『百合(ジャンル)』の意味とは?定着表現や人気作品も紹介!

百合の意味とは女性同士の愛を描いた作品のことを特にさしていう言葉ですが、百合とレズビアンは同じような意味のようですが違いがあるようです。この記事では百合の由来やその意味、レズビアンとの違いや、その他の同人用語まで紹介します。おすすめの百合作品も紹介しますよ。

『百合(ジャンル)』の意味とは?定着表現や人気作品も紹介!のイメージ

目次

  1. 1『百合』は同人用語?
  2. 2ジャンルとしての『百合』っていったい何?
  3. 3ジャンルとしての『百合』の語源と由来とは?
  4. 4ジャンルとしての『百合』の対義語2個!
  5. 5『百合』と『レズビアン』の違いとは?
  6. 6『百合』と『女体化』の違いとは?
  7. 7カップリング表記においての注意点を紹介!
  8. 8『百合』の使い方と例文を紹介!
  9. 9『百合』の定着表現6選!
  10. 10【ジャンル別】おすすめ百合作品9選!
  11. 11他にもある!代表的な同人用語17選!
  12. 12『百合』の意味を知って百合作品を楽しもう!

『百合』は同人用語?

「百合」という言葉をご存知でしょうか。百合は花のことではありません。同人用語の百合と言われると、知らない人も多いかもしれません。この記事では、「百合」の読み方かた由来、百合の意味まで詳しく紹介します。百合に興味がある方も初めて聞く方も参考にしてくださいね。

百合

ジャンルとしての『百合』っていったい何?

ジャンルとしての「百合」とはいったいどういう意味なのでしょうか。百合とはどんな意味でどのようなことをさすのでしょうか。「百合」の読み方から、その意味、百合展開という言葉の意味まで紹介します。

百合

『百合』の読み方

「百合」の読み方は、花の百合と同じ読み方で「ユリ」と読みます。百合という言葉はジャンルを分ける時に使われ、女性のために書かれた、女性同士の恋愛を描いた作品を特に百合と読んで区別します。同じようにジャンルを分けるものとして男性同士の恋愛を扱ったBLなどがあります。

『百合』の意味

百合の意味は、百合は女性同士の恋愛を扱った同性愛の作品という意味になります。恋愛だけでなく、女性同士の間に抱く憧れや友情もの、絆なども百合に分類されます。特に百合は恋愛作品であっても肉体関係はあまり重視されず、プラトニックな関係の作品や女性同士の深い友情などが百合とされます。

男性の同性の愛を描いた作品がBLと呼ばれますが、それに対して女性の同性同士の愛を描いた作品はGL、ガールズラブと呼ぶこともあります。

『百合展開』の意味

百合展開の読み方は「ユリテンカイ」と読みます。百合展開の意味とは、女性同士の恋愛に発展することをさしていいます。百合を扱った小説や漫画などでも使いますが、百合を扱っていない一般の小説や漫画などで女性の同性の恋愛に発展したときなどにも、「百合展開になった」などと使います。

百合

ジャンルとしての『百合』の語源と由来とは?

女性の同性の恋愛や深い絆などを扱った作品を「百合」と呼ぶようになった由来はいくつかありますが、一番有力な由来は「薔薇族」という雑誌が元になったといわれています。1970年代に男性の同性愛者向けの雑誌として「薔薇族」が創刊されました。この薔薇族の編集長が、薔薇族を読む女性の同性愛者のために、雑誌薔薇族の中に作ったコーナー「百合族の部屋」が百合の由来だといわれています。

薔薇の意味も男性の同性愛者の隠語として使われており、薔薇が使われるようになった由来も、古代ギリシャでは「男性同性愛者は薔薇の元で愛を確かめていた」という伝承に由来しています。日本では「歩く姿は百合の花」と言われるように女性を花の百合に例えたことから薔薇の対義語として百合になったようです。

薔薇

この百合が一般に認知されたのは、1980年代に公開されたポルノ映画「制服百合族」という作品に由来しています。この映画がヒットしシリーズ化され、80年代に百合族が流行語に上がったほどだったそうです。この映画のヒットのため、百合はピュアな女性同士の恋愛を意味するだけの言葉ではなくなってしまいましたが、後にレズビアンやGLという言葉が出てきたため、百合は現在では女性同士の恋愛全般からプラトニックな関係までを意味するようになりました。

ジャンルとしての『百合』の対義語2個!

女性同士の恋愛を主に描く百合ジャンルの対義語として、BL(ボーイズラブ)と、NL(ノーマルラブ)と大きくジャンルが分類されます。それぞれのジャンルを紹介します。

①BL(ボーイズラブ)

BL(ボーイズラブ)とは男性の同士の恋愛をあつかった小説や漫画などの作品を示すジャンルです。「耽美」や男性同士の恋愛の小説や漫画を扱った専門雑誌のタイトルから「JUNE」とも呼ばれることもありました。1990年代からBL(ボーイズラブ)という言葉が生まれ、いまでは男性同士の恋愛を扱った作品全般をBLと呼ぶようになりました。薔薇と言うこともあります。

BLは女性向けに書かれた男性同士の恋愛を描いた小説や漫画などの作品のことを意味し、男性向けに描かれたゲイの作品とは違うものになります。

②NL(ノーマルラブ)

NL(ノーマルラブ)とは、男性と女性の恋愛を描いた漫画や小説などの作品を扱ったジャンルを意味します。BLと百合やGLと区別するために生まれた言葉です。一般的な恋愛を描いた小説や漫画などは男性と女性の恋愛を描いていることが多いため、NLとわざわざ表記することは少ないですが、男女の恋愛を扱った作品だと主張したいときなどにNLと書いてジャンル分けします。

愛

『百合』と『レズビアン』の違いとは?

最近はLGBTという言葉も聞かれるようになりました。LGBTのLはレズビアンを示します。レズビアンは女性の同性愛者のことを意味する言葉になります。一方、百合やGLも女性同士の恋愛を表現した小説や漫画などの作品のことを意味しますが、レズビアンと百合には意味や解釈に違いがあるのです。

レズビアンは女性の同性愛者のことで、レズビアンの恋愛対象は女性のみになります。レズビアンの言葉の由来も、レスボス島という島に女性達から慕われた女性とその女性達の関係から由来しているといわれ、百合の由来とも全く違います。

百合とレズビアンの大きな違いはレズビアンは女性が恋愛対象になる女性のことを意味するのに対し、百合はジャンルなので、同性愛者でなくても成立します。例えば、恋愛感情とは言えない仲のいい友達同士や先輩後輩などの間柄でも広い意味で百合になります。また、レズビアンは1人でもレズビアンですが、女性が2人いないと百合という表現をしないという特徴もあります。

レズビアン
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『百合』と『女体化』の違いとは?

女体化というジャンルもあり、これも百合とは違います。女体化は男性キャラクターなど女性ではないものを創作するうえで性転換をさせて、女性や男性と恋愛させることです。また、男性キャラクターを両方女体化させてその2人の恋愛を描くという作品もあります。男性でありながら女性の心を持った人が女性になりたくて性転換するという事とは違います。

百合と同じように女体化した男性が女性になり女性との恋愛描く作品もありますが、元が男性ということもあり体や見た目が女性であっても、女体化させたキャラクターと女性との関係を描く作品は百合とは違うものとする人が多いです。女体化が苦手という人も多く、百合作品が好きな人であっても女体化した作品は好まない人も多いため、「にょたゆり」などの言葉を使って百合と区別するようです。

百合はプラトニックな関係や精神面を重視して描く作品が多いのに対し、女体化は女性になった体の描写が目的の場合や、このキャラクターが女性なら萌えるという視点から描かれるため、精神面を重視する百合と女体化には大きな違いがあるのです。

百合

カップリング表記においての注意点を紹介!

カップルを表すカップリング表記にもBLと百合では少し違いがあるようです。その違いをBLの場合と百合の場合に分けて紹介します。

小説

BLの場合

BLの場合、カップリングの表記はカップルの名前を続けて記載することで表現します。先に名前がある方が攻めで後に名前のある方が受けという意味になります。BLはカップリングをはっきりさせておく必要があり、攻めと受けを反対に書いてしまうと、別物の意味に捉えられるようです。

攻めと受けのキャラクターが反対なだけで、そのカップリングは受け入れられない人も多くいるので、BLの場合はカップリング表記には注意したほうがいいでしょう。

百合の場合

一方、百合の場合は、カップリング表記にあまりこだわりがありません。BLと同じように攻めと受けが存在するのであれば、攻めが前で後に受けの名前を記載します。しかし、反対になっていても同じものだという考えがあるため、そこにBLのカップリング表記とは大きな違いがあります。

百合の場合は、攻めと受けというこだわりが少ない人も多く、リバというどちらも攻めと受けの両方できるという考えの人が多いようです。しかし、BLと同じようにカップリング表記にこだわりをもつ人もいるため、攻めと受けが決まっているのであればBLと同じように表記したほうがよいでしょう。

『百合』の使い方と例文を紹介!

この章では百合の使い方の例文を紹介します。一般的には使用する機会がないかもしれませんが、百合に興味がある人と話すときはよく使われる言葉です。百合好きならぜひ使ってみてくださいね。

百合

私はやっぱり学園ものの百合作品が好きです。

百合といえば、女子高を舞台にした作品が多いです。そのため、学園ものの百合が好きだという人も多いようです。学園ものが好きな人は使ってみてください。

この作品は百合好きなら見たほうがいいよ。

おすすめの百合作品をおすすめしたいときに使います。百合が好きな人は百合好きなどと自分や百合が好きな人に向けて百合好きと使ったりします。

このアニメが百合展開なんだけど。

百合作品の2人が親密に描かれるシーンなどにも使われますが、百合を扱ったテーマの作品でないアニメなどの展開で女の子同士の仲がものすごく仲良くなったときなどにも使います。

『百合』の定着表現6選!

百合という言葉が使われている表現があります。その中からよく使われる百合を使った定着表現を6つ紹介します。

百合

①百合オタク

その名の通り百合が好きなオタクのことをさします。自分のことは百合オタクだと思っていても自分からは使わないため、百合好きなオタクに使うと怒られるかもしれません。

②百合マンガ

百合をテーマにした作品を描いた漫画のことをさします。百合専門誌に書かれているような百合をテーマにした作品から、青年漫画や少女漫画などでレズビアンやGLを扱った作品のことも含めて百合マンガという事もあります。

③百合アニメ

百合をテーマにした作品を描いたアニメのことです。オリジナルで描かれるアニメは少なく、最近は漫画や小説が原作のことが多いようです。百合をテーマにした作品ではなくても、女性同士の友情がテーマの作品も百合アニメと呼ぶ事もあります。

④百合キャラ

小説や漫画などの作品に登場するキャラクターの中で、女性が好きな女性キャラクターのことを百合キャラと呼びます。そのキャラクターがレズビアンである必要は無いようです。

⑤コミック百合姫

一迅社から発行されている、百合好きのための百合専門の漫画雑誌のことです。百合専門の漫画雑誌と言えばこの雑誌になります。

⑥百合の世界入門

玄光社から発行された百合作品の漫画や小説、アニメなどを紹介した本です。百合作品を厳選し、その解説などが紹介されています。百合用語などの解説もあり、百合好きや百合をもっと知りたい人のための本です。

【ジャンル別】おすすめ百合作品9選!

この章では、おすすめの百合作品を百合マンガ、百合アニメ、百合小説のジャンルに分けて百合作品をご紹介します。百合に興味のある方はぜひ手に取ってみてくださいね。

百合マンガ3選

青い花

1つ目のおすすめ百合マンガは、志村貴子原作の「青い花」です。鎌倉が舞台の作品で、ぞれぞれ違う女子高に通う二人の女子高校生を中心とした青春漫画です。百合マンガではあるのですが、ストーリーがしっかりしている、普通の青春漫画としても読めると、百合好きの間でも評価の高い作品です。

あの娘にキスと白百合を

2つ目のおすすめ百合マンガは「あの娘にキスと白百合を」です。こちらは中高大一貫の女子校で繰り広げられる少女たちの恋愛漫画です。ストーリーごとに主人公が変わるオムニバス形式になっています。百合好きには胸キュンしてしまうシーンが多いと人気の作品です。

citrus

3つ目のおすすめ百合マンガはサブロウタ原作の「citrus」です。百合漫画雑誌のコミック百合姫で連載されていました。母親の再婚で義理の姉妹となった女子高校生2人は価値観の違いから反発しながらもお互いを意識していく作品です。アニメ化もされ、漫画の続編も決定した人気の強い作品です。

百合アニメ3選

Candyboy

1つ目のおすすめ百合アニメは「Candyboy」です。同じ女子高で同じ寮の同じ部屋に住む双子の百合姉妹の日常を描いた作品です。放送されたのはテレビではなく、ネットで動画配信されました。百合好きの間で徐々に広まり、新しい話が配信されるたびに盛り上がりをみせました。古い作品ですが、今でも百合アニメといえば名前が上がる作品です。

ユリ熊嵐

2つ目におすすめする百合アニメは「ユリ熊嵐」です。2015年にテレビ放送された作品です。学園百合アニメですが、人食いグマが人間に化けて美味しそうな女の子を狙うというファンタジー要素が強い作品です。人気監督の作品という事もあり、百合好きの間では好みが分かれますが、好きな人はハマってしまう作品のようです。

ストロベリー・パニック

3つ目におすすめする百合アニメは「ストロベリー・パニック」です。2006年にテレビ放送された学園百合アニメです。男性が一切登場しない、セリフが面白いと当時は話題になりました。今でも根強いファンのいる百合アニメです。

百合小説/ラノベ3選

マリア様がみてる

1つ目のおすすめする百合小説/ラノベは今野緒雪原作の「マリア様がみてる」です。1997年から当時の女子中高生を中心に人気のあったコバルト文庫から刊行された人気シリーズで、アニメ化もされました。百合好きの間ではバイブルに近い作品で、他の百合作品に影響を与えた作品だといわれています。

安達としまむら

2つ目におすすめする百合小説/ラノベは、「安達としまむら」です。安達としまむらの2人の目線で日常が描かれる百合小説です。青春小説としても楽しむことができます。安達のしまむらへの友達以上の想いや何気ないやり取りが、百合好きにたまらない作品になっています。

紫色のクオリア

3つ目におすすめする百合小説/ラノベは「紫色のクオリア」です。百合のラノベとしても読めますが、SFライトノベルで、SF小説ファンにも評価の高い作品です。

他にもある!代表的な同人用語17選!

ジャンルとしての百合について紹介してきましたが、ここからは同人用語を紹介していきます。よく使われる同人用語の中から女性向けやBLなどに関連のあるの用語を中心に紹介します。

小説

①同人

同人という言葉の意味は、同じ趣味や信条を持った人というような意味ですが、同じ趣味の人達が集まって作品を作り自費出版をした本を同人誌といいます。古くは明治時代、著名な文豪達がまだ無名の時代に同志が集まり、自費で同人雑誌というものを作っていました。

今でも、同人雑誌を作る文化は残っていますが、同人用語としての同人は、オリジナルまたはパロディのイラストや小説、漫画をグループまたは個人で作り自費出版、またはネット上などで発表するオタク活動のことを意味します。

②萌え

かわいい、カッコいい、ときめきがある、胸が熱くなるような作品のストーリー展開や、そのように感じたキャラクターへの気持ちを表すときに使います。個人によって萌えの感じ方が違うので、同じキャラクター萌えでも人によって萌えの意味が違う事も多くあります。

百合

③オリジナル

原作は無く、キャラクター、ストーリー、世界観など全て自分で考えた小説や漫画、ゲームなどの作品のことをオリジナルと言います。一次創作と呼ばれることもあります。

④二次創作

小説や漫画などの原作があり、その原作のキャラクターを元に自分で好きなようにストーリーを作っていくことを二次創作と呼びます。原作からインスピレーションを受け、自分なりの解釈でストーリーなどを作っていくため、キャラクターは原作からの借り物ですが、ストーリーなどは創作になり、盗作とは全く別物になります。

⑤ジャンル

二次創作において、原作になる作品のことを意味します。多くは作品で分類され、その作品名をジャンルと言います。一次創作はオリジナルや創作というジャンルになり、その中でも漫画や小説など細かく分類されていきます。

小説

⑥三次創作

三次創作は二つの意味に別れます。一つは同人のオリジナルジャンル(または二次創作のパラレル作品)の作品のキャラクターや世界観、設定を使い、創作した作品のことを意味します。もう一つの使い方は、実在に存在する人物をモデルにした作品を三次創作と言います。どちらの意味になるかはジャンルで異なります。

⑦BL(ビーエル)

男性同士の恋愛を描いた小説や漫画、イラストなどの作品をBL、ボーイズラブと言います。隠語としてBLは薔薇と呼ばれる事もありますが、薔薇はあまり使われなくなり、BL(ビーエル)という言い方が一般的になりました。

⑧GL(ジーエル)

GLは女性同士の恋愛を描いた小説や漫画、イラストなどの作品を、GL、ガールズラブと言います。GLは百合と呼ばれることもあります。GLは比較的新しい言葉で、BLの対義語としてGLという言葉が生まれた経緯があるようです。

GL

⑨NL(エヌエル)

NLはノーマルラブとも呼ばれます。BLとGLを区別するために生まれた言葉で、男女の恋愛を描いた小説や漫画、イラストなどの作品を意味します。ラブを付けずにノーマルと言うこともあります。

⑩ゲイ

男性でありながら男性に恋愛感情を抱く人のことを意味します。ゲイはBLとは違い、BLは設定にもよりますが、男性が好きというわけでなくその人だから好きというものが多いですが、ゲイの場合は男性しか愛せない人という事になります。

⑪腐女子

BL作品を好きな女性たちのことを意味し、総称としても使います。腐女子の由来は、「男性同士の恋愛が好きな私たちは頭が腐っている」とい言った自虐から始まっており、婦女子の言葉をもじって「腐女子」とした言葉が広がりました。ちなみに、BLが好きな男性のことを腐男子と呼びます。

⑫女性向け

BL要素が強い作品や少女漫画のような、読者を女性対象にして作られた作品を分類して、女性向けといいます。同人ではBL要素の強い作品を女性が好んで読んだため、BL要素の強い作品を特に女性向けと言います。

作品

⑬やおい

やおいは女性向けのBL作品のことを特にやおいと呼びます。その由来は諸説あるようですが、一般的に言われているのが、萌えと性描写を重視したBL作品のストーリーに起伏が少ないことから、「山なしオチなし意味なし」の頭文字をとって「やおい」といわれるようになりました。数字表記で801と書けるため、数字の場合は暗号的な意味で使われます。

⑭男性向け

男性に人気の二次創作作品やオリジナル作品が、男性目線で書かれているストーリーの作品を分類して、男性向けといいます。性描写がある成人向けの作品が多いですが、日常ものやギャグ、ほのぼのとした作品もあります。女性向けに比べ、攻めキャラクターになった視点で書かれているものが多く、受けキャラと自分が何かをしているような作風で書かれているものが多いのが特徴です。

⑮カップリング

二次創作において、恋愛をしているキャラクターのカップルをカップリングと呼びます。攻め×受けの順で記載されます。同人においてカップリングの表記は攻めと受けを間違えると解釈や意味が全く違うので注意しなければならない点です。

⑯生もの

実在する人物を使って書いた同人作品のことを意味します。その実在する人物は同じ趣味をもった人にしかわからないように暗号化する場合が多いです。また、同人を知らない一般のファンや実在の人物に配慮しているため、このジャンルは他言無用などルールが厳しく、観覧にはパスワードが必要な場合が多いです。三次創作とも言われています。

⑰裏

R指定の描写がある作品を裏と言います。SNSが主流になる前の個人の同人サイトで発表していた時代に、R指定の作品を隔離して裏サイトを作ることが多かったため、R指定作品自体を裏と呼ぶようになりました。

『百合』の意味を知って百合作品を楽しもう!

小説

百合の意味や由来、同人用語まで紹介しましたがいかがでしたでしょうか。同性愛を扱った作品は昔からあり、百合もその流れを組んだものになっているといえるでしょう。百合という言葉を知って興味がある方もいるかもしれません。百合を扱った作品が増えてきていますし、気になる人はぜひ手にとってみてください。百合特有の世界観にハマってしまうかもしれませんよ。

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秋谷
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