2018年06月04日公開
2019年11月17日更新
パターンブロックのおすすめ人気7選!年齢別の効果的な遊び方とは?
パターンブロックって名前は知らない方も多いようですが、ひと目見れば「あのおもちゃか~」とわかると思います。小学校の頃に算数のお道具箱にあった方もいるかもしれません。今回はおすすめのパターンブロックの種類や遊び方、タスクカードの使い方を詳しく見ていきましょう。
パターンブロックの選び方
パターンブロックはどんなものなのでしょう?少しでも詳しく知っておくと選び方も違ってきます。
パターンブロックの面白さを理解すると長く遊べる最高のおもちゃにできます。そして算数の知育効果も絶大な威力を発揮するパターンブロックです。その遊び方や使い方をマスターしてパターンブロックの世界を楽しんでください。
パターンブロックの特徴
◆パターンブロックは6種類の形があります。
◆パターンブロックのそれぞれ形は辺の長さが同じで、すべての角が30度の倍数でできています。
◆パターンブロックは形ごとに色が決まっています。
◆パターンブロックはどの形どの角を合わせても簡単に180度360度といった大きさの角を作れるように工夫されています。
パターンブロックは、このような特徴から様々な遊び方や使い方ができるおもちゃです。
子どもがパターンブロックで楽しく遊ぶと自然に図形に対する感覚が育まれる効果がでて、それによって子どもの想像力も豊かにする効果に繋がります。そしてパターンブロックは算数の図形の領域でも、子どもの算数の感覚を豊かに養う効果も出るという、おすすめのおもちゃなのです。
6種類の形が全部入ったものを選ぼう
パターンブロックのカラフルな魅力をおもちゃにした子どもは想像力を使って様々な使い方をはじめます。カラフルなパターンブロックが綺麗な模様になるのを発見すると、夢中になって模様を大きく作ります。(パターンブロックはすべての角が30度の倍数ですから、どの角を合わせても簡単に180度360度と図形を大きくできます。)
子どもは「なぜ大きな模様になるのか?」自然にパターンブロックの六つの形の不思議を発見していきます。その遊び方は想像力を養うと同時に算数の図形に対する感覚を自然につかみ取っていると言えるでしょう。
そのようにパターンブロックで子どもが夢中になって遊び、パターンブロックに算数の糧となる知育効果を発揮させるには基本の6種類の形が全部必要になるわけです。
パターンブロックの6つの形について
先にも述べましたが、パターンブロックは形ごとに色が分けられていて辺の長さが同じ、すべての角は30度の倍数です。パターンブロックの6種類の形を下記にご説明します。
1.正六角形・・・・等脚台形の二個分。ひし形三個分。正三角形6個分。になります。
2.台形(等脚台形)・台形とは向かい合った1組の辺が平行な四角形。台形のうち平行になっている辺の両はしの角度が等しいもの。平行でない2辺の長さは等しく2本の対角線の長さも等しい。
3.正方形・・・・・4つの辺と4つの角がそれぞれ等しい四角形。
4.正三角形・・・・3辺の長さが同じ三角形。
5.ひし形(60度/120度)・4つの辺の長さの等しい四角形。
6.ひし形(30度/150度)
なんだか、算数の教科書みたいになってしまいました。でも算数に効果がありそうなことは感じていただけると思います。
子どもはパターンブロックをおもちゃにして「形」を感覚で理解します。触るだけの使い方でも、とんがってるとか、丸いとか、回しても同じ形があるとかです。次の使い方は「合わせたらどんな形になるかな?」「あ!同じ形になった!」と発見します。そしてパターンブロックを重ねる遊び方で「この形の中に、この色の形が二つある!」とパターンブロックをおもちゃにしながら、図形の名前がわからない子どもでも色で形を分けたり合わせたり、並べたりして様々な使い方の中から自分なりの遊び方を始めます。
このようにパターンブロックをおもちゃにして様々な使い方・遊び方で想像力を育むと同時に、パターンブロックが算数の知育効果を高める為にも基本の6種類の形が全部あるものをおすすめします。
パターンブロックの紹介動画です。参考にどうぞ。
素材で選ぼう
パターンブロックの素材は「木のおもちゃ」「プラスチックのおもちゃ」「マグネット付きのおもちゃ」とだいたい三種類あります。ご家庭に合わせた素材を選んでより楽しい使い方で遊びましょう。
木のパターンブロックのおもちゃは高額にはなりますが、子どもの手にすっぽりハマる大きさのパターンブロックなので、やはり手触りと安定感(敷き詰めた遊び方でもずれにくい)でおすすめです。
また積み木のような使い方もできますから、積み木と一緒に遊べば図形領域において空間に強くなる相乗効果も狙える遊び方ができるところもおすすめです。
プラスチックのおもちゃの良さは野外やお風呂場で遊べる使い方もでき、なんといってもリーズナブルなところがおすすめでしょう。
◆◆「積み木のおすすめ人気商品15選!知育効果や選び方など徹底解説!」◆◆
上記のページに積み木について記載されております。よろしければ参考にご覧ください。
木のパターンブロックと積み木で遊ぶ
パターンブロックと積み木で「ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家」を積み上げてしまうなんて凄いですね!白木の積み木にカラフルなパターンブロックがとても素敵です。親子の会話も弾みますね。
赤い積み木と赤いパターンブロックは火事を表現しているようですね。「きんきゅーじたいはっしぇー」緊急車両が集まってウーウー消防車が出動させて火を消している想像力は逞しい男の子ならではですね。
積み上げまくってますね!パターンブロックを2つ重ねて2cm積み木が4センチだそうです。それは積み上げまくれちゃいますね。想像力も上がりまくりで後ろには電車も走って楽しそうです。
マグネットのパターンブロックで遊ぶ
パターンブロックのマグネット付きのおもちゃは冷蔵庫の扉やドアなどに張り付けて絵を描くようにパターンが組め、ずれないところがおすすめです。100均などで売っているマグネット版を切って手作りされる方もいます。
ホワイトボードに表現されているのは海かな?と思ってしまいましたが、「地下鉄」だそうです。やっぱり電車好きの男の子は電車なのですね。
冷蔵庫に作成された木と木の葉っぱを食べる犬との事です。
マグネットのパターンブロックですね。筆者は20年ほど前にこのタイプのパターンブロックをセットで持っておりましたが、ボードに張り付けると剥がすのに苦労して角が欠けたり折れたりした経験があります。子どもが遊ぶ事を考えるとマグネット式ならば厚さがあるものがおすすめです。
タスクカード付きもおすすめ
パターンブロックのみのセットと、タスクカード付きのセットがあります。
最初に揃える方にはタスクカード付きがおすすめです。
タスクカード付きのセットは基本となるパターンブロックの使い方や遊び方も理解しやすくなっています。何よりも子どもが見て喜ぶ簡単な図柄(お花や動物など)のカードが入っているのでパターンブロックで遊ぶきっかけに最適かなと思います。
パターンブロックのおすすめ人気商品7選
お受験対策、塾や私学の算数の授業で使うおすすめのセット。
お受験対策のお教室の宿題や私学の算数に使われるので人気があるセットです。
分数や図形が苦手なお子様にも効果があるのでおすすめです。
五歳くらいのお子さんは夢中でパターンブロックを使って何かの形を表現したり模様を作る遊び方で想像力を発揮するところもおすすめです。
タスクカード付きなので、パターンブロックをはじめて買う方にもおすすめです。
(木製)1辺約2.5cm/(厚さ)1cm
オールカラーのタスクカードが嬉しいセット
東洋館出版社オリジナル商品です。大型の本屋さんなどで見かけたことがあるのではないでしょうか?パターンブロックの楽しみ方が詳しく説明された一冊とオールカラのタスクカードが付いているので、開けたその場でパターンブロックをおもちゃにして遊べます。最初のセットにもおすすめです。
(木製)1辺約2.5cm/(厚さ)1cm
パターンブロック+の説明動画です。
もっとたくさんのパターンブロックで遊びたい時におすすめ!
「もっともっと」とパターンブロックが足りなくてねだられたら思い切って250ピースをおすすめします。イベント会場などでパターンブロックをおもちゃにして夢中になって遊ぶお子さんや普段から積み木が大好きなお子様にもおすすめです。タスクカードは単品で購入になりますが、150ピースでは足りなそうだったら最初から思い切って250ピースをおすすめします。
ステンドグラスみたいなパターンブロック
半透明のパターンブロックは子どもの表現力を広げます。クリスタルの輝きは窓にしたり、木漏れ日になったり、水や宇宙になったりします。普段遊んでいるパターンブロックが足りなくて付け足したい時にもおすすめです。
リハビリや高齢者施設でも使われています。
指先の動きを良くして、頭をつかうパターンブロックはリハビリや高齢者にもおすすめです。このセットはコンパクトで木の板がカラータスクカードになっているので紙の上でパターンブロックを置くより落としにくい状態で遊べるところがおすすめです。遊ぶ時には敷き詰めタイムを競ったりもできますね。
発色が綺麗で高品質が人気のドイツメーカーのパターンブロック
箱は長持ちできるとは言えませんが、色鮮やかで高品質なところが人気でおすすめのパターンブロックです。パターンブロックの数も250ピースで兄弟、姉妹で一緒に遊ぶのに最適です。ガイドブック付きなので初めての方にもおすすめです。保育園・幼稚園でも使われているので、長持ちすることも期待できます。
(木製)1辺約2.5cm/(厚さ)1cm
学校で教材にされているプラスチックのパターンブロック
プラスチック製のパターンブロックは、学校の教材にされている事が多いようです。落としたり汚したりしても強度があるので消毒することもできます。軽いので移動も楽。値段もリーズナブルなのでお試しに購入される方・数を増やしたい方におすすめです。
(正方形の一辺)2.54cm/(厚さ)0.5cm
パターンブロックのタスクカードのおすすめ3選
パターンブロックで遊んでいると、いろいろなタスクカードが欲しくなる事でしょう。参考に人気のタスクカードを3選してご紹介します。
構成力をのばすパターンブロックタスクカード
パターンブロックを買ったらあると嬉しいタスクカードです。より表現力を広げたい頃に構成力を伸ばせるタスクカードの遊び方をすると子どものやる気がグンと上がりますからおすすめです。切り離して使えて難易度別になっているのでわかりやすく、家族でもパターンブロックを楽しめる遊び方もできるおすすめのタスクカードです。
「構成力をのばすパターンブロックタスクカード」の内容がすべて確認できる動画です。
パターンブロックタスクカード基本50選
想像力が広がる図案がたくさんあるタスクカードなのでおすすめです。このタスクカードを使って図形を作る遊び方で自然に図形の感覚も身に付けられると思います。パズル感覚で「もっといろいろ作ってみたい!」「ほかにはどんなかたちができるの?」と子どもに聞かれて想像力が追い付けず困った時の大人に特におすすめです!!
パターンブロックで創る楽しい算数授業
パターンブロックの魅力と六つの形に秘められた不思議を使って、子どもに学ぶ喜びを伝えるために作られた本です。本書は、パターンブロックを活用した授業を行うための基本的な考え方から、各学年における具体的な活動、教師の支援を詳述されていますが、パターンブロックを使って親御さんが算数の苦手なお子様に効果的に算数を教えるヒントもあると思います。もし分数や図形でつまずきそうになっている子どもがいるなら、参考にすることをおすすめします。
ボードでパターンブロックを教える時におすすめ(先生向け)
子どもたちが夢中になって「難しい!でも、もっと考えたい」と思ったり、「今の算数の授 業じゃなかったみたい!」と思ったりできる授業の為に、先生用にできたパターンブロックです。子ども達が使うパターンブロックの9倍の面積というのも算数の授業の手助けとなるのではないでしょうか?
パターンブロックの効果的な遊び方&使い方
パターンブロックの遊び方は目で見た方が理解しやすいと思います。なぜ表現力など様々な効果があるのか?遊び方や使い方がとてもわかりやすい動画もいくつか紹介しておきます。
まずは自由に遊ばせよう
ドミノのように並べ始めたら楽しくてドンドン並べているようです。夢中で並べています。どこまで伸びていくのでしょう。
おままごとに使用していますね。お肉かな?人参かな?パターンブロックの大きさはおままごとにも最適ですね。積み木でコンロとスイッチも作っているなんて、発想力がありますよね。
3〜5歳のテーマは「想像力」
パターンブロックで作ったのは「鷹」だそうです。崩れないようにセロハンテープで張り付けて「壊したくない!置いておいて欲しい」とリクエストされたそうですよ。かわいいですね。
美味しそうなケーキですね。黄色はスポンジ、橙はイチゴかな?三角はペパーミントかしら?「今日はケーキやさんね」子どもの想像力って凄いですよね。
大きなサメや海獣達に囲まれたパターンブロックは、ニシンの群れだそうです。パターンブロックをニシンの群れに見立てる想像力って、将来は海洋学者になるかもしれませんね。
低学年のテーマは「構成力」
お熱が出た日に遊んだパターンブロックだそうです。幼稚園とのことですが、凄い構成力なのでご紹介しました。崩したパターンブロックを見て「花火みたい!」と。こういった子どもの感性が大好きです。
とっても綺麗。もし妹さんがいたら、「お姉ちゃん!モット作って~大きくして~」っておねだりしそうですね。横に置かれた動物たちから察するとオアシス?なのでしようか?
好きなようにパターンブロックを並べて構成している様子です。コントラストが素敵ですね。
凄い!パターンブロックの二段バージョンです。構成力は大人顔負けです。重ねると奥行きがある模様ができると発見したそうです。
高学年のテーマは「算数力」
一般的に正方形は小学三年の算数、正三角形は四年生の算数、ひし形と台形は五年生の算数、等脚台形は六年生の算数で習います。
先に記載しましたが、パターンブロックの正六角形は等脚台形の2個分。ひし形3個分。正三角形6個分。分数もわかりやすくなりますね。
算数力についてわかりやすい「パターンブロックの遊び方 Part2」です。
子供の図形感覚を養おう
今までご紹介してきたことを見ていただくと、パターンブロックで遊ぶほど子どもの図形感覚が養われるとご理解いただけたと思います。
最後に「図形感覚を養う教材の開発」の中から引用した文章をご紹介いたします。
パターンブロックを用いた操作活動では、図形に対する次のような見方や感覚が育ちます。
1. シンメトリー(対称性)
2. テスタレーション(敷き詰め)
3. パターン(規則性)
4. シルエット(概形)
5. 1つの形の多様な表現(形の合成・分解)
~~図形感覚を養う教材の開発より~~
親御さんはきっと、お子様の発想力・表現力・創造力を駆使して頑張ってできた模様や作品を見るのが楽しみで可愛くて嬉しくなりそうです。パターンブロックで親子の絆も深まりますように。お子様がたくさんパターンブロックの楽しさを見つけて、図形感覚が大きく養いますように。