赤ちゃんの平熱は?熱の測り方や体温が高い・低い時の対処法も紹介!

大人に比べて不安定な赤ちゃんの体温。赤ちゃんの平熱ってどのくらいなのでしょうか?微熱や発熱時の対応は?赤ちゃんの平熱と、体温の測り方、体温が高い時・低い時にどうしたら良いのかを解説します。あなたの赤ちゃんの平熱を知って、上手に体調管理をしてあげましょう!

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目次

  1. 1赤ちゃんの平熱ってどれくらいなの?
  2. 2赤ちゃんの平熱は毎日測るべきなの?
  3. 3赤ちゃんの熱の測り方
  4. 4赤ちゃんの熱が高いときはどうすればいい?
  5. 5赤ちゃんの熱が低いときはどうすればいい?
  6. 6継続的に体温を測って赤ちゃんの平熱を把握しよう!
  7. 7出典元はこちら

赤ちゃんの平熱ってどれくらいなの?

1歳までの赤ちゃんの平熱は大人よりも幅が広く高めです。個人差はありますが36.3~37.5度が平熱となります。大人では37度を超えると微熱と感じてしまいますが、赤ちゃんにとっては平熱のうちなのですね。

また、赤ちゃんは脳や自律神経が未発達なため体温調節がうまくできません。身体の大きさに対して表面積が大きく、皮下脂肪が薄いので体温が逃げやすいという特徴もあります。赤ちゃんの体温は周囲の環境によって上下しやすく、気温が下がると体温も下がったり、ミルクを飲むと体温が上がったりするのです。

新生児は平熱が高め

特に生まれたばかりの赤ちゃんの体温は高く、生後1ヶ月間くらいの新生児の平熱は37度前後であることが多いです。新生児期の体温は、生後6ヶ月の赤ちゃんの平熱と比べて0.3~0.5度高く、比較的一定にキープしています。新生児のおなかを触ったり抱っこしたりすると、熱いと感じるかもしれません。常に微熱!?とびっくりしてしまうかもしれませんが、大丈夫ですよ!
 

月齢によって体温が変化する

赤ちゃんの成長は著しく、最初の1年で体重はおよそ3倍になり、よく動くようになり、体温調節機能も発達していきます。成長とともに平熱も変化することがあります

一般的には新生児のうちは高い平熱は、その後生後6ヶ月くらいまで、だんだんと下がっていきます。ただし体温調節が苦手な赤ちゃんの体温は簡単に上がったり下がったりするので、平熱が下がったとしても2歳くらいまでは計るタイミングによって37度を超えることもよくあります。

成長とともに少しずつ体温を一定に保てるようになり、2歳くらいからだんだんと体温が安定して高い・低いのバラつきが減っていきます。成長の仕方にも、平熱の変化にも個人差がありますので、あまり神経質にならずに見守ってあげてください。

時間帯によって体温が変化する

人の体温は朝起きた時は低く、午前、午後と上がっていき、就寝前に再び下がるようになっています。赤ちゃんも朝起きたばかりや寝ている時は体温は低いですが、一日での体温のリズムはまだできあがっていません。時間帯によってというよりは、静かに寝ている時は低く、授乳後・食後や泣いたり暴れたりした時は高くなるという感じです。
1日の体温リズムも2歳くらいに成長するとメリハリがついてきます。

赤ちゃんの平熱は毎日測るべきなの?

赤ちゃんの体温が大人より高めで、不安定ということは分かりましたが、一番大切なことは、「あなたの赤ちゃんの平熱はどの位で、一日のうちにどの位上下するのか」ということです。元気な時の平熱を把握しておくことで、初めて微熱・発熱の判断ができます。

その日の気温や環境によっても体温が異なったり、成長によって平熱も変わってくるため、できるだけ毎日赤ちゃんの体温を計ってその子の平熱を知っておきましょう。
体温と同時に、赤ちゃんの様子もよく観察し、普段の状態を把握しておくことが大切です。

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赤ちゃんの熱の測り方

体温の測り方は、体温計によって異なります。体温計の種類は大きく分けて、5分~10分の時間をかけて実際の体温を測る「実測式」と、数秒~数十秒の短い時間で体温を予測する「予測式」、身体から発せられている赤外線から体温を計測する「赤外線式」の3種類があります。

「実測式」は時間がかかりますが、一番正確です。「予測式」や「赤外線式」はスピーディーに測ることができますが、体温計の当て方にコツが必要だったり、計測値に誤差が出やすかったりという点もあります。
身体のどこで測るかも体温計によって異なるので、自分と赤ちゃんに合った体温計を見つけましょう。

赤ちゃん用の体温計がおすすめ

赤ちゃんも、大人と同じ体温計で体温を測ることができます。ただし、身体に対して大きな体温計では不安定でズレやすく、じっとしていられない時に時間のかかる体温計では大変ですね。
赤ちゃん用に売っている体温計は小さな身体に合わせた設計で、短時間で測ることができるので、赤ちゃんにとってもパパやママにとってもストレスが少なくオススメです。

身体のどこで測るかは体温計によって、脇、耳、おでこで測定するタイプがあります。その子の平熱をきちんと把握するためには毎日こまめに測った方が良いですし、保育園によっては毎朝体温を測定しないといけない所もあります。毎日の生活と自分の性格から、どんな測り方が楽かを考えてみましょう。「これなら毎日使っても苦にならない!」と思える体温計を用意しておくと良いと思いますよ。

 

脇で測る体温計

出典: https://item.rakuten.co.jp/yoka1/4902508103589/

【ピジョン チビオンフィット イエロー 収納ケース付き】
こちらは脇で測るタイプ。30秒で測れる予測式、10分かければ実測式と2通りの測り方ができます。
赤ちゃんの脇にぴったりフィットする形状で、新生児~5歳位までの子に使用できます。
計測時にライトが付くので夜間の使用でもしっかり皮膚につけることができます。
収納ケース付きで持ち運びに便利です。

耳で測る体温計

出典: https://item.rakuten.co.jp/nadeshico-ga/2022000426/

【シチズン 耳式体温計 CTD505】
測定部を耳の穴に入れ、1秒で測定ができる赤外線式の体温計です。新生児から大人まで、家族みんなで使うことができます。収納ケース付き。
測定時間が短いので、忙しい時やじっとしていない赤ちゃんに便利です。
検温結果が37.4度以下でバックランプが緑色、37.5度以上で赤色に表示される機能がついているので、発熱を見逃すことがありません。
耳の穴をまっすぐにして測る必要があるので軽く耳を引っ張るなど測り方のコツがいるかもしれません。
また、外耳炎や中耳炎など、耳に炎症がある場合は使わない方が良いとされています。

おでこで測る体温計

出典: https://item.rakuten.co.jp/izumiya-ty/4902508150309/

【ピジョン チビオンTouch(タッチ)】
たった1秒おでこに当てるだけで計測できる、赤外線式の体温計です。収納ケース付き。新生児~10歳未満のお子様に合うよう設計されています。
服を脱がす必要もなく、1秒で測れるので赤ちゃんも嫌がりません。尖ったところがないのでふいに赤ちゃんが動いても安心です。
体温計を当てる箇所によって計測値に誤差が出てしまうので、毎回おでこの真ん中に当てるようにしましょう。
使用条件が15度~35度となっているので、室温が低い時は少し手で暖めてから使うなどの手間が必要になることがあります。
 

体温を測るタイミングを決めよう

平熱を知るには、赤ちゃんの起床時・午前・午後・夜寝る前にそれぞれ計測しましょう。1日4回も測るのはちょっと大変ですが、その子の平常時の体温の動きを知っておくことで、異常時の役に立ちます。
食後(授乳後)は体温が上がるため、食前や食間に測るようにします。泣いた時や入浴後も体温が上がるので検温は避けましょう。
 

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赤ちゃんの熱を測るときの注意点

どの体温計でも共通の注意点は、汗をかいていたら拭いてから測ることと、服などの上からではなく素肌で測ることです。
そして正しく平熱を知るためには毎回同じ体温計を使って、同じ測定箇所で測りましょう。耳で測る体温計なら、右耳と左耳で検温結果が変わることもあります。どちらで測るか決めておいた方が正確に測れますよ。
パパ・ママ・おばあちゃんなど、赤ちゃんのお世話する人みんなで体温について話題にして、測り方を共有しておくと良いですね。

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赤ちゃんの熱が高いときはどうすればいい?

どのくらいが高熱?

1歳までの赤ちゃんでは、37.5~38度が微熱、38度から発熱とするのが一般的です。その子の普段の体温より高い時には、その他に変わったところがないか気をつけて観察しましょう。
体温が不安定な赤ちゃんでは、ちょっとしたことで39度の熱が出ることもあり、体温が高いから病状が重いとは限りません。高い熱があっても、ミルクをよく飲み機嫌よくしているなら心配いらない場合もあります。反対に、微熱でもぐったりしている、水分が取れない場合などは心配です。医師に連絡する時には、体温と合わせて「普段とどう様子が違うか」ということも伝えられるようにしましょう。
 

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室温を確認しよう

赤ちゃんは体温を一定に保つ機能が未熟なので、周りの温度に体温が影響されます。赤ちゃんが布団に入っているなら布団の中の温度、何もかけずに部屋の中にいるならその部屋の温度です。赤ちゃんの環境が暑くないか、確認しましょう。

洋服の着せすぎに注意

赤ちゃんの洋服は薄着すぎてもいけませんが、着せすぎにも注意しましょう。赤ちゃんの顔が赤くなって暑がっているようなら、余分な熱が逃げるようにゆったりした薄着にしてあげてください。身体や手足を触って冷たければ、靴下を履かせたり暖めたりしてあげてください。

病気の可能性も

不安定な赤ちゃんの体温ですが、すぐに病院に連れて行った方が良い発熱と様子を見ても良い発熱は、どう判断したら良いのでしょうか?

母親から移行される免疫は生後6ヶ月ごろに切れるので、その頃になるとインフルエンザなどのウイルスにも感染しやすくなります。ただし生後5ヶ月未満の子でも感染することはありますし、月齢の低い赤ちゃんほど病気にかかると重篤な症状を起しやすく、心配です。

微熱・発熱時に特に心配な状況とあまり心配しなくても良い状況を挙げますので、以下を参考に、パパとママが心配だと感じたら小児科のある病院へ連絡・受診するようにしてください。
 

すぐに受診した方が良いとき

・赤ちゃんが小さいとき。生後3ヶ月以内の赤ちゃんが発熱した時は、どのような場合でも受診した方が良いです。
・顔色が青白い
・元気がない、ぐったりしている
・ずっと機嫌が悪い、ぐずってばかりで眠らない
・ミルクを飲まない、水分を取れていない
・おしっこが出ていない
・微熱であっても3日以上続いている

自宅で様子を見ても大丈夫なとき

・機嫌が良く、あやせば笑う、遊ぼうとする
・いつも通りミルクや水分を飲んでいる
・おしっこやうんちに異常がない

赤ちゃんの熱が低いときはどうすればいい?

赤ちゃんは体温が上がりやすい一方、周りの環境によって下がりやすくもあります。一般的に体温が36度以下になっていることを低体温と言います。体温が低い状態が続くと、免疫機能が弱ってしまったり、体温を上げようと身体の機能を使うことで疲れてしまったりします。
赤ちゃんが低体温になっている時は、どうすれば良いのでしょうか?

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赤ちゃんが触れているものを確認しよう

赤ちゃんが触れているもの、布団やシーツなどが冷たくないか、確認しましょう。
冬場は壁や床の近くは冷えやすいです。赤ちゃんが寒そうなら壁や床から遠ざけたり、保温性のあるマットなどを敷いたり、服をもう1枚着せたりして体温が逃げにくくしてあげましょう。

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室温を確認しよう

室温は25~28度が赤ちゃんにとって快適です。エアコンや扇風機を使って室温を調節してあげましょう。
ただし、エアコンや扇風機の風が直接赤ちゃんに当たらないように注意。風向きを上向きにしたり、エアコンと赤ちゃんの間にバスタオルなどをかけたりして、風が当たらないようにしてあげてください。

成長過程では温度変化に対応できるように外の空気や風に触れさせることも大切なのですが、長時間過ごす部屋の温度は一定にしてあげましょう。

冷たい飲み物や離乳食に注意

冷たい飲み物や食べ物は、身体を内側から冷やしてしまいます。人肌程度にあたためたものをあげましょう。

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汗を拭いてあげよう

汗をかいていると、気化熱によって体温が奪われていきます。こまめに汗を拭いてあげましょう。
また汗をかき続けないように、服を1枚減らしたり通気性の良い服に換えたりしてあげてください。

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継続的に体温を測って赤ちゃんの平熱を把握しよう!

小さな赤ちゃんは「暑い」「寒い」と表現することが難しく、自分で汗を拭いたり、布団をかけたりもできません。パパやママが毎日赤ちゃんをよく観察し、平熱を把握しておくことで、体調管理をして快適に過ごさせてあげましょう!

一度平熱を把握できても、成長とともに平熱の変化もありますので定期的にチェック週間を設けてくださいね。

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出典元はこちら

テルモ体温研究所 乳幼児の体温
ピジョンインフォ 赤ちゃんの健康管理
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・「シアーズ博士夫妻のベビーブック」ドクター・ウィリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ共著 主婦の友社
   

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noa_blue

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