2018年09月27日公開
2019年11月17日更新
カラートリートメントで白髪ケアしよう!市販のおすすめは?
髪や頭皮に与えるダメージが少なく、家庭で簡単に使えることから、白髪ケアにもおすすめの「カラートリートメント」。その特徴は?ヘアカラーとどう違うの?メリットやデメリット、仕上がりイメージなど、白髪ケアにおすすめの市販品のご紹介まで、カラートリートメントを大解剖。
目次
カラートリートメントとは
カラートリートメントとは、言葉の通り、カラーリングができるトリートメントの事。髪へのダメージが少なくご家庭で簡単にできる事から、最近注目されているカラートリートメント。そのおすすめポイントをご紹介します。
ヘアカラーとの違い
ヘアカラーとヘアカラートリートメントの最大の違いは、ヘアカラーと比べてカラートリートメントは髪に与えるダメージが少ない事です。
白髪はもちろん、これまでのカラーやパーマなどでダメージを受け褪色した髪も自然で健康的に染める事ができます。
カラートリートメントの種類
カラートリートメントは「白髪染め」として使用するものと、「普通に髪の毛を染める」ものの二つに分かれます。
特に白髪染めは長年のヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けている事が多いので髪にも頭皮にも優しいカラートリートメントはおすすめです。
また成分では「合成染料」のものと「天然染料」のものがあります。「合成染料」のものはキューティクルの内部にも浸透して着色することができるので一度の使用でも比較的しっかり染めることができ、「天然染料」のものは植物由来の色素を使用している為より低刺激でじっくり着色していきます。
おすすめの使用頻度は?
カラートリートメントの使用頻度は、目安として1週間に2回程度で十分です。通常のトリートメントを使うタイミングと同じくらいですね。髪の毛へのダメージは少ないのでたくさん使用しても問題ないようですが、毎日使うよりも1週間に2回程度カラートリートメントを使用する方が効果がわかりやすくおすすめです。
カラートリートメントのメリットとデメリット
カラートリートメントの良い点と弱点はどういった部分でしょうか?ここからはもう少し詳しく、カラートリートメントのメリットとデメリットをご紹介します。自分に合ったカラートリートメント選びの参考にしてくださいね。
【メリット】トリートメント成分があり髪が傷まない
カラートリートメントは名前の通り、トリートメント効果のあるヘアカラーです。通常のヘアカラーだとブリーチ成分が入っている為、一度髪の色を抜いて染色しています。カラートリートメントはヘアマニキュアのように髪の毛の表面に色をコーティングし、さらにトリートメント成分により髪の美しさを保つ事ができるのです。
【メリット】自宅で簡単に使える
カラートリートメントは面倒な準備も入らず使い方も簡単な事が大きなメリットです。シャンプーの後に髪の毛に塗布して少し置くだけで手軽にカラーを楽しむ事ができます。また最近ではドラッグストアなどでたくさんのカラートリートメントを手頃な価格で手に入れることもできます。
【メリット】アレルギー体質でもOKなものが多い
ヘアカラーは染毛剤と言われ、皮膚を刺激する強い成分が使われていることがあります。特に市販のヘアカラー剤は刺激が強い為、事前のパッチテストなしでは気軽に使用できないものがほとんどです。
しかしカラートリートメントはヘアカラーと比べて刺激の少ない染毛料の為、アレルギー体質の方でも安心して使えます。
【デメリット】色が落ちやすいので頻繁にする必要がある
カラートリートメントは髪の毛の表面をコーティングしているので、ヘアカラーと比べて色落ちがしやすいのが難点です。1〜2ヶ月に1度のヘアカラーと比べて、1週間に2回程度と頻繁にする必要があります。
【デメリット】明るい色に染めづらい
カラートリートメントは黒髪の方にはあまり使っても意味がないかもしれません。明るい色に染めるにはブリーチをする必要がありますが、ブリーチ剤は髪の毛を傷ませてしまいます。カラートリートメントには髪の毛を傷ませてしまうブリーチ剤が入っていない為、明るい色には染めづらいです。
綺麗に染まる!カラートリートメントの使い方
自宅で気軽に使えるカラートリートメント。ポイントを押さえれば綺麗に染める事ができます。
カラートリートメントの良さをしっかり引き出すおすすめの使い方を見ていきましょう。
【使い方①】普段通りにシャンプーをし、水気を取る
まずはお風呂で普段通りにシャンプーをしましょう。シャンプーのあとは水気をしっかり取るのがポイントです。滴るほど水分が残っていると、せっかくのカラー効果もトリートメント効果も髪の毛に乗らずに流れてしまいます。
【使い方②】カラートリートメントを全体にムラなくつける
水分をしっかり取ったら、カラートリートメントを根元から毛先まで全体にムラなくつけます。両手でしっかり伸ばしたらその後軽くクシでとかすとよりムラなくつける事ができます。この時、とかしすぎるとトリートメント剤が取れてしまうので、軽く整える程度にしておきましょう。
【使い方③】塗った後はタオルで包んで時間を置く
カラートリートメントを塗布し終わったら、タオルで包んで時間をおきます。こうする事でカラーが定着しやすくなり、トリートメント効果も期待できます。体温を逃がさないようにしっかり包んで、できればそのまま浴室内で時間を置くのが良いでしょう。また、タオルには染料がつきますので、汚れてもいいものを使用してくださいね。
【使い方④】優しく丁寧に洗い流す
しっかり時間を置いたら流します。この時、ゴシゴシと流しすぎてしまうとカラーもトリートメントも効果が薄れてしまうので、優しく丁寧に洗い流すようにしましょう。色のついた水がでなくなったら大丈夫です。
色別の仕上がりイメージを知ろう!
ここからはカラートリートメントの色別仕上がりイメージを見ていきます。黒髪の部分と白髪の部分や元々カラーリングやブリーチをしている部分とでは仕上がりイメージが少し変わってくるので、注意が必要です。
【ブラウン】カラートリートメントの仕上がり
一番馴染みのあるブラウンは、初めてカラートリートメントを使用する方にも抵抗なく使える色です。元々の髪色が明るめブラウンの方や、サロンでカラーしたけど褪色してきて明るくなりすぎたという方が、落ち着いたブラウンにする為に使うのをおすすめします。
元々黒髪の方や暗い髪色の方にはあまり変化が見られないかと思います。
【アッシュ】カラートリートメントの仕上がり
アッシュ系カラーは今とっても人気がありますね。黒髪の日本人が、外国人のような少しくすんだ綺麗な金髪にしようと思っても日本人の黒髪は赤みが強く、黄色っぽくするのはなかなか大変です。
なのでサロンではブリーチした上から青み系の色(青、紫、緑など)を足していく事で赤みを抑えるのですが、すぐに色が落ちてまた赤っぽくなってしまう経験をした事がある方も多いのではないでしょうか。
そんな時にアッシュカラーのカラートリートメントを使用すると赤みを抑える事ができます。
【青】カラートリートメントの仕上がり
青色のカラートリートメントもアッシュ系の色を維持させるにはおすすめです。ただし、ブリーチして黄みが強くなった髪色に使用すると、黄色と青が合わさって緑色に仕上がってしまう事があるので注意しましょう。オレンジ系の金髪の方には少し暗めのアッシュカラーに仕上がります。白髪が気になってきた方にも青色は人気があります。
【紫】カラートリートメントの仕上がり
紫のカラートリートメントには赤みが強いタイプのものと青みが強いタイプのものとあるので、元々の髪色と仕上がりイメージによって注意して使用しましょう。青みが強いタイプの紫ならアッシュ系の色にしたい方におすすめです。元々ブリーチなどで明るくしている髪色に、赤みが強いタイプの紫のカラートリートメントを使用するとピンク系の仕上がりになります。
【ピンク】カラートリートメントの仕上がり
ピンクもとても発色が良い色です。元々ブリーチなどをして明るい髪色の方にはかなりしっかりしたピンク色に染まります。サロンで綺麗なピンクベージュなどに染めてもすぐにピンクだけが落ちてしまいがちなので、状態を保つために使用するのもおすすめです。
【赤】カラートリートメントの仕上がり
赤は最も発色がいいカラーです。上でも触れましたが、日本人の黒髪は元々赤みが強いため、赤色は入りやすいカラーなのです。とは言っても、仕上がりは赤茶色っぽい雰囲気に染まります。元々の髪色にもよりますがやや落ち着いた雰囲気に仕上がります。
【オレンジ】カラートリートメントの仕上がり
オレンジも発色が良く、黒髪にもほんのり色が入ります。やや明るめのブラウンに染めている方の白髪にも適度に色が入り馴染みよく仕上がります。
オレンジは黒髪にもよく馴染み、少し色を変えてみたい人には抵抗が少ない色味です。光が当たるとほんのりとオレンジに見え、自然体に仕上がります。
【緑】カラートリートメントの仕上がり
緑は赤みを抑えるのに使える色です。ただし、黒髪の方や暗めの髪色の方が使ってもあまり変化は感じられず、今より少し暗めに仕上がります。また、元々ブリーチをしていて明るすぎる髪色の方が使用すると緑色がかなり強く仕上がるので注意が必要です。
少し明るめのブラウンの髪色の方が褪色により明るくなりすぎたな、という時に使用すると落ち着いたマットなブラウンに仕上がります。
黒髪でもカラートリートメントは使えるの?
カラートリートメントは黒髪の方には大きな変化は見られにくい難点があります。ただ、使い方によっては黒髪の方にもお勧めできるカラートリートメントがあります。
黒髪をカラートリートメントだけで明るくはできない
元々黒髪の方は、カラートリートメントだけで髪色を明るくする事はできません。カラートリートメントには髪のメラニン色素を壊す強い成分が含まれないので、今の髪色以上に明るくする事ができないためです。
【方法①】ブリーチをしてから使用する
黒髪をカラートリートメントで手っ取り早く明るく染めるには、やはり一度ブリーチしてから使用するのをお勧めします。ブリーチで髪を痛めてしまいますが、カラートリートメントで染める事で、カラーとヘアケア両方できるので通常のカラー剤を使うよりは髪のダメージが少なくて済むでしょう。
【方法②】オレンジ系の色を使用する
オレンジ系のカラートリートメントは比較的発色が良いので、黒髪の方が使用した場合でも、光が当たるとツヤっと落ち着いたブラウンに染める事ができます。黒髪で、ブリーチもしたくない方はオレンジ系のカラートリートメントを試してみると光の当たり方で印象が変わるブラウンヘアを作りやすいです。
【白髪向け】市販のおすすめカラートリートメント
ここからはより具体的に、市販されているカラートリートメントの中から、白髪染めにおすすめのカラートリートメントをいくつかご紹介します。気になったものはぜひ試してみてくださいね。
ホーユー レセ カラートリートメント
サロンカラーとカラートリートメントを併用している方には特におすすめの白髪用カラートリートメント。無添加・弱酸性で髪と地肌を優しくいたわってくれます。色はナチュラルブラウンとダークブラウンの2色で、サロンで主に販売されています。
利尻ヘアカラートリートメント
利尻昆布のエキスを含んだ天然植物由来の美髪成分が28種類も配合された白髪用カラートリートメント。白髪を綺麗に染めながら、若々しいツヤ髪に導いてくれます。無添加だから毎日使っても安心で、濡れた髪にも乾いた髪にもどちらにも使えます。
LABOMO スカルプアロマヘアカラートリートメント
アロマの香り付きで、カラー剤特有のツンとしたにおいが苦手な方におすすめしたい白髪用カラートリートメント。また、一般的なヘアカラートリートメントの放置時間は5分ですが、この「LABOMO スカルプアロマヘアカラートリートメント」は放置時間3分。手軽にしっかり白髪染めができます。
エブリ カラートリートメント ブルー
白髪専用のカラートリートメントではないですが、豊富なカラーバリエーションを持つ「エブリ カラートリートメント」の中から白髪染めにおすすめなのはブルー。アッシュ系に染まるので、髪色全体が暗めの色で白髪が少し目立ってきたかな、という方には全体を馴染むように染めることができます。
【ビビットカラー】市販のおすすめカラートリートメント
カラートリートメントは白髪染めだけではありません。
カラーが短期間で落ちやすいので、ビビッドカラーに挑戦してみたい方にも、おすすめなのです。市販されているカラートリートメントの中でビビッドカラーに染められるおすすめを最後にご紹介します。
マニックパニック ヘアカラートリートメント
カラートリートメントとしては有名選手ですね。たくさんのカラーが用意されていて、しかも混ぜることができるのでイメージしているカラーを自分で簡単に作ることができます。個性的なカラーを楽しみたい方におすすめのヘアカラートリートメントです。
エブリ カラートリートメント ピンク
個性的なカラーを楽しみたい方に「エブリ カラートリートメント ピンク」もおすすめです。ブリーチなどで髪色を明るくした状態で使用するととても綺麗なピンク色に染めることができます。実はエブリのカラートリートメントも混ぜて使用することができるので、ピンクにパープルやオレンジを混ぜて自分だけのカラーを作るのも楽しそうです。
カラートリートメントを使って自宅でセルフカラーを楽しもう!
カラートリートメントは自宅で簡単に使えて、髪や頭皮にダメージを与えにくいのでサロンに行くよりも小まめにヘアカラー&ケアできるという事がわかりました。バスタイムを楽しみながら自分なりのヘアカラーを楽しめて、ツヤ髪も手に入れられてしまうなんてとてもお得ですね。ぜひカラートリートメントで若々しく美しい髪を手に入れましょう。