生挿入は本当に気持ちいいのか・なりやすいシチュエーション

今回の記事は、生挿入のメリット・デメリットについて考えてみました。普段は触れにくい性の話題ですが、この機会にパートナーと話し合いを持ってみてはいかがでしょう。人には聞けないあれこれが詰め込まれた一本です。ぜひお読みください。

生挿入は本当に気持ちいいのか・なりやすいシチュエーションのイメージ

目次

  1. 1生挿入は本当に気持ちいいのか
  2. 2生挿入するメリット・デメリット
  3. 3生挿入になりやすいシチュエーション
  4. 4生挿入を防ぐには
  5. 5望まない生挿入への対策
  6. 6信頼できるパートナーと楽しもう

生挿入は本当に気持ちいいのか

一度でもセックスをしたことがある人なら、生挿入というのは誰もが興味を持つ行為でしょう。この場合の生挿入とは、コンドームの隔たりを無しに女性器に男性器を挿入することを指します。

ところで生挿入の気持ちよさについてですが、これには個人差があります。しかし、多くの場合、生挿入の方が気持ちが良いと感じるでしょう。

これには、水分量が関係しています。ゴムを使うことで、段々とお互いの水分が失われていくため、生挿入の方が気持ちいいと感じる人が多くなります。

このように、生挿入には気持ちが良いというメリットもありますが、気を付けないと思わぬリスクで大変な目に遭う場合があります。

そこで、次の章では生挿入のメリットデメリットについて考えていきます。

生挿入するメリット・デメリット

生挿入するメリット・デメリットとは何なのでしょう。ここでは、主なメリット・デメリットについて考えていきます。

デメリット:妊娠

まず一番に考えられるデメリットが妊娠でしょう。もちろん、妊娠を望む人は、生挿入で夜の営みを楽しんでください。

しかし、いくら生挿入が楽しくても、望まぬ妊娠は避けなくてはなりません。なぜなら、不利益を被るのは主に女性のみだからです。

どうしても生挿入で夜の営みを楽しみたいという女性は「低用量ピル」を飲むという方法があります。

低用量ピルは、婦人科で処方してもらえる薬で、もともとは生理不順などを止めるための薬です。しかし、同時に排卵も止まるので、妊娠しない体を作ることができます。

「低用量ピル」は薬ですので副作用があり、「低用量ピル」を飲むと血栓症のリスクが上がるといわれています。ですから、生挿入をしたいからと言って安易に「低用量ピル」に手を出すのはあまりお勧めしません。

デメリット:性病

先ほど、「低用量ピル」で妊娠が防げるという話をしましたが、「低用量ピル」でも防ぐことができないのが性病です。

ヘルペス・梅毒などいろいろなものがありますが、生挿入をすることで、これらのリスクは上がります。

もちろん、コンドームをつけることで、100%性病にならないと保証できるわけではありません。しかし、コンドームは性病の予防としてとても有効です。

もしも生挿入で夜の営みを楽しみたいのであれば、定期的に性病に関する検査を行う必要があります。また、不特定多数の人と性的接触を持った場合も注意が必要です。

パートナーや自分の身を守るためにも、不調を感じる前にきちんと確認しておくことが必要です。

デメリット:男性につける習慣が無くなる

仮にパートナーに「生挿入の方が気持ちいい」という刷り込みがついてしまった場合、そのパートナーはコンドーム付きの挿入では満足できない体になってしまいます。

そうすると、今後一切コンドームをつけてくれなくなる可能性もあります。それでは、後々困る可能性があります。

また、パートナーが変わった場合、認識に相違が出る場合があります。お互いの合意の上で行われる生挿入はよいですが、一方が不快な思いをする生挿入はいいことがありません。

ですから、あくまで生挿入はオプションという発想で楽しむことを強くお勧めします。

メリット:かかる費用が少ない

あくまで、コンドームと低用量ピルの値段を比較した場合の話になりますが、低用量ピルの方が安く済む可能性があります。

もちろん、夜の営みの頻度や低用量ピルを飲む機関によっても差がありますが、一日で何枚もコンドームを使用するような人でしたら、ピルの方が安いでしょう。

しかし、低用量ピルは女性側の体にかかる負担が大きく、体質的に薬が合わないという人もいます。パートナーときちんと相談して、お互いが納得する選択肢を選びましょう。

生挿入になりやすいシチュエーション

次に生挿入になりやすいシチュエーションについて考えていきます。あくまでなりやすいというだけで、本当に生挿入をする場合は双方の合意が必要不可欠です。

コンドームを持っていない場合

コンドームを持っていないままことに及ぼうとするなどマナー違反ですが、前戯が終了した段階でコンドームを持っていない場合、生挿入してしまうケースが多いでしょう。

前戯が終わった段階で、男性も女性ももう挿入する準備が整っているでしょうから、そこで、コンドームを買いにいこうとはならないのが現状です。

ですから、前戯が始まる前に、コンドームを持っている状態かを確認しておくべきです。また、男性側にコンドームを任せるのではなく、女性側も自分で用意して男性につけてもらうくらいの用意が必要です。

一日に複数回している場合

ついつい気が緩んでしまうのが一日で複数回した後にするセックスの時です。そもそも、既に複数枚コンドームを使用していて、これ以上使用するのはもったいないと考える人もいるでしょう。

また、何回もだしているうちに薄くなったという錯覚に陥る人もいるでしょう。しかし、油断は禁物です。

まったく精子が含まれない精液は何らかの病気にかかっていない限りありませんし、何度もした後でも、妊娠の可能性は十分にあります。

複数回遊んだ後だからといって、生挿入するのはお勧めできません。

生挿入を防ぐには

メリットの割に、デメリットとリスクが多いのが生挿入の特徴です。では、望まない生挿入を防ぐためにはどのような対策を講じればよいのでしょうか。

女性がコンドームを持つ

コンドームは、男性のみが持つべきものではありません。パートナーとの性行為を望む女性なら、本来誰もが持つべきものです。

ですから、女性側もコンドームを用意し、男性側に「つけてほしい」とお願いすることが、生挿入を防ぐ第一歩です。

それでも生挿入をされてしまった場合、そのパートナーとは縁を切りましょう。次はお願いを聞いてくれるという淡い期待は必ず裏切られます。

傷つかないためにも、自分の身は自分で守るという姿勢が大切です。

望まない生挿入への対策

望まない生挿入に良いことなど一つもありません。性病がうつってしまったり、望まぬ子を妊娠させられてしまったり、下手をすれば人生が狂うこともあり得ます。

そうした悲しい事態に陥らないためにも、前述したような事前の対策は大切です。しかし、どうしても望まない生挿入をされてしまった場合、取れる対策があります。

レイプなどの場合

レイプをされてしまっている最中は、まず、命の安全を確保しましょう。また、レイプをされてしまった後は自分の身を守りましょう。

まず、生挿入をされた場合は、体液が体に付着していますので、そのまま警察に駆け込むことをお勧めします。

残った体液を警察に証拠として提出すれば、犯人を見つける手掛かりにもなります。

緊急避妊用ピル

体内に射精されてすぐの段階でのみ飲むことができる緊急避妊用ピルというものがあります。体内に精液を出されてしまった後に取ることができる唯一の対策です。

婦人科で処方してもらうことができますが、とにかく素早く飲むことが大切な薬なので、恥ずかしがらずにすぐに処方してもらってください。

手遅れになると、最悪妊娠してしまうこともありますから、早め早めの対処が必要です。

信頼できるパートナーと楽しもう

生挿入にはメリットとデメリットがあります。もちろん生挿入の方が楽しいという方もいるでしょう。

しかし、生挿入にはリスクが大きいのも事実です。そのため、どんな場合でも、自分の身は自分で守るという心構えが大切です。

また、信頼できるパートナーとのみ性行為を行うことも自分の身を守るために必要なプロセスです。まずは、お互いの気持ちをぶつけ合い、意見のすり合わせを行いましょう。

避妊や性病のことをどちらか一方の話題と捉えず、お互いの共通の話題として共通の理解を持ち、行為を楽しめるようなパートナーを持つことが生挿入を楽しむ第一歩でもあるでしょう。

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