ランドセルの色がいじめの原因になる？どんな色を選んだらいいの？

「値段が高いランドセルは汚れにくいのかしら」「派手な色を選んで目立ちすぎるといじめられるかも」などランドセル選びはいろいろ迷いやすいものです。考えすぎてもきりがないので、どんな風にランドセルの色選びをしていけばいいのかポイントを確認していきましょう。

筆者が小学生の頃、ランドセルはほとんどが赤と黒の2色でした。子供が男の子だと赤色のランドセルを使うことはなく、女の子が黒色のランドセルを使うこともありませんでした。もしそれらの色のランドセルを使っていたらいじめの原因になると言われていましが、今は色の種類が豊富で選択肢が多くランドセルの色が原因のいじめはおきにくくなっています。

新しい小学校生活に期待してランドセル選びも熱が入ります。熱が入るのはよくわかるのですがランドセルは6年間使うものなので後悔はしたくありません。ここではランドセルの色選びで後悔した親の声を集めてみました。子供のランドセル選びの参考にしてくださいね。

小学生くらいの子供に汚れないように物を使いなさいと言ってもそれは無理な話です。特にランドセルは毎日使うものなので少しずつ汚れも目立つようになります。ピンク・ライトブルー・ラベンダーといった薄い淡い色は特に手入れをしても汚れが目立つので気になる場合は赤・黒・茶色などの濃い色を選ぶのが安心です。

子供の性別とは逆のイメージの色、例えば男の子にピンクや赤色、女の子に黒色のランドセルを持たせると目立つため、からかわれたりいじめられたりする原因になりかねません。相手の子供に悪意はなくても本人にとっていじめに感じられる場合も多いので色選びには性別に似合わない色はさけるのが無難です。

子供がいいと言った色のランドセルを購入したものの高学年の頃に友達とくらべて色が派手で目立ちすぎるからということが原因で使うのを嫌がるようになったという声もきかれます。子供の性格にもよりますが流行の色を選んだのが原因で起こりやすいので、心配な場合は飽きがこない色、赤・黒・茶色などを選ぶとよいでしょう。

色々考えて選んだランドセルですが子供の成長と共に好みが変わったり、ランドセルの色がきっかけでからかわれたりいじめられたりとトラブルが起こる場合があります。後悔しないランドセルの色選びを6つ順番に解説します。

ランドセルの色は種類が多くて選ぶ楽しみがありますが、多すぎて迷いがちにもなります。子供が通う小学校でどんなランドセルの色が多いのか確認しておくと安心です。その学校で多い色のランドセルを選んでおくといじめなどのトラブルも防止できる可能性が高まります。また学校によってはランドセルの色が指定されている場合もあります。こちらも小学校に問い合わせてからランドセルの色を選びましょう。

色が豊富で目移りしてしまい一色に子供も親も決めることができない時は、仲のよいママ友にランドセルの色を何色にするかあらかじめリサーチするのも有効な方法です。特に上の子を育てているママ友の場合は通う小学校の色の傾向、ランドセルを選んで購入してよかった点、後悔した原因を聞くことができるので色選びに効果的です。

ランドセルを使うのは子供なので色を自分で選ばせるのも一つの方法です。自分で選んだ色のランドセルにすると子供も納得して6年間使ってくれる可能性が高まります。また、自分で決めた色の場合そのことが原因でからかわれたりいじめられたりしても子供は乗り越えられることが多いです。（実際に目立つ色でもいじめにつながるケースはあまりありません）但し色が豊富で目移りしやすく選ぶのに時間がかかりすぎる場合があるので、親がある程度色の候補を決めてその中から子供に気に入った色を選ばせるとよいでしょう。

カラフルな色が増えてきているランドセルですが子供が目立つ色を選んだ場合、先程目立つ色を選んだ場合からかわれたりいじめられたりすることは多くないと述べましたが皆無とはいえません。いじめられてひどく落ち込むことも考えられるので、おとなしくていじめられても言い返すことのできない性格の子供なら目立つ色は避けるのが無難です。場合によっては親がオーソドックスな色を上手に勧めていくことが大事になります。

子供が低学年の頃は喜んで使っていたランドセルも、高学年になるにつれ汚れがひどくなりすぎてしまったり、いじめがきっかけでランドセルそのものが嫌になってしまったりすることもあります。できれば6年間大事に使ってほしいランドセルですが無理な場合経済的に余裕があれば思い切って買い替える方法もあります。

本来は汚れを防ぐためのカバーですが子供の気分をかえるため、あるいはランドセルが原因でいじめにあってつらい時イメージをかえるためにランドセルにカバーをかけてみる方法もあります。ランドセルを買い替えるのに抵抗がある場合はまずランドセルカバーの購入を検討してはいかがでしょうか。

いままでランドセルの色について解説しましたが実際にどんな色のランドセルが売れているのでしょうか。ここでは男の子・女の子別に人気のある色を解説します。人気のある色はすぐ売り切れてしまうのでこの記事を参考に購入する色を決めてしまいましょう。

男の子に人気があるのはどんな色でしょうか。メーカーの売れ筋から人気があるランドセルの色を調べてみました。

色が豊富になったとはいえ女の子に比べると男の子のランドセルの色の選択肢は少ないので「黒」が根強い人気を誇っています。長所としては無難な色なので学年が上がっても使いやすく汚れ・傷が目立つことが少ない点です。短所を挙げるとすれば多くの子供が使用する色なので個性に欠ける点になります。

一言で「青」といっても紺色からライトブルーまで色の種類は多くあります。ライトブルーのような明るい「青」は元気なイメージにひかれて購入する方が多くなっています。汚れ・傷が目立ちやすいことが欠点です。暗めの「青」の代表の紺色は逆に汚れ・傷が目立ちにくく、落ち着いた色で高学年でも使いやすくなっています。

「黒」や「青系」に比べるとやや人気が低い「緑系」ですが徐々に人気が高まっています。明るい「緑」より暗めの「緑」の方が落ち着いた印象で汚れ・傷も目立ちにくいので人気があります。「緑系」のランドセルはまだまだ数も少ないので注目度も高まります。

男の子にくらべるとカラーが豊富な女の子のランドセルはどんな色が人気でしょうか。こちらも各メーカーの口コミから売れ筋の色を解説します。

カラフルな女の子ランドセルですが1番人気は定番の「赤」です。1位といっても2位以下と差は少なくなっていますが根強い人気を誇っています。長所としては「黒」と同じように汚れ・傷が目立ちにくいところです。短所は他の色に比べて個性に欠ける点があります。但しその欠点を補うように控えめな装飾を施してあるランドセルもあります。

赤に次いで人気が高いのが「ピンク系」になります。小学生の登下校でも以前に比べるとよく見かけるようになりました。ライトピンクといった薄いピンクやディープピンクのような濃いピンクがあります。かわいいものが好きな女の子にむいた色ですが、明るすぎるピンクは高学年では使いにくい傾向があります。

「ピンク系」についで人気を伸ばしているのが「茶系」のランドセルです。女の子向けの色で取り上げていますが「茶系」のランドセルを使っている男の子も見かけることもあります。チョコレートのような濃い茶色は汚れ・傷が目立ちにくく落ち着いた色なので高学年になっても飽きずに使えます。キャメルのような薄い茶色も落ち着きがありますが汚れ・傷は目立ちやすくなります。

ランドセルの色でいじめがおこる場合は多くないと考えられるので基本は子供に色選びをまかせてよいでしょう。また、色以外にもサイズや重さなど押さえるポイントはいくつかあるので親が上手に誘導しつつ子供の意見を取り入れていくと後悔する可能性は低くなります。子供の選んだ色が目立つ色でどうしてもいじめが心配な時でもランドセルカバーを使う、奥の手でランドセルを買い替える方法があるので安心していきましょう。