『綾』を使った男の子&女の子の名前!漢字や字画数・意味の由来も徹底調査!
女の子の名前でよく見かける「綾」の漢字ですが、由来や意味を知れば、実は女の子に限らず男の子にも最適なことがわかります。「綾」を使って素敵な名前を名付けられるように、漢字の字画数・由来や意味を解説し、参考になるおすすめの名前をご紹介します。
目次
【綾】は女の子に人気の漢字
「綾」という漢字は女の子の名付けにとても人気の漢字です。「綾」には、「アヤ」という言葉の響きや「織物」の意味やイメージなどから、女性らしさを感じさせるので女の子の赤ちゃんに名付けたい漢字として知られてきました。
「綾(アヤ)」と一文字で読ませる名前はもちろんのこと、「綾音(アヤネ)」「綾乃(アヤノ)」といった名前も、女の子らしい古風な雰囲気を出してくれる名前として、よく名付けられています。
明治安田生命が毎年発表している名前ランキングでも、同じ「アヤ」と読む「絢」「彩」と並んで「綾」の漢字は人気があります。
2004年から2015年の12年間の名前ランキングでは、「綾」が入った名前がベスト100圏内に10回もランクインするほどです。
特に人気の読み方は「アヤカ」という名前で、綾花、綾夏、綾香、綾佳など、いろいろな漢字との組み合わせで名付けられています。
そして近年では、女の子の赤ちゃんだけでなく男の子の赤ちゃんにも「綾」の漢字を入れた名前を付けることも増えてきています。
男の子らしい漢字と組み合わせることで、男の子らしいイメージの名前にすることができます。
男の子の名前の場合、「リョウ」と読ませる名前が多く使われています。「綾太(リョウタ)」「綾平(リョウヘイ)」「綾亮(リョウスケ)」など、男の子らしい漢字と組み合わせることで、男の子に付けても十分素敵な名前になります。
「綾」の漢字の字画数、読み方のバリエーション、意味と由来をまずご紹介しましょう。
【綾】漢字の字画数
「綾」という漢字の字画数は14画です。
多めの字画数と言えるでしょう。
【綾】漢字の読み方
「綾」の漢字の読み方には、一般的な「アヤ」の他にも「リョウ」や「リン」などがあります。
このように読み方も多くあるので、他の漢字と組み合わせれば色んな意味と想いを込めた名前を付けられます。
バリエーションが豊富に考えられるということで、女の子らしい名前にも男の子らしい名前にもしやすいので、名付けたいイメージから色んな名前の候補を出してみましょう。
【綾】漢字の意味と由来
「綾」という漢字の由来をご説明します。
「綾」という漢字は、綾絹(アヤギヌ)という織物を意味しています。「綾」のつくりとなっている「夌」は「陵」「稜」「凌」といった漢字に使われていますが、もともとは石段を登って丘を越えていく人の形からできた字であり、大きな丘といった由来を持っています。
そこから、面と面が交差することで盛り上がった状態をイメージさせることで、糸偏と組み合わさった「綾」には、筋目が織り出された織物を表すこととなりました。
綾織りとは別名・斜文織(しゃもんおり)とも呼ばれる織り方のことで、平織り、朱子織りと並ぶ織物の三大原組織と呼ばれています。
縦の糸が2本もしくは3本の横糸の下を通して織られた織物のことです。綾目と呼ばれる斜めに走った模様が特徴です。
綾織りの織物は柔らかくて伸縮性に優れています。
ジーンズに使われているデニムやツイル、学校の制服やスーツなどに使われるサージはほとんどが綾織りです。
慣用表現としても使われる「綾」
技巧的な言い回しや飾った言い回しを表す言葉として「言葉の綾」という表現があります。社会や人間模様入り組んだ仕組みを「人生の綾」と表現します。「目も綾な」という、まばゆいほどに美しい様子を表す言葉もあります。
このような慣用表現は、綾織りからくる、織り目の複雑さや美しい模様から由来された言葉であり、「綾」が私たちの生活の中に根付いていたからこそ生まれた、深い言葉と言えるでしょう。
【綾】を使った女の子の名前30選
女の子の赤ちゃんに名付けてあげたいおすすめの名前をご紹介します。
読み方のイメージや漢字に想いを込めて、素敵な名前を付けてあげましょう。
亜綾 (ああや)
綾衣聖 (あいせ)
愛綾 (あいり)
綾紀 (あき)
綾咲子 (あさこ)
綾月 (あづき)
綾 (あや)
綾恵 (あやえ)
綾楓 (あやか)
綾星 (あやせ)
綾名 (あやな)
綾音 (あやね)
綾深 (あやみ)
綾女 (あやめ)
綾璃 (あやり)
綾由加 (あゆか)
綾莉珠 (ありす)
夏綾 (かりん)
彩綾 (さあや)
紗綾香 (さやか)
瀬綾 (せら)
奏綾 (そあら)
千綾 (ちあや)
乃綾 (のあ)
麻綾 (まあや)
綾樺 (りょうか)
綾那 (りょうな)
綾叶 (りんか)
綾梛 (りんな)
綾保 (りんほ)
言葉の響きも可愛らしく美しい名前が多くあります。
二文字の名前でも良いですが、三文字の名前にしても古風な雰囲気が出てとても素敵です。
【綾】を使った男の子の名前20選
男の子の赤ちゃんに名付けてあげると素敵な名前をご紹介します。
男の子らしさを感じるイメージの読み方やどんな男の子に育って欲しいかなどの漢字に想いを込めて名前を付けてあげましょう。
綾汰 (あやた)
綾人 (あやと)
綾翔 (あやと)
綾虎 (あやとら)
綾玖 (りく)
綾 (りょう)
綾牙 (りょうが)
綾司 (りょうじ)
綾士郎 (りょうじろう)
綾佑 (りょうすけ)
綾太朗 (りょうたろう)
綾平 (りょうへい)
綾真 (りょうま)
綾吾 (りんご)
綾慈 (りんじ)
綾太郎 (りんたろう)
綾斗 (りんと)
綾音 (りんね)
綾之介 (りんのすけ)
琉騎綾 (るきあ)
男の子の名前に「綾」の漢字を用いても綺麗で男らしさを感じられる素敵な名前が多く考えられます。男の子らしさを感じさせる読み方や漢字のイメージから、想いを込めて良い名前を考えてみましょう。
【綾】漢字のイメージ
「綾」の漢字を入れる名付けに際して、漢字のイメージを由来・意味などから確認しておきましょう。
「綾」の漢字には、綾織りや綾絹から織物や着物といったイメージが思い浮かびます。
美しい織物であることから、上品で美しいイメージもあります。
「綾」の漢字を使った四字熟語
「綾」の漢字が使われた四字熟語もあります。その熟語と意味をご紹介します。
- 綾羅錦繍(りょうらきんしゅう)
気品があって美しい織物を表すことから、美しい身なりをするさまを言い表します。また、鮮やかで美しいことも表す言葉です。
「綾羅」は綾絹と薄絹のことで、気品のある美しい布をたとえています。
- 紫緋紋綾(しひもんりょう)
高貴な人が着る、美しい文様の華やかな着物のこと。「紋綾」は模様のことを表しています。
- 綾羅錦繍(りょうらきんしゅう)
美しく着飾ることや、その際に切る艶やかな衣服のことを言い表します。
このように、「綾」の漢字が入る言葉・熟語には、高貴さや上品さ、美しさなどを言い表していることが多いようです。「綾」は字画数も多いので、漢字のフォルムからも高貴な感じが伝わってくるようです。
男の子・女の子の赤ちゃんの名付けの際にも、華美・高貴さや上品さといったそのような想いを汲んでみると良いでしょう。
【綾】どんな願いを込める?
赤ちゃんの名前に「綾」を入れる時には、赤ちゃんが成長した時の姿をイメージして、想いを込めてあげると良いでしょう。
綾の織物が意味することから、イメージを膨らませてあげるのがおすすめです。
たとえば、「上品で美しい」イメージから、「外見も内面も美しく魅力的な人に成長して欲しい」「華のある人生を送って欲しい」という想いを込めることができます。
「高貴な奥ゆかしさ」のイメージから、「繊細な神経を持ち、物事の機微に敏感で心遣いのできる人に成長して欲しい」という想いを込めることができます。
このようなイメージは女の子に限らず男の子にも当てはまる想いです。一緒に組み合わせる漢字の意味や読み方で、素敵な名前を付けてあげると良いです。
「綾」の漢字自体は字画数も多めなので、漢字のバランスが取りやすいので、色んな漢字との組み合わせが考えられると思われます。
【綾】を使って素敵な名前をつけよう
「綾」の字画数、意味や由来などをご紹介しました。
どのような想いを込めて名付けしたら良いかのイメージの参考にしてみてください。
パパ・ママが赤ちゃんの成長を願って付ける大事な名前なので、ぜひ素敵な名前をプレゼントしてあげてください。