押し付けがましい人の心理や特徴!上手な付き合い方や対処法も!
親切にしてくれるのは嬉しいけれど、こちらのペースを乱してまでお節介をする「押し付けがましい人」が身近にいませんか?今回は、押し付けがましい人の心理や特徴に注目して詳しく解説します。付き合い方についても併せてご紹介するので、困っている方は参考にしてみてください。
目次
押し付けがましい人に悩まされていませんか?
男性・女性に関わらず、押し付けがましい行動をする人はどこにでもいるものです。ほとんど関わりのない人が押し付けがましい性格をしているのであれば問題ありません。しかし、家族・友人・恋人・職場の人が押し付けがましい性格をしていたら避けて通ることはできないのです。そこで今回は、なぜその人が押し付けがまし性格をしているのかを心理や特徴から読み取り、また対処法や付き合い方についても詳しく解説していきます。
そもそも「押し付けがましい」とは?
相手の気持ちを考えずに自分の意志を押し付けてくるような人の行動を、「押し付けがましい」と言います。たとえそれが自分のわがままでも、間違ったことでも、押し付けがましい人は無理矢理押し付けて自分の意志を通し切るのです。押し付けがましい人は自然と相手をコントロールしようとする思考を働かせるので、相手がどんな気持ちだろうと関係ありません。
押し付けがましい人の心理5選!
1.自覚がない
押し付けがましい人の心理ですが、相手に自分の気持ちを押し付けているという自覚がほとんどありません。それどころか、「正しいことをしている」という心理状態にあります。この心理状態が悪化すると、法律よりも自分が正しいという思考になってしまうこともあるのです。
2.自分がやるべきと思い込んでいる
誰かが困っている時にサポートしてあげることは悪いことではありません。しかし、過剰なサポートは感謝されるどころか鬱陶しいと感じることでしょう。押し付けがましい人は相手へのサポートを自分がやらなければならないと思い込んでいることが多く、必要以上のサポートをすることもしばしばあります。相手の意志を無視されながらされるサポートは非常に迷惑な行為です。
3.好きな気持ちの表れ
押し付けがましい人は意外にも、嫌いな相手に対してお節介を焼くことをしません。相手のことが好きだからこそ、手を貸したいという心理状態にあるのです。男性・女性問わず、好きな人を心配する気持ちが優位に立ち、相手のためになると思ったことは全て実践します。それがたとえ間違った行動であろうと、押し付けがましい人からしてみれば「相手のためにしてあげた」という優越感に浸ることができるのです。
4.一人が寂しい
承認欲求が強いのも押し付けがましい人の特徴です。誰かに自分を認めてもらいたい一心で、余計な親切まで押し付けてしまうのです。相手のためではなく自分に感謝してもらいたいという心理が先走り、常に誰かにつきまといます。承認欲求の強い押し付けがましい人は誰かに認めてもらえないことが恐怖につながるので、一人でいることができないのです。
5.見返りを期待している場合も
相手を過剰にサポートしたり、お節介をしたりするのが押し付けがましい人の特徴ではありますが、中には見返りを期待して押し付けがましい行為をしている人もいます。「あれだけの親切をしてあげたのだから、これくらいできるでしょう?」というように見返りを求める人もいるのです。
また、押し付けがましいことに対してキッパリと断ると「あれだけ助けてあげたのにひどい!」というように、逆ギレから見返りを求めてくる人もいます。
押し付けがましい人の特徴【男性編】5選!
1.主導権を握りたい
押し付けがましい男性の心理には、男だから主導権を握りたいといった特徴があります。主導権を握りたいがために、自分を強く見せようと女性に対して押し付けがましい行動や言動をするのです。悪化すると、相手を操ろうとする男性も中にはいます。
デート中、女性が否定の言葉を口にすれば逆ギレする可能性もあります。それでも自分の意見を押し通して最後までデートを終え、「俺の言う通りに行動したから楽しかっただろう?」と自分の気持ちを押し付けてくるのです。
2.主観でアドバイスする
男性が押し付けがましい行動をする時は、上から目線で物を言う人が多いのが特徴です。筋道を立てて論理的に話すことはまずありません。それでいて自分の思考は絶対に正しいと思い込んでいるので、主観的なアドバイスをします。
中には論理的に話しているような素振りでアドバイスを進めている男性もいますが、話し終えた時に結局何を言いたかったのか分からないといったケースもあるのです。自分が論理的に丁寧に話を進めてあげたのにもかかわらず理解していない相手に対し、「俺が常に改善策を立ててあげなくては」という心理になる男性もしばしばいます。そして間違ったアドバイスですら、相手のためになっているのだと勘違いするのです。
3.周りの気持ちがわからない
押し付けがましい男性は、自分が押し付けがましいことをしているという心理状態にありません。自分は正しいと思い込んでいるため、相手が傷つくかもしれないという思考がないのです。相手の気持ちを考えることができないので、悩んでいる人に対してみんながどう言葉をかけてあげようかと困っていても、思った言葉をすぐ口に出します。そこで悩んでいる人が傷ついたとしても自分の意見が正しいと思い込んでいるので、その人を罵倒することもあるのです。
4.配慮に欠けている
相手の気持ちを考えることができない心理状態にあるので、押し付けがましい男性は相手への配慮を考えることがありません。相手がどんなに迷惑に感じていようとお構いなしなので、押し付けがましいことを一通り口に出すことで達成感を得ているのです。オブラートに包みたい事柄も平気で口に出しますし、そのことについても「俺が助けてあげたんだ」と周囲に漏らすこともあります。
5.相手を否定しがち
押し付けがましい男性は主導権を握りたいがために、相手よりも優位な立ち位置にいなければなりません。押し付けがましい行動や言動は全て相手のため、自分が一番正しいと感じているからこそ、こうした自分の行動を相手に否定されると逆にその相手を否定することも多々あるのです。
押し付けがましい性格を否定されずに育ってきた男性や、押し付けがましいと誰かに言われても聞き入れなかった男性は特に、自分が間違っていないと思い込んだまま大人になってしまいます。
押し付けがましい人の特徴【女性編】5選!
1.母性本能が強すぎる
押し付けがましい女性の心理には、母性本能が強すぎるといった特徴もあります。押し付けがましい人は相手への過剰な親切やお節介をしたがる傾向にありますが、母性本能が強いことで余計に「私がやってあげなければこの人はどうなってしまうの?」という心理状態に陥るのです。そのため、友人や恋人に小さな子供のお世話をする感覚で接することが多くあります。
2.自分が正しいと思い込んでいる
自分が正しいと思い込むのは押し付けがましい人の特徴ですが、女性はその傾向が特に強くあります。幼い頃にお姫様扱いをされる女の子は意外と多く、自分の主張は当たり前のように叶えてもらったことも原因と考えられます。大人になるまで自分が一番正しいと思い込みながら生活を続けてきたので、お世話を焼きたいというよりは周りの主張を受け入れずに自分の気持ちだけを押し付けるタイプの女性です。
3.人の世話やお節介が好き
押し付けがましい女性には母性本能が強いという特徴があり、人のお世話やお節介を焼くのが好きな女性はこの特徴が関係しています。良く言えば困っている人を放っておくことができない優しい性格の持ち主ですが、相手の気持ちを汲み取ることはできません。自分が母親にされてきた経験や雑誌で読んだ情報が全て正しいと考えているので、過剰にサポートしようとします。
この手の女性は、結婚した男性にも世話を焼きすぎたり、男性から相手にされなくなると子供に全ての愛情を注いでしまうタイプです。
4.自分の話をしたがる
おしゃべりが好きな押し付けがましい性格の女性は、相手が話している内容は右から左へ筒抜けです。自分の考えが全てなので、相手がどんな気持ちになろうと話している最中でも自分の話を切り出します。相手の話を最後まで聞けないのも、押し付けがましい性格をした女性の特徴です。
5.相手の心に土足で踏み込む
押し付けがましい女性は相手に興味がないので、自分の押し付けがましい行動や言動で相手が迷惑に思っていても自覚がありません。相手が自分に対して引き気味であろうと、嫌がっているそぶりを見せようと気がつかないのです。相手との距離感をイマイチ掴むことができていないのですが、そんなの関係なしにプライベートまで平気で踏み込みます。
押し付けがましい人への対処法を3つ紹介!
1.肯定しつつ受け流す
自分が一番正しいと思い込んでいるので、押し付けがましい人は否定されると腹立たしい気持ちになります。とはいえ、押し付けがましい行動や言動を受け続けるのはこちらもストレスになりますよね。そんな時は、押し付けがましい人の意見を肯定する対処法がおすすめです。肯定ばかりしていると相手も調子が良くなり余計に押し付けがましいことをしてくる可能性があるので、肯定したらすぐに受け流すようにしてください。
2.「こういう人なんだ」と受け入れる
押し付けがましい人は間違ったことをしているという意識がないので、善意の気持ちがあっての行動かもしれません。悪い人ではないと感じたら、「こういう人なんだ」と受け入れた付き合い方も一つの対処法です。押し付けがましい人の近くにいると振り回されてしまうので、適度な距離感を保った付き合い方をしてみてはいかがでしょうか。
3.きっぱり断る
しつこく迫られる場合は、きっぱりと断る対処法がおすすめです。善意でもなんでもない押し付けは、決してあなたのためではなく自分のためにしている行動なのです。不要な親切を断った時に怒るような相手は、今後も面倒なことに巻き込んでくる可能性があります。付き合い方を考えるよりも、「私は大丈夫です」と思い切って断った方がストレスなく過ごせますよ。
押し付けがましい人との付き合い方は?
【職場の先輩】褒めてから意志を伝える
職場の先輩が押し付けがましい性格をしていると、言い出しにくいのが本音ですよね。そんな時は、押し付けがましい行動や言動に対して一言褒めてみる対処法がおすすめです。相手の立場を立ててあげることができるので、先輩も悪い気持ちにはならないでしょう。そして、褒めた後はしっかりと自分の意志を伝えましょう。
押し付けがまし先輩にアドバイスをされたら、「そのやり方いいですね。ですが、今回はこちらのやり方で進めるよう言われているので、もしもできなかった時は先輩のやり方で進めてみます。」と、自分の意見をうやむやにせずはっきりと明確に伝えることが重要です。押し付けがましい先輩との付き合い方に悩んだ時はぜひ参考にしてみてくださいね。
【彼氏や彼女】自分の考えをキチンと伝える
恋人が押し付けがましい行動や言動をしてくる時は、自分の考えを素直に伝える対処法がおすすめです。好き合って付き合いをしているのですから、平等な立場にあるはずです。押し付けがましい相手に流されたまま付き合いを続けていけば後々喧嘩にもなりますし、同棲をすればストレスが溜まります。お互いに気持ちよくバランスのとれた付き合い方ができるといいですね。
【友人】やんわり断る
仲の良い友人にも押し付けがましい人がいるかもしれません。付き合い方を改善させるのは難しいので、傷つけたくない時は一度お礼を伝えてからやんわりと断る方法がおすすめです。ただし、曖昧な言葉で断ると「遠慮しないで」と迫ってくる可能性もあるので、その時はきっぱりと断る対処法にしましょう。
【親や親戚】成長して自分の意志がある事を伝える
親や親戚はまだまだ世話を焼きたくて、押し付けがましい行動を取ってしまうこともありますよね。そのほとんどは善意でしてあげていることですが、子供側からすれば「もう20歳なのに」と思うこともあります。そんな時は、「成長して一人で考えられるようになったよ」などと自分にも意志があることをしっかりと伝える対処法がおすすめです。
親や親戚との付き合い方まで悪化させないよう、自分のためにしてくれているという感謝の気持ちは忘れないようにしましょう。
自分も押し付けがましい人かも?と思った時の改善策は?
他人を信用するように心がける
相手に押し付けがましい行動や言動をするのは、自分が正しいと思い込んでいたり相手ができない人間だと思い込んでいたりするのが原因です。そもそも相手の能力を疑問視しているので、まずは他人を信用することが改善につながります。相手にやらせてみるとできることがほとんどなので、まずはそれを自分の目で確かめましょう。相手を信用するために自分から何か相談してみるのも改善策です。
自分が正しいとは限らないと思うようにする
自分が正しいと思い込んでいる人は、何を根拠にそう考えているのでしょうか。押し付けがましい生き方をして、他人を悩ませたことは一度もないのでしょうか。自分が正しいと思い込んだことで傷つく人間は本当にいないのか、自分のやり方以外にもベストな方法はないのか、今一度考えてみるのも改善策です。相手の話に口出す前に、話を全て聞いて理解してから口を出すのも改善策ですよ。
客観的になる
相手に押し付けがましい対応をしてしまうのは、相手のことしか見えていないことも原因の一つです。押し付けがましい行動や言動をしてしまいそうになる時は、一歩下がって周囲の会話を口出しせずに聞いてみましょう。自分の意見が一番正しいと思っていたのに、案外他の人の意見を聞くと賛同することができますよ。
完璧主義を捨てる
相手に対して押し付けがましい発言をする人は、自分が思い描いている理想を実現させようとしてコントロールしようとします。理想通りに物事が進まないと口出ししてしまう人は、完璧主義であることがほとんどです。この完璧主義を改善させるのも、押し付けがましい性格を治す一つの対処法です。
ネガティブな考え方をやめる
周りをコントロールしたい人はネガティブな性格をしていることもあります。自分が助けてあげないと物事が改善されないと考えているのです。ネガティブな人は最悪な事態を想像して生活しているので、誰かがやらなければ自分がやらないと後で困ってしまうと思い込んでいます。
これから起こるかもしれない恐怖と戦うために押し付けがましい行動や言動をするのは相手も自分も疲れます。ポジティブな思考ができるよう練習するのが一番の改善策です。
押し付けがましい人はあなたを思っている人かもしれない!
押し付けがましい人はただ押し付けがましい性格をしているのではなく、相手に対して愛を持っている可能性もあります。「自分が助けてあげなければ」という善意の気持ちで接していることの方が多いので、「自分のことを思ってくれている」と感じていたら、一緒に改善策を立ててみてはいかがでしょうか。