引っ込み思案の人の特徴9選!原因や恋愛傾向・克服する方法も解説!
性格を表現する言葉の1つである引っ込み思案。この引っ込み思案とはどのような意味で使われるのでしょうか?引っ込み思案の意味や原因、克服方法などを調べてまとめています。人の輪の中で中々自分を表現出来ない方、人見知りを克服したい方の参考になればと思います。
目次
引っ込み思案ってどんな意味?
人はそれぞれに生まれ持った性格があります。
人によって性格に違いはありますが、比較的おとなしい人に対しては「引っ込み思案」といった言葉が使われることが多くあると思います。そして、「引っ込み思案」と言われる様な方の中には、自分自身が「引っ込み思案」であることを悩んでいるといった方も少なくないようです。
そこで今回は「引っ込み思案」とはそもそも何なのか?特徴や意味、原因や対策について詳しく見ていこうと思います。
「引っ込み思案」の意味とは?
引っ込み思案とはどのような意味で使われるのでしょうか?
引っ込み思案とは「ひっこみじあん」と読み、人前に出た時に緊張などの理由によって思うように言葉が出てこなかったり、上手にコミュニケーションを取ることが苦手な性格のことを言います。
中々発言することができなかったり、上手にコミュニケーションを取ることが苦手な方が、一般的に「引っ込み思案」と呼ばれています。
心理学における「引っ込み思案」の意味とは?
では、この引っ込み思案とは心理学において、どのように考えられているでしょうか?
引っ込み思案の特徴としては「人見知りで人前で話すことが苦手」「目立つのが嫌で、あまり発言をしようとしない」「なるべく自分の存在を気づかれない様に振る舞う」といったことが挙げられます。服装に関しても、落ち着いた色合いのものなどを好み、地味といったイメージになってしまう傾向にあります。
なるべく目立たない様に振る舞うことが多い引っ込み思案の方ですが、実際の心境とはギャップを抱えている方も少なくはないようです。引っ込み思案だからといって、目立たないことが「心地よい」と感じている方はそう多くはないということです。
人は誰しも自分のことを「知ってもらいたい、認めてもらいたい」といった感情を持っているものです。ですから、その「承認されたい」という素直な気持ちを上手に表現できない引っ込み思案の方たちは、生き辛さを抱えていることが多いと考えられています。
引っ込み思案の人の特徴9選!性格や行動は?
一般的に「人前で話すことが苦手」「目立ちたがらず、あまり発言をしようとしない」といったような意味で使われる引っ込み思案ですが、引っ込み思案であることを克服したいと悩んでいる方も少なくないようです。
ここでは、引っ込み思案を克服するためにまずは引っ込み思案の特徴や行動を見ていきましょう。
①人見知り
引っ込み思案の方の特徴として、人見知りが挙げられます。人は誰しも初めて会う方と話すときは緊張するものですが、引っ込み思案な方はそれがより強く表れるようです。「自分は人見知りである」といった自己イメージがさらに人見知りを強くしてしまっているのかもしれません。
②自分に自信がない
自分に自信がない、という意見を持つ引っ込み思案の方も少なくはないと思います。自信が持てないために、何かをしようとしても行動するまでに時間がかかってしまったり、発言を控えるなど、一歩引いた行動をしてしまう傾向にあります。
③恥ずかしい気持ちに敏感
引っ込み思案の方のほとんどは、恥ずかしがり屋です。人と話をしようとした時、言葉に詰まってしまって話が思うように出来なかったり、顔が赤くなってしまうことがあります。言葉に詰まる、顔が赤くなるといったことを意識しすぎてしまうために、さらに恥ずかしい気持ちが大きくなってしまうといった傾向があります。
④口数が少ない
引っ込み思案の方は、会話に関して考えすぎる傾向にあるようです。こんなことを言ったら、相手が嫌がるのでは?というように、一言一言考えながら話してしまいます。考えすぎることで、話のテンポについて行けずに、口数が少なくなってしまう傾向にあります。
⑤目を合わせない
人見知り、自信がない、恥ずかしいといった様々な感情から、中々人と目を合わせることができないといった悩みを持つ方が多いのも引っ込み思案の方の特徴の1つです。目を合わせることができない自分に対し、さらに自信を失ってしまうといった傾向もあります。
⑥人の顔色をうかがう
自信がないために、人の顔色ばかりを気にしてしまうようになるのも、引っ込み思案の方の特徴です。自分が発言したことや行動に対して、相手がどう思っているのかをすごく気にします。人に合わせて行動しようとしますので、精神的に疲れてしまう方が多くなってしまいます。
⑦コミュニケーションをとるのが苦手
自分の意見をあまり言わないために、コミュニケーションが相手からの一方通行になってしまい、双方向のコミュニケーションを取ることができません。「上手に会話をしないと」という気持ちはあっても、中々言葉として表現することができない苦しい心境になってしまいます。
⑧マイナス思考
引っ込み思案の方は、自分に自信が持てない方が多いのが特徴です。話すことや、コミュニケーションを取ることが苦手なために、他の自分の能力についても過小評価してしまう傾向もあります。何でもマイナスに考えてしまい、挑戦することからも遠ざかろうとしてしまい、さらに自信がなくなるといった悪循環になってしまいます。
⑨考えすぎて中々行動できない
一つ一つ行動するにも様々なことを考えてしまい、中々行動に移すことができません。考えているうちにタイミングを逃してしまい、行動するきっかけを失ってしまいます。周りに気を使いすぎて、色々考え行動が遅れることが多いのですが、反応が悪いため周囲の人から避けらることが多くなってしまいます。
引っ込み思案になる原因は?5つ紹介!
ここまで引っ込み思案の方の特徴や、その意味を見てきましたが、そもそもなぜ引っ込み思案になってしまうのでしょうか?生まれ持った性格が原因なのでしょうか?それとも環境などの後天的な原因があるのでしょうか?引っ込み思案の原因となるものを調べてみました。
否定されながら育ってきた環境
引っ込み思案になる原因の一つとして、育ってきた環境が挙げられます。
「~してはダメ」「~するのはやめなさい」といったように、自分が考えて行動を起こそうとするたびに否定的な言葉をかけられることによって、「何もしない方か良い」といった考えになってしまい、コミュニケーションに対して消極的になるクセがついてしまいます。
これは幼い頃に両親や教師など周りの環境から受ける影響だけではありません。大人になって、上司や恋人、配偶者といった人間関係からの影響も受けることがあります。
恥をかきたくない気持ち
自分の言動を笑われたり、バカにされたりしてしまうと、とても恥ずかしく、深く傷ついてしまうことがあります。
一度そのような経験をしてしまうと、次からは同じことを繰り返さない様に注意して慎重に行動するようになります。このような感情は誰にでもあるものなのですが、特に真面目な方や繊細な性格の方は自分の感情を過剰に押さえつけるようになってしまい、引っ込み思案になってしまいます。
生まれつきの性格
引っ込み思案の原因は、周りの環境などといった後天的なものだけでなく、生まれ持った性格による部分もあります。生まれつき優しく、繊細な性格の方は物事に慎重になり過ぎて、行動が消極的になってしまいがちです。
生まれつきの性格を変えるのは難しいため、コミュニケーションが苦手で引っ込み思案な方は自分に自信を持つことも難しくなってしまう傾向にあります。
過去のトラウマ
引っ込み思案の原因の一つとして、過去に体験した、いじめや虐待などへのトラウマが挙げられます。子供の頃にいじめに遭い、反抗することもできずに自分の感情を押さえつけなければならない環境にあった方や、両親からの虐待によって人間不信になって心を開いて話をすることができない環境で育った方など、大人になってもその暗い気持ちを引きずってしまったまま、感情を表に出すことができなくなってしまいます。
親から過剰な干渉
親の過干渉も引っ込み思案の原因の一つとなってしまう可能性があります。過干渉の親は子供のことを思うあまり、子供の行動すべてに手助けをしてしまいます。このような状態が長く続いてしまうと、子供は次第に自分で行動しなくなってしまい、結果として引っ込み思案となってしまいます。
引っ込み思案の女性の恋愛傾向は?
中々自分の感情を表に出さない引っ込み思案の方ですが、その傾向は恋愛にも表れてしまいます。ここでは引っ込み思案な方の恋愛傾向やを見ていきましょう。
チャンスを逃してしまう
引っ込み思案の方はチャンスを逃してしまうことが多くあります。気になった相手がいたとしても自分から積極的に話しかけることはありませんし、相手から話しかけられることがあっても緊張して上手にコミュニケーションを取ることができず、チャンスを逃してしまうことが多くなってしまいます。
好きな人と会話が続かない
引っ込み思案の方は、色々なことを考えてしまうため、発言するタイミングを逃してしまい、会話が弾まず話のテンポが悪くなってしまいがちです。会話が単発になってしまいますので、次の会話にも繋がりずらい傾向にあります。
面倒に思われがち
大人しく、あまり前に出ない性格すべてが悪いわけではありませんが、会話や行動などが相手任せになってしまうことが多いため、「相手をするのが面倒」「会話が面白くない」といった印象を抱かれてしまうこともあります。
引っ込み思案の人が仕事や恋愛で上手くいくためにすべきこと4つ!
引っ込み思案の性格の原因や傾向を見て来ましたが、それでは引っ込み思案の人が仕事や恋愛を成功させるためにはどのようにすれば良いのでしょうか?
挨拶はしっかりする
挨拶はコミュニケーションの基本です。会話は苦手な方でも、挨拶ならさほど恥ずかしがらずにできますよね。元気の良い挨拶をされて嫌な気分になる方はいません。元気に挨拶することは、仕事、恋愛において印象をとても良くしてくれますので、会話が苦手という方は挨拶だけでもしっかりとするように心がけましょう。
しっかりと相手の話を聞く
引っ込み思案の人は自分から話をすることも苦手だと思います。いつも聞き役に回ることが多いと思いますが、相手の話をしっかりと聞くように心がけましょう。話題を提供することは苦手でも、しっかりと話を聞くようにしていれば、相手からの信頼を得ることができます。
また、話している相手が気持ちよく話せるように、相槌や質問をするなど聞き手としての態度も工夫するようにしましょう。話す人にとって、上手に話を聞いてくれる人はとても好感度が高いです。
自分を責めない
引っ込み思案の人は「引っ込み思案である自分のことが嫌い」という特徴があります。そして、嫌いな自分を責めてさらに嫌いになるといった悪循環に陥っている方が多くいらっしゃいます。
そんな悪循環に陥ってしまわない様に、まずは自分を責めることをやめましょう。そして、嫌な面を責めずに良い面を褒めるように心がけましょう。
自分の良い面を見つけ、褒めることで、少しづつ自分のことが好きになり、仕事や恋愛においても積極的に取り組めるようになるでしょう。
引っ込み思案であることを認める
自分を責めないことと繋がる部分になりますが、引っ込み思案である自分のことを認めるように心がけましょう。無口の人は無口であることを認め、無理に会話をすることをやめてみましょう。
引っ込み思案である自分を認めることで、気を張らずに自然に振る舞うことができるようになるでしょう。気を張らずにリラックスして会話に臨み、場の雰囲気を楽しむようにすることで、周りの人に「ゆったりとした安心感」を与えることができるでしょう。
引っ込み思案を克服する方法5選!
どうにか引っ込み思案を克服したいけど、どうすれば良いか分からないと悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。具体的に引っ込み思案はどのようにすれば克服することができるのでしょうか?
ここでは引っ込み思案を克服する方法をいくつか紹介していきます。人見知りや引っ込み思案を克服したいと考えている方は参考にされてみて下さい。
①人と関わる機会を増やす
まずは人に慣れることが引っ込み思案を克服するには大切になってきます。たくさん人と関わる環境をつくり、慣れることで人と会うことに対する抵抗がなくなります。人と会うことに慣れてくると段々自分に自信が持てるようになってきますので、無理のない範囲で積極的に人と関わる機会を持つようにしましょう。
ポイントとしては、自分の興味があることや得意な分野での集まりに参加することがオススメです。同じ趣味や目標を持った仲間の中で自分の心を表現することで、引っ込み思案は克服されていくことでしょう。
②自分を褒めて認める
引っ込み思案は、思い込みによる影響も多くあります。自分に自信がない、上手く話せないといった感情がさらに引っ込み思案にさせてしまっています。ですから、引っ込み思案を克服するためにはその悪循環から抜け出す必要があります。
「出来ないこと、苦手なこと」に注目するのではなく「出来ること、得意なこと」に目を向け褒めるようにしましょう。上手に話せなくても「人の話をしっかりと聞いてあげることができた」と考えるようにしましょう。少しの自信の積み重ねによって、引っ込み思案を克服していくことができるでしょう。
③引っ込み思案であることをネガティブに捉えない
引っ込み思案と言われると、どうしてもネガティブな意味でとらえてしまいがちですが、意識的にネガティブなイメージを持たない様に心がけましょう。
引っ込み思案な性格は一歩引いた立場から状況を見ることができる、周りの人の発言や行動を観察できるといった良い面も持ち合わせています。そのことを理解して、引っ込み思案=ネガティブといった意味付けをしない様に心がけましょう。前に出て、主張できることばかりが長所ではないのです。
④得意なことを見つける
引っ込み思案の方は自分に自信が持てずに自己肯定感が低い傾向にあります。ですから、引っ込み思案の方は意識して「これが得意」といえるようなものを見つけるようにしましょう。得意なことを見つけることで、自分に自信が持てるようになり、自己肯定感が高まります。
この「得意なこと」は何も一流を目指すといった大げさな意味ではなく、新しいものに挑戦してみたり、興味があるものを楽しんでやるといったことで構いません。目標を持って楽しんで続けていくことで達成感が得られ、自己肯定感を高めるキッカケになってくれます。
⑤恥をかくことを怖がらない
引っ込み思案の方は、「恥をかきたくない」と思うあまり人見知りになってしまったり、発言が出来なくなってしまったりしてしまいます。確かに失敗してしまったり、上手く話すことができないと「恥ずかしい」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、誰しも苦手なことはありますし、失敗だってします。
極度に失敗を恐れて何もできなくなってしまうより、少しづつでも新しいことに挑戦するようにしましょう。失敗を怖がらず、笑い飛ばすくらいに考えておきましょう。
失敗を怖れてばかりいても何の意味もありません。
引っ込み思案は時間をかけてゆっくり克服しよう!
引っ込み思案な方は、自分で自分のことを嫌っている傾向にありますが、引っ込み思案はそれほど悪いことばかりではありません。落ち着いて周りを見ることもできますし、適当な楽観的な考えも持ちません。しっかりと考える真面目さも持っていますし、悪いことばかりではありませんので、自分と向き合ってゆっくりと克服していくと良いと思います。
焦って自分自身にプレッシャーを与えすぎて、行動できなくなってしまっては意味がありませんので、落ち着いてゆっくりと向き合っていくように心がけましょう。