。
現在も無事に過ごしていることでしょう。
サイコパス松永太死刑囚は未だ死刑執行されていない
松永太死刑囚は未だ死刑執行されていません。判決が出てから死刑執行されるまで、長くかかることもあります。
松永太死刑囚の判決は当然死刑。
過去に類を見ない、凶悪犯罪でしたので、この判決が死刑でなければ法が疑われますね。
松永太死刑囚は死刑の判決を受けたものの、まだ死刑執行はされていません。
判決を出されても日本ではすぐに死刑執行になるわけではないのです。
判決を出されてから死刑執行にならないことは、死刑囚としては苦しいもの。
死刑執行は、当日の朝に知ることになるので、いつ死刑執行されるか、毎日冷や冷やしながら過ごさなければいけないのです。
判決を出したあとすぐに死刑執行されない日本のシステムは、死刑囚にとって結構怖いシステムかもしれませんね。
松永太死刑囚についてのTwitterの反応
生い立ちでは語れないサイコパス加減
松永太があれだけの残虐性を持っているのは、快楽殺人犯ではなく良心を持たないからだが、90年代まで広く言われていた「殺人犯は虐待された経験を持ち、劣悪な環境で愛情ではなく暴力を学んで育った。」と言う通説が真っ向から否定される生い立ちですね…。
— うたがわ百々 (@Nana01sp) June 18, 2016
マインドコントロールを駆使して、日本の犯罪の歴史に名を刻んだ松永太死刑囚。
こういった凶悪犯罪をする犯罪者は、生い立ちに両親からの虐待があったりするケースが多いのですが、松永太死刑囚はそれにあたりませんでした。
元々のサイコパスは存在するようですね。
サイコパス松永太の生い立ちが知りたい人は多い
先日の判決を受けて、豊田正義さんの『消された一家 北九州・連続監禁殺人事件/新潮文庫』を読む。一気読み。怖すぎる。最後まで主犯の松永太死刑囚の人格が分からなかった。生い立ちを知りたい。でも、生い立ちに説明を求めるのは無理があるのかなあ。
— 彩瀬まる (@maru_ayase) January 7, 2012
今回、松永太死刑囚の生い立ちをまとめましたが、特に両親からの影響でサイコパスになったということは無さそうでした。
つまり、そもそも松永太死刑囚はサイコパスだったのです。
全てを生い立ちで説明するのは難しいようですね。
それでも、生い立ちに何かあるのではと、知りたがっている人は多いようです。
常人にはサイコパスは理解出来ないのかも?
@Signals514 角田美代子や、松永太(北九州一家惨殺事件の)みたいな人間がどんな生い立ちでこんな悪魔と言っても言い足りない所業をするんだろうね…警察の対応にも怒りを覚える。救いが何も無いよ。高村さんが何らかの形で執筆して欲しいです。
— ばむせ🐷こんな人 (@shemebamuse) June 9, 2013
日本では数々の凶悪犯罪が起きてきましたが、どの事件も普通の人の理解の範疇を超えるものばかり。
日本人は特に、犯罪をしにくい人達なので、余計に理解しかねますね。
松永太死刑囚の息子を社会がサイコパスにさせようとしている?
松永太死刑囚の息子は、現在普通に暮らしています。
ですが、社会がそれを歪ませようとする部分があるのかもしれません。
両親がどうであれ、子供は子供。
普通に暮らしているのであれば、変な目で見ないようにしたいですね。
本物のサイコパスは悪気が無い
松永太は本物のサイコパスなんだな…
— Gakuちゃん (@gakuchan4709) October 22, 2017
面会した息子に一切謝罪せずに逆に減刑の署名頼むと理解の範疇越えてるわ#ザ・ノンフィクション
息子が明かした、松永太死刑囚のサイコパスさ。
死刑判決が出て本当に良かったと、胸をなでおろしたくなりますね。
死刑という制度には賛否両論がありますが、松永太死刑囚が通常の感覚をいつか持つという気がしない人がほとんどではないでしょうか?
また同じ犯罪を繰り返しそうで怖いですよね。
まとめ~生い立ちだけでは語れない~
松永太死刑囚の生い立ちは、かなりサイコパスらしさがありましたね。
今回の「松永太死刑囚がサイコパスになった理由、生い立ちがヤバすぎる【北九州監禁殺人事件】」はいかがでしたでしょうか?
松永太死刑囚の生い立ちは、両親からの虐待などもなく、ただ性格的にサイコパスさが見えていた程度でした。
表向きは愛想が良く礼儀正しかった松永太死刑囚ですから、両親も見抜けなかったかもしれませんね。
現在はまだ死刑執行がされていないということですが、時間の問題です。
良い顔をしていてもサイコパスの可能性もありますので、周囲の人がそんな傾向を表していないか、気を張ってもいいのかもしれません。