赤ちゃんの平熱は?熱の測り方や体温が高い・低い時の対処法も紹介!
大人に比べて不安定な赤ちゃんの体温。赤ちゃんの平熱ってどのくらいなのでしょうか?微熱や発熱時の対応は?赤ちゃんの平熱と、体温の測り方、体温が高い時・低い時にどうしたら良いのかを解説します。あなたの赤ちゃんの平熱を知って、上手に体調管理をしてあげましょう!
目次
赤ちゃんの平熱ってどれくらいなの?
1歳までの赤ちゃんの平熱は大人よりも幅が広く高めです。個人差はありますが36.3~37.5度が平熱となります。大人では37度を超えると微熱と感じてしまいますが、赤ちゃんにとっては平熱のうちなのですね。
また、赤ちゃんは脳や自律神経が未発達なため体温調節がうまくできません。身体の大きさに対して表面積が大きく、皮下脂肪が薄いので体温が逃げやすいという特徴もあります。赤ちゃんの体温は周囲の環境によって上下しやすく、気温が下がると体温も下がったり、ミルクを飲むと体温が上がったりするのです。
新生児は平熱が高め
特に生まれたばかりの赤ちゃんの体温は高く、生後1ヶ月間くらいの新生児の平熱は37度前後であることが多いです。新生児期の体温は、生後6ヶ月の赤ちゃんの平熱と比べて0.3~0.5度高く、比較的一定にキープしています。新生児のおなかを触ったり抱っこしたりすると、熱いと感じるかもしれません。常に微熱!?とびっくりしてしまうかもしれませんが、大丈夫ですよ! 月齢によって体温が変化する赤ちゃんの成長は著しく、最初の1年で体重はおよそ3倍になり、よく動くようになり、体温調節機能も発達していきます。成長とともに平熱も変化することがあります。 時間帯によって体温が変化する人の体温は朝起きた時は低く、午前、午後と上がっていき、就寝前に再び下がるようになっています。赤ちゃんも朝起きたばかりや寝ている時は体温は低いですが、一日での体温のリズムはまだできあがっていません。時間帯によってというよりは、静かに寝ている時は低く、授乳後・食後や泣いたり暴れたりした時は高くなるという感じです。 赤ちゃんの平熱は毎日測るべきなの?赤ちゃんの体温が大人より高めで、不安定ということは分かりましたが、一番大切なことは、「あなたの赤ちゃんの平熱はどの位で、一日のうちにどの位上下するのか」ということです。元気な時の平熱を把握しておくことで、初めて微熱・発熱の判断ができます。 ![]() 赤ちゃんの熱の測り方体温の測り方は、体温計によって異なります。体温計の種類は大きく分けて、5分~10分の時間をかけて実際の体温を測る「実測式」と、数秒~数十秒の短い時間で体温を予測する「予測式」、身体から発せられている赤外線から体温を計測する「赤外線式」の3種類があります。 赤ちゃん用の体温計がおすすめ赤ちゃんも、大人と同じ体温計で体温を測ることができます。ただし、身体に対して大きな体温計では不安定でズレやすく、じっとしていられない時に時間のかかる体温計では大変ですね。 脇で測る体温計【ピジョン チビオンフィット イエロー 収納ケース付き】 耳で測る体温計【シチズン 耳式体温計 CTD505】 おでこで測る体温計【ピジョン チビオンTouch(タッチ)】 体温を測るタイミングを決めよう平熱を知るには、赤ちゃんの起床時・午前・午後・夜寝る前にそれぞれ計測しましょう。1日4回も測るのはちょっと大変ですが、その子の平常時の体温の動きを知っておくことで、異常時の役に立ちます。 ![]() 赤ちゃんの熱を測るときの注意点どの体温計でも共通の注意点は、汗をかいていたら拭いてから測ることと、服などの上からではなく素肌で測ることです。 ![]() 赤ちゃんの熱が高いときはどうすればいい?どのくらいが高熱?1歳までの赤ちゃんでは、37.5~38度が微熱、38度から発熱とするのが一般的です。その子の普段の体温より高い時には、その他に変わったところがないか気をつけて観察しましょう。 ![]() 室温を確認しよう赤ちゃんは体温を一定に保つ機能が未熟なので、周りの温度に体温が影響されます。赤ちゃんが布団に入っているなら布団の中の温度、何もかけずに部屋の中にいるならその部屋の温度です。赤ちゃんの環境が暑くないか、確認しましょう。 洋服の着せすぎに注意赤ちゃんの洋服は薄着すぎてもいけませんが、着せすぎにも注意しましょう。赤ちゃんの顔が赤くなって暑がっているようなら、余分な熱が逃げるようにゆったりした薄着にしてあげてください。身体や手足を触って冷たければ、靴下を履かせたり暖めたりしてあげてください。 病気の可能性も不安定な赤ちゃんの体温ですが、すぐに病院に連れて行った方が良い発熱と様子を見ても良い発熱は、どう判断したら良いのでしょうか? すぐに受診した方が良いとき・赤ちゃんが小さいとき。生後3ヶ月以内の赤ちゃんが発熱した時は、どのような場合でも受診した方が良いです。 自宅で様子を見ても大丈夫なとき・機嫌が良く、あやせば笑う、遊ぼうとする 赤ちゃんの熱が低いときはどうすればいい?赤ちゃんは体温が上がりやすい一方、周りの環境によって下がりやすくもあります。一般的に体温が36度以下になっていることを低体温と言います。体温が低い状態が続くと、免疫機能が弱ってしまったり、体温を上げようと身体の機能を使うことで疲れてしまったりします。 ![]() 赤ちゃんが触れているものを確認しよう赤ちゃんが触れているもの、布団やシーツなどが冷たくないか、確認しましょう。 ![]() 室温を確認しよう室温は25~28度が赤ちゃんにとって快適です。エアコンや扇風機を使って室温を調節してあげましょう。 冷たい飲み物や離乳食に注意冷たい飲み物や食べ物は、身体を内側から冷やしてしまいます。人肌程度にあたためたものをあげましょう。 ![]() 汗を拭いてあげよう汗をかいていると、気化熱によって体温が奪われていきます。こまめに汗を拭いてあげましょう。 ![]() 継続的に体温を測って赤ちゃんの平熱を把握しよう!小さな赤ちゃんは「暑い」「寒い」と表現することが難しく、自分で汗を拭いたり、布団をかけたりもできません。パパやママが毎日赤ちゃんをよく観察し、平熱を把握しておくことで、体調管理をして快適に過ごさせてあげましょう! ![]() 出典元はこちら・テルモ体温研究所 乳幼児の体温 この記事のライター noa_blue 人気の記事人気のあるまとめランキング
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