股割りの正しいやり方とコツ!効果的なストレッチ方法も解説!
股割りって知っていますか?聞いたことはあるけど、股割りってなんだか痛そうなイメージですか?実は股割りには腰痛の改善や代謝アップなど、老若男女問わず嬉しい効果がたくさんあるんです!効果的に股割りをマスターするコツ、無理なく続けるコツや器具などをご紹介いたします。
目次
- 1まずは股割りについて解説!
- 2股割りで得られる6つの効果
- 3股割りメソッドの準備運動に!効果的なストレッチ方法2選!
- 4股割りで重要な骨盤を立てる(正しい位置にする)方法とは?
- 5股割りメソッド【初級編】①横方向の正しいやり方4ステップ!
- 6股割りメソッド【初級編】②縦方向の正しいやり方5ステップ!
- 7股割りメソッド【中級編】①横方向の正しいやり方5ステップ!
- 8股割りメソッド【中級編】②横方向の正しいやり方5ステップ!(part2)
- 9股割りメソッド【中級編】③縦方向の正しいやり方5ステップ!
- 10股割りメソッド【上級編】①横方向の正しいやり方5ステップ!
- 11股割りメソッド【上級編】②縦方向の正しいやり方5ステップ!
- 12股割りを成功させるための7つのコツを紹介!
- 13股割りをする際の2つの注意点
- 14股割りができるようになる期間は?
- 15股割りにおすすめの器具3選!
- 16股割りの参考になるおすすめの本3選!
- 17股割りは継続が大切!正しく練習して結果に繋げよう!
まずは股割りについて解説!
股割りと聞くと、運動部で先輩が後輩に無理やり開脚させられて力いっぱい背中を押されているイメージを思い浮かべる方も多いかと思いますが、効果的に股割りを行うためにも、まずは実際の股割りについて解説させていただきます。また、器具を使った股割りもありますので、後半でご紹介いたします。
股割りとは?
股割りとは、主に相撲の稽古などのスポーツで十分に開脚姿勢がとれるようにするために行う柔軟運動のことです。相撲の他にも、ダンス、フィギュアスケート、体操競技、ヨガなどに取り入れられています。股割りには股関節の可動域を上げ、股関節が動く範囲を広くする効果があります。
ストレッチとの違い
股割りとストレッチの主な違いは、股割りが股関節の可動域を広げて動く範囲を広くする開脚を行うのに対し、ストレッチは筋肉を伸ばして柔らかくし、動ける範囲を広くします。関節の可動域を大きくすることと筋肉を伸ばすだけでは動きの質も大きく異なります。
股割りで得られる6つの効果
股割りについて理解したところで、股割りで得られる効果についてご紹介していきましょう。腰痛の改善や代謝を上げる効果など、6つの効果をご紹介いたします。
①股関節の可動域が上がる
股関節の可動域を上げると、筋肉を伸ばしてバランスを整え、柔軟性を備えた動きが可能になります。体が柔軟になるということはその分だけ余裕もバネもできるので、今以上の力を発揮しやすくなるという効果があります。
②怪我の防止
股割りを行うことで股関節の可動域が上がることはすでにご紹介しましたが、このことから、お相撲さんたちの間では怪我の防止効果の観点からも股割りをする習慣があるようです。
③代謝を上げる
股割りの一般的な効果として、代謝があがり冷え性などの防止効果が挙げられます。股割りは、筋肉や関節の柔軟性が高まり、凝り固まっていた筋肉や関節が原因で悪くなっていた血流を改善する効果があるためです。
④O脚の改善
O脚は主に骨格の歪みにより体が曲がっていたり、傾いた姿勢になっていることで起こります。股割りをすることで骨盤を中心とした股関節周辺を鍛えることで、正し姿勢を取り戻し、O脚の改善に効果があります。
⑤腰痛の改善
腰痛は腰の骨やクッション材となる組織を支える人体や筋肉、神経などによって起こります。筋肉の疲労や衰えによって腰を支える筋肉の力が低下してしまうと、血行不良を起こし、腰痛が発生します。股割りは腰痛の原因となる血行不良を改善する効果が期待できます。
⑥骨盤矯正
骨盤が歪んでくると、むくみや冷え性、生理不順、肩こりに腰痛などさまざまな不調が起こります。特に女性は骨盤周辺にある子宮と卵巣周辺の血流やリンパの流れが悪くなると、生理痛が悪化したり、病気になってしまうこともあります。また、骨盤が歪むと骨格も歪んでしまうので、太る原因にもなってしまいます。
骨盤を矯正すると、むくみや冷え性、腰痛、肩こり、生理痛などさまざまな症状が改善されます。内臓も正常な位置になり、バランスの良い綺麗な体型になるのです。股割りは股関節周りを鍛える効果があり、体の重心が定まることで正しい姿勢を保つことが可能になります。
股割りメソッドの準備運動に!効果的なストレッチ方法2選!
では実際に股割りメソッドをマスターできるようになるにはどうしたら良いのでしょうか?股割りが効果的に行えるコツを踏まえて、効果的なストレッチの方法をご説明いたします。股割りメソッドを最短で成功させるにはまずこのストレッチをマスターしましょう。このストレッチを行うだけでも肩こり・腰痛の緩和につながります。
①座った状態で前屈
両足の裏を合わせて膝を開いた状態で床に座り、かかとを体に引き寄せて両手で足を包むように持ちます。骨盤を立てるイメージで姿勢を正すことがコツです。ゆっくりと息を吐きながら前屈していき、30秒キープします。胸が一番最初に床につくことをイメージし、胸を突き出して倒れることがコツです。このコツをマスターするだけで、無意識に背中を伸ばしながら正しい姿勢での効果的なストレッチが可能になります。
②足をのばして前屈
足をまっすぐ前にのばして座ります。ここでも骨盤を立てることを意識しましょう。体の前で両手をつないで上に持っていき、手のひらを裏返し天井に手のひらが見えるようにします。そのまま上にのび、背中をのばした状態で両の掌を元に戻したら、背中はまっすぐにのばしたまま、ゆっくりと息を吐きながら上体を倒して前屈していき、30秒キープします。
前に倒れるときに両手と上半身を遠くに出すようにして前屈することがコツです。そうすることで背中をまっすぐにのばしたままキープすることができます。つま先は天井を向くようにし、できればつないだ両手をつま先にかけられるように頑張ってみましょう。
股割りで重要な骨盤を立てる(正しい位置にする)方法とは?
骨盤を立てるということは骨盤を正しい位置にするということです。骨盤の正しい位置を知るために、まずあぐらをかいて骨盤を確認します。骨盤を両手で持つと、ポコッと出た腰骨があります。そこに手首を当て、指先を恥骨に当てて親指と人差し指で三角形を作ります。この三角形が床と垂直な位置にあることが、骨盤の正しい位置となります。
骨盤が正しい位置かを確認するためのコツは、左右が水平であること、前後の向きが正しいこと、正面を向いていることの3つです。骨盤が水平ということは、どちらかの骨盤が上にあがっていないということです。前後の向きが正しい角度にあるということは、骨盤の向きが前に出すぎていたり後ろにいきすぎていないということです。骨盤の歪みは腰痛の原因にもなります。
そのまま骨盤を前後に動かし、手で作った三角形が床に対して垂直になる骨盤の位置を探してみましょう。それが座位での骨盤の本来あるべき位置の目安であり、骨盤を立てるということです。正面を向いているということは、左右の骨盤のねじれがないということです。この点に気を付けながら股割りストレッチを行うことが骨盤を立てるコツです。
股割りメソッド【初級編】①横方向の正しいやり方4ステップ!
体が硬い人がいきなり股割りメソッドを行うと腰痛の悪化やケガをする恐れがあります。最短で股割りメソッドをマスターするためには正しいやり方を理解し、股関節を柔らかくしましょう。まずは横方向の股割りメソッドをご紹介いたします。コツやポイントをしっかり押さえましょう。
①壁に背中を付けてあぐらの姿勢で座る
ヨガマット等を持っている人はそれを壁の前に敷いて、壁に背中をつけてあぐらの姿勢で座りましょう。ない場合は、滑りにくいように工夫をするとよいでしょう。
②両足の裏をくっつける
通常のあぐらとは違い、脚を重ねずに足の裏同士をくっつけた状態にします。骨盤を立てるようにしっかり意識します。
③両手で膝を床に押さえつける
そのまま両膝を手で下方向に押さえつけます。壁に背中をつけずにこれを行うと、ひざの反発で床にくっつけることが難しくなりますので、それを防ぐために壁に背中をつけた状態で行います。そうすることで股関節がしっかりとストレッチされます。床につかないという方は、グッと下に押し付けるように力をいれてみましょう。
④腹式呼吸を行う
目安としてはそのまま10秒間(できる方はもっと長くても良いです)腹式呼吸を行います。
股割りメソッド【初級編】②縦方向の正しいやり方5ステップ!
横方向の股割りメソッドができたら、次は縦方向の股割りメソッドに挑戦しましょう。コツをしっかりおさえてマスターしてください。
①両足を前後に大きく開く
先ほどと同様に、ヨガマット等がある方はその上に、ない方は滑りにくいところに立ちます。両足を可能な限り、前後に大きく開きます。
②両足に体重を均等にかける
できる限り足を前後に大きく開いたら、この時はまだ両足にかかっている体重は均等です。
③上半身を後屈させ下半身を前に押し出す
上半身を後屈させて下半身を前に押し出すには、後ろ側の膝を伸ばし、かかとを少し浮かせます。この時、前側の膝は少し曲がった状態になっているでしょう。股関節の前側が気持ち良いと感じたらメソッドが効果的に作用している証拠です。
④腹式呼吸を行う
リラックスした状態で腹式呼吸を行います。目安は10秒程度です。
⑤足の前後を入れ替え同様に行う
股割りメソッドを均等に行うために、足の前後を入れ替えて同じことを繰り返します。
股割りメソッド【中級編】①横方向の正しいやり方5ステップ!
股割りメソッド初級編をマスターしたあなたは、股割りメソッド中級編に挑戦してみましょう。さらなる効果アップが狙えます。
①床に座り股関節を開く
まずは床に座って両足をなるべく横に開脚します。骨盤を立てるように意識するのがコツです。
②骨盤を前に倒す
開脚したまま骨盤を前に倒すようなイメージで体を前傾していきます。きつい場合は軽く膝を曲げても良いです。骨盤を倒す感覚がわからなければ、お尻の下に折り曲げた座布団などを敷くとやりやすくなります。ここで背中を丸めないように注意するために胸を張るのがコツです。
③胸を床にくっつける
どんどん前傾していき、胸を床につけるようにします。
④肩甲骨を内側に寄せる
両手を後ろにまっすぐに上げて立てるようなイメージで、肩甲骨を内側に寄せます。こうすることで背中の緊張が解けて前に倒れやすくなり、さらに股関節が開くコツになります。
⑤腹式呼吸を行う
力を抜いてリラックスし、腹式呼吸を行いましょう。目安は10秒~1分程度です。
股割りメソッド【中級編】②横方向の正しいやり方5ステップ!(part2)
同じく、中級編の股割りメソッド横方向です。しっかりコツをおさえて効果的なやり方をマスターしましょう。
①床に座り股関節を開く
先ほどのメソッドと同様に、床に座って股関節を左右に開脚します。骨盤を立てるように意識しましょう。
②反対側のつま先を掴む
開脚した状態のまま、左手で右手のつま先を掴みます。
③つま先をしっかりと立てる
Part1、part2ともに、つま先をしっかりと立てることがコツです。きつい場合は膝を少し曲げても良いです。
④腹式呼吸を行う
力を抜いてリラックスし、腹式呼吸を行いましょう。目安は10秒~1分程度です。
⑤もう一方も同じように行う
続いて反対に右手で左足のつま先を掴みに行きます。同様に、10秒~1分程度行います。
股割りメソッド【中級編】③縦方向の正しいやり方5ステップ!
縦方向の股割りメソッド中級編にも挑戦しましょう。コツをしっかりおさえて効果的に行いましょう。
①立った状態で両足を前後に大きく開く
まずは立った状態から両足を前後に間隔を大きくあけて開脚します。手はお尻辺りに置きましょう。この時も骨盤を立てるイメージを忘れずに行います。
②後ろ足の膝を床に付ける
開脚した状態から後ろ足の膝を床に付けます。
③胸を張り姿勢を正す
背中を丸めないようにして、しっかりと胸を張りましょう。
④腹式呼吸を行う
リラックスした状態で腹式呼吸を行います。10秒を目安に行いましょう。
⑤反対側も同様に行う
開脚する足の前後を入れ替えて同様に行います。比較的簡単なメソッドなので、テレビを見ながらでも可能です。習慣づけるよう心がけましょう。
股割りメソッド【上級編】①横方向の正しいやり方5ステップ!
最短で股割りの効果を得たいなら、こちらの器具を使った方法がお勧めです。使い方のコツをおさえれば手軽に股割りをマスターできます。
①専用器具(レッグストレッチャー)を準備する
まずは股割りの専用器具であるレッグストレッチャーを用意します。股割りにおすすめの器具は後ほどご紹介します。
②ストレッチャーに座りハンドルを回す
レッグストレッチャーに座り、ハンドルをぐるぐる回します。すると徐々に足の部分が左右に開脚していき、股関節のストレッチができます。もちろん、骨盤を立てることを忘れないようにしましょう。
③骨盤を倒すように意識する
背中を丸めないようにし、骨盤を倒すように意識します。
④必要に応じて座布団などを用いて調整する
骨盤が倒れる効果をさらにアップさせるために、必要に応じてお尻の部分に折り曲げた座布団などを敷くと良いでしょう。
⑤腹式呼吸を行う
リラックスして腹式呼吸を行います。目安は10秒~1分程度です。このメソッドの最大のメリットは、レッグストレッチャーはテレビを見たりゲームをしながらでもできてしまうところです。漫然と過ごしていた時間がストレッチの時間に早変わりします。また、股関節を最短で柔らかくしたい方にもレッグストレッチャーはお勧めです。
股割りメソッド【上級編】②縦方向の正しいやり方5ステップ!
もう一つ、縦方向の上級編股割りメソッドをご紹介します。これができたら股割りマスターももう目の前です!
①両足を前後大きく開く
足が滑ったり重心がずれたりしないように、ヨガマットなどの上で足を前後に大きく開脚しましょう。
②目線を真っすぐにする
目線は真っすぐ前を見つめます。骨盤を立てる意識をしましょう。
③前側の脚のつま先を立てる
画像のように前の足のつま先を立てましょう。背筋を伸ばし腕を後ろ手に組みます。きつければ、画像のように手をついて行っても構いません。無理をしないことが大切です。
④腹式呼吸を行う
腹式呼吸を行います。10秒~1分程度が目安です。
⑤反対側も同様に行う
一度姿勢を元に戻したら、反対の足を前に出して同様に開脚しましょう。
股割りを成功させるための7つのコツを紹介!
①膝を曲げない
股割りを最短で成功させるコツは、まずは膝を曲げないことです。難易度は高いですが、股割りをマスターするためには必ず実行すべきコツです。まだ股関節が柔らかくない人は、膝を曲げて負担を軽減しようとしてしまいますが、膝はしっかり伸ばさないと柔らかくなりません。膝を伸ばさないと脚が開かないと感じてもまずは膝を伸ばすようにしましょう。
②骨盤の位置を意識する
骨盤の位置を意識することも股割りを最短で成功させる重要なコツです。開脚の股割りストレッチだと、骨盤が後ろに下がっていると背中も伸びず足を目いっぱいひらくこともできません。足を縦に開く股割りストレッチの場合、骨盤が体の中心にあり、同じ位置であることに気をつけねばなりません。壁を使った股割りストレッチではしっかり壁にお尻をつけて骨盤の位置に気を付けながら行わなければ効果がありません。
③股関節を広げることを意識して行う
股割りのコツは、片方の足を開いたときに反対側の足が寄っていかないようにしっかりと股関節を押しながら開いてあげることです。さらに股関節を大きく回してあげることも、可動域を上げるための重要なコツです。筋肉を伸ばすというよりは、しっかりと股関節を広げるという意識で行うことが、股割り成功の最短のコツです。
④腹式呼吸で行う
人間は普段、胸で呼吸する「胸式呼吸」を行っています。しかし、ストレッチを行う場合は「腹式呼吸」をすることが大切です。腹式呼吸のコツは、鼻または口から息を吸い、口から息を吐くこと、息を吸ったときおなかが膨らみ、息を吐くとおなかがへこむことの2つです。ストレッチを行うときについ息を止めてしまう人がいますが、筋肉を弛緩させるためにもしっかり腹式呼吸を徹底しましょう。
⑤正しい姿勢で行う
ストレッチの基本は姿勢を正すことです。頭を上に引っ張られているように背筋をピンと張り、肩を下に下に下げるのが基本の姿勢で、ストレッチを成功させるコツです。この姿勢を保つことで骨盤の位置が正しい位置になり、ストレッチの負荷も変わってきます。
上半身を前に倒すときもこの姿勢を崩さず倒れましょう。倒れるときに姿勢を正しく保つように意識していても腰あたりが曲がってしまう人が多いですが、背中を一直線に保つためにおなかを前に出すようにするのがコツです。
⑥できる自分をイメージする
ストレッチにイメージと言われてもピンとこない人が多いかもしれませんが、イメージは意外に人の体に影響を及ぼすものです。人間のイメージには想像以上の力があります。ストレッチのコツとなるイメージは、「柔らかいもの」をイメージすることです。例えば自分の体全体が「はちみつのように柔らかくトロトロのものになった」とイメージしてみます。そうすることで、わずかながらも股関節が開きやすくなるのです。股割りストレッチの際は積極的にイメージの力を取り入れていくことで最短で股割りを成功させるコツとなるでしょう。
⑦体を温める
最後のコツは「体を温める」ことです。なぜ体を温めなければならないかというと、体が温まっていないと筋肉が伸びにくいからです。筋肉は筋繊維という束で構成されています。この筋繊維の間にはコラーゲンが混ざっていて、筋肉を包んでいる膜もコラーゲンでできています。体温が低いと体が硬くなるのは、筋肉に混ざっているコラーゲンが固まっているからです。そのため、コラーゲンを柔らかくする(筋肉を柔らかくする)ために体温を高める必要があるのです。最短で股割りを成功させたいなら、しっかりと体を温めましょう。
股割りをする際の2つの注意点
股割りを最短でマスターする方法は少なく、多くは日々の積み重ねです。股割りに焦りは禁物です。効果を持続するためにも、以下の点に注意しましょう。
①無理せず少しずつ広げる
股割りもストレッチと同様に筋肉を引っ張る動きになるため、必ず無理をせずに少しずつ広げていきましょう。反動をつけながらやることも負担がかかるのでお勧めできません。毎日少しずつやることがコツです。
②股関節の筋を切るやり方は危険
もしも股割りを無理に行ってしまった場合、股関節の脱臼は人体の損傷などを起こしてしまう危険性があり大変危険です。焦らずに行うことが大切です。
股割りができるようになる期間は?
実際に股割りができるようになるまでどのくらいの期間がかかるのでしょう?最短でどの程度なのかなどご紹介いたします。
①早ければ1か月
股割りを毎日継続して行っていれば、早い人なら最短1ヶ月ぐらいでできるようになる人もいるようです。柔軟や筋トレと同様にコツコツ持続することで効果が出るでしょう。
②ずっとできない可能性もある
股割りは毎日コツコツ行えばいつかできると書きましたが、中にはお相撲さんですら引退するまでできるようにならなかった人もいるようです。人の体は千差万別。体質的にどうしてもできないこともあるようです。
③正しく行えばできるようになる
何はなくとも、まずは正しいやり方をきちんとマスターし、無理せず毎日継続して行うことが最短の成功のコツです。あきらめずにやり続けることが一番大切でしょう。
股割りにおすすめの器具3選!
股割りの効果を最短で得たい方には専用の器具がお勧めです。股割りをマスターするために、自分に合った器具を選びましょう。
①ALINCO(アルインコ)開脚ストレッチャー
腰痛に悩んでいる方、柔軟性を上げたい方にお勧めの器具です。開脚角度のメモリがついているので自分の現在のレベルが把握しやすいです。体格に合わせて本体支柱の長さと中央ハンドルの長さを調節できるので、子供から大人まで股割りを効果的にマスターできる器具です。使わないときはコンパクトに収納できます。
②viewing(ヴューイング)レッグストレッチャー
トレーニング時にくるぶしを優しく包む「くるぶしサポーター」付きの器具です。身長や柔軟度合いに応じてパイプの位置を調整できるので、年齢性別問わず使用できます。自分の力で引っ張ることで、無理なく効果的にトレーニングできます。血行が良くなり、冷え性対策に効果抜群の器具です。
③IROTEC(アイロテック)レッグストレッチャー
ハンドルで調整をしながら効果的に開脚ストレッチができる器具です。レッグパッドに足を固定してハンドルを引くだけで手軽に開脚ストレッチをマスターできます。柔軟性が向上し、腰痛予防の効果があります。男女兼用器具です。
股割りの参考になるおすすめの本3選!
股割りメソッドのコツや股割りの効果についてもっと知りたい!という方は、股割りについて書かれた本を読んでみるのもいいでしょう。おすすめの本を3冊ご紹介いたします。
①どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法
「開脚の女王」と呼ばれる筆者が開発した最強プログラムについて書かれた本です。ヨガインストラクターとして活躍している筆者は、体が柔らかくなる方法を次々開発し、生徒さんの中には60歳、70歳でも腰痛知らずで開脚をマスターしている人達がたくさんいるそうです!この本の出版にあたり開発された「開脚4週間プログラム」に注目したいですね。毎日5分程度のストレッチで、コツをおさえて最短開脚美人を目指せそうですね。
②最高に気持ちいい!硬いカラダがグーンと柔らかくなる(マガジンハウスムック)
「体が硬いのが悩み」「肩こり・腰痛が辛い」「正しいストレッチの方法が分からない」そんな方に最適な本です。1日なんと最短30秒でできるストレッチもあるのだとか!カラー写真でポーズが分かりやすいと評判の本です。本書には首から足の裏まで、体のすべての部位が載っているので、股割り以外にも興味がある方におすすめの本です。
③痛みなしに!「夢の360°開脚を叶える本」あなたが開脚できない理由ここにあります
本書の筆者は動画再生回数累計41万回を突破した監修者です。「体が硬い人はいません、硬い使い方をしているだけです」という筆者が初心者向けに360°開脚をマスターするコツを丁寧に紹介しています。さらに本書ではモデルの理想的なポーズと一般の方が実践してみたポーズの写真を掲載しており、安心して取り組むことができます。
股割りは継続が大切!正しく練習して結果に繋げよう!
いかがでしたか?股割りは、一部のスポーツをする人のためだけのものではなく、肩こり・腰痛の改善やしなやかで美しいボディラインを手に入れる美容的な要素など、非常に身近なものだといことがお分かりいただけたと思います。ご紹介したメソッドやおすすめの器具、本を駆使して、あなたに合った最短の股割りマスターを見つけてみてください。