フローリング掃除のやり方は?キレイに保つコツやアイテムを紹介!

フローリングは、ちょっと掃除をさぼっただけでベタベタした感じや、気になる汚れが付いてしまいます。でも、毎日時間をかけてフローリングを掃除するのは大変。そこで今回は、毎日の簡単なフローリングの掃除方法や、キレイに保つコツを紹介します。

フローリング掃除のやり方は?キレイに保つコツやアイテムを紹介!のイメージ

目次

  1. 1フローリング汚れの種類
  2. 2フローリングは何で掃除すればいいの?
  3. 3フローリング掃除の仕方【毎日編】
  4. 4フローリング掃除の仕方【定期的編】
  5. 5フローリング【汚れ別】掃除のコツ
  6. 6フローリング掃除に重曹やセスキはおすすめ?
  7. 7フローリング掃除【ワックスがけ】の仕方
  8. 8簡単フローリング掃除におすすめ【スチームクリーナー】
  9. 9簡単フローリング掃除におすすめの掃除グッズ
  10. 10こまめな掃除でフローリングをキレイで清潔に

フローリング汚れの種類

家の床材といえば、フローリングが一般的です。フローリングも大きく分けて、無垢フローリングと複合フローリングがあり、どちらを選ぶのかは好みや予算でわかれますが、生活をしていれば汚れるのは避けられません。リビングやキッチン周りなどの場所により、足裏の皮脂や油や湿気など、フローリングの汚れの原因は変わります。

フローリングの汚れ

フローリング床の【ベタベタ】汚れ

ベタベタ汚れの原因といえば、まず「油」があげられます。特にキッチン周りのフローリングは、料理中に油が飛んだり、食材が落ちたりなどの油汚れが避けられません。また、家の中で同じスリッパを履いていると、色々な汚れがスリッパの裏に付いてしまい、知らず知らずの内にベタベタ汚れを広げてしまうこともあります。

フローリングのベタベタ汚れ

さらに、スリッパや靴下などでワックスが徐々に剥がれると共に劣化も起こします。ワックスの劣化を放っておくことで、ベタベタ汚れに変わることがあります。

フローリング床の【黒ずみ】汚れ

フローリングの黒ずみ汚れの原因は、足裏の皮脂汚れが一番といわれています。裸足で生活する習慣だったり、小さな子供やペットがいたりする家庭なら、この汚れは避けられないといえます。また、フローリングにカーペットなどを敷きっぱなしにしていると、湿気でカビが発生し黒ずみ汚れになってしまいます。

フローリングの黒ずみ汚れの原因

窓の近くのフローリングに黒ずみ汚れがあるなら、結露や雨水が原因と考えられます。気付いたときに、すぐふき取るようにすれば、黒ずみ汚れを防ぐコツになりますが、忘れて放置すると、水が腐り黒ずみ汚れになってしまうことがあります。

フローリングは何で掃除すればいいの?

フローリングの汚れを落とし、気持ちよく過ごすために何を使って掃除すればいいのでしょうか。掃除機を使ったり、サッと簡単に拭いたりなどいろいろな方法がありますので、改めてフローリング掃除におすすめな道具を知っておきましょう。

フローリングの掃除に必要な道具

フローリング掃除アイテム①【フロアワイパー・シート】

長い持ち手が付いた専用シートを挟んで使うフロアワイパーは、CMでもよく見かけるため、フローリングの掃除といえばこれしか使わない方もいるかもしれません。立ったままで使え、シートはドライタイプとウェットタイプがあります。

フローリング掃除アイテム②【掃除機】

掃除機もフローリング掃除に欠かせません。フローリングのつなぎ目の溝やすき間に入ったホコリなどは掃除機でなければ取り除くことができません。掃除機をかける方法は、フローリングからノズルが浮かないようにしながらゆっくりかけます。

フローリング掃除で掃除機をかけるコツ

掃除機を上手にかけるコツは、強くフローリングにノズルを押し付けず、吸引力を感じながらかける方法を取ることです。背筋を伸ばした姿勢で無理に手を伸ばしたりせず、一往復5~6秒を目安にかける仕方で掃除しましょう。
 

フローリング掃除アイテム③【雑巾】

雑巾もフローリング掃除に欠かせないアイテムです。普段はフロワーワイパーと掃除機だけで済ます方法でもいいですが、たまに雑巾で水拭きするとフローリングがさっぱりして気持ちがいいです。水拭きの仕方は、水で濡らした雑巾をしっかりと固く絞り、部屋の奥から入口へ向かって拭いていきます。

フローリング掃除で雑巾がけをするときのポイント

乾いた雑巾も一緒に用意し、乾拭きも同時に行えば、効率よく拭き掃除することもできます。水拭きは、なるべく短時間で済ませるのもポイントです。テーブルに椅子を上げる程度でもいいので、掃除をする前に邪魔なものを少なくすることも大切です。

フローリング掃除アイテム④【ワックス】

ワックスは、半年に1回は上ぬり、5年に1回はぬり直すとフローリングの保護のためによいといわれています。ワックスには油が主成分のもの、ろうが主成分のもの、樹脂が主成分のものと色々ありますが、一般的なフローリングには樹脂が主成分のワックスがおすすめです。

フローリングのワックスについて

シートタイプやスプレータイプのような気軽に使えるワックスもあるため、使いやすいものや頻度、使用方法を確認して選びましょう。

フローリング掃除の仕方【毎日編】

フローリングを掃除する道具がわかったところで、さっそく掃除の仕方や方法を見ていきましょう。フローリングは、ホコリだけでなく髪の毛や食べこぼしなどが目につきやすく気になるため、毎日の掃除が欠かせません。

毎日のフローリング掃除

フロアーワイパーで掃除

フローリングの毎日の掃除は、先に紹介したフロアーワイパーを使いましょう。掃除の方法は、ドライタイプのシートで部屋の奥から手前に拭き進めていくだけでOKです。フロアーワイパーには、使い捨てシートを利用するものと、洗って何度も使える専用のクロスが付いているものがあります。

フローリング掃除に便利なフロアーワイパー

マイクロファイバーのクロスなら、小さなゴミまでからめとってくれ、水拭きもできるので便利です。フロアーワイパーには、着脱が簡単なもの、長さの調節が可能なもの、掃き掃除にも使えるものまであります。

簡単にキレイを保つ掃除のコツ

毎日のフロアーワイパー掃除はいつ行ってもOKですが、できれば家族が活動し始める前の朝一番に行うのがおすすめです。部屋の中に舞い上がっていたホコリが夜中に床に落ちますので、朝一番に行う掃除の仕方をクセにすることで、簡単にきれいなフローリングを保つことができます。

フローリング掃除をするときのフロアーワイパーの選び方

フロアーワイパーの柄を倒したとき、接続部分の高さが3cm以下のものを選ぶとソファやベッドの下や家具のすき間などに滑り込ませやすくなり、掃除の仕方で迷う家具移動に悩む事が少なくなります。毎日の掃除は、なるべく手軽に済ませられるグッズを選ぶこともポイントです。

フローリング掃除の仕方【定期的編】

毎日の掃除だけでなく、定期的に行うフローリング掃除の仕方もあります。「定期的」と聞くと、面倒な掃除の方法なのかと考えてしまいそうですが、毎日の掃除に少しプラスするだけで、どれも簡単な掃除の仕方ばかりです。

掃除機を使ってゴミを除去

少し意外に感じる人もいるかも知れませんが、フローリング掃除で掃除機をかけるのは、週2回程度でOKです。フロアーワイパーで毎日ホコリを取っていても、部屋の隅やフローリングのつなぎ目の溝にホコリが残ってしまいます。溝に沿ってゆっくりかけたり、細口のノズルに変えて端を丁寧にかけて、毎日の掃除で取り切れないホコリを吸い取ります。

フローリング掃除を掃除機で行う

ただし掃除機をかける日も、先にフロアーワイパーでホコリを取ることを忘れないでください。ホコリを取る前では排気でホコリを舞い上がらせてしまい、せっかく溜まった箇所をきれいにしても、もう一度やり直さなければいけなくなります。また、ホコリがある状態で掃除機を動かすと、フローリングを傷つけてしまうこともあります。

雑巾がけして水拭き掃除

水拭きはフローリングをさっぱりしてくれるので、毎日行う人もいますが、水拭きの頻度は月1回、多くても1、2週間に1回で十分です。固く絞った雑巾で水拭きするだけでもいいですが、汚れが気になるなら、ギリギリ手で絞れる熱さのお湯で水拭きしてください。

定期的に行うフローリングの雑巾がけ

または、バケツ1杯の水に台所用の中性洗剤を数滴たらして薄めた液を雑巾に含ませ、汚れた箇所を拭き、汚れが落ちたら水拭きと乾拭きをする方法もおすすめです。これも、先にフロアーワイパーでホコリを取ってから行うことを忘れないでください。

爪楊枝で溝を掃除する方法

掃除機をかけてもつなぎ目の溝の汚れが取れない場合は、爪楊枝を使いましょう。先に大きなゴミやホコリをフロアーワイパーや掃除機で取り除いたら、爪楊枝で汚れを掻き出し、出てきた汚れを掃除機で吸い取ります。その後水拭きをし、乾拭きで仕上げます。

爪楊枝をフローリング掃除に使う

歯ブラシでも同じように掃除することができます。ゴミは、溝の左右どちらか一方に集めてから吸い取る方法でもいいですが、掻き出しながら吸い取る方法もあります。使用する掃除機でやりやすい仕方を選んでください。

フローリング【汚れ別】掃除のコツ

フローリングの基本的な掃除の仕方がわかったところで、このコーナーでは、汚れ別の掃除方法を紹介します。

フローリングの汚れ①【ベタベタ】皮脂汚れ

夏場は特に裸足で歩き回ることが多くなり、フローリングには皮脂汚れが溜まりがちになります。皮脂汚れがひどくなると、黒ずんでベタベタとして水拭きだけでは落ちにくくなってきます。そんなときは、住居用アルカリ性洗剤を使えば簡単に汚れを落としてさっぱりすることができます。

洗面器1杯程度のぬるま湯に、ウタマロクリーナーを2プッシュした洗剤液を作り、雑巾に含ませて固く絞りベタベタ汚れをふき取ります。後は乾拭きで仕上げましょう。広い範囲を掃除するなら、フロアーワイパーに取り付ければ、簡単に拭き掃除することができます。

フローリングの汚れ②【ベタベタ】油汚れ

キッチン周りのフローリングは、どうしても油汚れによるベタベタが気になります。汚れに気付いてすぐに掃除できれば問題ありませんが、つい後回しにしてしまい、気付いた時にはベタベタ汚れがひどくなっていた、そんなことがよくあります。

フローリングの頑固なベタベタ汚れなら食器用洗剤を使って掃除

油汚れのベタベタも住居用洗剤が使えますが、頑固な汚れなら食器用洗剤で掃除しましょう。雑巾に洗剤を数滴垂らしたらぬるま湯をかけてもみ込みます。雑巾を絞って水気を切ったら、ベタベタした箇所を重点的にこすります。別の雑巾で水拭きし、もしまだベタベタしていたら再び洗剤を付けた雑巾で拭きます。

フローリングの汚れ③【黒ずみ】カビの汚れ

フローリングの黒ずみ汚れの原因がカビの場合は、アルコール除菌スプレーで対処しましょう。まず、いらない布で黒ずみ部分を水拭きします。そのとき、カビの胞子が広がらないように静かにふき取ることがコツです。水拭きで使った布は、そのまま捨ててください。

水拭きしたら、アルコール除菌スプレーを吹きかけて乾拭きします。カビを死滅させるため、まんべんなく吹きかけるのがコツです。つなぎ目のすき間は爪楊枝などで汚れを掻き出しましょう。仕上げに黒ずみが取れているかを確認します。

除菌スプレーで落ちない黒ずみ汚れは、ワックスを剥がして対処します。ワックス剥離剤でワックスを落とし、除菌スプレーを吹きかけて拭き取ります。ですが、それでも落ちない黒ずみ汚れは、素材の奥にカビが入り込んでいると考えられます。無理に作業せず、プロにお願いしましょう。

フローリング掃除に重曹やセスキはおすすめ?

重曹やセスキ炭酸ソーダは、自然派洗剤で安心して使えることから赤ちゃんやペットのいる家庭でも人気ですが、フローリングの掃除に使用する場合は気を付ける点があります。

フローリング掃除に重曹はつかえる?

重曹を使うときの注意点

お湯1カップに重曹小さじ2くらいを溶かした重曹水を、スプレーボトルに入れてフローリングに吹きかけて水拭きするだけで簡単に汚れが落とせますが、重曹はワックスを剥がしてしまう可能性が高いため、掃除後さっぱりしますが、ワックスが剥がれてしまうと汚れやすくなるため、重曹を使った掃除はあまりおすすめしません。

重曹水を作る際も注意が必要です。重曹がしっかり溶けるように、熱いお湯を使ってしまうこともありますが、お湯の温度が65度以上の場合、重曹水は弱アルカリ性の水溶液に変わります。肌荒れを起こす原因にもなるため、直接触らないようにしましょう。

セスキ炭酸ソーダを使うときの注意点

セスキ炭酸ソーダは重曹よりも水に溶けやすく、皮脂や手垢などのタンパク汚れ、キッチンの油汚れの他、洗濯の下処理が簡単にできると人気があり、家中の掃除に利用する方もいるほどです。一見万能洗剤にも見えますが、使ってはいけないところもあります。

フローリング掃除でセスキ炭酸ソーダを使う場合

畳、絨毯、白木、アルミ、木質系の素材にセスキ炭酸ソーダを使うと、黒ずみや変色を起こすことがあり、しかも元に戻らなくなります。フローリングもワックスを剥がしてしまうため、重曹と同じようにあまりおすすめしません。

中性洗剤・重曹・セスキどれがいい?

重曹もセスキも、皮脂汚れやキッチンの油汚れを落としてくれる優れた洗剤ですが、残念ながらフローリング掃除にはあまり向かないといえます。洗剤を使って掃除をするなら、中性洗剤ならワックスを剥がす事なく使用できるため、フローリング掃除に向いているといえそうです。

フローリング掃除【ワックスがけ】の仕方

フローリングにワックスをかける方法

ワックスがけ向きの日

冬場や雨の時期はワックスが乾きにくくなり、フローリングがムラになったり、白化しやすくなったりします。なら夏場ならいいのでは?と考えてしまいますが、ワックスがすぐに乾いてしまい、逆に塗りむらが出やすくなってしまいます。そのため、ワックスがけは天気がよく、湿度が低いサラっとした日がおすすめです。

ワックスがけに必要な道具

ワックスがけに必要なもの
・掃除機
・ワックス
・床用洗剤
・ワックス塗布用のタオルなど
・ゴム手袋
・バケツ
用意するとよいもの
・靴下
・帽子(バンダナなどでもよい)
・マスキングテープ

ワックスがけに帽子や靴下?となりそうですが、作業中の汗が床に付くことや髪の毛が落ちることを防ぐために靴下や帽子がとても役に立ちます。マスキングテープは、ワックスが付いては困るところや、一度に塗り切れないときの区切り用として使います。

ワックスがけの手順

床用洗剤で雑巾掛けする際、洗剤液のバケツと水のバケツを用意すると洗剤液を汚さず最後まで使う事ができます。ワックスがけをするときは、動きやすく汚れてもよい服装で行いましょう。

ワックスがけはプロにおまかせしても

手軽に使えるものからコツの要らないものまで、使い方に合ったワックスを選べばワックスがけは自分でできますが、前準備が大変だったりうまく塗れなかったりすることもあります。特に塗り直しはワックス剥離も必要になるため、プロにお願いする方がフローリングをきれいに保てるともいえます。

フローリング掃除はプロに頼む

ワックス剥離と塗装は、20平米で1~2万円が目安の価格です。20平米は、12.91畳で間取りの目安は、ワンルームや1Kです。

簡単フローリング掃除におすすめ【スチームクリーナー】

スチームクリーナーは、約100度の蒸気を噴射して油汚れやシミ汚れやカビなどをきれいにしてくれる、人気の掃除アイテムです。除菌効果も期待でき、水だけなので小さな子供がいる家庭でも安心して使うことができます。

スチームクリーナーには「ボイラー式」「パネル式」があり、ボイラー式の方がスチーム量が多く、噴射の圧力が高いため洗浄力が優れていますが、加熱時間が5分ほどかかってしまいます。パネル式は、ボイラー式と比べると洗浄力が劣りますが、加熱時間が数十秒と短く給水しながら連続で使用できるメリットがあります。

簡単フローリング掃除におすすめの掃除グッズ

忙しくてフローリング掃除をする時間がなかなか取れない人や、体力的にきつくて無理、そんな人におすすめなお掃除ロボットがあります。水を含んだクロスやモップで拭き掃除をしてくれるものもありますが、違うタイプのお掃除ロボットもあります。

動画で紹介する床拭きロボットは、水を吹き出しながら掃除をしていくタイプで、サイズが小さめで小回りもききます。拭き掃除が終わると自動でスタート地点に戻り、電源も自動でオフになります。

こまめな掃除でフローリングをキレイで清潔に

フローリングは部屋によって汚れが違い、その汚れに合わせた掃除をすることがキレイを保つポイントです。掃除はそれぞれコツがあり、ちょっと面倒に感じるときもありますが、覚えてしまえばいつまでも気持ちよくフローリングの部屋を使うことができます。

フローリング掃除はこまめに行う

毎日の掃除のコツや、定期的に行う掃除のコツを抑えて、いつでもキレイなフローリングを目指しましょう!

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この記事のライター
mabulucandy

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