折り紙『くす玉』の簡単な作り方!【12枚・36枚・60枚など】
今折り紙のくす玉が進化しています。基本的な折り紙のくす玉の作り方から、36枚・60枚と数の多いくす玉の作り方までたくさんのくす玉をご紹介したいと思います。36枚・60枚のくす玉は使用する折り紙の数も多いので組み立てるのは大変ですが、カラフルでとても綺麗ですよ♪
目次
ユニット折り紙【くす玉】の作り方をまとめ!
折り紙のくす玉ってとっても綺麗だけど、作るのもとっても難しそうなんて感じていませんか?
実は基本的にユニットと呼ばれるパーツを組み合わせて立体的にしていく作り方なので、コツさえつかめば簡単にできるようになるんです。もちろんユニット数が増えれば増えるほど手間はかかりますので、楽にできるというわけではありません。
豪華な折り紙のくす玉の作り方や折り紙の枚数による違い・ユニットを変えることでできる様々な種類のくす玉をまとめてご紹介します。
ユニット折り紙【くす玉】の種類
ユニットとはくす玉を作る基本のパーツのことです。パズルのピースと同じようなものだと思ってもらえれば大丈夫です。
このユニットの違いで同じ組み方をしても、トゲの印象から全く違った種類のものに見えたりします。ユニットの種類もとても豊富でお花型のユニットを作ってから立体的に組んでいけば、フラワーボールのようなくす玉にも大変身。
よくみかけるモヤットボールのようなくす玉の組み方を「薗部式ユニット」と言い、3枚組から500枚以上まで組み合わせることができるそうですよ。
12枚・36枚・60枚【くす玉】はどう違うの?
12枚・36枚で作るくす玉は、3つのユニットで三角を作ったものを組み合わせ多面体にしていきます。
対して60枚のくす玉は2つのユニットで三角を作り組み合わせていくので、12枚・36枚のくす玉と比べてとげとげした印象になります。
12枚・60枚のくす玉はどこから見ても同じ形に見えますが、36枚のくす玉は正面からと側面からとで見え方が違います。同じ種類の基本パーツからできていても枚数によってまったく違った多面体になっていくのもユニット折り紙の楽しいところですね。
もちろんどこから見ても同じ形に見える12枚・60枚のくす玉も角の数、くす玉自体の大きさもそれぞれ全く違うものになっています。
36枚【くす玉】正面から見たところ
正面から見ると中央に8角形が見えますね。その周りを四角がかこっているようにも見えます。
36枚【くす玉】側面から見たところ
36枚のくす玉を側面から見ると3つの正方形が角で組み合わさっているような形が浮き上がっています。正面から見るよりもシャープな印象ですね。
1番簡単な折り紙【くす玉】
折ったパーツを貼り合わせるだけ!簡単な折り紙『くす玉』
いろんなくす玉を見てみた中で一番簡単なのは、同じものを糊で張り合わせる作り方のこちらのくす玉ではないかなと思います。
作り方は簡単ですが、基本パーツはしっかりと折り紙を折っていきますので、作りごたえはあるのではないでしょうか。
1つの基本パーツがお花や花火が開いているように見えるので、両面折り紙で折るととても見栄えが良さそうですね。折り方をしっかり確認しながら折り進めてみてください。
基本パーツ3枚で作る園部式ユニット折り紙
基本パーツ3枚で組みあがる三角形のユニット折り紙です。15cm×15cmの折り紙1/16のサイズでおると流行の折り紙ピアスにピッタリのサイズになりますよ。
折り紙くす玉【基本パーツ】の折り方
ユニット折り紙で多面体のくす玉を作るために、しっかりと基本パーツの折り方を覚えていきましょう。
綺麗な立体にするためには基本パーツの折り目の筋をしっかりとつけていくことが大切です。
簡単!折り紙くす玉【6枚】の作り方
6枚の折り紙で作るくす玉は組み方も比較的簡単なので、初めてチャレンジする多面体折り紙にはピッタリかもしれません。
平面の折り紙が立体に組み上がっていく様子は、簡単な作り方であってもワクワクしますね。
簡単!基本パーツで作る立方体のくす玉の作り方
上の基本パーツを6枚折って出来上がるユニット折り紙も、簡単な一番基本のくす玉といえるかもしれません。
6枚できたユニットを素直に差し込んでいけば簡単に立体の折り紙を作ることができます。
6枚で作る「あやめ」のくす玉の作り方
花びらの折り方は、折り紙に折り目をしっかりつけることがポイントのようです。
最初は三角に折ることからスタートし、細かく折り目をつけていきます。ユニットの折り方の動画をしっかり見て折っていってください。
最後にできたパーツを糊付けすれば完成です。
6枚で作る「モザイクキューブ」のくす玉の作り方
モザイク模様とななめに空いた穴が個性的でかわいいくす玉です。15cm×15cmを半分に切った、15cm×7.5cmの折り紙6枚で作ります。
動画で折り図と手の動きの両方を確認しながら折るとわかりやすいです。組み立て方にもコツがあるようなので、最後までしっかりチェックしましょう。
【12枚】で作れるユニット折り紙くす玉と作り方
ここでが、12枚の折り紙を使う多面体のくす玉の作り方をご紹介します。
まず、全ての折り紙で基本のパーツを作成して、3つずつに分けて4セット用意します。次に分けたものを組み合わせて三角にします。
その後、4セットをさらに組み合わせていくとコロっとしたくす玉になります。動画の4分10秒前後から立体への組み立て方の説明に入りますので、詳しい方法はそちらをご覧ください。
ハートの多面体のくす玉の作り方
ハートの形が表面に出てくる可愛らしいくす玉です。
動画ではクリスマスカラーで作られていますが、サムネイルのようにピンク色だけで作成するのもいいですね。
【24枚】で作れるユニット折り紙くす玉と作り方
本格的!24枚のユニットで作るあやめのくす玉の作り方
6枚で作るあやめのくす玉と違い、1つのユニットがあやめとしての花の形をしっかり表現しているくす玉です。最後は出来上がったあやめの花を針と糸でくみ上げていく作り方になります。
動画の8分ごろまでがあやめの花の折り方となり、その後針と糸でくみ上げていく作り方を紹介しています。
24枚のユニットで作る星のくす玉の作り方
24枚のユニットで作る星形のくす玉です。こちらは「ユニット折り紙エッセンス―布施知子のユニット集成」という本に掲載されています。
立方体や12面体など図案付きで解説されているようですので、図案を見ながら少しずつしっかりと制作できるのがうれしいですね。本の表紙は同じユニットの48枚組だそうです。
薗部式ユニット24枚の立方体の作り方
最初に紹介した基本パーツを24枚組み合わせて作られた立方体です。
トゲが順調に増えていくかと思いきや、立方体へ戻ってしまっていますが、面の模様が格子状になっていてとてもきれいです。四季折々のカラーで作っても楽しそうですね。
こちらは、薗部式ユニット考案者の薗部光伸さんの作品を集めた『贈る・飾る・楽しむ実用折り紙』という本に収録されています。
【30枚】で作れるユニット折り紙くす玉と作り方
30枚のユニットで作るくす玉は種類が豊富です。
ユニットの種類も出来上がる形の種類も本当にたくさんありますが、ここではおすすめの動画をいくつかご紹介させていただきます。
基本のユニット折り紙30枚
30枚のユニットで作るくす玉は、正面から見ると真ん中に星形が見えるのが特徴です。
基本のパーツを作成したら、他のくす玉と同様に組み立てていきます。動画3分前後から立体の組み立ての説明が開始します。
こちらは先ほどの動画と同じ形に仕上がりますが、赤やオレンジなど暖色系の5色で作成しています。
カラフルなくす玉もかわいいですが、同系色でまとめるのも素敵ですね。折り紙のグラデーションも良いアクセントになっています。
動画の1分45秒あたりから、くす玉の立体的な組み立て方の説明が開始します。
星が浮き上がって見えるくす玉の作り方
白い折り紙一色で折られている、星が浮かび上がっているくす玉です。お部屋のインテリアにも良さそうなおしゃれなデザインです。
ランプシェードなんかであると、とってもカッコイイ雰囲気になりそうです。動画の3分過ぎまで基本パーツの折り方の説明が続き、3分30秒頃から作り方の説明が始まります。
大星型十二面体
同じ30枚組のくす玉でも組み方とユニットが違えばこんなに大きなお星様に大変身です。
同じ折り紙の枚数でも基本ユニットの折り方で、まったく違った種類になるのも立体折り紙の楽しいところです。組み立ての時にとげの側面で合わせているのも、他の種類のくす玉の作り方とは少し違っていますね。
動画の前半が基本パーツの折り方、その後2分50秒前後からくす玉の作り方が開設されています。
お花が咲いているようなくす玉の作り方
こちらは5枚の花びらがついた、お花が咲いているような形のくす玉です。花びらが少しとがっているので、お星さまのようにも見えますね。
折り紙の色を変えると、色んな雰囲気が楽しめそうなきれいなくす玉です。動画の前半5分40秒頃まで基本パーツの折り方の説明となり、その後くす玉の作り方へと進んでいきます。
バラの花のようなくす玉
まるでバラの花で作ったフラワーボールのような、きれいなユニット折り紙のくす玉です。
基本パーツに丸みがあると、全体的な仕上がりもカクカクした多面体よりも、ふわっとした柔らかい雰囲気になっていいですね。
動画の5分すぎまで基本ユニットの折り方の説明になっていて、組み立て方は5分50秒頃から始まります。
【36枚】で作れる多面体の折り紙くす玉と作り方
36枚のユニットで作る切頂八面体の星形のくす玉
切頂八面体とは8面サイコロの形で、そこから面を削いで星形にした形のくす玉です。
作り方は「はじめての多面体折り紙」(川村みゆき著)に掲載されているので、興味がある方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
本の中には、同じ基本パーツがで作れるくす玉の種類がたくさん掲載されているみたいです。
【60枚】で作れる多面体の折り紙くす玉と作り方
薗部式ユニット折り紙の多面体くす玉60枚の作り方
薗部式ユニットの基本パーツ60枚で作り出す多面体のくす玉です。
60枚のくす玉は少しとげが鋭い印象です。2枚1組で角を作っていったものを、さらに立体に組み上げていきます。
動画の2分30秒頃から組み立ての説明が始まります。
和のテイスト満載の60枚の折り紙で作る桜のくす玉の作り方
5色の花びらがとてもきれいな60枚の折り紙を使用する桜のくす玉の作り方です。
花びら一枚一枚が1つのユニットになっており、12の花でくす玉が形成されています。この作り方は枚数は多いですが、他のユニット折り紙に比べて難易度が少し下がってチャレンジしやすいです。
この「Kankichi」チャンネルの作り方動画は、とてもわかりやすくそしてきれいなくす玉が多い印象です。
【90枚】で作れる多面体の折り紙くす玉と作り方
薗部式ユニット折り紙の多面体くす玉90枚の作り方
90枚の基本パーツでくす玉を作るとてもわかりやすい動画です。
赤・茶・桃・黄・橙・肌・青の計7色でカラフルなくす玉を作ります。組み立て方は動画の1分40秒頃から説明が始まります。
変形するくす玉「開花」の作り方
こちらは他とは一風変わった変形するくす玉です。
オレンジと紫の2色で作るシンプルな色合いのくす玉ですが、変形させることで2種類の違った雰囲気を楽しめるのが特徴です。
動画の4分30秒あたりまでが基本パーツの作り方の紹介で、その後組み立て方の説明が始まります。
多面体すぎる!すごいユニット折り紙の作例集
ユニット折り紙は同じパーツでも、組み合わせ方によってどんどん角を増やしていき、大きなものを作ることができるのも魅力です。
ここでは、120枚以上のユニットを組み合わせたくす玉を作った、猛者たちの作品をご紹介したいと思います。
正直言って凄すぎます。ものすごく根気がいる作業だったでしょうね。
270個のユニットを使用した多面体のユニット折り紙
270の基本ユニットを使用した多面体です。横に写っているのが、同じ大きさの基本ユニット30枚使用の多面体ですので、その大きさ、角と面の多さに圧倒されてしまいますね。
360枚の折り紙を使ったくす玉
こちらは星が見えたり花が見えたりするとても華やかなくす玉です。面が内側にへこんでいるのも特徴的ですね。
1つのユニットの中で、立体的なカーブを持つ部分がたくさんあります。多面体で直線ばかりになりがちなくす玉がふんわり柔らかい雰囲気になっています。
570枚のユニットを使った多面体
出展 布施知子さん著「ユニット折り紙エッセンス」より、正三角形・星組み専用ユニット 立方8面体 20個を連結して作る正12面体 570枚組。#origami
— danna0316 (@961danna) December 28, 2013
年内にできたぁ。V(^_^)V pic.twitter.com/7qt4X40gxp
570枚のユニットを駆使している8面体を20個連結された多面体です。いろんな所がトゲトゲになっています。
一目見ただけではどこがどうなっているかわからないほど、複雑な作りになっていますね。
薗部式ユニット900枚組のくす玉
薗部式ユニットの900枚組みだってさ。すっごい。私もいつか折ってみたいな、こんなやつ。 #折り紙 #ユニット折り紙 #薗部式ユニット pic.twitter.com/iRCKw5OseI
— 柚香 (@insomnia13y) August 8, 2014
こちらはなんと900枚の折り紙でつくり上げられたくす玉です。
パーツを作るだけでも大変な作業ですが、その後の組み上げを考えると頭がパンクしてしまいそうです。
ユニット折り紙・くす玉作りを楽しむポイント
くす玉作りはユニットの数が多くなってくるため、最初は『作るのが大変そう』と感じるかもしれません。
大作を作り上げるという楽しみもありますが、他にも楽しんで作っていけるようなポイントをいくつかご紹介したいと思います。
パズル感覚で楽しもう
ユニット折り紙のポイントは、正解があるようでないことだと思います。特に『薗部式ユニット』と呼ばれるくす玉の作り方、は500枚以上も枚数を増やしていけるそうです。
ユニットの折り方によって同じ枚数でもまったく違った印象にもなるので、答えが無限に存在するパズルを解く感覚で、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
30枚の作り方から90枚の作り方のパズルを解いてみよう
川崎敏和さんの傑作ユニット折り紙『桜玉』。インスタに簡単なチュートリアルをupしています。ちょっと難しいかもしれませんが、とっても美しいので、ぜひ挑戦してみてください。https://t.co/S3mtLXRXLW #ユニット折り紙 pic.twitter.com/xoI5ctcxPQ
— すい (@sui2106) March 19, 2015
こちらの桜玉は桜の花の基本ユニットを作って組み立てて行くのですが、組み合わせ方で30枚から90枚とどんどん数を増やしていくことができます。
基本のユニットと30枚での組み方はインスタで公開されているようですので、ぜひパズル感覚で90枚の桜玉に挑戦してみてはいかがでしょう。
桜の花のフラワーボールのようでとてもかわいいですね。
折り紙の配色を楽しもう
いくつものユニットパーツを組み合わせて作るくす玉は、一色で作ってもとても趣のあるものが出来上がりますが、複数のユニットを違う色で作成することによって、折り紙の枚数が少ない簡単なくす玉でもいろんな表情をつけることができます。
折角ユニット折り紙に挑戦するのなら、いろんな配色で楽しんでみてはいかがでしょうか。
一部だけカラーや柄を変えてもおしゃれ!
【折り紙/くす玉】
— 緋色♡hiro♡ (@hiiro_hiro0508) April 9, 2023
折り紙KANKICHIさんの作品
『祇園』を少しアレンジして作りました。白い部分を四角から三角に。
四角だと、柄の部分が狭いので三角にしました。#折り紙くす玉 #折り紙作品 #折り紙KANKICHIさん pic.twitter.com/8XphwSH4KR
色と組み立て方で色々な雰囲気が楽しめる!
こう見るとわりと作ってるね。くす玉1つにつき折り紙30枚使う(※黒の四角だけは12枚)から、現時点で342枚折ってる。やばいな pic.twitter.com/Ml141kEvdS
— しゃけ🫠 (@Ss_Tt_Bb_Kk) April 5, 2023
ユニット折り紙・多面体折り紙におすすめの折り紙
ユニットくす玉や多面体折り紙を作るにはたくさんの折り紙を使います。
単色の折り紙を組み合わせるだけでも、色の組合せを考えたりできるのでとても楽しいしきれいなのですが、柄物や変わった色合いの折り紙を使用するとさらに素敵に仕上がります。
そこで、ユニットくす玉や多面体折り紙におすすめの折り紙を調べてみました。
トーヨー 折り紙 和紙風 千代紙づくし 両面 15cm角 30柄 120枚入
688円
商品の購入はこちらVi.yo 折り紙 60枚入り
615円
商品の購入はこちらトーヨー 折り紙 ちよがみコレクション 両面 15cm角 30柄 120枚入
683円
商品の購入はこちらエヒメ紙工 おりがみ ハニーグラデーション折り紙
756円
商品の購入はこちらトーヨー 折り紙 タントカラーペーパー
458円
商品の購入はこちら折り紙でくす玉作りに挑戦してみよう
子供の頃作ったくす玉も、色々な基本パーツや組み立て方で、とてもきれいなものが出来上がることがわかりましたね。
30枚のくす玉の種類もとても豊富で、紹介できなかったものの中にも素敵なものがたくさんありました。
インターネットで「折り紙 くす玉 〇枚」と検索すると様々な作り方が紹介されていますので、ぜひ折り紙が好きな方はチャレンジしてみてくださいね。